医学部専門予備校の
北海道大学医学部受験対策

偏差値・入試日程から科目別対策まで徹底解説

大学基本情報

偏差値情報

医学部医学科:65~69

共通テスト得点率:87~89%

※河合塾・駿台調べ

学費情報(医学部)

入学料:282,000円

年間授業料:535,800円

6年間総額:約350万円

※国立大学標準額

合格状況

募集人員:約85名

志願者数:約295名

合格倍率:約3.3倍

※前期日程

北海道大学医学部の特徴

北海道大学医学部は、北の大地で培われた開拓者精神を受け継ぐ、日本を代表する医学部の一つです。進振り制度により、総合入試で入学した学生は2年次から医学部へ進学することも可能で、幅広い教養を身につけた医師を育成しています。国際的な研究活動も盛んで、グローバルに活躍できる医療人材の育成に力を入れています。

アクセス

札幌キャンパス:

JR「札幌駅」から徒歩約15分

地下鉄南北線「北12条駅」から徒歩約10分

地下鉄南北線「北18条駅」から徒歩約10分

入試日程

入試区分 出願期間 試験日 合格発表 募集人数
前期日程 1月下旬~2月上旬 2月下旬 3月上旬 85名
フロンティア入試TypeⅠ 9月中旬 11月中旬 2月中旬 5名
国際総合入試(理系) 10名
帰国生徒入試 若干名
私費外国人留学入試 若干名
注意:詳細な日程は必ず北海道大学公式サイトで最新情報をご確認ください。フロンティア入試は共通テストで基準点(720点)以上が必要です。

入試科目と配点

合格のための3つの柱

1. 共通テストで安定した得点

87%以上の得点率を目指し、特に理科・数学で確実に点数を取ることが重要です。

2. 二次試験の記述力向上

配点が高い二次試験で、論理的な思考力と正確な記述力を身につけることが合格の鍵です。

3. 面接での人物評価

医師としての適性と北海道での医療貢献への意欲を明確に示し、75点の配点を確実に取ることが重要です。

保護者の皆様へ

国立大学医学部は学費負担が少なく、将来への投資として非常に価値の高い選択です。北の大地での学生生活は、医師としての人格形成にも大きく寄与することでしょう。

受験は家族全体での取り組みです。お子様の体調管理やメンタルサポートなど、様々な面でのご協力をお願いいたします。

前期日程(二次試験)

科目 出題範囲 試験時間 配点
数学 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C 120分 150点
理科 物理・化学・生物から2科目選択 150分 150点
英語 コミュニケーション英語・論理表現 90分 150点
面接 個人面接 75点

共通テスト

科目 配点
国語 80点
数学(数ⅠA + 数ⅡBC) 60点
理科(2科目) 60点
外国語(英語) 60点
地歴公民(1科目) 40点
情報 必須
ポイント:北海道大学医学部は共通テスト300点、二次試験525点の合計825点満点で合否が決まります。二次試験の配点が高いため、記述力と論理的思考力が合否を分ける重要なポイントとなります。特に面接が75点と配点があるのが特徴です。

2026年度入試の得点戦略

2026年度 北海道大学医学部医学科の入試傾向と対策を、各科目の大問ごとに整理しました。北大医学部は前期日程で、共通テスト315点、個別試験525点、面接75点の合計915点で、個別試験は数学150点・理科150点・英語150点です。理科は二次で物理が必須、加えて化学か生物を1科目選択します。
2026年度の北大は、全体として「奇問でふるい落とす」より、「標準~やや難の問題を、北大らしい記述でどれだけ安定して積めるか」が問われた年でした。数学は計算力、英語は和訳精度、理科は典型分野の取りこぼし防止が鍵でした。

数学

2026年度の理系数学は大問5題でした。例年どおり数IIIの微積、数Cの複素数平面が出題され、全体として計算力がかなり要求されるセットでした。難問奇問というより、日頃の計算練習の量と質がそのまま反映される年でした。

第1問
数列の大問で、数学的帰納法と分数漸化式が中心でした。全体の難度はやや易しめで、北大医学部志望ならここはしっかり得点したい大問です。前半の証明を丁寧に通し、後半の変形を誤らず処理できるかが勝負でした。戦略としては、完答候補として扱うのが基本です。

第2問
積分と極限の大問でした。部分積分や加法定理の処理が絡み、北大らしく「見たことはあるが、雑に計算すると崩れる」タイプです。ここは高得点候補です。方針自体は立ちやすいので、計算を早く正確に進めることが重要でした。途中式を整理してミスを防ぐ受験生が強い問題です。

第3問
図形と方程式、あるいはベクトル系統の処理を要する中位難度の大問でした。北大数学では、この種の「典型と応用の中間」の大問で差がつきやすいです。ここでは完答にこだわるより、誘導に沿って確実に部分点を積む方が安定します。前半を確実に取り、後半は整理の良さで点を拾うのが得策です。

第4問
複素数平面を扱う大問でした。数Cの複素数平面は近年の北大理系数学で意識しておくべき分野で、2026年度もその準備ができているかが問われました。難度は標準~やや難で、図形的意味をつかめるかどうかが大切です。ここは前半の基本処理を確保し、後半は図形イメージを使って粘る大問です。

第5問
数IIIの微分・積分や、やや計算量の多い総合問題でした。北大らしく、最後の大問でも奇抜な発想より処理力が問われました。ここは全部を取り切るより、前半の典型処理を落とさず、後半で必要点を拾う設計が現実的です。数学全体としては、第1問を完答候補、第2問を高得点候補にし、第3~5問で取り切れる部分を確実に積むのが2026年度の基本戦略でした。

英語

2026年度の英語は大問4題で、形式は例年どおり、第1問・第2問が論説文読解、第3問が英作文、第4問が会話文要約完成でした。総語数は約2,900語で前年よりやや減少しましたが、和訳問題の難度はやや高く、単に読みやすくなったとは言いにくい年です。

第1問
論説文読解の大問で、客観問題と下線部和訳が中心でした。2026年度は従来あった理由説明や内容説明が消え、記述問題は和訳に統一されました。客観問題は比較的取り組みやすかった一方、和訳は構文把握の正確さが必要でした。戦略としては、客観問題を素早く処理し、和訳では文構造を崩さずに訳すことが重要です。

第2問
こちらも論説文読解で、設問数は前年より1問減りましたが、和訳の質が問われる大問でした。北大英語はここで差がつきやすく、特に「何となく読めた」を答案にできるかが重要です。設問の根拠箇所を明確にし、和訳では修飾関係や対比構造を崩さないことが必要でした。第2問は時間を使いすぎると全体が苦しくなるので、長文全体を均等に読むより、設問主導で精度を上げるべき大問でした。

第3問
英作文の大問で、2026年度は「日本の麺をすする文化」がテーマでした。北大の英作文は、難語を使う競争ではなく、簡潔で筋の通った英文を書けるかを見る問題です。ここでは、主張、理由、具体化を短く明瞭にまとめるのが得点戦略です。読み手に伝わる自然な英語を安定して出せるかが重要でした。

第4問
会話文要約完成問題でした。北大の第4問は形式に慣れているかどうかで差が出ます。会話の論点を整理し、必要な情報だけを過不足なく埋める力が必要です。ここは解き方が固まっている受験生ほど強い大問で、時間をかけすぎず処理したいところです。英語全体としては、第1・第2問の客観問題で稼ぎ、和訳で崩れず、第3・第4問を安定してまとめるのが2026年度の最適戦略でした。

物理

北大医学部の二次理科では物理が必須です。2026年度物理は大問3題で、1が力学、2が電磁気、3が波動でした。設問数も計算量も前年より減少し、全体として標準的な設定が多く、取り組みやすい年でした。特に大問1から大問3の問1まででどれだけ取れたかがポイントでした。

第1問
力学で、単振動、衝突、エネルギー保存、運動方程式が中心でした。誘導に乗りやすく、問題集で類題を解いた経験がある受験生にはかなり取りやすい大問でした。ここは完答候補です。単振動の中心や符号を丁寧に確認し、文字指定に注意して失点を防ぐことが重要でした。

第2問
電磁気の大問で、問1・問2が独立テーマでした。北大の電磁気は極端な奇抜さはなく、標準的な法則の組み合わせを丁寧に処理できるかが問われます。2026年度も典型処理の精度が大切で、ここは高得点候補でした。前半で確実に取り、後半でやや考える設問を丁寧に追う形が有効です。

第3問
波動の大問で、こちらも問1・問2が独立していました。北大では直近3年、最後の大問が波動で続いており、その準備ができているかが問われています。2026年度は波動でも標準設定が多く、少なくとも問1は落としたくない構成でした。戦略としては、問1を確保し、問2で取れるところを拾う形が現実的です。物理全体では、第1問完答、第2問高得点、第3問問1確保が基本でした。

化学

化学は物理と組み合わせて選ぶ受験生が最も多い科目です。2026年度の北大化学は大問3題をさらに(I)(II)に分けた実質6テーマ構成で、形式の踏襲が強く、過去問対策が効きやすい年でした。本年は第1問Iと第3問がやや難しめで、論述問題はここ数年同様ほぼ出ていません。

第1問
(I)が硫黄化合物と硫化物の溶解度積、(II)が窒素化合物の総合問題と電気分解でした。(I)は計算を含めて完答したいテーマで、(II)は見慣れないイオン反応式が含まれていました。前半は確実に取り、見慣れない処理でも慌てず定義から戻ることが大切でした。第1問はやや差がつく大問です。

第2問
第2問は理論・無機・有機がバランスよく出る、北大らしい中核大問でした。どの分野からもまんべんなく出題され、制限時間に対して分量がやや多かったため、処理速度が重要でした。ここでは「すべてを選ぶ」形式が前年より減り、むしろ基礎知識を確実に使える受験生が有利でした。第2問は高得点候補です。

第3問
第3問は今年やや難しめで、全体の中で時間配分を誤ると失点しやすい大問でした。核酸や有機の配向性も出題され、細かい知識と読解の両方が必要でした。ここは完答を狙うより、取りやすい小問から拾って部分点を確保するのが得策です。化学全体としては、第1問と第2問で安定して取り、第3問で必要点を拾うのが2026年度の現実的な戦略でした。

生物

北大医学部では、物理必須に加えて化学か生物の1科目選択です。2026年度の生物は大問4題で、分量は昨年並み、考察問題の難度はやや下がり、全体としては前年よりやや易化でした。知識問題と考察問題のバランスがよく、北大らしい「標準問題を丁寧に取る」試験でした。

第1問
神経と恒常性の大問で、1型糖尿病など自己免疫も絡むテーマでした。標準知識に実験・考察を重ねる北大らしい構成で、知識問題を落とさず、考察は因果関係を順にたどることが重要でした。ここは高得点を狙うというより、大崩れを防ぎつつしっかり点を取る大問です。

第2問
植物・環境応答や、実験設定を読み取るタイプの大問でした。北大生物では、こうした標準的な実験考察が頻出で、過去問に慣れている受験生ほど有利です。2026年度は紛らわしい選択肢が減っていたため、丁寧に読めば得点しやすい大問でした。ここは完答候補に近い位置づけです。

第3問
遺伝情報の発現や分子生物系のテーマが中心でした。北大ではこの分野で細かい知識だけでなく、実験データの読み取りまで求められます。ここは前半の知識部分を確保し、後半の考察で論理をつなぐことが大切です。高得点候補ではあるものの、時間を使いすぎないことが重要でした。

第4問
生態や進化、あるいは総合考察に寄った大問でした。2026年度は全体として考察難度が下がっていたため、この大問でも極端に崩れにくかった一方、記述の甘さで差がつきやすい構成でした。ここでは完答に固執せず、知識で取れるところを先に取り、記述は短くても論理を明確に残すべきです。生物全体では、第2問を軸に、第1問・第3問で安定、第4問を守るのが基本戦略でした。

5科目全体の結論

2026年度の北海道大学医学部対策を五科目で見ると、数学は第1問と第2問、英語は第1・第2問の客観+和訳、物理は第1問、化学は第1・第2問、生物は第2問が得点の軸でした。つまり北大医学部は、「最難問突破」より「取るべき大問を取り切る」ことが圧倒的に重要な大学です。

特に医学科は二次と面接の比重が大きく、個別試験と面接で合計600点、共通テスト315点なので、共通テスト後に伸ばすというより、最初から北大仕様の記述・計算・時間配分で訓練してきた受験生が有利です。数学は計算力、英語は和訳精度、物理は典型完答、化学は過去問慣れ、生物は標準考察力が、そのまま合否に直結した年でした。

入試の特徴と対策ポイント

数学対策(120分・150点)

出題傾向

制限時間は120分で、大問5題の理系数学共通問題です。数学Ⅲや数学Cも範囲に含まれており、高校数学の全範囲を学習する必要があります。

 

◯出題分野の特徴
数学Ⅰ・数学Aや数学Ⅱ・数学Bからの出題が少なくない点が挙げられます。

 

2024年

  • 大問1が三角関数(数学Ⅱ)と図形と方程式(数学Ⅱ)
  • 大問2が確率(数学A)
  • 大問3が数列(数学B)や積分(数学Ⅱ)
  • 大問4がベクトル(数学B)
  • 大問5は数学Ⅲの内容を含む微分・積分

→数学Ⅱ・数学Bまでの範囲が出題の中心だったと言えるでしょう。

 

2025年

  • 大問2〜4で数学Ⅲ・数学Cの分野から出題

→年度によって出題分野のバランスに違いがある点には注意が必要です。

 

複数の年度を合わせて分析すると、極端な偏りはないことがわかります。

難易度についても、バランスの良い出題がされる傾向が強いです。

2025年には出題頻度が比較的低めの場合の数(数学A)の出題があったことからも、特定分野にこだわらない出題をしていることがうかがえます。

 

◯解答形式
「記述式」で解き方や途中式を示す必要があります。
大問1問あたり単純計算で約24分というそれほど長くない中で、小問のある記述式となっています。部分点を得られるチャンスが有る一方で、テキパキとき進める必要がある内容です。
小問の誘導形式になっているので、問題の流れを意識しながら解き進めることも大切になります。

 

◯難易度
北海道大学の難易度についてはややばらつきがあります。

  • 2023年:難問の割合が高い
  • 2024年・2025年:標準レベルの出題が中心

大問ごとの難易度だけでなく、年度ごとの難易度にもばらつきがあると考えておきましょう。

 

合格するうえでのポイント

誘導形式の関係上、後ろの小問ほど難易度が高くなる傾向があります。

  • 大問を丸ごと捨てる選択がしづらい場合
  • 時間が足りない場合
  • 難易度が高いと感じる場合

→「各大問の前半の小問を確実に得点し、得意分野や、比較的易しめの大問は最後の小問まで完答する。」
といった割り切りも選択肢の1つです。

 

入試対策

様々な難易度の問題に対応する力をつけておく必要

  • 2020年以降でも難易度が大きく変動しており、難問に全く太刀打ちできなかったり、難問には粘り強く取り組めても標準問題での失点が多かったりすると、医学部合格が遠のきかねません。
  • まずは各分野の標準的な問題を確実に解けるようにした上で、難易度の高い問題にも挑戦して北海道大学数学の対策を進めましょう。

標準問題の対策

  • 難問対策と標準問題の得点力アップの両方が大切ですが、より優先すべきは標準問題の対策です。
  • 北海道大学では多くの分野で典型的な問題が出題される割合が高くなっており、失点すると他の受験生と差がつきやすいためです。
  • まずは標準問題の得点率を高める問題演習を繰り返して数学の総合力を高めた上で、難問が多い年に備えて難問で部分点を取る対策などを進めていくと良いでしょう。

過去問の対策

  • 難易度が高い問題とそうでない問題を見極め、適切な時間配分をする練習を重視してください。
  • 標準的な問題については確実に得点を重ね、難易度が高い問題については部分点を狙うようにしましょう。
  • 数学の記述式問題でどのくらいの部分点が見込めるかがわからないときは、過去問対策の答案を学校や医学部専門予備校の先生などに添削して得点の目安を尋ねたり、北大模試を受けたりするのが効果的です。

合格のために

  • 数学の難易度が標準的な年には高得点を取りたいところです。
  • 難問が出題されなかった場合は制限時間内にほぼすべての問題について適切な答案を作成できるよう、計算処理などを含めて、定番問題を素早く解く練習が不可欠と言えます。
  • ただし、単に解くスピードを上げるだけでなく、仮に計算ミスなどをしたとしても部分点を確保し、1つのミスが致命傷にならないようにすることが大切です。
  • 解法のポイントや重要な途中式などを忘れずに示しながら答案を作成する練習が求められます。

小問の誘導をうまく利用する練習も有効

  • 北海道大学医学部数学の過去問を含めて、2~3つの小問で構成されている入試問題の演習を多く行ってください。
  • 分野別の問題演習をする際に、小問がある問題に優先的に取り組むと良いでしょう。
  • 証明問題が出題されることもあるため、証明問題の対策はもちろん、証明問題以外でも式だけでなく論理的な日本語で解法を表現する練習をしておくと有意義です。

まとめ

  • 北海道大学医学部数学の難易度はばらつきあり
  • 記述式のため部分点をとれる答案を作ろう
  • 標準問題を完璧に正解できる力が必要
英語対策(90分・150点)

出題傾向

制限時間が90分、大問が4題となっています。記号選択問題と記述問題が半分ずつ程度の内容となっており、バランスの取れた形式です。難易度としては極端に難しいわけではありませんが、英文和訳や自由英作文などの記述問題があり、英語力の高低によってしっかり得点差が生まれる出題になっています。

 

◯大問1・大問2:長文読解問題
記号選択式の小問では、空欄に入る適切な語句を選んだり、本文の内容と一致する英文を選んだりする問題が見られます。北海道大学英語の長文は、標準的な長文読解問題の出題形式だと考えておきましょう。また、記述式の小問では、下線部の和訳や内容説明の問題が見られます。内容説明問題は2024年、2025年とも50字~75字程度の語数となっており、この点も標準的な長文読解問題と言えるでしょう。

 

◯大問3:英作文問題
本文の内容に合わせて英文を完成させる小問が2問と、自らの意見を英語で述べる自由英作文の小問が1問です。自由英作文の語数指定は70語~100語となっており、パラグラフを適切に用いながらわかりやすい論理構成でライティングを行う力が問われます。

 

自由英作文のテーマ

  • 2024年:「電子書籍の長所・短所」
  • 2025年:「外国人観光客が増加していることのメリット・課題」

→いずれも自由英作文で問われやすいテーマであり、アイデアを考えるのが極端に難しいわけではありません。

 

◯大問4:会話文の要約文を完成させる問題
選択肢の中から、空所に当てはまるものを選んで入れていく形式になります。選択肢の語句に意味が理解できていないものがあると致命傷になりやすい点に注意が必要です。空所が12か所、選択肢が24個あるため、それぞれの空所に入りそうな選択肢にある程度目星をつけ、解答時間を短縮する工夫も求められます。北海道大学英語の大問4は、通常の英語学習の中で出題形式や選択肢の数などが似ている問題にあまり接しないこともあり得るでしょう。

 

入試対策

北海道大学医学部の英語は、標準的な出題内容となっています。医学部専用問題ではなく、他の理系学部や文系学部との共通問題のため、生物・医学系の話題が多いわけでもありません。そのため、まずは標準的な英語の問題の対策を進めておくと良いでしょう。内容面でも難問は少なく、標準的な英単語の知識を身につけ、英文法について正しく理解しておくことが大切です。

 

長文読解の対策

  • やや語数の多い問題に対応する力をつけましょう。
  • 記号選択問題については確実に得点を重ねることを意識してください。
  • 英文和訳問題では、英文の構造の把握(構文把握)を正確に行い、各単語を文脈に合わせて適切な表現で訳す練習が欠かせません。
  • 英文和訳問題の対策については、長文問題だけでなく、短文を和訳する問題で集中的にトレーニングするのも有効な対策と言えるでしょう。

 

自由英作文の対策

  • 英検の自由英作文問題なども活用しながら、与えられたテーマに対して英語で表現しやすい解答を考える対策を行ってください。
  • 2025年にインバウンド観光客増加のメリット・課題がテーマになるなど、近年新たに登場してきたテーマが出題されることもあります。
  • 自由英作文の問題では、テーマに対して書きやすい解答を短時間で思い浮かべる対策も大切です。
  • 頻出テーマについては、意見を表現する英文をいくつか暗唱しておき、他のテーマが出題された場合も暗唱した英文を応用して活用する意識を持っておく対策も役立ちます。

 

大問4の対策

  • 北海道大学医学部英語では、大問4の形式をあまり見たことがないと感じる受験生もいるでしょう。
  • 北海道大学英語の過去問対策では、大問4の形式に慣れることを優先するのも1つの対策方法です。
  • 先に選択肢に目を通し、どのような意味や品詞の語句があるかを把握してから空所前後の英文を読むと良いでしょう。
  • わからない場合はいったん飛ばし、先の空所を埋めて選択肢の数を減らすことを徹底してください。

 

時間配分と解答スピード

  • 北海道大学英語全体の対策としては、大問4題を90分で解く必要があるため時間配分の練習やテキパキ解答する練習も行ってください。
  • 長文読解問題は語数が多い場合に備え、1文1文を丁寧に読みすぎないようにすることが大切です。
  • 英文を脳内で1つ1つ和訳するのではなく、できるだけ英文のまま大意を把握する対策をしておくと、解答時間の短縮に効果的になります。
  • 自由英作文は先述のように、英文で表現しやすいアイデアを素早く思いつく対策を進めること、会話文の要約問題については、英単語の知識を増やしておくことと、北海道大学の過去問演習で形式に慣れておくことが重要です。
  • 解答時間が足りないと感じる場合は、どの大問にかかる時間を短縮するのかを考えた上で、ピンポイントの対策を行いましょう。

 

まとめ

  • 北海道大学医学部英語は90分で大問4題
  • 和訳自由英作文、空所補充など標準的な形式
  • 長文問題の語数がやや多め
物理対策(75分程度・75点)

出題傾向

理科2科目を150分で解答することから、制限時間の目安が75分です。医学部専用の問題ではなく、他の理系学部との共通問題になっています。

 

◯出題形式
大問数は3問で、各大問が前半と後半に分かれている形式です。大問数は少ないものの小問数は多く、解答に時間がかかりやすい傾向があります。小問1つ当たりの配点が小さいため1つのミスが大量失点につながりにくい点は安心材料ですが、素早く計算を進めることが求められます。

 

◯解答形式
解答の形式としては、記号選択問題が極めて少ない傾向があります。

 

記号選択形式の小問数

  • 2024年:2問
  • 2025年:3問

→大半の小問が、文字式を解答する形式です。数値で答える問題もありますが、文字式で答える問題の方が多くなっています。

 

論述問題は少なく、2024年には1問ありましたが、2025年は論述の出題がありませんでした。先述のように小問1つ当たりの配点は少ないものの、大問の前半で文字式の計算を間違えると、後の小問にも影響するリスクがあります。大問を解き進める過程で「何かおかしいな」と感じた場合は、ミスがないか立ち止まって確認する冷静さも問われる形式です。

 

◯出題分野
出題分野については、北海道大学物理では幅広い分野からの出題が見られます。ただし、出題頻度には差があり、頻度が比較的高い分野としては、力学、波動、電磁気、熱力学が挙げられます。

 

2024年・2025年の出題

  • 大問1:力学
  • 大問2:電磁気
  • 大問3:波に関する出題

→2025年も各大問で同じ分野が出題されていることから、これらの分野が頻出と考えましょう。

 

◯難易度
難易度としては、標準的な問題が多いです。やや難しめの問題についても、問題文の流れに沿って解き進め、小問の解答を行うことで理解が深まりやすくなっています。定番問題は計算ミスをしないように確実に得点し、やや難易度が高い問題については、小問による誘導を生かして丁寧に思考を進めていくと高得点を狙えます。ただし、作業に時間がかかる問題や、考え方に悩む問題に時間を使いすぎると、解き残しが多く出てしまうリスクがある点には注意が必要です。

 

入試対策

北海道大学医学部の物理対策では、文字式のからんだ計算を素早く・正確に行うための問題演習が不可欠です。物理の定番問題について、考え方の道筋を理解するだけでなく、実際に式処理の作業を繰り返すようにしましょう。物理だけでなく、数学においても式処理に苦手意識がある場合は、基本的な文字式の計算練習を繰り返し、スピードと正確さを高める対策が求められます。北海道大学の理科は2科目で150分の制限時間となっていますが、化学や生物も小問数が多く、解答に時間がかかります。そのため、物理で式処理に時間がかかるからといって、1科目あたりの目安である75分を大きく超えることがないよう、時間配分の練習も行ってください。

 

分野別の対策

  • 頻出分野の力学、波動、電磁気、熱力学の対策を重点的に進めましょう。
  • 大問数が少ないため、1つでも苦手な分野があると北海道大学医学部合格が難しくなってしまいます。
  • 物理に苦手分野がある受験生は、まずその分野の理解を確実にし、問題演習を徹底して基礎~標準レベルの問題を素早く完答する学力をつけることが最優先です。

 

出題形式に応じた対策

  • 北海道大学物理の出題形式に応じた対策としては、誘導形式の大問を多く解くと効果的です。
  • 問題を見た瞬間に大問全体の流れがわからなかったとしても、与えられた条件や前半の小問の解答などから、理解を深めて得点を積み上げる練習が有効になります。
  • 計算問題を解く際に、単にその問題の答えを出すだけでなく、どのような事項と関連しているのかや、小問間の流れを意識する対策をしておくと、北海道大学の入試問題に対応しやすいです。

 

過去問演習での注意点

  • 北海道大学物理の過去問演習をする際には、時間配分に気をつけてください。
  • 理科2科目のうちどちらを先に解答するか、物理の中でどの大問から取り組むのかを決めておくと安心です。
  • 物理についてはやや難易度が高い問題が混じっていることもありますが、定番の問題が出題されることも少なくありません。
  • 最初にすべての大問にざっと目を通し、見たことのある定番問題があれば、優先的に取り組むようにしましょう。
  • 過去問演習の初期には、どの大問にどの程度時間がかかったのかをタイマーで計り、記録しておくのも1つの方法です。
  • 時間がかかりすぎた大問があれば、その問題の難易度が高いのか、自分の理解が不十分だったのか、あるいは式処理のまずさがあったのかなど、原因を分析してください。
  • 見つかった原因に応じた対策を進めることで、解答時間の短縮と得点率アップを両立しやすくなります。
  • 大問ごとの難易度がわかりにくい場合や、具体的な対策方法に自信がない場合は、学校の先生や医学部専門予備校のスタッフなどに相談し、多くの視点から効果的な対策を考えるのも有効です。

 

まとめ

  • 力学、波動、電磁気などが頻出
  • 文字式で解答する形式が大半
  • 小問数が多く、時間配分に要注意
化学対策(75分程度・75点)

出題傾向

理科2科目を150分で解答することから、制限時間の目安は75分です。大問は3題ですが、各大問がⅠとⅡに分かれているため、実質的には大問6題と考えるとよいでしょう。

 

◯出題分野
出題分野は理論化学、無機化学、有機化学がそれぞれ3分の1ずつくらいとなっており、北海道大学の化学はバランスが取れた出題傾向になります。例年、大問1が理論化学、大問2が無機化学、大問3が有機化学の出題となっていることが多いです。それぞれの分野内の単元についても極端な偏りはなく、化学や化学基礎の全範囲を丁寧に学習しておくことが求められます。

 

◯難易度と特徴
全体の難易度としては、教科書レベルの基礎知識~標準的な問題が多く、難問・奇問は少ないです。高校化学の内容をきっちり理解していれば得点を積み重ねやすい傾向となっています。ただし、小問数が非常に多く、計算が求められる出題も見られることから、制限時間には注意が必要です。この「小問数が多い」というのは北海道大学の理科全体の出題傾向と言えます。ゆえに、物理や生物でも小問数が多く、制限時間が厳しくなりがちですので、化学の解答時間が75分を大幅に超過すると、他教科での失点につながりやすいので注意が必要です。

 

◯解答形式
解答形式は、選択肢から選ぶ記号選択問題のほか、数値を答える計算問題、用語を答える記述問題があります。また、化学反応式や構造式などの化学式を書く問題もありますが、論述問題は見られません。1つ1つの問題を正確かつすばやく解く力が重視されていることがわかります。

 

化学式・化学反応式

  • 2024年:12問
  • 2025年:12問

→知識問題でも化学式での解答を求められることがあり、物質名と化学式のどちらで答えるのかには注意が必要です。

 

◯計算問題
計算問題については、理論化学分野で多く問われやすい傾向があります。北海道大学の化学対策では全分野・全単元をバランスよく学習できているかが問われますが、理論化学分野については計算問題の練習量も得点を左右しやすい要因です。

 

入試対策

北海道大学医学部の化学では、標準的な問題がバランスよく出題されます。教科書レベルの基礎知識は確実に身につけ、無駄な失点をしないようにする対策が不可欠です。また、小問数が非常に多く、制限時間の目安である75分では解き切れないことも考えられます。まずは知識問題を即答できるようにして、計算問題や思考系の問題に多くの時間を回せるようにしましょう。

 

計算問題の対策

  • 定番の処理を素早く・正確に行えるよう、問題演習を繰り返す対策が有効です。
  • 北海道大学化学の過去問にこだわらず、実戦レベルの計算問題を反復して化学の学力を高めてください。
  • 過去問対策については、主に時間配分の練習をするために行うことになります。
  • 時間配分については、北海道大学の化学が大問、小問ともに難易度順に並んでいないことが多い点に注意が必要です。
  • 時間がかかると感じたり、難しいと感じたりした場合はすぐにその問題を飛ばし、解けそうな問題を優先することで確実に得点を積み重ねる対策が大切になります。

 

知識問題の対策

  • 記号選択式だけでなく、用語や化学式を記述する問題も多く出題されます。
  • 北海道大学医学部に合格するため、化学で高得点を取りたい受験生は、化学の基礎知識を曖昧にせず、正確に暗記しておくことが大切です。
  • 普段の学習から、暗記事項を目で見る学習にとどめるのではなく、一問一答についても答えをノートに書いたり、重要な化学反応については化学反応式や関係する物質の化学式を手書きでまとめたりする対策が役立ちます。
  • 物質名と化学式をきちんと結びつけておくことを意識してください。

 

全体的な対策

  • 全体としては、高校化学の分野・単元で苦手を作らないようにする対策が求められます。
  • 化学で苦手分野がある医学部受験生は、北海道大学医学部化学の過去問演習に入る前に、まずは苦手分野の知識・理解を確実にして苦手を克服しておきましょう。
  • 小問数が多いため、問題文から必要な情報を読み取ったり、計算問題では正しい手順ですばやく作業を進めたりすることが求められます。
  • 普段から解答スピードに不安がある受験生や、化学の計算問題に苦手意識がある受験生は、過去問対策で時間配分に特に気をつけたり、計算問題のトレーニングを集中的に行ったりする対策が望ましいです。

 

過去問演習の注意点

  • 北海道大学化学の過去問演習の際には、できるだけ長い時間を確保し、「理科2科目を150分」で解くようにしてください。
  • 化学の中での時間配分だけでなく、理科2科目で150分という全体の枠組みのなかで、効率的な時間配分を練習すべきです。
  • 解きづらいと感じる問題は飛ばしても構いませんが、化学を先に解くのか、他の科目を先に解くのかは、入試本番までに決めておくようにしましょう。

 

まとめ

  • 北海道大学医学部の化学は小問数が多い
  • 論述はなく、記号選択や用語等の記述形式
  • 基礎~標準レベルの知識を完璧に身につけたい
生物対策(75分程度・75点)

出題傾向

制限時間の目安が75分(理科2科目で150分)となっています。物理や化学の小問数が多く、計算が必要な問題の割合も高いことから、北海道大学の生物は75分未満で解答を終えたいところです。ただし、生物も大問数こそ4題と少なめですが大問ごとの小問数が多く、解答に時間がかかる形式になっています。

 

◯解答形式
解答形式は、記号選択問題、用語記述問題、数値を答える問題が中心です。出題数はそれほど多くありませんが、50字以内くらいで書ける論述問題も複数出題される傾向があります。

 

論述問題の出題数

  • 2024年:3問
  • 2025年:6問

→論述問題を含め、与えられた実験に対する考察が求められることが多い点も北海道大学生物の傾向と言えるでしょう。

 

論述問題や計算問題について、一定の思考が求められるものの、極端に難しいわけではありません。北海道大学医学部を受験する場合、基本的な用語記述問題ではあまり差がつかず、計算や論述問題で得点を確実に重ねられるかどうかが合否を左右することも考えられます。

 

◯出題分野
北海道大学の生物における頻出分野は特になく、各分野からバランスよく出題されています。

 

2024年の出題

  • 大問1:酵素や遺伝子
  • 大問2:代謝
  • 大問3:生殖
  • 大問4:進化などに関する出題

 

2025年の出題

  • 大問1:免疫や遺伝
  • 大問2:生殖
  • 大問3:神経
  • 大問4:生態に関する内容

→各大問内で複数の分野にまたがった出題がされる傾向が強く、上述した大問ごとのテーマも主なものを示しており他の分野からも出題されています。

 

◯難易度
難易度としては、難問・奇問の類は少なく、基礎~標準レベルの問題が中心となっています。教科書レベルの知識が確実に身についているかどうかや、実戦レベルの定番問題を数多く解いてきたかが得点を左右しやすい傾向です。ただし、実験考察問題では資料を読み取る必要があることも多く、自分が持っている知識と結びつけて考えたり、必要な情報を取捨選択したりする能力も問われます。難問が少ない分、知識を確実に得点に結びつけられるかどうかや、実験などの考察問題に素早く対応できるかどうかなどが、北海道大学の生物で他の受験生と差がつくポイントになりやすいです。

 

入試対策

北海道大学医学部の生物対策としては、まず教科書レベルの知識を確実に身につけましょう。用語記述問題では得点を重ねるだけでなく、短時間で素早く適切な語句を解答することで計算問題などにかける時間をできるだけ多く確保することが大切です。

 

高得点獲得の鍵

  • 北海道大学の生物はバランスよく様々な分野から出題される上、標準レベルまでの問題が中心となっています。
  • そのため、苦手分野を作らず、各分野で確実に得点を重ねることが高得点の鍵となります。
  • 北海道大学医学部に合格するためには、少なくとも8割以上の得点を目指して、典型問題の演習を重ねましょう。

 

苦手分野の克服

  • 苦手分野がある場合や、初めて習ってからの期間が浅く問題演習が不足している分野がある場合は、過去問対策を始める前に知識を整理して定着させておく対策が必要です。
  • 北海道大学の生物はそれほど癖が強くない出題傾向ですので、まずは高校生物の知識を確実に身につけることが対策の近道です。
  • 焦って過去問に手を出すよりも、苦手分野の克服や計算問題などの演習を徹底することを意識してください。

 

実験考察問題の対策

  • 教科書レベルの知識を身につけた上で実戦演習に入る際には、特定の分野にこだわった演習をするというよりも、実験がテーマとなっており、複数の資料を読み取る必要がある問題に多く取り組むと良いでしょう。
  • グラフや文章などから必要な情報を素早く、正確に読み取る対策が大切になります。
  • 教科書などで学習する際にも、実験については手順や目的、考察の進め方などを丁寧に理解することを心がけてください。
  • 疑問点がある場合は資料集などで調べたり、学校や医学部専門予備校の先生などに質問したりして解決しておくことが大切です。
  • 高校生物の教科書や定番の問題集に掲載されている内容について、わからないことがない状態で北海道大学生物の入試に臨む準備をしましょう。

 

過去問演習での注意点

  • 北海道大学生物の過去問演習では、時間配分に注意してください。
  • 小問数が非常に多く、1問1問をテキパキ解いていかないと制限時間内に解き終えることは難しいです。
  • 物理や化学と比べると割合が低いものの、計算問題も出題されます。
  • 特に定番の計算問題については、素早く・正確に処理を進められるように対策を徹底しましょう。
  • 論述問題も少ないながら見られます。要点を短時間でうまくまとめる対策を繰り返しておくと安心です。
  • 過去問演習がある程度進んだ段階で、論述問題だけを取り出して反復する対策も有効になります。

 

まとめ

  • 北海道大学の生物は小問数が多い
  • 50字以内程度の論述問題も複数出る
  • 基礎~標準レベルの問題を完璧にして高得点を狙おう
面接対策

面接形式:
個人面接(約10分)で、医師としての適性や人間性を評価します。面接カードを試験1日目に記入し、その内容に沿って2日目に面接が行われるのが特徴です。

  • 医学部志望動機を明確に述べられるよう準備
  • 北海道大学を選んだ理由の明確化
  • 地域医療への関心や北海道での医療貢献について
  • 総合入試(進振り制度)についての理解を示す
  • 研究への興味や将来の専門分野について考えをまとめる
  • 高校時代の活動や経験を医学との関連で説明できるよう準備

過去の合格実績と出題傾向分析

合格者の特徴

合格最低点目安

共通テスト:約87-89%

二次試験:約60-65%

総合:約70-75%

※年度により変動あり

出身高校

・全国の進学校から幅広く合格

・北海道内の高校出身者が約40%

・東日本地域からの合格者が多い

・公立・私立を問わず多様

現役・浪人比率

現役:約50%

1浪:約35%

2浪以上:約15%

※年度によって比率は変動。

合格者の特徴

・二次試験での高得点が重要

・数学・理科の記述力が高い

・面接での評価も合否に影響

・地域医療への理解が深い

最近5年間の出題傾向

科目 頻出分野 難易度 対策優先度
数学 微積分、複素数平面、確率 標準~やや難 最重要
物理 力学、電磁気、波動 標準 重要
化学 理論化学、有機化学 標準 重要
生物 遺伝、生理、進化・分類 標準~やや難 重要
英語 長文読解、英作文、要約 標準 重要

よくある質問(Q&A)

Q1. 北海道大学医学部の難易度はどのくらいですか?
偏差値65~69で、国立医学部の中では標準的な難易度です。東北大学、筑波大学、名古屋大学などと同レベルとされています。共通テストで87%以上、二次試験でも60%以上の得点が目安となります。
Q2. 総合入試(進振り制度)とは何ですか?

北海道大学の特徴的な制度で、総合入試で入学した学生は2年次から学部を選択できます。主な特徴は以下の通りです:

  • 幅広い教養:1年次は全学教育科目を履修
  • 成績による振り分け:1年次の成績により希望学部への進学が決定
  • 医学部への道:理系から医学部医学科への進学も制度上は可能ですが、進学には極めて優秀な成績(GPA上位)が必要で、実際には非常に狭き門となっています。一般には直接医学部を受験することが現実的です。
Q3. 現役合格は難しいですか?浪人は不利になりますか?

現役合格者は約50%で、浪人生の比率がやや高いのが特徴です。ただし、浪人による不利は基本的にありません。重要なのは学力と医師としての適性です。面接では浪人期間中の成長や医学への熱意を積極的にアピールできれば全く問題ありません。

Q4. どの予備校がおすすめですか?

北海道大学医学部対策では、以下のような選択肢があります:

  • 大手予備校:駿台、河合塾の医学部コース・国立コース
  • 医学部専門予備校:富士学院、メディカルラボなど
  • 地域の予備校:札幌の地元予備校も実績あり

国立大学対策では、医学部専門予備校の難関大学コースが効果的です。遠方の方は、オンライン指導も検討しましょう。

Q5. 面接ではどのような質問をされますか?

北海道大学医学部では約10分の個人面接が実施されます。主な質問内容は:

  • 医学部志望理由・医師志望動機
  • 北海道大学を選んだ理由
  • 地域医療への関心(特に北海道の医療について)
  • 将来の専門分野への興味
  • 面接カードに記載した内容について
  • 高校生活で力を入れたこと

特に北海道の地域医療総合入試制度への理解を示すことが重要です。

Q6. 他大学との併願はどうすればいいですか?

北海道大学医学部の受験戦略として:

  • 国公立:東北大学、筑波大学、札幌医科大学などを比較候補として検討
  • 私立:岩手医科大学、東北医科薬科大学、慶應義塾大学など
  • 推薦入試:フロンティア入試TypeⅠの活用

共通テストの結果を見て、出願校を最終決定することが重要です。地理的な条件も考慮して併願校を選びましょう。

合格までのロードマップ

学年別対策スケジュール

高校1・2年生

  • 基礎学力の徹底的な定着
  • 英語・数学の先取り学習
  • 医療体験・ボランティア参加
  • 定期的な模試受験で実力把握

高校3年生春~夏

  • 入試問題演習の開始
  • 弱点分野の集中対策
  • 面接対策の準備開始
  • フロンティア入試の検討

高校3年生秋~冬

  • 過去問演習の徹底
  • 出願書類の準備
  • 共通テスト対策の強化
  • 体調管理とメンタルケア

直前対策

  • 時間配分の最終確認
  • 面接カード記入の練習
  • 体調管理の徹底
  • 札幌での宿泊・移動手段確保

最後に – 受験生・保護者の皆様へ

北海道大学医学部合格への道筋

北海道大学医学部は、開拓者精神と国際性を兼ね備えた医師を育成する伝統ある医学部です。国立大学として学費も抑えられ、豊かな自然環境の中で充実した医学教育を受けることができます。