近畿大学医学部の受験情報│入試問題の傾向と対策

近畿大学

 

近畿大学医学部概略

近畿大学医学部は、1974(昭和49)年に西日本有数のスケールを誇る総合大学・近畿大学の医学部として創設されました。建学の精神である「実学教育」と「人格の陶冶」を教育の柱とし、さらに医学部独自の理念として「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人を育成すること」を掲げています。

2025年には大阪府堺市に最新鋭の設備を誇る新キャンパスおよび新病院が開設され、次世代の医療を担うにふさわしい圧倒的な教育・研究・診療環境が整いました。総合大学ならではの多様な価値観に触れられる強みを生かし、豊かな人間性と倫理観を備えた良医の育成に取り組んでいます。

最先端の医療技術を実践的に学べる環境のもと、基礎医学と臨床医学のバランスが取れたカリキュラムを展開し、地域医療への貢献から世界的な医学研究まで、幅広い分野で活躍できる医療人を継続的に社会へ輩出しています。

近畿大学医学部の特徴

1.「人に愛され、信頼され、尊敬される」良医の育成

医学的知識や技術の習得だけでなく、患者の痛みに寄り添い、人間愛にあふれた温かい心を持つ医師の育成を重視しています。医療倫理やコミュニケーション能力を育む教育プログラムが充実しています。

2.最新鋭の堺新キャンパスと附属病院

2025年に開設された堺市の新キャンパスは、国内最高水準のシミュレーションセンターやICT機器を完備しています。併設された最新鋭の近畿大学病院において、最前線の高度先進医療を間近で学ぶことができます。

3.充実した国家試験対策とサポート体制

少人数制のグループ学習や、学生一人ひとりの学習進度に合わせたきめ細やかな個別指導(チュートリアル教育)を実施しています。手厚いサポート体制により、毎年高い医師国家試験合格率を維持しています。

4.「実学教育」に基づく実践的な臨床実習

建学の精神である「実学教育」を臨床実習にも色濃く反映しています。長期間にわたる診療参加型臨床実習(クリニカル・クラークシップ)を通じて、医療現場で即戦力となる実践的な問題解決能力を徹底的に鍛えます。

教育理念と3つのポリシー

近畿大学医学部では、建学の精神と医学部の理念を具現化し、社会から求められる「良医」を育成するために、以下の3つのポリシーを定めています。

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

医学を学ぶ上で必要な高い基礎学力と思考力を持つとともに、「人に愛され、信頼され、尊敬される」医療人を目指す強い熱意と豊かな人間性を備えた人物を求めています。協調性があり、他者の痛みを理解し、生涯にわたり医学・医療を通じて社会に貢献する意欲を重視します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

「実学教育」の理念に基づき、基礎医学から臨床医学までを効率的に学ぶ統合型カリキュラムを編成しています。早期体験学習によるモチベーションの向上、最新のICTやシミュレーターを活用した技術修得、そして充実した診療参加型臨床実習により、確かな臨床能力とプロフェッショナリズムを段階的に育成します。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

医師として必要な医学的知識・技能・態度を修得し、患者中心の安全な医療を実践できる能力を備えていることが求められます。また、高い倫理観と豊かな人間性、多職種と連携できる協調性、そして科学的探究心を持ち、生涯にわたって自律的に学び続ける姿勢を身につけた者に学位を授与します。

 

近畿大学ホームページ紹介

近畿大学

近畿大学_医学部

近畿大学_医学部入試情報

アドミッション・ポリシー

 

基本情報

住所 大阪府大阪狭山市大野東377-2
初年度納入金額 6,824,500円
学納金6年間総額 35,857,000円
募集人数 一般・前期(A日程):55名
一般・後期:5名
共通テスト利用・前期:5名
共通テスト利用・中期:3名
共通テスト利用・後期:2名地域枠入試:大阪府1名、和歌山県1名、静岡県10名
推薦:25名
偏差値 67.6
国試合格率 92.6%
主な就職先 近畿大学医学部附属病院
男女比 63:37

2026年度入試情報

前期(A日程)後期

 

出願期間 2025年(令和7年)12月12日(金)~2026年(令和8年)1月9日(金)〈消印有効〉
1次試験日 1月25日(日)
1次合格発表日 2月4日(水)
2次試験日 2月8日(日)
合格発表日 2月20日(金)
1次試験会場 【大阪】東大阪キャンパス
【東京】TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原
【名古屋】TKPガーデンシティPREMIUM名古屋新幹線口
【広島】広島県JAビル
【福岡】北九州予備校(博多駅校)
2次試験会場 【本学】おおさかメディカルキャンパス

1次試験

教科 科目 配点
数学 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B(数列)・数学C(ベクトル) 100点/60分
外国語 コミュニケーション英語(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、論理・表現(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ) 100点/60分
理科(2科目選択) 物理「物理基礎・物理」
化学「化学基礎・化学」
生物「生物基礎・生物」
200点/120分

2次試験

教科 選考 配点
小論文 与えられた主題について論述する。 段階評価/40分
面接(個人) 1人10分程度 段階評価
※内容には変更等の可能性もございます。旧教育課程履修者等に対する経過措置の情報も併せて、必ず大学の「入学者選抜要項」「学生募集要項」やホームページなどで、ご確認をお願い致します。
出願期間 2026年(令和8年)2月2日(月)~2月16日(月)〈消印有効〉
1次試験日 3月1日(日)
1次合格発表日 3月8日(日)
2次試験日 3月12日(木)
合格発表日 3月19日(木)
1次試験会場 【大阪】東大阪キャンパス
【東京】代々木ゼミナール本部校代ゼミタワー
2次試験会場 【本学】おおさかメディカルキャンパス

1次試験

教科 科目 配点
数学 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B(数列)・数学C(ベクトル) 100点/60分
外国語 コミュニケーション英語(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、論理・表現(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ) 100点/60分
理科(2科目選択) 物理「物理基礎・物理」
化学「化学基礎・化学」
生物「生物基礎・生物」
200点/120分

2次試験

教科 選考 配点
小論文 与えられた主題について論述する。 段階評価/40分
面接(個人) 1人10分程度 段階評価
※内容には変更等の可能性もございます。旧教育課程履修者等に対する経過措置の情報も併せて、必ず大学の「入学者選抜要項」「学生募集要項」やホームページなどで、ご確認をお願い致します。

近畿大学医学部 一般選抜募集状況

年度 募集人員 志願者 受験者 1次合格者 正規合格者 繰上合格者 総合格者 志願者合格倍率 倍率
2025 55 1,548 1,479 229 131 11.8 11.3
2024 55 1,964 1,846 237 130 15.1
2023 55 1,522 1,426 228 110 13.8
2022 55 1,496 1,397 118 12.7
2021 55
2020 55 1,236 1,172 132 8.9 10.6
2019 65 1,327 1,250 126 10.5 nan
2018 65 1,645 1,570 241 125 147 11.2 nan
2017 65 1,750 1,655 151 11.6 nan
2016 65 1,902 1,811 171 10.6 nan

近畿大学 医師国家試験 合格率

回数(実施年) 受験者数 合格者数 合格率
第120回(2026年) 97人 85人 87.6%
第119回(2025年) 127人 116人 91.3%
第118回(2024年) 106人 99人 93.4%
第117回(2023年) 115人 108人 93.9%
第116回(2022年) 135人 131人 97.0%
第115回(2021年) 126人 110人 87.3%
第114回(2020年) 113人 110人 97.3%
第113回(2019年) 114人 105人 92.1%
第112回(2018年) 115人 103人 89.6%
第111回(2017年) 103人 91人 88.3%

近畿大学 医学部入試 傾向と対策

解説動画

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近畿大学医学部の受験を検討している方は、大学別の特徴だけでなく、関西圏の他私立医学部との違い、多岐にわたる入試形式への対策、面接・推薦対策まであわせて確認しておくと、志望校選びと受験戦略の精度が上がります。

同じ大阪府内の私立医学部として、最も比較されやすい大学です。入試問題の難易度や、標準的な問題を確実に解く力が求められる近畿大学との出題傾向の違いを把握することで、より確実な併願戦略を立てられます。

近畿大学と同じ関西エリアで、地理的にも近く併願者が非常に多い大学です。大学ごとの特色やカリキュラム、キャンパスライフの違いを比較しながら、将来の医師像に合わせた志望順位の整理に役立ててください。

近畿大学医学部を含め、医学部入試では面接が合否の重要な鍵となります。集団面接や個別面接への対応、自分自身の体験に基づいた志望理由の構築方法など、学科試験後の二次試験を突破するためのノウハウを確認できます。

近畿大学が実施する推薦入試(一般公募)を見据えるなら必読です。高い倍率の中で勝ち抜くための小論文の書き方や、面接での自己アピールなど、推薦入試特有の対策をどのように進めるかの指針が得られます。

アクセス

監修者紹介
岩崎陽一

株式会社アクト代表。PMD医学部専門予備校をはじめ、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・心理師・獣医師向けの各専門予備校を運営。長年にわたり、医学部受験、医療系学部受験、医療系国家試験対策に携わってきました。

PMD医学部専門予備校では、従来型の大教室授業ではなく、マンツーマン指導、生成AIの実践的活用、最新のITによる学習管理を組み合わせた指導体制を重視。受験生一人ひとりの状況に応じた学習設計と、答案作成まで見据えたアウトプット中心の支援を行っています。

医学部受験においては、単に知識を教えるだけでなく、「わかる」から「解ける」へと変える指導こそが重要であるという立場から、受験情報、学習法、小論文・面接対策、推薦入試、通信制高校からの進学、海外医学部進学など幅広いテーマで発信を続けています。