【最新情報】2026年度医学部定員見直しと地域枠拡大の動向 ― 医師偏在対策の強化へ
【最新情報】医学部定員見直しと地域枠拡大の動向 ― 医師偏在対策の強化へ
2025年1月21日、文部科学省にて「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会(第9回)」が開催されました。
全国的な医師数は増加傾向にある一方で、地域格差や高齢化による偏在が深刻化しており、医学部の入学定員や地域枠制度の抜本的見直しが進められています。
医学部臨時定員の再配分が本格化
令和7年度の医学部入学定員は総数9,393名。医師多数県では定員を最大20%削減し、一方で医師不足が深刻な県では定員の増加が認められました。
今後は「若手医師が少ない」「高齢医師の割合が高い」県に対して優先的に配慮した配分が行われる予定です。
地域枠の拡大と恒久定員化
地域枠医師の配置が医師多数地域に偏っているという実態を踏まえ、地域枠を臨時定員から恒久定員へ移行する方針が打ち出されました。
具体的には、定員100名あたり4名以上の地域枠を恒久的に設定することが推奨されています。
医療需要の変化と「定員の適正化」
医療需要は2040年頃をピークに減少していくと予測されており、入院・外来患者数ともに減少傾向にあります。
医師数の増加が過剰になれば、教育・研修の質の低下や医療費増加といった新たな課題も生じかねません。
地域医療の担い手を目指す受験生に求められる視点
今後の医学部入試では、「地域医療への貢献意欲」や「地元志向」がより重視される傾向にあります。
PMD医学部専門予備校では、こうした時代の流れを踏まえた以下のコースをご用意しています:
- 地域枠・地元推薦入試対応コース
- 総合型選抜(旧AO入試)対策
- 志望理由書・面接・小論文の徹底指導
- 地域医療に関する最新トピックの授業
PMDからのメッセージ
医師になる夢を叶えるためには、学力だけでなく「どこで・どんな医療を担いたいか」という視点が問われる時代です。
PMDは、地域に根差した未来の医師を全力でサポートいたします。