帝京大学医学部の受験情報│入試問題の傾向と対策

帝京大学

 

帝京大学概略

帝京大学医学部は、1971(昭和46)年に創設された私立医科大学です。教育の指針として「自分流(自ら考え、判断し、行動し、その結果に責任を持つこと)」を掲げており、医学的知識のみならず、変化の激しい現代医療において主体的に行動できる医師の育成を目指しています。

医学部の拠点である板橋キャンパス(東京都板橋区)には、特定機能病院である「帝京大学医学部附属病院」が併設されています。2009年に全面開院したこの新病院は、最新の医療設備を備え、24時間体制のER(救急医療センター)や高度救命救急センターを擁する、東京都北西部における医療の中核拠点です。

また、医学部・薬学部・医療技術学部の3学部が集結した「板橋キャンパス」という環境を活かし、チーム医療の重要性を学生時代から深く学べる体制を構築しています。これにより、多職種と円滑に連携できる実践的なコミュニケーション能力を備えた医療人を輩出しています。

入試制度においても、選択科目の自由度が高い独自の試験方式を採用しており、多様なバックグラウンドを持つ意欲的な学生が集まる活気ある学風が特徴です。

帝京大学医学部の特徴

1.「実学・国際性・開放性」を柱とした教育

帝京大学の教育理念である「実学(論理的思考に基づいた実践)」を重んじています。基礎医学の知識を臨床現場でどう活かすかというプロセスを重視し、早期臨床体験やシミュレーション教育を通じて、臨床医としての確かな土台を築きます。

2.都内有数の救急・高度医療拠点での臨床教育

板橋の附属病院は、ドクターカーの運用や高度救命救急センターの指定を受けるなど、救急医療の最前線です。診療参加型臨床実習では、多種多様な症例に触れることができ、急性期から慢性期、そして緩和ケアに至るまで、幅広い診療能力を習得できます。

3.学外・海外実習の多様な選択肢

附属病院以外にも、溝口病院(川崎市)、ちば総合医療センター(市原市)といった関連病院での実習が可能です。また、英国オックスフォード大学などの著名な海外提携校との交換留学プログラムも充実しており、国際的な視野を持つ医師を目指す環境が整っています。

4.学生の個性を尊重するサポート体制

「自分流」の精神に基づき、学生の自主的な学びを支援しています。アドバイザー(教員)によるきめ細かな学修指導や、国家試験合格に向けた段階的な模擬試験・補習体制が整っており、個々の学習習熟度に応じた手厚いフォローが行われています。

教育理念と3つのポリシー

帝京大学医学部では、教育指針「自分流」を体現し、社会に貢献できる誠実で有能な医師を育成するため、以下の3つのポリシーを定めています。

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

医学を学ぶための十分な基礎学力に加え、社会に対する深い関心と高い倫理性を持つ人物を求めています。「自分流」の精神に基づき、自ら目標を掲げて学習に取り組む意欲があり、他者と協調してチーム医療を実践できるコミュニケーション能力を備えた受験生を重視します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

「実学」を重視し、1年次から医療現場を体験する早期臨床体験を導入しています。基礎医学から臨床医学へのスムーズな移行を目指した統合型カリキュラム、シミュレーション教育、そして附属3病院を活用した質の高い診療参加型臨床実習を通じて、医師としてのプロフェッショナリズムと実践能力を段階的に育成します。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

医師として必要な専門知識・技能を修得し、患者本位の安全な医療を提供できる能力を備えていることが求められます。「自分流」の精神に基づき、論理的思考を持って生涯自律的に学び続ける姿勢、そして多職種と連携して医療を推進できる高い人間性を身につけた者に学位を授与します。

 

帝京大学ホームページ紹介

 

基本情報

住所 東京都板橋区加賀2丁目11-1
初年度納入金額 9,370,160円
学納金6年間総額 39,380,160円
募集人数
一般選抜 定員77名(茨城県枠恒久定員1名を含む)、臨時定員(特別地域枠)9名※
共通テスト利用選抜 8名
学校推薦型選抜(公募) 15名
総合型選抜 10名
偏差値 66.7
男女比 63:37

入試情報

前期
出願期間 2025/12/18(木)~2026/1/14(水)
1次試験日 2026/1/22(木),23(金),24(土) ※試験日自由選択制
1次合格発表日 2026/1/28(水)
2次試験日 2026/2/5(木),6(金) ※出願時に選択
合格発表日 2026/2/14(土)
1次試験会場

【東京】板橋キャンパス

2次試験会場 【東京】板橋キャンパス

1次試験

教科 科目 選択 配点 時間
外国語 英語コミュニケーション(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、論理・表現(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ) 必須  100点 -
『数学』『物理』『化学』『生物』『国語』  ・数学Ⅰ・Ⅱ、数学A(図形の性質、場合の数と確率)・数学B(数列)・数学C(ベクトル)
・物理基礎・物理
・化学基礎・化学
・生物基礎・生物
・現代の国語、言語文化(古文・漢文を除く)
2科目選択 100点×2 -

2次試験

教科 科目 選択 配点 時間
課題作文 出題されたテーマについて、キーワードをすべて使って、自分自身の考えを300字以内で書く 必須 - -
面接 受験者1名に対し、教員2名 必須 - 10分程度
※内容には変更等の可能性もございます。必ず大学の「入学者選抜要項」「学生募集要項」やホームページなどで、ご確認をお願い致します。

帝京大学医学部 医師国家試験 合格率

回数(実施年) 受験者数 合格者数 合格率
第120回(2026年) 123人 111人 90.2%
第119回(2025年) 150人 143人 95.3%
第118回(2024年) 122人 113人 92.6%
第117回(2023年) 140人 116人 82.9%
第116回(2022年) 164人 146人 89.0%
第115回(2021年) 140人 112人 80.0%
第114回(2020年) 141人 112人 79.4%
第113回(2019年) 146人 114人 78.1%
第112回(2018年) 139人 117人 84.2%
第111回(2017年) 115人 86人 74.8%

帝京大学 医学部入試 傾向と対策

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帝京大学医学部の受験を検討している方は、大学別の特徴だけでなく、都内・関東エリアの私立医学部との違い、特殊な入試科目選択の戦略、面接対策まであわせて確認しておくと、志望校選びと受験戦略の精度が上がります。

都内にキャンパスを構え、帝京大学と併願検討されやすい私立医学部の一つです。標準的な問題を確実に解く力が求められる杏林大学と、独自の科目選択制を持つ帝京大学の入試傾向を比較することで、より自分に適した対策に注力できます。

関東エリアで医学部を検討する際、帝京大学と並んで受験候補に挙がりやすい一校です。入試日程の組み合わせや、試験日を自由に選べる帝京大学のシステムを最大限活用した併願スケジュールの構築に役立ちます。

帝京大学を含め、医学部入試では二次試験の面接評価が重要視されます。自分の得意科目を活かした受験戦略の正当性や、医師としての適性を問う質問に対し、自分の言葉で論理的に答えるための実践的なノウハウを確認できます。

帝京大学の学校推薦型選抜や、科目選択の戦略が鍵を握る一般入試を見据えるなら必読です。基礎学力に加え、面接でのアピールや志望理由書の完成度をマンツーマンでどう組み立てるかのイメージがつかみやすくなります。

アクセス

監修者紹介
岩崎陽一

株式会社アクト代表。PMD医学部専門予備校をはじめ、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・心理師・獣医師向けの各専門予備校を運営。長年にわたり、医学部受験、医療系学部受験、医療系国家試験対策に携わってきました。

PMD医学部専門予備校では、従来型の大教室授業ではなく、マンツーマン指導、生成AIの実践的活用、最新のITによる学習管理を組み合わせた指導体制を重視。受験生一人ひとりの状況に応じた学習設計と、答案作成まで見据えたアウトプット中心の支援を行っています。

医学部受験においては、単に知識を教えるだけでなく、「わかる」から「解ける」へと変える指導こそが重要であるという立場から、受験情報、学習法、小論文・面接対策、推薦入試、通信制高校からの進学、海外医学部進学など幅広いテーマで発信を続けています。