【医学部受験応援コンテンツ】2020年度福岡大学医学部入試について

福岡大学

 

福岡大学は、九州や中国地方などから多くの受験生を集めています。都市部に立地していることもあり、地域外からでも比較的受験しやすいと言えるでしょう。2020年度入試では、一般入試の定員が削減される一方で、推薦入試の定員が増加します。入試の変更点も活かしながら、効果的な入試対策を行って福岡大学医学部合格を目指してください。

 

ー目次ー

[1]福岡大学医学部の特徴

[2]福岡大学の入試

[3]2019年度入試結果

[4]2020年度入試紹介(推薦、一般、センター利用など)

 

福岡大学医学部の特徴

福岡大学は、研究内容の発信などの情報提供に意欲的に取り組んでいます。ホームページからは様々な研究室のページへとアクセスしやすくなっており、学生の育成のみならず、社会への貢献意欲の高さもうかがえます。実際、福岡大学は高度な専門知識の習得のみならず、倫理性や人間性の育成にも積極的に取り組む方針です。

福岡大学医学部について

 

また、福岡市内中心部に近い立地となっており、福岡空港や博多駅からも地下鉄の乗り継ぎ等で30分前後でのアクセスが可能です。都市部の生活利便性の高いエリアで生活しつつ、医学部での学習・研究を効率よく進めたいと考える受験生にも、福岡大学は適していると言えるでしょう。

 

福岡大学は総合大学であることも一つの特徴です。様々な学部の学生と交流することで幅広い視野を持つことができるでしょう。

福岡大学の教育目標の1つには、総合的な臨床能力の修得が掲げられています。医師を志す気持ちは強くても、どの分野を専門にするかはイメージしきれていない受験生もいるでしょう。まずは福岡大学に入学し、医学に触れる中でより強く関心の持てる分野を極めていくのも1つの方法です。

福岡大学の教育について

 

 

福岡大学の入試傾向

福岡大学医学部の推薦入試は、英語・数学・面接の得点で合否が判定されます。学校の評定は、3.7以上となっています。英数が50点ずつ、面接が20点です。英数の対策はもちろんですが、学科試験の科目が少ないこともあり、面接対策も軽視せずに行っておきましょう。面接はグループ面接となります。福岡大学の2020年度入試は推薦入試の定員が増加します。英数よりも理科が得意な受験生なども、不利だから合格は困難と決めつけずに受験の可能性を探ってみてください。

 

福岡大学医学部の一般入試では、英・数・面接に加えて理科(2科目)の得点が合否判定に使用されます。問題は全体的に難化しています。おととしは数学で難問も出題されています。2003年の京都大学で出題された有名問題と同じ解法でしたが、そこまで視野に入れて対策するのは難しいかと思います。福岡大学の一般入試では、理科の配点(計200点)が英数の合計配点と同じです。福岡大学が上位の志望順位となる受験生は、理科の得点力強化を図って他大学を志望する受験生と差をつけたいところです。

 

福岡大学医学部のセンター利用入試は、センター試験の得点(700点満点)による一次選考と、面接(50点)を加味した二次選考です。まずはセンター試験で高得点を取る練習をしておくと良いでしょう。国語の古典は範囲外となっています。現代文に時間を費やして得点を確保したいところです。

福岡大学入試情報

 

2019年度医学部入試結果

福岡大学の2019年度入試は、2018年度に続いて一般・センター利用ともに高い倍率が続きました。今年は川崎医科大学2次試験の2日目と日程がかぶりましたが他大学との併願を行いやすい私立医学部ということもあり、既卒生の受験が多い傾向も見られます。現役生に関しては合格率の低下がみられましたが、福岡大学に関心がある人は受験を前向きに検討してみましょう。

 

一般入試の合格最低点は400点満点に対して281点と約7割です。2018年度(287点)からわずかに低下しましたが、7割を1つの目安として意識しておくとよいでしょう。福岡大学の過去問演習に取り組む際は、合計で7割以上の得点を確保できるように、科目ごとの得点計画を立ててください。

 

福岡大学の推薦入試では、地域枠推薦で倍率が6.4倍から5.8倍に低下した一方で、通常の推薦枠は8.7倍から9.0倍へとやや上昇しました。2020年度は推薦入試の定員が変更されるため、倍率にも影響が出る可能性があります。

2019年度入試結果はこちら

 

2020年度医学部入試紹介(推薦入試、一般入試、センター利用など)

福岡大学の入試は、推薦入試、一般入試、センター利用入試です。

11月24日実施の推薦入試の定員は、一般推薦Aが10名増えて30名、地域枠は前年10名で合計40名となりました。地域医療に高い関心を持つ受験生は、2浪目まで受験可能な地域枠を狙うのも良いでしょう。英語と数学の学科試験が各50点、面接が20点です。2020年度から調査書は面接の資料として活用される形式となる旨が示されており、調査書にやや不安がある人も挑戦しやすくなっています。

 

2月2日に一次選考が行われる福岡大学一般入試は、2020年度から推薦枠が10名増えたことにより2019年度から10名減少し定員が60名となります。英語、数学に加えて、理科2科目となります。理科で得点を稼ぐスキルの高い受験生に特に適しています。二次選考の面接には50点が配点されますが、一次選考時に実施される小論文は面接の材料となるだけで配点はありません。小論文への苦手意識がある受験生も、対策はしやすいかもしれません。

 

福岡大学センター利用入試は募集人員が10名と限られますが、個別の学科試験対策が不要なため、多くの医学部を併願しようと考えている受験生も出願しやすいでしょう。必要科目は、英語、数学、理科2科目に加えて現代国語が課せられます。国公立の医学部の場合、合否は国語で決まるといわれることがありますが、福岡大学のセンター利用入試も現国を得意としている受験生にとっては有利になります。現代国語を得意とする受験生はぜひ合格を狙いたいところです。他大学でセンター利用入試を受ける場合は、福岡大学に出願しておくのも1つの方法と言えます。

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