国際医療福祉大学医学部の受験情報│入試問題の傾向と対策

国際医療福祉大学

 

国際医療福祉大学概略

国際医療福祉大学医学部は、国家戦略特別区域(国家戦略特区)のプロジェクトとして、2017(平成29)年に千葉県成田市に新設された、日本で最も新しい医学部です。「国際性を備えた医療人の育成」という明確なビジョンを掲げ、これまでの日本の医学教育にはない斬新かつグローバルな教育体制を敷いています。

本学の最大の特徴であり、受験生から絶大な人気を集める理由の一つが、私立大学医学部の中で「最も安い学費(6年間で1,850万円)」を実現している点です。これにより、国公立大学を第一志望とする優秀な学生が数多く併願・進学しており、新設校でありながら既に全国トップレベルの難易度と学生の質を誇っています。

また、1学年140名の定員のうち20名が留学生(アジア諸国等から選抜)で構成されており、キャンパス内は非常に国際色豊かです。国内外の多様な価値観に触れながら、将来、世界を舞台に活躍できる「グローバルな臨床医・医学研究者」を育成するための環境が完璧に整えられています。

2020年には国際的な医療拠点となる「国際医療福祉大学成田病院」が開院し、最先端の医療機器と世界水準の感染症対策を備えた環境下で、高度な臨床教育が行われています。

国際医療福祉大学医学部の特徴

1.大半の授業を英語で行う徹底した語学教育

1年次と2年次の基礎医学などの授業は、その大半が「英語」で行われます。留学生と共に学ぶ環境の中で、日常的に英語の医学用語やコミュニケーション能力を鍛え上げ、世界中の最新の医学論文に直接アクセスし、国際会議で堂々と発表できる語学力を養います。

2.全員必修の「4週間の海外臨床実習」

6年次には、すべての学生が海外の提携大学や医療機関(アメリカ、イギリス、アジア各国など)において、4週間にわたる臨床実習(クリニカル・クラークシップ)を行うことが必修となっています。世界の医療現場を肌で感じ、真の国際感覚を身につけます。

3.世界最大級のシミュレーションセンター(SCOPE)

成田キャンパス内には、約5,300㎡という世界最大級の広さを誇る医学教育シミュレーションセンターが完備されています。実際の病院を模した病棟や手術室、高度なシミュレーターを使い、臨床実習前に安全かつ徹底的に医療技術をトレーニングできます。

4.私立医学部で全国一安い学費による優秀な層の確保

6年間の学費総額が1,850万円と、私立医学部の中で最も低く設定されています。特待生制度も非常に充実しており、経済的負担を理由に医学部を敬遠していた全国の優秀な国公立志望者層が集まるため、非常にハイレベルな環境で切磋琢磨できます。

教育理念と3つのポリシー

国際医療福祉大学医学部では、「国際性を備えた医療人の育成」というビジョンを達成するため、明確な3つのポリシーを定めています。

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

医学を学ぶための優れた基礎学力と思考力に加え、英語での講義に対応できる高い語学力(またはそのポテンシャル)を持つ人物を求めています。国内外の医療課題に関心を持ち、国籍や文化の違いを超えて多様な人々とコミュニケーションを図り、グローバルに活躍しようとする強い意欲を重視します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

世界基準の医学教育(WFME基準)に対応したカリキュラムを編成しています。低学年での徹底した英語による医学教育、最先端のシミュレーション教育、そして国内外での合計90週におよぶ長期間の診療参加型臨床実習(うち4週間の海外実習を含む)により、世界で通用する実践的な臨床能力を育成します。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

医師として必要な高度な専門的知識・技能を修得し、国際的な視野と優れた語学力を用いて、国内外のあらゆる医療現場で安全な医療を提供できる能力を備えていることが求められます。高いプロフェッショナリズムと異文化理解の精神を持ち、多職種連携を牽引できる者に学位を授与します。

 

国際医療福祉大学ホームページ紹介

 

基本情報

住所
千葉県成田市公津の杜4丁目3
初年度納入金額
4,500,000円
学納金6年間総額
18,500,000円
募集人数
一般選抜:105名
大学入学共通テスト利用選抜:15名
留学生特別選抜:20名
帰国生選抜:若干名
偏差値
67.8
男女比
56:44

入試情報

前期
出願期間 2025/12/16(火)~2026/1/9(金)
1次試験日 2026/1/21(水)
1次合格発表日 2026/1/25(日)15:00
2次試験日 2026/1/28(水)~2/2(月) ※6日間のうちいずれか1日
合格発表日 2026/2/7(土)15:00
1次試験会場 【本学】成田キャンパス
【東京】五反田TOCビル(13階)
【大阪】TKPガーデンシティ大阪リバーサイドホテル
【福岡】福岡国際医療福祉大学 大学院 福岡キャンパス
2次試験会場 【本学】成田キャンパス
【東京】東京赤坂キャンパス

1次試験

教科 科目 選択 配点 時間
理科 『物理基礎・物理』『化学基礎・化学』『生物基礎・生物』 2科目選択 200点 120分
数学 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学A・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面) 必須 200点 80分
英語 英語コミュニケーション(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、論理・表現(Ⅰ・Ⅱ) 必須 200点 80分
小論文 600字以内 必須 段階評価 60分

2次試験

教科 科目 選択 配点 時間
面接 個人面接 必須  段階評価 約30分×2
※内容には変更等の可能性もございます。必ず大学の「入学者選抜要項」「学生募集要項」やホームページなどで、ご確認をお願い致します。

国際医療福祉大学 医師国家試験 合格率

回数(実施年) 受験者数 合格者数 合格率
第120回(2026年) 126人 124人 98.4%
第119回(2025年) 127人 127人 100.0%
第118回(2024年) 132人 131人 99.2%
第117回(2023年) 125人 124人 99.2%

 

国際医療福祉大学 医学部入試 傾向と対策

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国際医療福祉大学と同じく「新設医学部」として比較対象になりやすい大学です。設立の背景やカリキュラムの特色、学費などを比較することで、自身のキャリアプランに合った志望校選びに役立ちます。

学費が安く、英語力を重視する関東エリアの難関私立医学部として、国際医療福祉大学と併願されることが多い大学です。出題傾向や難易度の違いを把握し、ハイレベルな併願戦略を練るのにおすすめです。

国際医療福祉大学を含め、医学部入試では二次試験の面接が合否の重要な鍵を握ります。同大が掲げる国際的な視野や、多国籍な環境で学ぶ意欲を自分の言葉で論理的に伝えるための実践的な対策を確認できます。

国際医療福祉大学の総合型選抜や学校推薦型選抜を見据えるなら必読です。高い英語力を活かした自己アピールや小論文の書き方など、推薦・AO特有の対策をどう組み立てるかの指針が得られます。

アクセス

監修者紹介
岩崎陽一

株式会社アクト代表。PMD医学部専門予備校をはじめ、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・心理師・獣医師向けの各専門予備校を運営。長年にわたり、医学部受験、医療系学部受験、医療系国家試験対策に携わってきました。

PMD医学部専門予備校では、従来型の大教室授業ではなく、マンツーマン指導、生成AIの実践的活用、最新のITによる学習管理を組み合わせた指導体制を重視。受験生一人ひとりの状況に応じた学習設計と、答案作成まで見据えたアウトプット中心の支援を行っています。

医学部受験においては、単に知識を教えるだけでなく、「わかる」から「解ける」へと変える指導こそが重要であるという立場から、受験情報、学習法、小論文・面接対策、推薦入試、通信制高校からの進学、海外医学部進学など幅広いテーマで発信を続けています。