近畿大学医学部の受験情報│入試問題の傾向と対策

近畿大学概略
大正14年創立の大阪専門学校、昭和18年創立の大阪理工科大学を母体に昭和24年設立。昭和49年医学部誕生。以来、「人に愛され、信頼され、尊敬される医師」の養成を目指し、奉仕の精神や豊かな人間性を重んじている。「実学教育」と「人格の陶冶」が建学の精神。
近畿大学ホームページ紹介
・近畿大学
基本情報
| 住所 | 大阪府大阪狭山市大野東377-2 |
|---|---|
| 初年度納入金額 | 6,824,500円 |
| 学納金6年間総額 | 35,857,000円 |
| 募集人数 | 一般・前期(A日程):55名 一般・後期:5名 共通テスト利用・前期:5名 共通テスト利用・中期:3名 共通テスト利用・後期:2名地域枠入試:大阪府1名、和歌山県1名、静岡県10名 推薦:25名 |
| 偏差値 | 67.6 |
| 国試合格率 | 92.6% |
| 主な就職先 | 近畿大学医学部附属病院 |
| 男女比 | 63:37 |
アクセス
近畿大学 医学部入試 傾向と対策
英語
2025年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 60分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1(A-C) | 語彙・文法・短文 | 語彙・文法、短文空欄補充 否定語の倒置(on no account)や環境燃料(SAFs)等の最新トピック。 |
マーク | 標準 |
| 2(D-E) | 長文読解 | ベートーヴェンの遺髪とDNA分析 保存された髪から抽出したDNAに基づく死因や病歴の医学的推測。 |
マーク | 標準 |
| 3(F-G) | 長文読解 | 教育現場における生成AI ChatGPT利用に対する文科省の指針や思考力への影響。 |
記述 | 標準 |
| 4(H) | 長文読解 | 10代の脳とリスク行動の再考 「未熟な脳」という固定観念に対する科学的な再解釈。 |
マーク | やや難 |
| 全編マークシート方式であり、60分間で小問群と長文3題を処理しなければならないため、医学部入試の中でも屈指のスピード勝負となる。大問Iの語彙・文法は瞬時に解答できるレベルまで仕上げ、読解に時間を残す戦略が必須だ。読解問題は医学的背景や社会的な最新トピックが好まれるため、パラグラフ・リーディングを用いて一読で論理構成を掴む訓練が重要である。紛らわしい選択肢を素早く切り捨てるための高い精読力と、時間配分のシビアな管理が合否を分ける。 |
2023年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 60分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1(A-C) | 語彙・文法・短文 | 短文空欄補充 プラスチック廃棄物、気候変動、判断の誤りパターン。 |
マーク | 標準 |
| 2(D-E) | 長文読解 | 小タンパク質の同定 ヒトゲノムにおける未知のタンパク質コード配列の探索。 |
マーク | 標準 |
| 3(F-G) | 長文読解 | 科学実験の美しさ フーコーの振り子を例とした科学と芸術の類似性。 |
マーク | 標準 |
| 4(H) | 長文読解 | SpaceXと火星探査 スターシップ開発の現状とイーロン・マスクの野心。 |
マーク | やや難 |
| 全編マークシート方式であり、60分間で計7つのセクションを完遂しなければならない極めてタイトな試験である。大問Iの語彙・文法問題はイディオムや語法の正確な知識を瞬時に引き出す力が求められる。読解問題は科学的教養を問うテーマが多く、2023年度は「ゲノム分析」や「物理実験の美学」といった抽象度の高い内容が出題された。対策として、難解な語彙が含まれる長文でもパラグラフごとの主旨を正確に捉える速読演習が不可欠である。時間配分が合否に直結するため、知識問題を数分で片付け、読解に十分な時間を割く戦略を徹底すべきである。 |
2022年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 60分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1(A-C) | 語彙・文法・短文 | 語彙・文法、短文空欄補充 「succumb to(屈する・亡くなる)」や「take a toll on(被害を与える)」等の医学・社会語彙。 |
マーク | 標準 |
| 2(D-E) | 長文読解 | 木造人工衛星による宇宙ゴミ削減 住友林業と京都大学による共同研究と、宇宙ゴミの現状。 |
マーク | 標準 |
| 3(F-G) | 長文読解 | 「愚者」から始まる学びの姿勢 タロットやディズニー、ハリー・ポッターを例にした、階層の最下位から学ぶ重要性。 |
マーク | 標準 |
| 4(H) | 長文読解 | マルハナバチによる開花時期の制御 花粉不足に陥ったハチが植物の葉を傷つけ、開花を早める行動の分析。 |
マーク | やや難 |
| 全編マークシート方式であり、60分間で合計7つのセクション(短文から長文3題まで)を処理しなければならず、医学部入試の中でも屈指のスピード勝負となる。大問Iの知識問題は「object to building」といった正確な語法が問われるため、一瞬で判断できるレベルの習熟度が必須である。読解問題は自然科学から心理・教育分野まで多岐にわたるが、2022年度は「ハチの行動」といった抽象度の高い科学論文の内容が含まれた。対策として、パラグラフ・リーディングによる速読力を磨くとともに、文脈から未知語の意味を正確に推測する訓練を積む必要がある。 |
2021年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 60分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1(A-C) | 語彙・文法・短文 | 短文空欄補充 妥当性の議論、Toll様受容体、アインシュタインの名声。 |
マーク | 標準 |
| 2(D-E) | 長文読解 | 脳波の文章変換技術 脳パターンをリアルタイムで言語化するアルゴリズムの研究。 |
マーク | 標準 |
| 3(F-G) | 長文読解 | スティーヴン・ホーキングの業績 ALSとの闘いとブラックホール研究、科学の普及への貢献。 |
マーク | 標準 |
| 4(H) | 長文読解 | 超未熟児の生存と長期影響 生児医療の進歩と、極低出生体重児が成人した際の課題。 |
マーク | 標準 |
| 全編マークシート方式であり、60分間で小問から長文3題までを処理するスピードが合否を分ける極めてタイトな構成である。大問Iでは「equivalent to(〜と同等である)」や「be prone to(〜しがちである)」といった標準的な熟語・語法に加え、文脈に即した正確な語彙選択が問われる。読解問題は科学・医療・人物伝など多岐にわたるが、2021年度は「脳科学」や「未熟児医療」といった医学部らしいテーマが中心であった。対策としては、速読力を鍛えるのはもちろん、段落ごとの主旨を素早くメモするなどして、内容合致問題の照合時間を短縮する工夫が必要である。 |
2020年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 60分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 語彙 | 短文空欄補充 on a whim(気まぐれに)、countenance(顔つき)、outlet for emotion(感情の出口)等。 |
マーク | 標準 |
| 2 | 英訳選択 | 和文英訳の適切な選択 感情の制御、友人推薦の本、上司の不機嫌、留学生の受け入れ等。 |
マーク | 標準 |
| 3 | 整序 | 語句整序(並べ替え) 時差ボケでの用心、会社法に関する書物、成功のために襟を正す等の文脈。 |
マーク | 標準 |
| 4 | 読解空所 | 幹細胞を用いた嗅覚再生 嗅覚障害を持つマウスに対する幹細胞移植と、脳の嗅球への軸索誘導実験。 |
マーク | 標準 |
| 5 | 長文読解 | AIと人間の認知能力 ハラリ著『ホモ・デウス』を題材とした、AIが人間の感情理解で優位に立つ可能性。 |
マーク | やや難 |
| 全編マークシート方式であり、60分間で小問群と長文2題(計42問)を処理するため、極めて高い情報処理能力が要求される 。大問I〜IIIの知識問題は、迷わずに瞬答できるレベルまで典型パターンを習得しておくことが必須である 。読解問題は「幹細胞」や「AI」など医学・科学の最新トピックが選ばれる傾向にあり、背景知識の有無が読解速度に大きく影響する 。対策として、パラグラフ・リーディングによる速読力を磨くとともに、論説文特有の語彙言い換えを正確に把握する力を養うべきである。 |
2019年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 60分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 語彙 | 短文空欄補充 bent on(〜に熱中している)、fuss(大騒ぎ)、abstention(棄権)、stratification(階層化)等。 |
マーク | 標準 |
| 2 | 英訳選択 | 和文英訳の適切な選択 気まずい沈黙、自動通訳装置、達成可能な仕事のリスト、孫と祖母の会話等。 |
マーク | 標準 |
| 3 | 整序 | 語句整序(並べ替え) take their toll on(〜に被害を与える)、with a grain of salt(話半分に聞く)等の熟語。 |
マーク | 標準 |
| 4 | 読解・空所 | 環境DNAを用いたサメの探査 海水サンプルからのDNA断片抽出による、希少種や絶滅危惧種の生息確認技術。 |
マーク | 標準 |
| 5 | 長文読解 | 相関関係と因果関係 ニュース報道における誤謬の指摘。朝食と成績の関係や、女子の摂食障害の事例分析。 |
マーク | やや難 |
| 全編マークシート方式であり、60分間で5つの大問(小問42問)を完遂しなければならない。大問I〜IIIの知識問題は、語法やイディオムの正確な理解が問われる。「live up to(期待に沿う)」や「take stock of(〜を吟味する)」といった定型表現は迷わず解答できるレベルまで仕上げておく必要がある。読解問題は科学的思考を問う論説文が中心で、2019年度は「環境DNA」や「統計的推論(相関と因果)」が出題された。対策として、長文中の言い換え表現を素早く見抜く語彙力を養うとともに、時間配分を意識して前半の知識問題を15分以内に片付ける練習を積むことが肝要である。 |
数学
2024年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 60分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 幾何・関数 | 2つの円周上の動点 点P・Qの座標、線分PQの長さ、面積、接線の傾き。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 整数 | ガウス記号を含む数列 一般項 $a_n = \lfloor \sqrt{n} \rfloor$ の和の計算、素因数分解。 |
空欄補充 | やや難 |
| 3 | 対数関数 | 対数の方程式・不等式 対数を含む関数の最大・最小、桁数と最高位の決定。 |
空欄補充 | 標準 |
傾向と対策
| 大問3題構成で、すべて空欄補充形式である。第II問のガウス記号を含む数列や、第III問の常用対数を用いた桁数・最高位の決定など、正確かつ迅速な計算力が試される。特に数列の和は、ミスの許されない煩雑な処理能力が合否を分ける。対策としては、標準的な解法を網羅した上で、計算を効率化する工夫を意識した演習を積み、60分という短時間で正確に解き切るスピード感を身につけることが肝要である。 |
2023年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 60分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 確率 | さいころの出た目と得点 3色のさいころを用いた得点計算と条件付き確率。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 数列・整数 | 連続する整数の和と分散 和が2023となる組み合わせ、分散が自然数になる条件。 |
空欄補充 | 標準 |
| 3 | 平面幾何 | 四角形の面積と最大値 4辺が既知の四角形における対角線、面積最大化。 |
空欄補充 | やや難 |
傾向と対策
| 大問3題の構成で、全問数値・符号をマークする空欄補充形式である。第I問の確率は「黄色さいころで点数を掛け合わせる」といった特殊なルールが設定されており、場合分けの丁寧さが試される。第II問の数列では分散の計算に整数の性質を絡めるなど、思考力が必要な設問が含まれる。第III問の平面幾何では余弦定理を用いた基本的な計算から面積の最大値を求める高度な考察まで幅広く問われた。対策としては、標準的な定石を瞬時に適用できるようにすることはもちろん、計算の簡略化を意識した演習を積み、制限時間内で正確に解き切るスピードを磨く必要がある。 |
2022年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 60分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 平面幾何 | 鋭角三角形の計量 垂線、内分点、同一円周上の4点に関する性質。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 数列 | 感染症の流行モデル 日ごとの新規感染者数と累計感染者数の推移・予測。 |
空欄補充 | 標準 |
| 3 | 微積分 | 2曲線間の面積と最大最小 放物線で囲まれた面積の決定、領域における関数の最大・最小。 |
空欄補充 | やや難 |
傾向と対策
| 大問3題の構成で、全問数値・符号をマークする空欄補充形式である。幾何、数列、微積分と網羅的に出題されるが、第2問の感染症モデルのように、提示された複雑なルールをその場で整理し、規則性を見出す思考力が試される。制限時間60分に対して計算量が多く、一箇所のミスが大量失点につながるリスクがある。対策として、標準的な解法を迅速に引き出す訓練に加え、見慣れない設定の問題でも定義に立ち返って素早く立式する論理的思考力を養うことが不可欠である。 |
2021年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 60分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 確率・整数 | 2つの整数の最大公約数 箱から取り出したカードで構成する整数の最大公約数の確率。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 微分積分・整数 | 2次関数の決定と格子点 極限の式からの関数特定、不等式を満たす格子点の個数(Σ計算)。 |
空欄補充 | やや難 |
| 3 | 平面図形・ベクトル | 線分比と最小値 三角形の辺上の動点、メネラウスの定理の利用、外分点とベクトルの関係。 |
空欄補充 | 標準 |
傾向と対策
| 大問3題の空欄補充形式であり、正確な計算力と思考の柔軟性が求められる。第1問はユークリッドの互除法の考え方を確率に絡めた典型的な医学部形式であり、迅速な処理が必要である。第2問の関数決定では、極限の定義から微分係数を読み取り、さらに格子点の個数を数列の和として導き出すといった、分野を跨いだ高い処理能力が試される。第3問は図形的な性質をベクトルや幾何定理で整理する力が必要だ。対策として、標準的な解法を網羅した上で、60分という時間枠内で煩雑な計算をミスなく解き切る実戦的な訓練を積むべきである。 |
2020年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 60分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 数列 | 群数列の性質 第k群がk個の項をもつ数列の末項の算出、および特定の値を満たす項の決定。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 三角関数 | 積の公式と方程式 余弦の積 $cos~2\theta~cos~4\theta$ の値や、一次不定方程式の解の総数、関数の最大最小。 |
空欄補充 | 標準 |
| 3 | 整数 | 階乗と累乗の計量 2020!の末尾に並ぶ0の個数、$3^{2020}$ の桁数・最高位・下3桁の決定。 |
空欄補充 | 標準 |
傾向と対策
| 大問3題構成ですべて空欄補充形式である 。第1問の群数列や第3問の整数の性質など、各分野の定石を深く理解した上での正確な処理能力が試される 。特に第3問のように、巨大な階乗や累乗を扱う問題は、常用対数や合同式の利用といった効率的なアプローチを瞬時に判断する必要がある 。60分という短時間で、一箇所のミスも許されない煩雑な計算を解き切る実戦的な訓練が不可欠である。 |
2019年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 60分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 場合の数 | 正方形の連結(ポリオミノ) 正方形を連結してできる図形の種類の数え上げ、および立方体の展開図。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 三角関数 | 関数の最大最小と面積 3倍角・2倍角の公式を用いた関数の特定、および曲線と直線で囲まれた面積。 |
空欄補充 | 標準 |
| 3 | 数列 | 等差数列の性質と和 公差の範囲の絞り込み、および和 $S_n$ が最大となる項の決定。 |
空欄補充 | 標準 |
傾向と対策
| 大問3題構成の空欄補充形式である。第1問のポリオミノ(図形の連結)は、回転や裏返しによる重複に注意が必要な数え上げ問題であり、落ち着いた思考力が求められる。第2問は三角関数の諸公式を正確に運用する処理能力と、後半の積分計算の精度が鍵となる。第3問の数列は等差数列の基本性質を用いるものだが、不等式による条件の絞り込みを迅速に行う必要がある。全体として、医学部入試らしい「計算の正確性とスピード」が強く求められる内容である。対策として、各分野の定石を瞬時に引き出せるよう演習を積み、ミスを最小限に抑える訓練を徹底すべきである。 |
物理
2024年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 60分(2科目120分) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 電磁気 | 不純物半導体の物理 キャリアの散乱、オームの法則の導出、ホール効果。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 波動 | 水面波の干渉とドップラー効果 同位相の波の干渉(双曲線)、動く観測者による周期。 |
空欄補充 | 標準 |
傾向と対策
| 大問2題の構成で、物理事象を導出過程に沿って論理的に追いかける形式である。第I問の半導体では、キャリアの平均速度から抵抗率や消費電力を導き出し、ホール電圧を関係付けるといった一貫した流れがある。単なる公式の暗記では対応できない初見の設定も含まれるが、誘導は丁寧であるため、問題文の定義を正確に読み取り、基本原理を適用する柔軟な思考力が重要となる。 |
2023年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 60分(2科目120分) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | バネで連結された二物体の運動 バネを介した擬似的な衝突、保存則、反発係数。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 波動 | 移動する音源のドップラー効果 直線運動や円運動を伴う音源の観測と振動数変化。 |
空欄補充 | 標準 |
傾向と対策
| 大問2題構成で、物理的なプロセスを段階的に追う形式となっている。第I問では運動量保存則やエネルギー保存則、摩擦力の仕事を適切に立式できるかが鍵となる。第II問のドップラー効果は、音源の進行方向と観測者を結ぶ直線方向の速度成分を幾何学的に特定する必要がある。「円運動する音源の最大・最小振動数」といった設定は頻出だが、計算ミスが連鎖しやすいため注意が必要だ。対策としては、公式の単純な当てはめではなく、各段階で何が保存され何が変化しているのかを論理的に整理する力を養うべきである。 |
2022年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 60分(2科目120分) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 円筒面と斜面を繋ぐ運動 垂直抗力、保存則、摩擦のある斜面での最高到達点。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 熱力学 | 理想気体の状態変化 単原子分子理想気体のサイクル、仕事、吸放出熱、熱効率。 |
空欄補充 | 標準 |
| 3 | 電磁気 | 平行板コンデンサーと電位 導体板の挿入、スイッチ切り替えによる電荷移動、電位のグラフ。 |
空欄補充 | 標準 |
傾向と対策
| 大問3題構成で、力学、熱力学、電磁気から偏りなく出題されている。空欄補充形式で導出過程そのものが問われる設問が多く、物理現象の本質的な理解が求められる。第3問では電位や電場の変化をグラフに描かせる問題が出題されており、数式と物理的イメージを結びつける力が重要となる。全体として難易度は標準的だが、他科目との兼ね合いで時間は不足しがちである。対策として、教科書レベルの基本原理を完璧にした上で、典型的な導出過程を迷わず正確に完遂する計算精度を磨くべきである。 |
2021年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 60分(2科目120分) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | バネと小物体の運動 バネによる連結、摩擦のある面上での一体運動と分離、単振動。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 電磁気 | ダイオードを含む電気回路 非線形抵抗(特性曲線)の読み取り、キルヒホッフの法則。 |
空欄補充 | 標準 |
| 3 | 原子 | 光電効果と阻止電圧 波長と振動数の関係、仕事関数の導出、酸素分子の結合エネルギー。 |
空欄補充 | 標準 |
傾向と対策
| 大問3題構成で、力学、電磁気、原子からバランスよく出題されている。第1問の力学は「AとBが離れる条件」など、状況変化を正確に捉える単振動の深い理解が求められる。第2問の特性曲線問題は目分量での正確な読み取りが必要であり、グラフを用いた解析に慣れておく必要がある。第3問の原子分野は光電効果の基本式に加え、化学的な結合エネルギー(酸素分子の分解)との関連も問われており、分野横断的な知識が必要である。対策として、各分野の基本原理を完璧にした上で、誘導に従って素早く、かつ正確に立式・計算する能力を磨くことが肝要である。 |
2020年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 60分(2科目120分) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 粗い面上のばね振り子 動摩擦力下での往復運動の解析、折り返し点の座標、停止条件と回数。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 電磁気 | R, L, C直列回路の交流 回転ベクトル(フェーザ)を用いた電圧・電流の位相解析、インピーダンス、共振。/td> | 空欄補充 | 標準 |
| 3 | 原子 | コンプトン効果 X線光子と電子の弾性衝突、運動量・エネルギー保存、散乱後の波長変化。 |
空欄補充 | 標準 |
傾向と対策
| 大問3題構成で、力学、電磁気、原子から教科書的な良問が出題されている 。第I問の「摩擦のある単振動」や第II問の「ベクトル図を用いた交流解析」は近畿大学医学部の頻出形式であり、図と数式を正確に結びつける力が必要だ 。第III問のコンプトン効果でも、複雑な保存則の式変形を誘導に沿って迅速に完遂する計算精度が求められる 。対策として、基本法則の導出過程を再確認し、近似計算を含めた実戦的な処理力を磨くことが肝要である。 |
2019年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 60分(2科目120分) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 回転する針金上の小球 放物線状の針金とともに回転する小球の遠心力、垂直抗力、単振動の周期。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 電磁気 | 磁場中を回転するコイル 長方形コイルの誘導起電力、自己インダクタンスを考慮した交流回路、力率。/td> | 空欄補充 | 標準 |
| 3 | 熱力学 | 理想気体の熱サイクル 等温・断熱変化を伴うP-VグラフおよびT-Vグラフの作成、熱効率の導出。 |
空欄補充 | 標準 |
傾向と対策
| 大問3題構成で、力学、電磁気、熱力学の主要3分野からバランスよく出題されている。第I問の「回転する針金」や第II問の「自己インダクタンスを含む交流回路」は、物理事象を正確に数式化する力が問われる。第III問では、カルノーサイクルを題材に、P-V図をT-V図に描き直させる設問があり、状態方程式の深い理解が必要である。全体として、誘導に従って論理的に式を組み立てる能力が重要となる。対策として、基本法則の導出過程を再確認し、図を描いて物理事象を視覚的に整理する習慣をつけることが有効である。 |
解説動画

