岩手医科大学の受験情報│入試問題の傾向と対策

岩手医科大学

 

岩手医科大学概略

岩手医科大学は、1928(昭和3)年に創設された岩手医学専門学校を前身とする、北東北における医学・医療の拠点です。建学の精神として「誠の人を育成する」を掲げ、単に医学の知識や技術を習得するだけでなく、人間愛にあふれ、社会に奉仕する誠実な医療人の育成を最大の使命としています。

本学の最大の特徴は、矢巾(やはば)キャンパスに「医学部・歯学部・薬学部・看護学部」の医療系4学部が同一キャンパスに集結している点です。これにより、現代医療に不可欠な「チーム医療」を学生時代から日常的に、かつ実践的に学べる国内有数の教育環境が整っています。

2019年には同キャンパス内に最新鋭の設備を誇る附属病院が新築移転し、教育・研究・診療のすべてが一体化した総合医療キャンパスが完成しました。特定機能病院として高度先進医療を提供するだけでなく、ドクターヘリの運用や高度救命救急センターを通じて、広大な面積を持つ岩手県の救急医療を支えています。

地域医療の最後の砦として、また東日本大震災の経験を活かした災害医療の拠点として、確かな技術と「誠の心」を持ち、北東北の人々の命と健康を支え続ける医師を多数輩出しています。

岩手医科大学医学部の特徴

1.医療系4学部同一キャンパスによる「チーム医療教育」

医学部、歯学部、薬学部、看護学部の学生が共に学ぶ合同授業や演習が豊富に用意されています。他学部の学生と日常的に交流し、互いの専門性を尊重し合うことで、実際の医療現場で求められる多職種連携(IPE)の精神とコミュニケーション能力を自然に身につけることができます。

2.「誠の人」を育むヒューマニズム教育

建学の精神に基づき、医療人としての倫理観や患者に寄り添う心を育む教育を徹底しています。早期からの医療現場体験や医療面接のトレーニングを通じて、知識だけでなく、患者との深い信頼関係を築くための豊かな人間性を磨きます。

3.最新鋭の附属病院での高度な臨床実習

矢巾キャンパスにある附属病院は、最新の医療機器と充実した教育設備を備えた特定機能病院です。長期間の診療参加型臨床実習(クリニカル・クラークシップ)では、医療チームの一員として診療に参加し、高度な臨床能力と実践的な問題解決能力を養います。

4.地域医療と災害医療への深い貢献

広大な岩手県を含む北東北の地域医療を支えるという強い使命感のもと、地域医療実習を積極的に行っています。また、震災の経験を活かし、災害医療の最前線で冷静かつ的確に対応できる知識と技術、そして強い精神力を持った医師の育成にも力を注いでいます。

教育理念と3つのポリシー

岩手医科大学医学部では、建学の精神である「誠の人を育成する」を具現化し、社会の要請に応える優れた医師を育成するため、以下の3つのポリシーを定めています。

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

医学を学ぶための十分な基礎学力と思考力に加え、建学の精神「誠の人」に共感し、思いやりと高い倫理観を持つ人物を求めています。医療を通じて地域社会や国際社会に貢献したいという強い熱意と、他学部を含めた多様な人々と協働できる柔軟なコミュニケーション能力を重視します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

医療系4学部が同一キャンパスにある強みを活かした多職種連携教育を体系的に推進しています。基礎医学から臨床医学への円滑な橋渡しを行うとともに、最新のシミュレーション教育や充実した附属病院での診療参加型臨床実習を通じて、実践的な問題解決能力と臨床技能を段階的に育成します。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

医師として必要な専門的知識・技能・態度を修得し、患者本位の安全で質の高い医療を提供できる能力を備えていることが求められます。「誠の人」として高い倫理観と責任感を持ち、チーム医療を牽引する協調性と、医学の進歩に合わせて生涯にわたり自律的に学び続ける姿勢を身につけた者に学位を授与します。

 

岩手医科大学ホームページ紹介

岩手医科大学

岩手医科大学_医学部

岩手医科大学_医学部入試情報

アドミッション・ポリシー

 

基本情報

住所 岩手県紫波郡矢巾町医大通1-1-1
初年度納入金額  9,000,000円
学納金6年間総額 34,000,000円
募集人数
一般選抜 一般枠:73名
地域枠C(全国枠) :5名 ※認可申請中地域枠D(全国枠・診療科指定):7名 ※認可申請中
学校推薦型選抜 公募制:12名程度
地域枠A(岩手県出身者枠):15名 ※認可申請中
地域枠B(東北出身者枠):8名(岩手県4名を含む) ※認可申請中
秋田県地域枠(秋田県出身者枠):2名
総合型選抜 地域医療医師育成特別枠:8名程度
偏差値 66.2
男女比  ―

入試情報

前期(一般・地域枠C・地域枠D)
出願期間 2025/12/4(木)~2026/1/5(月)
1次試験日 2026/1/21(水)
1次合格発表日 2026/1/27(火) 14時
2次試験日 2026/1/30(金),31(土) ※どちらか1日を選択
合格発表日 2026/2/5(木) 12時
1次試験会場 【本学】矢巾キャンパス
【東京】ベルサール高田馬場・ベルサール新宿グランド
【大阪】ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター
【札幌】札幌ガーデンパレス
【名古屋】TKPガーデンシティPREMIUM名古屋新幹線口
【福岡】TKPエルガーラホール
2次試験会場 【本学】矢巾キャンパス
【東京】ベルサール神田
【大阪】大阪ガーデンパレス

1次試験

教科 科目 選択 配点 時間
英語・数学 英語コミュニケーション(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、論理・表現(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、数学Ⅰ(仮説検定を除く)・Ⅱ・Ⅲ、数学A・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素平面) 必須 200点 120分
理科 『物理基礎・物理』『化学基礎・化学』『生物基礎・生物』 2科目選択 150点 120分

2次試験

教科 科目 選択 配点 時間
面接 - 必須 50点 15分程度
※内容には変更等の可能性もございます。必ず大学の「入学者選抜要項」「学生募集要項」やホームページなどで、ご確認をお願い致します。

岩手医科大学 医師国家試験 合格率

回数(実施年) 受験者数 合格者数 合格率
第120回(2026年) 149人 130人 87.2%
第119回(2025年) 132人 121人 91.7%
第118回(2024年) 130人 117人 90.0%
第117回(2023年) 135人 116人 85.9%
第116回(2022年) 143人 129人 90.2%
第115回(2021年) 154人 138人 89.6%
第114回(2020年) 154人 141人 91.6%
第113回(2019年) 170人 126人 74.1%
第112回(2018年) 163人 126人 77.3%
第111回(2017年) 138人 106人 76.8%

岩手医科大学 医学部入試 傾向と対策

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岩手医科大学医学部の受験を検討している方は、大学別の特徴だけでなく、東北・東日本エリアの私立医学部との違い、面接対策、推薦・総合型選抜対策まであわせて確認しておくと、志望校選びと受験戦略の精度が上がります。

岩手医科大学と同じ東北エリアにある私立医学部として、最も比較検討されやすい大学です。修学資金枠などの制度や、地域医療に対するアプローチ、出題傾向の違いを比較することで、志望理由の深め方や併願戦略に役立ちます。

東日本エリアで医学部を検討する際、岩手医科大学と並んで併願候補に挙がりやすい一校です。出題形式や問題の難易度、試験日程などを比較しながら、自身の得意科目に合った大学選びやスケジュール管理に役立ててください。

岩手医科大学を含め、医学部入試では二次試験の面接評価が合否に直結します。地域医療への関心や、自分の言葉で医師志望理由を伝える技術など、学科試験だけではカバーしきれない実践的な面接対策を確認できます。

岩手医科大学の総合型選抜や学校推薦型選抜を見据えるなら必読です。基礎学力試験への対応や小論文の書き方、面接でのアピールなど、推薦・AO特有の対策をマンツーマンでどう進めるかの指針が得られます。

アクセス

監修者紹介
岩崎陽一

株式会社アクト代表。PMD医学部専門予備校をはじめ、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・心理師・獣医師向けの各専門予備校を運営。長年にわたり、医学部受験、医療系学部受験、医療系国家試験対策に携わってきました。

PMD医学部専門予備校では、従来型の大教室授業ではなく、マンツーマン指導、生成AIの実践的活用、最新のITによる学習管理を組み合わせた指導体制を重視。受験生一人ひとりの状況に応じた学習設計と、答案作成まで見据えたアウトプット中心の支援を行っています。

医学部受験においては、単に知識を教えるだけでなく、「わかる」から「解ける」へと変える指導こそが重要であるという立場から、受験情報、学習法、小論文・面接対策、推薦入試、通信制高校からの進学、海外医学部進学など幅広いテーマで発信を続けています。