千葉大学医学部受験対策

偏差値・入試傾向から科目別対策まで徹底解説

大学基本情報

偏差値情報

医学部医学科(前期):67.5~70

医学部医学科(後期):72.5

共通テスト得点率:91~94%

※河合塾・駿台調べ

学費情報(医学部)

入学料:282,000円

年間授業料:535,800円

6年間総額:約350万円

※国立大学標準額

合格状況

前期日程:85名
(一般枠80名・千葉県地域枠5名)

志願者数:約310名

合格倍率:3.5倍程度

※前期日程

千葉大学医学部の特徴

 

千葉大学医学部は、1874年に設立された共立病院を前身とし、旧制六医科大の一つとして長い歴史と伝統を誇ります。「治療学」を重視し、理論的背景を明らかにしつつ新規治療法を開発する研究・実践に力を入れています。また、全学生の海外留学必修化専門職連携教育(IPE)など、独自の教育プログラムで国際的視野を持つ医療人の育成を目指しています。

アクセス

亥鼻キャンパス:

JR千葉駅から京成バス「千葉大学医学部・薬学部入口」下車(約15分)

京成千葉線「千葉みなと駅」から徒歩約15分

入試日程

入試区分 出願期間 試験日 合格発表 募集人数
前期日程 1月下旬~2月上旬 2月下旬 3月上旬 約85名
後期日程 1月下旬~2月上旬 3月中旬 3月下旬 約15名
私費外国人留学生 若干名
注意:千葉大学医学部医学科は推薦入試・総合型選抜を実施していません。詳細な日程は必ず千葉大学公式サイトで最新情報をご確認ください。

入試科目と配点

合格のための3つの柱

1. 共通テストで高得点確保

91%以上の得点率を目指し、全科目でバランスよく得点することが重要です。

2. 二次試験の配点が高い

配点比率が約7:3で二次試験重視。標準~やや難レベルの問題を確実に解く力が必要です。

3. MMI面接への対策

独自のMMI(マルチプルミニインタビュー)形式の面接で、多角的な思考力が問われます。

保護者の皆様へ

 

旧制六医科大の伝統と首都圏の立地を持つ千葉大学医学部は、最先端の医学教育を提供します。特に全員必修の海外留学制度IPE(専門職連携教育)など、他大学にない独自の教育プログラムが魅力です。

受験は長期戦です。お子様の健康管理とメンタルサポートを含め、家族一丸となって取り組むことが大切です。

前期日程(二次試験)

科目 出題範囲 試験時間 配点
数学 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C 120分 300点
理科 物理・化学・生物から2科目選択 100分 300点
英語 コミュニケーション英語・論理表現 80分 300点
面接 MMI形式(個人面接) 約30分 100点

共通テスト

科目 配点
国語 100点
数学(数ⅠA + 数ⅡBC) 100点
理科(物理・化学・生物から2科目) 100点
外国語(英・独・仏から1科目) 100点
地歴公民(1科目) 50点
情報 25点
ポイント:千葉大学医学部は共通テスト475点、二次試験1000点の合計1475点満点で合否が決まります。二次試験の配点が高く、特に数学・理科・英語が各300点の均等配点となっているのが特徴です。後期日程では前期最難関大学の受験者が集まるため、非常に高いレベルでの競争となります。

入試の特徴と対策ポイント

数学対策(120分・300点)

準備中

数学対策の詳細情報は準備中です。最新の情報が入り次第、更新いたします。

英語対策(80分・300点)

準備中

英語対策の詳細情報は準備中です。最新の情報が入り次第、更新いたします。

物理対策(50分程度・150点)

準備中

物理対策の詳細情報は準備中です。最新の情報が入り次第、更新いたします。

化学対策(50分程度・150点)

準備中

化学対策の詳細情報は準備中です。最新の情報が入り次第、更新いたします。

生物対策(50分程度・150点)

準備中

生物対策の詳細情報は準備中です。最新の情報が入り次第、更新いたします。

面接対策(MMI形式・100点)
面接形式:
MMI(マルチプルミニインタビュー)形式で、7~10分の短い面接を3回繰り返します。各回で異なる面接官が1対1で面接を行います。主な質問内容

  • 医学部志望動機・医師を目指す理由
  • 千葉大学を選んだ理由
  • 医療倫理に関するケーススタディ
  • 「もしあなたが医師だったらどうしますか」という状況判断
  • AIと医療、チーム医療などの時事的テーマ
  • 高校時代の活動・ボランティア経験

対策のポイント

  • 多角的な視点から物事を考える練習
  • 医療倫理の基本的な知識を身につける
  • 時事問題への関心を持つ
  • 論理的に自分の考えを説明する力を養う
注意:再面接制度があり、必要と判断された場合は学部長らを含む複数の面接官と再度面接を行います。

過去の合格実績と出題傾向分析

合格者の特徴

合格最低点目安

前期:約63-68%

後期:約74-80%

共通テスト:約87-91%

※年度により変動あり

主な出身高校

・開成高校

・千葉県立千葉高校

・渋谷教育学園幕張高校

・市川高校

・全国の進学校

入試倍率

前期日程:約2.5-3.0倍

後期日程:約10-15倍

※後期は最難関レベル

合格者の特徴

・二次試験での高得点が必須

・バランスの取れた学力

・MMI面接への適応力

・首都圏出身者が多い

千葉大学医学部の教育特色

IPE(専門職連携教育)

医学部・薬学部・看護学部・工学部(医工学コース)の4学部合同で行う必修プログラム。チーム医療の重要性を学生時代から実践的に学びます。

海外留学必修化

2020年度以降入学者は全員が在学中に海外留学を経験。欧米・アジアの10校以上の大学と提携し、グローバルな医療人を育成します。

 

よくある質問(Q&A)

Q1. 千葉大学医学部の難易度はどのくらいですか?
偏差値67.5~70.0で、旧制六医科大の中でも上位に位置する難関大学です。特に後期日程は偏差値72.5で、東京大学・京都大学と同等のレベルとなります。前期でも共通テスト91%以上が必要で、全国トップクラスの難易度です。
Q2. 推薦入試はありますか?
千葉大学医学部医学科には推薦入試や総合型選抜はありません。一般選抜の前期日程(85名)と後期日程(15名)のみの募集となっています。前期日程には一般枠と千葉県地域枠があります。※募集人数は年度によって異なる。
Q3. 千葉県以外の出身者は不利になりますか?
千葉大学医学部は全国から優秀な学生を受け入れており、出身地による不利は一切ありません。ただし、千葉県地域枠については千葉県での勤務が条件となるため、出願資格を確認する必要があります。
Q4. どの科目を重点的に対策すべきですか?

二次試験は数学・理科・英語で、すべての科目でバランスよく高得点を取る必要があります:

  • 数学:標準~やや難レベルで計算力重視
  • 理科:2科目100分で時間配分が重要
  • 英語:80分と短時間での処理能力が必要

苦手科目を作らないことが合格への近道です。

Q5. MMI面接とは何ですか?

MMI(マルチプルミニインタビュー)は千葉大学医学部独自の面接形式です:

  • 7~10分の短い面接を3回実施
  • 各回で異なる面接官と1対1で面接
  • 医療倫理やケーススタディが中心
  • 100点配点で合否に影響
  • 多角的な思考力と論理的説明力が重要

通常の面接とは異なる準備が必要です。

Q6. 他大学との併願はどうすればいいですか?

千葉大学医学部の受験戦略として:

  • 前期併願:筑波大学、横浜市立大学、東北大学など
  • 後期受験:山梨大学、岐阜大学、奈良県立医科大学など
  • 私立併願:慶應義塾大学、順天堂大学、日本医科大学など

後期日程は超難関となるため、前期での合格を目指すことが重要です。

合格までのロードマップ

学年別対策スケジュール

高校1・2年生

  • 基礎学力の完全定着
  • 英語・数学の先取り学習
  • 理科2科目の基礎固め
  • 医療への興味・関心を深める

高校3年生春~夏

  • 応用問題演習の開始
  • 理科の実戦演習強化
  • 記述力の徹底強化
  • 模試での実力確認

高校3年生秋~冬

  • 過去問演習の集中実施
  • 時間配分の最適化
  • MMI面接対策の本格化
  • 共通テスト対策の仕上げ

直前対策

  • 解答戦略の最終確認
  • メンタルコンディション調整
  • 体調管理の徹底
  • 千葉での宿泊手配

最後に – 受験生・保護者の皆様へ

千葉大学医学部合格への道筋

 

千葉大学医学部は、旧制六医科大の伝統と首都圏の立地を兼ね備え、最先端の医学教育を提供しています。全員必修の海外留学IPE(専門職連携教育)など、独自の教育プログラムでグローバルな視野を持つ医療人を育成しています。

高い学力と医師としての使命感、そして国際的な視野を持つ皆様の挑戦を心から応援しています。