海外で注意すること

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昨日学校で、海外で注意することについてのセミナーがあり、参加してきました。

講師をされた先生は、去年も部活動でお世話になった先生でした。

 

犯罪や政変に巻き込まれたときの身の守り方、病気や怪我をしたときの対処法から、細やかな旅のTIPSに至るまで、3時間の盛りだくさんの内容でした。これでも、例年は4時間だったのを泣く泣く削ったのだというのだから、驚きです。たくさん聞いた中で、ガイドブックにはなかなか載ってなさそうなものをいくつか紹介しようと思います。

 

1)写真をとるときの注意

せっかく旅行へきたのだから、カメラで写真をたくさん撮って帰りたい、という人は多いと思います。しかし、1枚の写真が原因で警察へ連行されるかもしれません!何を撮ると警察行きなのか、それは軍事設備です。そんなの撮らないから大丈夫、と思っていたら大間違いです。

注意すべきは、町の風景を撮るときです。撮った写真の中に電波塔が写りこんでいたら、警官に肩をたたかれるかも知れません。電波塔のような通信設備は、軍事機密の一つとして扱われています。戦争時には、相手の通信網を破壊することは大きな効果があるからです。そんな設備を写真に収めるということは、通信設備の場所や規模を偵察にきたスパイじゃないか、と疑われるわけです。

その先生は、中央アフリカで写真を撮っていたとき、実際に警察官に呼び止められて連行されそうになったそうです。僕自身も昨年オマーンへ行ったときに、電波塔の下の看板に撮影禁止と書かれていたのをみました。そのほか、橋などの交通設備も撮影禁止のことがあります。僕が以前、中国で写真を撮っていたら、兵士に注意を受けました。

もし知らずに撮ってしまったら、眼の前でデジカメのデータを消去するなどして、悪意がないことをアピールしましょう。

 

2)市街で銃声を聞いたら

大勢の人がパニックで一斉に逃げ出すかも知れませんが、それに飲まれてはいけません。まずは身を低くして流れ弾を避け、周囲の状況を確認しましょう。どこで銃声が発生したのか、距離はどれくらいか、適切な逃げ道はどこか。落ち着いて行動することが第一です。

また、ホテルの室内にいるときには、流れ弾で窓ガラスが飛散してケガをしないように、窓にはカーテンをしておき、窓際に近寄らないようにしましょう。

 

3)意外と役立つコーラ

水分は人間にとって不可欠です。暑い地域に行って、たくさん汗をかいたら、水分補給は常に意識しなくてはなりません。また、病気になったときは、回復のために普段より多くの水分が必要になります。しかし、途上国では安全な飲料水が手に入りにくい場合があります。ミネラルウォーターとして売られている水が、実は水道水を入れただけだった、という話はよく聞きます。これを飲んでお腹を壊したとき、一体何を飲んで水分補給すればいいのでしょうか?

その答えは炭酸を抜いたコーラです。コーラは世界中のほとんどの国で売られています。開封時に炭酸が抜けていなければ、未開封であると確認できます。さらに、コーラは水分だけでなく、糖分も含んでいるため栄養補給もできる優れものなのです。

 

大学生になったら、海外旅行をしたいと思っている受験生たちは多いと思います。だけど、海外は楽しいことばかりだけでなく、危険もあるのだということを頭の中においておきましょう。