【通信制高校】から医学部へ!推薦入試での合格事例と成功のポイント

 

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1. はじめに|通信制高校から医学部を目指せるのか?

「通信制高校だと医学部は難しいのでは」と感じる人は多いと思います。けれど実際には、通信制高校から医学部に進学した人はいます。ポイントは、一般入試だけにこだわらず、推薦入試(地域枠・総合型・学校推薦型など)も視野に入れて、早い段階から準備を始めることです。

通信制高校の学びは、自分でペースを作って進める場面が多い分、「続ける力」や「自分を整える力」が身につきやすい面があります。推薦入試では、成績(評定平均)だけでなく、志望理由書、面接、小論文、活動実績などを通して「どんな医師になりたいか」「そのためにどんな積み上げをしてきたか」が見られます。

ここでは、通信制高校から医学部に合格した3つの事例を、実際に何をどう進めたのかがわかるように、具体的な場面も入れて紹介します。

2. 通信制高校から医学部に合格した3つの事例

合格事例1:学習の組み立てを徹底し、地域枠推薦で合格(Kさん・国公立大学医学部)

背景

Kさんは、高校1年生のときに全日制高校から通信制高校へ転校しました。理由は体調不良で通学が難しくなったためです。転校した直後は、授業の形も生活リズムも変わり、「この状態で医学部を目指していいのか」と不安もありました。

そこでKさんが最初にやったのは、「頑張る」ではなく「回る形を作る」ことでした。体調が比較的安定しやすい時間帯を見つけ、その時間に暗記や基礎を入れる。午後に少し余裕がある日は演習を進め、夜は短い復習だけにする。体調が悪い日は、机に向かう時間を短くしてでも「ゼロの日を作らない」ようにしました。

取り組み

Kさんが大事にしたのは、次の3つです。

1)評定平均4.3を維持(推薦の基準を満たすため)
通信制高校では、レポート提出や単位認定がはっきり決まっていることが多い一方、後回しにすると一気に苦しくなります。Kさんは、提出物が出たらすぐに「いつまでにどこまでやるか」を決め、締切より少し早めに終える習慣をつけました。

ある月、体調が崩れて勉強が進まなくなりそうな時期がありました。そのときKさんは、長時間の勉強を諦める代わりに、単語を10分だけ、音読を5分だけ、など「短くても必ずやる」形に切り替えました。結果として、遅れが大きくならず、成績も落とさずに乗り切れました。

2)家での学習を一人にしない(オンライン授業と面談を活用)
通信制の勉強は、どうしても一人になりやすいです。Kさんは、週に決まった回数、オンライン授業を入れ、理解を深める時間と演習する時間を固定しました。さらに、週に1回は「今週の学習の確認」をする時間を作り、計画がずれていないか、無理が出ていないかを振り返りました。

模試で点数が伸びなかったときも、ただ落ち込むのではなく、「なぜ間違えたのか」を分けて考えました。知識が足りないのか、読み違いなのか、時間が足りなかったのか、うっかりミスなのか。原因ごとに、次の週にやる練習を変えたことで、努力が点数につながりやすくなりました。

3)地域医療への関心を“行動”で示す(地域枠推薦のため)
地域枠推薦では、「地域で医師として働きたい」という気持ちを言葉だけでなく行動でも示すことが大切です。Kさんは、地元で開かれる医療や福祉の講座に参加して、聞いた内容を短くまとめて残すようにしました。保健センターのイベントの手伝いをしたり、地域の医療に関する話を聞く機会を増やしたりして、「地域の医療にはどんな課題があるのか」を自分の目で確かめました。

面接のときに、「なぜ地域医療なのか」と聞かれた場面でも、ただ理想を言うのではなく、実際に見た出来事や感じたことを具体的に話せたことが強みになりました。

結果

評定平均を維持しながら、地域医療への取り組みも積み上げたことが評価され、地域枠推薦で国公立大学医学部に合格しました。通信制だから不利、ではなく、「限られた状況の中でも学びを続けた力」が、医師に必要な資質として伝わった形です。


合格事例2:志望理由を深め、総合型選抜で合格(Yさん・私立大学医学部)

背景

Yさんは、通信制高校で学びながら医学部を目指していました。最初から「医師になりたい」という思いは強かったのですが、総合型選抜では、その思いを「具体的に説明できる形」にする必要があります。つまり、「なぜ医師か」を自分の言葉で語り、行動の積み重ねで裏付けることが求められます。

取り組み

1)医療に触れる活動を続け、感じたことを言葉にした
Yさんは医療に関するボランティアに参加しましたが、「参加して終わり」にしませんでした。活動の日は、帰宅後に短くても必ず振り返りを書きました。たとえば、患者さんや家族が不安そうにしていた場面で、どんな言葉が安心につながったのか。説明の順番が変わると理解しやすくなるのか。そういった気づきを積み上げていきました。

2)面接と小論文は、答えを暗記せずに“筋道”を作った
面接では、質問の深掘りが来たときに崩れやすいです。Yさんは、答えを丸暗記するのではなく、「結論→理由→経験→学んだこと→これから」の順で話す練習を繰り返しました。

小論文では、医療倫理、地域医療、医療費、AIと医療など、よく出るテーマを扱い、意見を言うだけでなく「問題がどこにあって、何が難しいのか」を整理して書けるように練習しました。添削を受けるたびに、文章が論理的で読みやすくなっていきました。

3)英語資格を取り、強みとして示した
Yさんは英検準1級を取得しました。資格そのものも評価材料ですが、それ以上に「長い期間コツコツ続けた」ことが強みになります。面接でも、医師になってからも学び続ける姿勢として話すことができました。

結果

志望理由が具体的で、活動の積み重ねも一貫していたことが評価され、私立大学医学部の総合型選抜で合格しました。


合格事例3:自己推薦書を磨き、学校推薦型で合格(Mさん・私立大学医学部)

背景

Mさんは通信制高校で3年間学びながら、学習だけでなく課外活動にも取り組み、推薦入試を目指しました。推薦入試では、「自分にはどんな強みがあるのか」を文章と面接で説得力を持って伝えることが重要です。

取り組み

1)評定4.0以上を守りながら、活動も続けた
Mさんは、成績に直結する提出物や試験の準備を大事にしつつ、活動も無理のない範囲で継続しました。忙しい時期ほど、提出物は早めに終わらせて「安心できる時間」を確保し、そこで面接や書類の準備を進めました。

2)自己推薦書は、抽象的な言葉を減らし、具体的な場面を増やした
「努力しました」「成長しました」だけでは伝わりません。Mさんは、自分の強み(リーダーシップ、探究心など)を示すために、実際に何をしたのか、どんな役割だったのか、どれくらいの期間続けたのか、結果はどうだったのか、を具体的に書くようにしました。

たとえば、話し合いがまとまらない場面でどう調整したか、発表資料をどう作り直したか、うまくいかなかったときにどう立て直したか。こうした具体例があると、読み手は人物像を想像しやすくなります。

3)面接では「通信制で学んだこと」を強みに変えて語った
通信制について聞かれたときに、「大変でした」で終わると弱くなります。Mさんは、「自分で学習を進める力」「続ける力」「自分を整える力」を、実際の勉強の工夫とセットで話せるように準備しました。

結果

成績と書類の完成度、面接での説得力が評価され、学校推薦型で私立大学医学部に合格しました。


通信制高校から医学部推薦入試で合格するための共通点

1)評定平均を守るために、提出物を後回しにしない

推薦入試では評定平均が大切です。特に医学部は基準が高いことが多いので、提出物やレポートを安定して出し続けることが土台になります。
コツは、「気合」ではなく「仕組み」です。出された課題を早めに終える、締切直前にまとめない、体調が悪い日は短くても続ける。こうした小さな工夫が、成績の安定につながります。

2)活動は“たくさん”より“一貫性”

医療ボランティア、探究活動、英語資格などは評価につながります。ただ、何でもかんでも手を出すより、「自分は何に関心があって、何を学びたいのか」が筋の通った形で見える方が強いです。
活動のたびに、短くても振り返りを書いておくと、志望理由書や面接の材料になります。

3)志望理由書・自己推薦書は、具体的な出来事で書く

推薦入試では文章が合否を左右します。
「なぜ医学部か」「なぜこの大学か」「どんな医師になりたいか」を、体験や行動の積み重ねで語れるようにすると、説得力が出ます。

4)面接・小論文は、早めに練習を始める

面接は「どこまで自分の言葉で話せるか」が勝負になります。小論文は「知識」と「書き方」の両方が必要です。早めに練習して、少しずつ修正していくのが一番安定します。


まとめ|通信制からでも医学部合格は十分に狙えます

通信制高校から医学部に合格した人たちに共通していたのは、
・成績を守るための工夫を続けたこと
・志望理由を行動で裏付けたこと
・書類と面接を“具体的な話”で仕上げたこと
でした。

通信制だから不利、というより、準備のやり方次第で強みにできます。焦らず、今日からできる小さな一歩(提出物を早めに終える、振り返りを短く書く、面接の練習を始める)を積み上げていきましょう。

 

 

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