医学部過去問から希望単元を生成AIで探す方法|ChatGPTで解答作成・類題演習までPMD式

PMD式 医学部受験AI活用シリーズ
医学部過去問から「希望単元」を生成AIで探す方法
ChatGPTで解答作成・類題演習まで行うPMD式学習法
大学別・年度別・科目別の過去問から希望単元を効率よく検索し、解答方針の確認、答案作成、添削、類題演習へとつなげる方法を、PMD医学部専門予備校が解説します。

医学部受験では、過去問演習が非常に重要です。しかし受験生からは、次のような相談を受けることがあります。

「久留米大学医学部で単振動は何年度に出ていますか」

「福岡大学医学部で化学平衡が出た年度だけを探したいです」

「生物の遺伝子発現が出た大学をまとめて演習したいです」

「数学の確率だけ、医学部入試の過去問から集中的に解きたいです」

このような単元別の過去問検索は、従来であれば、何年分もの過去問を1冊ずつめくり、目次や解説を確認しながら手作業で探す必要がありました。非常に時間がかかる作業です。

しかし、生成AIをうまく使えば、大学別・年度別・科目別の過去問情報を整理し、希望する単元を効率よく検索できるようになります。さらに、見つけた過去問について、解法方針の確認、答案作成、別解の検討、類題生成、弱点分析まで行うことができます。

ただし、AIに丸投げしてはいけません。PMD医学部専門予備校では、生成AIを「答えを教えてくれる機械」ではなく、受験生の思考力・答案作成力・復習効率を高める補助ツールとして活用することが重要だと考えています。

この記事では、医学部過去問から希望単元を探し、その解答を作成し、さらに類題演習へつなげる方法を、受験生にも保護者にもわかりやすく解説します。

目次
  1. 生成AIで過去問演習はどう変わるのか
  2. まず作るべき「過去問データベース」
  3. 単元タグを決める
  4. 過去問をAIで単元分類するプロンプト
  5. 希望単元を検索するプロンプト
  6. 例:久留米大学医学部で「単振動」を探す
  7. AIで解答を作成する方法
  8. 答案添削に使う方法
  9. 類題生成で演習量を増やす方法
  10. 生成AIを使うときの注意点
  11. PMD式・AI過去問学習フロー
  12. 受験生におすすめの1週間の使い方
  13. PMD医学部専門予備校へのご相談
  14. PMDサイト内の関連記事
  15. よくある質問
  16. 執筆者紹介

生成AIで過去問演習はどう変わるのか

過去問演習で本当に大切なのは、単に「何年分解いたか」ではありません。大切なのは、次の3点です。

  1. 自分の志望校で出やすい単元を知ること
  2. 自分が苦手な単元を過去問で重点的に演習すること
  3. 解いた後に、答案としてどこまで書けるかを確認すること

たとえば物理で「単振動」が苦手な生徒がいたとします。この生徒が効率よく学習するには、物理の問題集を最初からすべて解くよりも、まず志望校や近いレベルの医学部で過去に出題された単振動の問題を探し、出題パターンを確認するほうが効果的です。

単振動といっても、出題パターンはさまざまです。

  • 水平ばね振り子
  • 鉛直ばね振り子
  • 斜面上の単振動
  • 円運動との融合
  • 力学的エネルギー保存との融合
  • 地球内部を通るトンネルの単振動
  • 電磁気や熱力学との融合問題

生成AIを使えば、こうした過去問を単元別・テーマ別に分類し、「どの年度に、どの形式で出題されたか」を整理できます。さらに、ただ年度を探すだけでなく、次のような分析も可能です。

  • 出題単元
  • 必要な公式
  • 難易度
  • 典型問題か応用問題か
  • 他単元との融合の有無
  • 解答に必要な記述量
  • 再演習すべき類題

つまり、生成AIを使うことで、過去問演習は「年度順に何となく解く学習」から、「必要な単元を狙って演習する学習」へ変えることができます。

まず作るべき「過去問データベース」

生成AIで過去問を検索するには、まずAIが参照できる形で情報を整理する必要があります。AIは何もない状態で、すべての医学部過去問の出題年度を正確に覚えているわけではありません。特に私立医学部の年度別・設問別の出題単元は、一般的な検索だけでは十分に拾えないことがあります。

そのため、PMD式では、まず過去問情報を次のような表にします。

大学名 年度 日程 科目 大問 単元 小単元 難易度 融合単元 メモ
久留米大学医学部 2023 前期 物理 第1問 力学 単振動・ばね 標準 万有引力 鉛直ばね、地球中心トンネル
久留米大学医学部 2016 前期 物理 第1問 力学 単振動 標準 運動方程式 つり合いの位置が振動中心
福岡大学医学部 20XX 一般 化学 第2問 理論化学 化学平衡 標準 酸塩基 平衡定数の計算

この表をGoogleスプレッドシート、Excel、Notion、WordPressの内部資料などで管理しておくと、後からAIに読み込ませやすくなります。

最初から完璧な表を作る必要はありません。まずは「大学名・年度・科目・大問・単元・メモ」だけで十分です。演習を進めながら、難易度や融合単元、解き直しの必要性を追加していけば、受験生専用の過去問データベースになります。

単元タグを決める

過去問をAIで検索しやすくするには、単元名を統一する必要があります。たとえば同じ物理の単振動でも、表記がばらばらだと検索精度が下がります。

  • 単振動
  • ばね振り子
  • 振動
  • SHM
  • 運動方程式
  • 復元力

これらは近い内容ですが、すべて同じ意味ではありません。そこで、最初に「タグのルール」を決めます。

物理のタグ例
大分類 中分類 小分類
力学 運動方程式 等加速度運動、斜面、束縛条件
力学 エネルギー 力学的エネルギー保存、仕事、摩擦
力学 単振動 水平ばね、鉛直ばね、単振り子、円運動との関係
力学 円運動 等速円運動、鉛直円運動、遠心力
波動 波の式 定常波、干渉、ドップラー効果
電磁気 電場・電位 コンデンサー、回路、電磁誘導

化学のタグ例
大分類 中分類 小分類
理論化学 化学平衡 平衡定数、電離平衡、緩衝液
理論化学 酸塩基 中和滴定、pH、弱酸弱塩基
理論化学 酸化還元 電池、電気分解、酸化数
無機化学 金属元素 沈殿、錯イオン、系統分離
有機化学 構造決定 異性体、芳香族、天然高分子

生物のタグ例
大分類 中分類 小分類
分子生物 遺伝情報 DNA、転写、翻訳、遺伝子発現
代謝 呼吸・光合成 酵素、ATP、電子伝達系
生殖発生 発生 胚葉、誘導、形態形成
生態 個体群 種間関係、物質循環、進化
実験考察 グラフ読解 対照実験、仮説検証、記述問題

数学のタグ例
大分類 中分類 小分類
数学IA 確率 条件付き確率、反復試行、場合の数
数学IIB 数列 漸化式、和、数学的帰納法
数学IIB ベクトル 内積、空間ベクトル、軌跡
数学III 微分積分 面積、体積、接線、極限
数学III 複素数平面 軌跡、回転、図形問題

このようにタグを決めておくと、AIに対して「物理の単振動だけ」「化学平衡の中でも電離平衡だけ」「数学IIIの積分で体積だけ」といった検索がしやすくなります。

過去問をAIで単元分類するプロンプト

過去問や解説を読んだ後、AIに単元分類をさせるときは、次のように指示します。

あなたは医学部受験専門予備校の教材分析担当です。
以下の過去問情報を読み、出題単元を分類してください。条件:
・推測で断定しないでください。
・問題文から判断できる単元だけを書いてください。
・主単元と副単元を分けてください。
・医学部入試対策で検索しやすいタグ名にしてください。
・出力は表形式にしてください。

出力項目:
大学名/年度/日程/科目/大問番号/主単元/副単元/小単元/必要公式/難易度/復習すべき内容/メモ

過去問情報:
(ここに問題文、解説、または自分で作成した要約を貼る)

ポイントは、「推測で断定しないでください」と入れることです。AIは便利ですが、問題文に書かれていない情報まで補ってしまうことがあります。特に年度、大学名、大問番号、出題単元を扱うときは、必ず根拠のある情報だけを表にするよう指示する必要があります。

希望単元を検索するプロンプト

過去問データベースがある程度できたら、次は希望単元を検索します。たとえば、物理の単振動を探したい場合は、次のように入力します。

以下は医学部入試の過去問データベースです。
この中から「物理・力学・単振動」に該当する問題だけを抽出してください。条件:
・単振動が主単元のものを優先してください。
・ばね、単振り子、復元力、円運動との関係、万有引力との融合も候補に含めてください。
・ただし、単なる円運動だけの問題は除外してください。
・年度順に並べてください。
・最後に、優先して解くべき順番を示してください。

出力項目:
大学名/年度/日程/大問番号/単元/出題内容/優先度/復習ポイント

過去問データベース:
(ここに表を貼る)

このように指示すると、AIは単にキーワード一致で探すだけでなく、「単振動に近い問題」と「単振動ではない問題」を分けてくれます。

検索結果をさらに絞るプロンプト
上の検索結果から、久留米大学医学部の問題だけを抽出してください。
さらに、単振動の基本公式で解ける問題、応用的な設定を含む問題、他単元との融合問題に分類してください。
弱点別に並べ替えるプロンプト
私は単振動の中でも、つり合いの位置の取り方と周期の導出が苦手です。
検索結果の中から、この弱点克服に役立つ順番で並べ替えてください。
各問題について、解く前に確認すべき公式も書いてください。

このように使うと、過去問演習が単なる「年度順」ではなく、「自分の弱点を克服する順番」に変わります。

例:久留米大学医学部で「単振動」を探す

たとえば、受験生が次のように質問したとします。

「久留米大学医学部の物理で、単振動が出た年度を知りたいです」

この場合、AIには次のように聞くと効果的です。

久留米大学医学部の物理について、過去問データベースの中から「単振動」に関係する年度を抽出してください。

条件:
・単振動、ばね振り子、復元力、つり合いの位置、地球中心トンネル、円運動との関係を含む問題を候補にしてください。
・主単元が単振動の問題と、単振動が一部だけ使われる問題を分けてください。
・各年度について、出題内容、必要な考え方、復習すべき公式をまとめてください。
・情報が不確かな年度は「要確認」と書いてください。

AIに検索させた後は、必ず元の過去問、解答速報、大学別の傾向と対策ページで確認します。

過去問検索の精度を高める参考ページ
PMDの「国公立大学・私立大学 医学部受験『傾向と対策』」ページが役立ちます

生成AIで医学部過去問から希望単元を探す場合、最初からAIだけに質問するのではなく、まずPMD医学部専門予備校の大学別「傾向と対策」ページを確認しておくと効率的です。このページでは、国公立大学・私立大学の医学部について、大学ごとの入試問題の傾向や対策が整理されているため、志望校別に「どの科目で何を重点的に見るべきか」をつかみやすくなります。

たとえば、久留米大学医学部、福岡大学医学部、産業医科大学など、大学別ページを確認してからAIに「この大学の物理で単振動が出た年度を整理してください」「化学平衡が出題されている年度を抽出してください」と指示すると、AIの検索・分類作業がより実戦的になります。

使い方のポイント:AIは過去問探しの手間を減らす道具、PMDの傾向と対策ページは大学別の出題傾向を確認する土台として使います。AIで抽出した年度・単元は、必ず元の過去問やPMDの大学別ページに戻って確認しましょう。

医学部受験『傾向と対策』ページを見る

AIの役割は、過去問探しの手間を減らすことです。最終確認は、人間が資料に戻って行う必要があります。

単振動で確認すべき基本事項

久留米大学医学部に限らず、私立医学部の物理で単振動を学ぶ場合、最低限確認すべきポイントは次の通りです。

  • 運動方程式を立てられるか
  • つり合いの位置を正しく取れるか
  • 復元力が変位に比例することを示せるか
  • ma = -kx または a = -ω²x の形にできるか
  • 角振動数 ω を求められるか
  • 周期 T = 2π/ω を求められるか
  • 力学的エネルギー保存と組み合わせて解けるか
  • 他単元との融合問題に対応できるか

単振動は、公式暗記だけでは得点しにくい単元です。特に医学部入試では、「どこを振動中心にするか」「変位をどこから測るか」「重力や垂直抗力をどう処理するか」で差がつきます。

AIで解答を作成する方法

過去問を見つけたら、次は解答作成です。ただし、AIにいきなり「この問題を解いて」と聞くのは、あまり良い使い方ではありません。医学部受験で大切なのは、答えを知ることではなく、自分で答案を作れるようになることです。

PMD式では、次の順番でAIを使います。

手順1:まず自力で解く

最初に必ず自力で解きます。わからない場合も、すぐにAIへ聞くのではなく、次のようにメモします。

  • どこまでわかったか
  • どの式を立てたか
  • どこで止まったか
  • 何が不明だったか
  • 公式を忘れたのか、考え方がわからないのか

このメモがあると、AIからのフィードバックが具体的になります。

手順2:AIに「方針」だけ確認する

以下の問題について、解答を最後まで出すのではなく、解法方針だけを教えてください。

条件:
・最初に注目すべき力や条件を示してください。
・使う公式を挙げてください。
・計算結果はまだ出さないでください。
・私が自力で続きを解けるように、ヒント形式で説明してください。

問題:
(問題文または自分で作成した要約)

私の途中方針:
(自分の考えを書く)

この使い方なら、AIに答えを丸ごと出させるのではなく、自分で考える余地を残せます。

手順3:自分の答案をAIに添削させる
以下は私が作成した答案です。
医学部入試の記述答案として見たとき、減点されそうな箇所を指摘してください。条件:
・計算ミス、論理の飛躍、説明不足を分けてください。
・採点者に伝わる答案にするために、追加すべき一文を提案してください。
・模範答案を丸ごと書く前に、まず改善点だけを示してください。

問題の要約:
(問題の要約)

私の答案:
(答案を貼る)

このプロンプトでは、AIを採点者の視点として使います。特に数学・物理・化学では、「式は合っているが説明が足りない」「答えは出ているが定義が曖昧」「途中式の意味が採点者に伝わらない」といった弱点を見つけやすくなります。

手順4:最後に模範解答を作らせる

上の改善点を踏まえて、医学部入試の記述答案として、採点者に伝わる模範解答を作成してください。

条件:
・途中式を省略しすぎないでください。
・式を立てる理由を簡潔に説明してください。
・最終答案は、実際の試験で書ける長さにしてください。
・別解がある場合は、最後に簡単に紹介してください。

この順番で使うと、AIの解答を読むだけで終わらず、自分の答案を改善する学習になります。

答案添削に使う方法

生成AIは、解答作成だけでなく、答案添削にも使えます。特に、手書き答案を写真に撮って読み込めるAIを使えば、数学・理科・英作文・小論文の答案をチェックできます。

ただし、AIの読み取りには誤りが出ることがあります。文字の読み間違い、式の誤認識、採点基準とのズレが起こる可能性があります。そのため、AI添削は一次チェックとして使い、最終判断は講師が行うのが安全です。

答案添削プロンプト

この答案を医学部入試の採点者の視点で見てください。

確認してほしい点:
1. 論理の流れは自然か
2. 途中式の省略が多すぎないか
3. 記号の定義が明確か
4. 単位や有効数字は適切か
5. 最終答だけでなく、過程点を取れる答案になっているか
6. 医学部入試の答案として、減点されやすい表現はないか

出力形式:
・良い点
・減点されそうな点
・追加すべき一文
・書き直し例
・次に解くべき類題のテーマ

このプロンプトは、特に記述型の問題に有効です。医学部入試では、正解にたどり着いていても、答案の書き方が不十分だと点数が伸びないことがあります。AIを使って自分の答案を客観視することは、答案作成力を高める練習になります。

類題生成で演習量を増やす方法

過去問は、1回解いて終わりではありません。本当に大切なのは、同じ考え方を使う別の問題を解けるようにすることです。そこで、過去問を解いた後にAIで類題を作ります。

単振動の類題生成プロンプト

以下の医学部入試過去問と同じ発想を使う類題を作成してください。

条件:
・単元は物理の単振動です。
・つり合いの位置を振動中心として扱う問題にしてください。
・難易度は3段階で作成してください。
1. 基本:公式確認レベル
2. 標準:医学部入試標準レベル
3. 応用:他単元との融合を含むレベル
・各問題に解答方針、模範解答、よくあるミスを付けてください。
・数値設定に矛盾がないか確認してください。

元の問題の要約:
(ここに過去問の要約を書く)

化学の類題生成プロンプト
この問題は化学平衡と電離平衡を組み合わせた医学部入試問題です。
同じ考え方を使う類題を3問作成してください。条件:
・1問目は標準計算
・2問目はグラフ読解を含む問題
・3問目は記述説明を含む問題
・解答には、平衡定数の立て方、近似の妥当性、よくあるミスを含めてください。

生物の類題生成プロンプト
この問題は遺伝子発現と実験考察を問う問題です。
同じテーマで、グラフ読解と記述説明を含む医学部入試レベルの類題を作成してください。条件:
・実験条件を明確にしてください。
・対照実験を含めてください。
・記述問題は50字、80字、120字の3種類にしてください。
・模範解答と採点基準を付けてください。

AIが作る類題は便利ですが、必ずしも入試問題として完成度が高いとは限りません。数値が不自然、答えが一意に定まらない、難易度がずれる、医学部入試らしくない設問になることもあります。そのため、PMDでは、AIが生成した類題をそのまま使うのではなく、講師が内容を確認し、生徒の弱点に合わせて調整することが大切だと考えています。

生成AIを使うときの注意点

生成AIは非常に便利ですが、医学部受験で使う場合には注意が必要です。

1. AIの答えが正しいとは限らない

AIは、もっともらしい解答を作ることがあります。特に数学や物理では、途中式の符号ミス、条件の読み落とし、場合分けの不足が起こることがあります。AIの解答は、必ず自分で検算し、解答速報や講師の解説と照合しましょう。

2. 過去問情報は必ず元資料で確認する

「何年度に何の単元が出たか」は、AIだけで断定してはいけません。過去問、大学公式情報、予備校の解答速報、PMDの傾向と対策ページなど、元資料に戻って確認することが重要です。AIは検索の補助にはなりますが、最終確認の代わりにはなりません。

3. 著作権・利用規約に注意する

過去問や解説には著作権が関係する場合があります。問題全文や解答全文を不特定多数に公開したり、利用規約に反する形でAIに入力したりすることは避ける必要があります。学習目的で使う場合も、利用するAIサービスの規約を確認し、必要に応じて問題文を自分で要約して入力するなどの配慮が必要です。

4. 個人情報を入力しない

答案写真をAIに読み込ませる場合、氏名、受験番号、学校名、個人が特定される情報が写っていないか確認しましょう。模試や答案を撮影する場合は、個人情報部分を隠してから使うことをおすすめします。

5. AIに頼りすぎると考える力が伸びにくい

AIは便利ですが、最初から答えを見てしまうと、自分で考える力が伸びません。医学部入試では、本番でAIは使えません。そのため、AIは「自分で考えた後に使う」「答案を改善するために使う」「類題演習を増やすために使う」という位置づけが大切です。

PMD式・AI過去問学習フロー

PMD医学部専門予備校では、生成AIを使った過去問学習を、次の流れで考えます。

STEP 1
志望校と苦手単元を決める

まず、志望校と苦手単元を明確にします。例:

  • 久留米大学医学部の物理で単振動を強化したい
  • 福岡大学医学部の化学で化学平衡を演習したい
  • 産業医科大学の数学で確率を重点的に解きたい
  • 私立医学部全体で生物の実験考察を練習したい
STEP 2
過去問データベースから該当問題を検索する

AIに過去問データベースを読み込ませ、希望単元を抽出します。このとき、主単元、副単元、融合単元を分けることで、演習の優先順位がつけやすくなります。

STEP 3
自力で解く

AIに解かせる前に、自分で解きます。途中で止まった場合も、どこで止まったかを記録します。

STEP 4
AIに方針を確認する

すぐに模範解答を見ず、まず解法方針やヒントを確認します。

STEP 5
答案を作成する

本番の試験で書くつもりで、答案を作成します。途中式、説明、単位、条件設定まで書きます。

STEP 6
AIで一次添削する

AIに、説明不足、論理の飛躍、採点上の弱点を指摘させます。

STEP 7
講師が確認する

AIの指摘が妥当かどうかを講師が確認します。大学別の採点傾向や医学部入試の答案作法を踏まえて、最終的にどう書くべきかを修正します。

STEP 8
類題を作って再演習する

同じ考え方を使う類題を作り、解き直します。ここで初めて、「理解した」から「使える」に変わります。

受験生におすすめの1週間の使い方

生成AIを使った過去問学習は、毎日長時間行う必要はありません。次のように、1週間単位で組み込むと効果的です。

曜日 学習内容 AIの使い方
月曜 苦手単元を決める 過去問データベースから該当単元を検索
火曜 基本問題を解く 解法方針の確認
水曜 過去問を解く 自分の答案を一次添削
木曜 解き直し 減点ポイントを整理
金曜 類題演習 AIで類題を作成
土曜 講師に確認 AI添削と自分の答案を比較
日曜 学習ログ整理 次週の弱点単元を決める

この流れを続けると、過去問演習が「解いて終わり」になりにくくなります。医学部受験では、1問からどれだけ学べるかが重要です。生成AIは、1問の学習価値を高めるための道具として使うべきです。

PMD医学部専門予備校へのご相談

PMD医学部専門予備校では、医学部受験に向けたマンツーマン指導、過去問演習、答案作成指導、小論文・面接対策、生成AIを活用した学習管理を行っています。

AI時代の医学部受験では、「どのAIを使うか」よりも、「どのように使って学力に変えるか」が重要です。PMDでは、生成AIを単なる解答作成ツールとしてではなく、受験生一人ひとりの弱点を可視化し、講師の指導と組み合わせて学習密度を高める補助ツールとして活用します。

過去問から希望単元を探したい方、志望校別の出題傾向を整理したい方、答案作成力を高めたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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医学部受験に必要な入試情報、推薦・一般選抜、共通テスト利用、学費、地域枠などを確認できます。

よくある質問
Q生成AIで医学部過去問の出題単元を調べられますか?

A調べることはできます。ただし、AIがすべての年度・大学・大問を正確に記憶しているわけではありません。過去問データベースや解答速報、傾向と対策ページなどの資料をもとにAIへ整理させ、最終的には元資料で確認することが大切です。

Q過去問をそのままAIに入力してもよいですか?

A著作権や利用規約に注意が必要です。問題全文や解説全文を不用意に入力・公開するのではなく、学習目的の範囲で、必要に応じて自分で要約して入力するなどの配慮が必要です。利用するAIサービスの規約も確認しましょう。

QAIが作った解答をそのまま覚えればよいですか?

Aおすすめできません。AIの解答には誤りが含まれることがあります。また、医学部入試では、自分で考えて答案を書く力が重要です。AIの解答は、方針確認、答案改善、別解比較のために使いましょう。

Q単元別の過去問演習は効果がありますか?

A効果があります。特に苦手単元が明確な場合、志望校や類似レベルの医学部過去問から同じ単元を集中的に解くことで、出題パターンと自分の弱点を効率よく把握できます。ただし、直前期には年度別演習も必要です。

QAIで作った類題だけを解けば十分ですか?

A十分ではありません。AIが作った類題は便利ですが、難易度や条件設定が不自然な場合があります。実際の過去問を軸にし、AI類題は補助教材として使うのがよいでしょう。

QPMDでは生成AIをどのように活用しますか?

APMD医学部専門予備校では、生成AIを単なる解答作成ツールではなく、答案添削、過去問検索、類題演習、学習ログ分析、面接練習、小論文対策を補助する道具として活用します。最終的な判断は講師が行い、マンツーマン指導と組み合わせて学習効果を高めます。

執筆者紹介
AUTHOR
岩崎陽一
株式会社アクト代表取締役|PMD医学部専門予備校 代表

PMD医学部専門予備校をはじめ、CES医師国試予備校、CES歯科医師国試予備校、CES薬剤師国試予備校、Meg看護師国試予備校、Meg獣医師国試予備校、Meg心理師国試予備校を運営。医学部受験、医療系国家試験、心理系大学院受験など、医療系教育分野でマンツーマン指導と学習管理を重視した教育事業を展開している。

PMD医学部専門予備校では、医学部入試の学科対策だけでなく、小論文、面接、志望理由書、推薦入試、医学部編入、海外医学部受験まで含めた個別指導を行っている。近年は、生成AI、答案写真、音声面接、学習ログ分析を活用し、受験生一人ひとりの課題を可視化する学習設計に取り組んでいる。

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