聖マリアンナ医科大学医学部の受験情報│入試問題の傾向と対策

聖マリアンナ医科大学

 

聖マリアンナ医科大学概略

聖マリアンナ医科大学は、1971(昭和46)年に創設された、キリスト教的人類愛を教育の根幹に置く私立医科大学です。「生命の尊厳を深く認識し、人類愛に満ちた、高度な知識と技術を備えた医師の養成」を使命としています。

神奈川県川崎市宮前区の広大なキャンパスには、特定機能病院である「聖マリアンナ医科大学病院」が併設されています。2023年には新本館が開院し、最新鋭の医療設備と癒やしの環境を兼ね備えた高度医療拠点として、地域のみならず全国から多くの患者が訪れています。

本学の最大の特徴は、教育・研究・診療のすべてにおいて「人間性」を最優先する姿勢です。単なる医学的知識の伝達にとどまらず、患者一人ひとりの苦しみに寄り添い、全人的なケアを提供できる「温かい手を持つ医師」の育成を重視しています。

本院のほかに「横浜市西部病院」「川崎市立多摩病院」「東横病院」という特色ある3つの教育病院を擁しており、これらが連携して首都圏の救急医療、高度周産期医療、がん医療、難病治療を支える巨大な医療ネットワークを形成しています。

聖マリアンナ医科大学医学部の特徴

1.キリスト教的人類愛に基づくヒューマニズム教育

「病める人を救いたい」という純粋な奉仕の精神を育むため、倫理観や死生観を学ぶカリキュラムを充実させています。知識としての医学だけでなく、患者の心に寄り添う共感力と、医師としての高い品格を身につけることを目指しています。

2.最新鋭の新本館を核とした高度な臨床実習

2023年に開院した最新の大学病院では、ロボット支援手術や高度な画像診断装置など、最先端の医療環境が整っています。学生は診療参加型臨床実習(クリニカル・クラークシップ)を通じて、医療チームの一員として最前線の高度医療を直接体験します。

3.国内屈指の救急医療・難病治療の拠点

高度救命救急センターやがんセンターに加え、難病治療研究センターを設置しており、難度の高い疾患に対する研究と診療を強力に推進しています。特に救急医療においては、神奈川県全体の救急体制の中核を担っており、実践的な即戦力を磨く場として最適です。

4.学生主体の学び(PBL)と手厚いサポート

問題解決型学習(PBL)を積極的に導入し、自ら考え解決する能力を養います。また、教員が少人数の学生を継続的に指導する「チューター制度」など、学習面や生活面のサポートが充実しており、国家試験合格に向けて一歩ずつ着実に進める環境です。

教育理念と3つのポリシー

聖マリアンナ医科大学では、「人類愛」の精神を体現し、次世代の医療をリードする医師を育成するため、以下の3つのポリシーを定めています。

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

医学を学ぶための高い学力と論理的思考力を備え、キリスト教的人類愛に基づく本学の理念に強く共感する人物を求めています。生命の尊厳を深く理解し、他者のために献身的に尽くそうとする意志と、チーム医療において協調性を発揮できるコミュニケーション能力を重視します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

基礎医学と臨床医学を有機的に統合し、螺旋状に理解を深めるスパイラル型カリキュラムを編成しています。早期からの臨床体験で人間愛を育み、シミュレーション教育で確かな技術を習得したのち、特色ある4つの附属・教育病院を活用した臨床実習により、高度な専門能力と問題解決能力を段階的に育成します。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

医師として必要な専門的知識・技能・態度を修得し、人類愛に基づいて安全で質の高い医療を提供できる能力を備えていることが求められます。高い倫理観とプロフェッショナリズムを持ち、医学の進歩に合わせて生涯にわたり自律的に学び続ける姿勢を身につけた者に学位を授与します。

 

聖マリアンナ医科大学ホームページ紹介

聖マリアンナ医科大学

聖マリアンナ医科大学_医学部

聖マリアンナ医科大学_医学部入試情報

アドミッション・ポリシー

 

基本情報

住所 神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
初年度納入金額 6,970,000円
学納金6年間総額 35,152,000円
募集人数
一般選抜 前期 約75名
後期 約10名
学校推薦型選抜 一般公募制 約20名
神奈川県地域枠 7名
共通テスト利用選抜 約5名
偏差値 65.9
主な就職先 聖マリアンナ医科大学附属病院、学外研修施設
男女比 42:58

入試情報

前期後期
出願期間 令和7年12月15日(月)~令和8年1月21日(水)
1次試験日 2月5日(木)
1次合格発表日 2月10日(火)午前10時
2次試験日 2月14日(土)・15日(日)〔いずれか1日〕
合格発表日 2月19日(木)午前10時
1次試験会場 パシフィコ横浜ノース
2次試験会場 本学(聖マリアンナ医科大学)

1次試験

教科 科目 配点
英語 英語コミュニケーションⅠ、Ⅱ、Ⅲ、論理・表現Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 100点
数学 数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(数列),数学C(平面上の曲線と複素数平面) 100点
理科(2科目選択) 物理(物理基礎・物理)
化学(化学基礎・化学)
生物(生物基礎・生物)
200点

2次試験

教科 選考 配点
小論文 読解力、理解力、文章表現力、論理性等を評価する。 50点
面接 将来、医療を担う人材としての目的意識、態度、表現力、積極性、協調性、社会性等を総合的に評価する。 50点
適性検査 適性検査の結果は、面接時の参考とする。 -
出願書類 志願票・調査書・活動実績報告書は、面接時の参考とし、評価結果は面接の評価に加味する。 -
※内容には変更等の可能性もございます。旧教育課程履修者等に対する経過措置の情報も併せて、必ず大学の「入学者選抜要項」「学生募集要項」やホームページなどで、ご確認をお願い致します。
出願期間 令和8年2月16日(月)~令和8年2月20日(金)
1次試験日 3月3日(火)
1次合格発表日 3月10日(火)午前10時
2次試験日 3月13日(金)
合格発表日 3月19日(木)午前10時
1次試験会場 パシフィコ横浜ノース
2次試験会場 本学(聖マリアンナ医科大学)

1次試験

教科 科目 配点
英語 英語コミュニケーションⅠ、Ⅱ、Ⅲ、論理・表現Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 100点
数学  数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(数列),数学C(平面上の曲線と複素数平面) 100点
理科(2科目選択) 物理(物理基礎・物理)
化学(化学基礎・化学)
生物(生物基礎・生物)
200点

2次試験

教科 選考 配点
小論文 読解力、理解力、文章表現力、論理性等を評価する。 50点
面接 将来、医療を担う人材としての目的意識、態度、表現力、積極性、協調性、社会性等を総合的に評価する。 50点
適性検査 適性検査の結果は、面接時の参考とする。 -
出願書類 志願票・調査書・活動実績報告書は、面接時の参考とし、評価結果は面接の評価に加味する。 -
※内容には変更等の可能性もございます。旧教育課程履修者等に対する経過措置の情報も併せて、必ず大学の「入学者選抜要項」「学生募集要項」やホームページなどで、ご確認をお願い致します。

聖マリアンナ医科大学 医師国家試験 合格率

回数(実施年) 受験者数 合格者数 合格率
第120回(2026年) 115人 104人 90.4%
第119回(2025年) 113人 102人 90.3%
第118回(2024年) 121人 117人 96.7%
第117回(2023年) 128人 114人 89.1%
第116回(2022年) 122人 112人 91.8%
第115回(2021年) 120人 115人 95.8%
第114回(2020年) 113人 108人 95.6%
第113回(2019年) 124人 119人 96.0%
第112回(2018年) 118人 110人 93.2%
第111回(2017年) 124人 106人 85.5%

聖マリアンナ医科大学 医学部入試 傾向と対策

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聖マリアンナ医科大学医学部の受験を検討している方は、大学別の特徴だけでなく、神奈川・関東エリアの私立医学部との違い、面接対策、推薦・現役優先枠対策まであわせて確認しておくと、志望校選びと受験戦略の精度が上がります。

聖マリアンナ医科大学と同じ神奈川県内にあり、併願検討されやすい私立医学部の一つです。出題傾向や難易度の違い、試験日程を比較することで、移動の負担も含めた無理のない受験スケジュールの組み立てに役立ちます。

同じく神奈川県内にキャンパスを構える人気の医学部です。2日間の試験日自由選択制を採用する東海大学と、標準的な記述力を問う聖マリアンナ医科大学の出題形式を比較しながら、戦略的な併願プランを練るのにおすすめです。

聖マリアンナ医科大学を含め、医学部入試では二次試験の面接が非常に重視されます。「生命の尊厳」を重んじる大学独自の校風への理解や、医師としての適性を問う質問に対し、自分の言葉で論理的に答えるための実践的な対策を確認できます。

聖マリアンナ医科大学の学校推薦型選抜(指定校・公募など)を見据えるなら必読です。読解力が問われる小論文の書き方や、面接での自己アピールなど、一般入試とは異なる特有の対策をマンツーマンでどう組み立てるかの指針が得られます。

アクセス

監修者紹介
岩崎陽一

株式会社アクト代表。PMD医学部専門予備校をはじめ、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・心理師・獣医師向けの各専門予備校を運営。長年にわたり、医学部受験、医療系学部受験、医療系国家試験対策に携わってきました。

PMD医学部専門予備校では、従来型の大教室授業ではなく、マンツーマン指導、生成AIの実践的活用、最新のITによる学習管理を組み合わせた指導体制を重視。受験生一人ひとりの状況に応じた学習設計と、答案作成まで見据えたアウトプット中心の支援を行っています。

医学部受験においては、単に知識を教えるだけでなく、「わかる」から「解ける」へと変える指導こそが重要であるという立場から、受験情報、学習法、小論文・面接対策、推薦入試、通信制高校からの進学、海外医学部進学など幅広いテーマで発信を続けています。