胸部・腹部診察の実習がありました。

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今日は胸部・腹部診察の実習がありました。胸部、腹部ともに視診、打診、聴診、触診を行っていきます。

 

視診では、皮疹の有無、左右差、明らかな腫脹などを見ていきます。人によっては、心臓の先端の拍動がうっすら見える人もいます。

 

打診は体の各部を軽く叩いて、その音によって診断する方法です。叩いた部位に空洞が多いかどうかによって音が変わるため、臓器の境目を見つけたり、腹水がたまっているかどうかを診断することができます。体に手を乗せてもう一方の手で乗せた手の指を叩くのですが、なかなか良い音が鳴りません。何度も叩いているうちに、そのうち指が痛くなってきます。初めから上手に音を出せる学生もいるので、センスが大事だと思います。

 

聴診はみなさんも良く知っている通り、聴診器を使って肺や心臓の音を聞きます。聴診はベテラン医師と学生の差が大きくでる技術です。6年生の優秀な先輩でも心音の違いを聞き分けるのはなかなか難しいようです。聴診器を当てればとりあえず音は聞こえるのですが、部位による違いがなかなか分かりません。特に肺はどこに当てても似たような音がするので難しく感じました。聴診器に慣れていないせいか、すぐに耳が痛くなってしまうのも大変でした。

 

触診では、胸骨や肋骨、肩甲骨などの位置を基準として、各臓器の診察を行っていきます。腹部を触診するときには、腹筋の力を抜くためにひざを立てて寝てもらいます。患者さんの痛い部位をあらかじめ聞いておき、そこを強く押さないように注意する必要があります。今回は同級生とペアで実習したので分かりませんでしたが、肝硬変や脾腫があった場合に触診で見つけることが出来ます。患者役に回ると、あちこち触れてとてもくすぐったいです。

 

これまでは健康診断で医師が診断するのをみて、簡単そうだと思ったものでした。しかし、あのように手際よく診察するには、たくさん数をこなして熟練しなければならないのだと感じさせられました。