スペインの医学生たち

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僕は国際保健をテーマとした部活に入っているのですが、先日、他大学と合同の合宿がありました。各大学から1人ずつ、自由なテーマ(多くは海外での活動の報告)でプレゼンを行うのですが、2年生でもみんなプレゼンが上手で感心しました。

 

中でも印象的だったのは、5年生の臨床実習をスペインの病院で行った人の体験談でした。スペインでは医師の給与は日本と比べて非常に低いそうです。(月給19万といっていたような)それにもかかわらず、多くの医学生や研修医が、人を救いたいという熱意を持っていたことが、日本と大きく違うなと感じたそうです。こうした高い意識を持つからか、ポリクリ中の学生や研修医でも、チームの一員として一人前に扱われます。ポリクリ中の学生がベテラン医師の治療方針に異議を唱える場面も珍しくないそうです。

さらに、学生が重症患者の担当を任されることも珍しくないそうです。患者の側からしたらベテラン医師に担当してもらいたい思いもあるはずですが、新米でも熱意をもって一生懸命に治療するため、受け入れられているのだとか。

 

こうした話を聞くと、テストで大変だー、とか言っている自分はまだまだ甘いと思い知らされます。最近のカリキュラムでは、医師としての目標意識を早期に持ってもらうため、1年や2年のうちから病院へ見学へ行く大学が多いです。それもいいですが、他国の一生懸命に勉強している大学生と交流できる場を設けて、自分たちも負けていられない、という気持ちを掻き立てるのも効果的だと思います。

 

来週、試験があるのですが、この記事を書いていて俄然やる気が出てきました!

受験生のみなさんも、勉強がんばってください!