医学部専門予備校の
名古屋大学医学部受験対策

偏差値・入試日程から科目別対策まで徹底解説

大学基本情報

偏差値情報

医学部医学科:67.5~70

共通テスト得点率:90~94%

※河合塾・駿台調べ

学費情報(医学部)

入学料:282,000円

年間授業料:535,800円

6年間総額:約350万円

※国立大学標準額

合格状況

募集人員:約90名

志願者数:約270名

合格倍率:3倍程度

※前期日程

名古屋大学医学部の特徴

名古屋大学医学部は、150年を超える歴史を持つ、日本最古の医学部の一つです。旧帝国大学として、「人類の健康の増進に寄与する先端的医学研究」「医の倫理を尊重する医療人の育成」「地域社会と世界の医療向上」「開かれたシステムの構築」という4つの理念のもと、医学・医療を開拓する人材を育成しています。特に基礎医学セミナーなど研究教育に力を入れており、国際交流も盛んです。

アクセス

鶴舞キャンパス:

JR中央本線・地下鉄鶴舞線「鶴舞駅」から徒歩約5分

名古屋市昭和区鶴舞町65

入試日程

入試区分 出願期間 試験日 合格発表 募集人数
前期日程(一般枠) 1月下旬~2月上旬 2月下旬 3月上旬 85名
後期日程 1月下旬~2月上旬 3月中旬 3月下旬 5名
学校推薦型選抜 12名程度
私費外国人留学生特別入試 若干名
注意:詳細な日程は必ず名古屋大学公式サイトで最新情報をご確認ください。地域枠は愛知県在住者または愛知県内高校出身者が対象です。

入試科目と配点

合格のための3つの柱

1. 共通テストで高得点確保

90%以上の得点率を目指し、全科目でバランスよく得点することが重要です。

2. 二次試験の記述力強化

配点が高い二次試験で、深い理解力と正確な記述力を発揮することが合格の鍵です。

3. 面接での医師適性証明

医師としての資質と研究への興味を明確に示し、確実に合格点を取ることが重要です。

保護者の皆様へ

お子様の名古屋大学医学部受験への挑戦を全力で支援してください。旧帝国大学の医学部は、日本最高峰の医学教育と研究環境を提供します。名古屋大学は150年を超える歴史を持ち、医学・医療を開拓する人材を育成してきました。

受験は長期戦です。お子様の健康管理とメンタルサポートを含め、家族一丸となって取り組むことが大切です。

前期日程(二次試験)

科目 出題範囲 試験時間 配点
数学 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C 150分 600点
理科 物理・化学・生物から2科目選択 150分 600点
英語 コミュニケーション英語・論理表現 105分 600点
面接 個人面接

共通テスト

科目 配点
国語 200点
数学(数ⅠA + 数ⅡBC) 200点
理科(2科目) 200点
外国語(1科目) 200点
地歴公民(1科目) 100点
情報 50点
ポイント:名古屋大学医学部は共通テスト950点、二次試験1800点の合計2750点満点で合否が決まります。二次試験の配点が高いため、記述力と深い理解力が合否を分ける最重要ポイントとなります。面接は点数化されませんが、不適格と判断された場合は不合格となることがあります。

2026年度入試の得点戦略

2026年度 名古屋大学医学部医学科の入試傾向と対策です。名古屋大学医学部医学科の前期日程は、共通テスト950点、個別学力検査1800点で、個別は数学600点・理科600点・英語600点、さらに面接が実施されます。前期の医学科のみ2段階選抜があり、共通テスト950点満点中650点以上が第1段階選抜の基準です。個別試験日は英語10:00〜11:45、数学10:00〜12:30、理科13:45〜16:15で、面接も課されます。
名大医学部の2026年度入試を一言で言うと、奇問突破より「典型を深く理解して、長い試験時間の中で崩れず書き切る力」を問う試験でした。数学は良問型、英語は長文読解2題+会話文+自由英作文、理科は基本法則や教科書知識を使って考え切る記述型で、医学部らしく総合力がそのまま反映されやすい年でした。

数学

2026年度の理系数学は150分・大問4題でした。昨年より文系との共通問題は減り、複素数平面は引き続き出題されず、場合の数・確率が2題出題されました。確率漸化式は2020年以来の出題で、名大らしく「定型問題を深く使えるか」「論証を最後まで書けるか」が問われました。

第1問
積分と三角関数を組み合わせた問題で、面積の最小や加法定理がテーマでした。(1)は定型的な面積計算、(2)は tan の加法定理、(3)は置き換えのうえで相加相乗平均か微分を使う流れで、難度はやや易でした。名大医学部志望ならここは完答候補です。最初に確実に取り切って、試験全体の流れを作りたい大問でした。

第2問
空間座標とベクトルで、平面の方程式を使って共有点条件を処理する問題でした。平面の方程式で整理するのが素直で、標準レベルです。ここも高得点候補で、図形的な直感だけに頼らず、方程式で着実に処理する力が重要でした。

第3問
整数・場合の数で、3変数の不定方程式の整数解の個数を求める問題でした。素因数分解に着目し、玉を3つの箱に入れる問題に見立てると解きやすいとされています。発想が見えれば進む標準問題ですが、試験場で最初からその見方に切り替えられるかが差になります。ここは完答できれば強いものの、医学部受験生でも途中の整理を丁寧に書いて部分点を確保する姿勢が大切です。

第4問
確率と数列を組み合わせた確率漸化式でした。漸化式自体は過去にも類型がありますが、今年は数学的帰納法で不等式を示す設問が含まれ、しかも仮定が2つ必要な帰納法でした。ここは「見たことがある」だけでは不十分で、名大らしい論証力が問われた大問です。前半を確実に取り、後半は証明を崩さず書けるところまでまとめるのが現実的でした。

数学全体の対策:典型解法を暗記するだけでなく、論証まで書けるレベルに上げることが必要です。名大は良問が多く、定型問題を多く解いて典型解法を身につけること、そして試験時間が長いので論証力をつける訓練が重要だとされています。頻出分野は幅広い大学の問題で鍛えておくのが有効です。

英語

2026年度の英語は105分・大問4題でした。構成は長文読解総合問題2題、会話文総合問題1題、自由英作文1題です。長文Ⅰ・Ⅱでは空所補充などの選択問題に加えて、内容説明や下線部和訳が出題され、Ⅲは英文設問つきの会話文、Ⅳは自由英作文で、今年はグラフを読んで答える形式でした。

第Ⅰ問
「睡眠による記憶の定着について」で、語数は601語と前年より減少しました。内容説明は直後の文脈がヒントになり、語句整序では flags が動詞と気づけるかが鍵、和訳では process を文脈に沿って自然に処理できるかがポイントでした。内容一致も細部の比較が必要ですが、全体としては標準です。ここは高得点候補で、設問ごとに根拠を押さえて処理すれば安定して点が取れます。

第Ⅱ問
「科学研究における『量』の重要性」で、語数は699語でした。研究の量が質や再現可能性につながるという論旨で、replicability の説明や、主題を象徴する表現を選ぶ問題が出ました。ここは本文の論理構造をつかめているかが重要で、単なる和訳力ではなく、要点を日本語で説明する力が問われています。医学部志望者はここで差がつきやすいので、本文の論点を段落ごとに整理する練習が必要です。

第Ⅲ問
「リモートワークについての発表練習」という会話文総合問題でした。設問が英文で書かれ、その一部として英作文も含まれます。名大の会話文は、会話そのものの理解に加えて、文脈に即して英語で答える柔軟さが必要です。ここは会話の流れを大づかみにしたうえで、設問ごとに必要情報を抜き出す訓練が有効です。

第Ⅳ問
自由英作文で、今年はグラフを踏まえて答える形式でした。名大の自由英作文は、派手な表現を使うより、与えられた資料を正しく読み、筋道立てて平明な英語で書けるかが大事です。グラフ型は、数値の大意を押さえてから結論と理由を書く練習が不可欠です。

英語全体の対策:長文2題を読んで終わりではなく、内容説明・和訳・英文設問・英作文まで含めて一体で練習する必要があります。名大英語は総合問題型なので、読みっぱなしでは点になりません。本文の論理をつかみ、日本語でも英語でも必要な形に変換できるようにしておくことが重要です。

物理

2026年度の物理は、2科目合わせて150分の中の1科目で、大問3題構成でした。昨年度は結果だけを答える形式でしたが、今年は力学で証明問題、電磁気でグラフ描図が出題され、例年あった空欄補充形式はありませんでした。分野はⅠ力学、Ⅱ電磁気、Ⅲ波動で、昨年の熱力学が波動に変わっています。全体としては標準レベル中心で、煩雑に見えても基本法則に落とし込めるかがポイントでした。

第Ⅰ問
力学で、斜面上のばねから小球を射出し、後半で放物運動に進む問題でした。台が静止している場合は基本的で、台が水平方向に可動な場合は運動量保存を使って速度成分を比較します。最後は斜方投射と非弾性衝突までつながるので、前半を確実に取り、後半は設定を図で整理しながら進めるのが得策です。

第Ⅱ問
電磁気で、直角三角形型の平行極板コンデンサーの一部に誘電体を入した設定でした。題材はやや見慣れませんが、結局は電場・容量・エネルギーの基本に戻せるかが勝負です。グラフ描図があるぶん、公式を当てはめるだけでなく、量の変化をイメージする力が必要でした。

第Ⅲ問
波動で、風がある場合の波面の広がり、波長の変化、振動数、干渉がテーマでした。風によって波長は変わっても、音源・観測者が静止していれば振動数は f のままである点など、基本概念を正確に理解しているかが問われています。現象のイメージを持てる受験生が強い問題でした。

物理の対策:名大は見慣れない設定でも基本法則に還元できるかを重視するため、典型問題をただ解くだけでなく、「この設定は何の法則で見るか」を言語化する練習が有効です。力学・電磁気・波動の標準テーマを深く理解しておくことが最優先です。

化学

2026年度の化学は、2科目150分の中で1科目75分、大問3題でした。問題Ⅲだけが問1・問2に分かれており、実質全4題構成です。計算問題は昨年と同程度の11題ありましたが、煩雑な数値計算が減った一方で、正答数の示されない正誤判定問題が増え、内容的にも悩ましいものが多く、全体としてはやや難化でした。

第Ⅰ問
無機化学・触媒・化学結合・熱化学・化学平衡で、硫酸の工業的製法、触媒、エンタルピー計算、2SO2 + O2 ⇄ 2SO3 の平衡移動、さらにアンモニアが極性分子となる理由を60字で述べる論述が出ました。標準的な大問で、理論と無機をバランスよく確認したい名大らしいセットです。ここは高得点候補です。

第Ⅱ問
マンガン化合物、過酸化水素、硫化水素、溶解度積、pH計算を扱うやや難の大問でした。過酸化水素が還元剤として働く反応と、生成した MnO2 が触媒として過酸化水素を分解する反応を別々に扱う計算は、考えすぎると混乱しやすいとされています。ここは化学反応式を正確に書く力がとても重要でした。

第Ⅲ問
問1でベンゼン環の構造が提唱された歴史的経緯、問2でアミノ酸水溶液の電荷均衡式などが出題されました。有機だけに寄らず、歴史的背景や溶液中のつり合いまで含めて考えさせるのが名大らしいところです。見慣れない題材でも、基本原理に戻って判断する習慣が必要です。

化学の対策:導出過程の記述が少ないぶん、正誤判定と反応式、平衡や酸化還元の意味理解で差がつきます。教科書事項を正確に押さえつつ、典型計算を短時間で処理する練習、さらに選択肢を吟味する正誤問題演習が有効です。

生物

2026年度の生物は、2科目150分の中で1科目75分、大問3題、記述・論述式でした。分量は昨年並みですが、データ処理に手間がかかるものや答えにくい論述があり、昨年よりやや難化しました。出題は「生物」の内容が中心で、「生物基礎」からの出題は非常に少なかったとされています。

第Ⅰ問
遺伝子・神経がテーマで、電位依存性カリウムチャネルとナトリウムチャネルの違いを踏まえて考える問題が含まれ、やや難でした。知識だけでなく、神経生理の仕組みをきちんと理解しているかが問われています。医学部受験生には重要分野ですが、細部まで曖昧にしないことが必要です。

第Ⅱ問
受容体・情報伝達がテーマで、タンパク質Eが二量体を形成してリン酸化が起こるという設定から、図の分子量変化を読み取る問題でした。こちらもやや難で、分子生物・細胞情報伝達を図から考察するタイプです。文章と図の往復に慣れていないと苦しいので、普段から実験考察問題で訓練しておきたい大問です。

第Ⅲ問
光合成で、現系統と新系統を弱光・中位葉、強光・中位葉などで比較する問題が含まれました。生態や光環境と生理をつなぐ考察で、こちらもやや難です。知識単独で解ける比率が低く、知識に基づいた考察を要求する名大らしい大問でした。

生物の対策:単なる知識暗記では足りません。まず教科書内容を正確に習得し、そのうえで長い問題文や複雑な実験設定を読む練習を重ねることが重要です。問題集を使って実験・考察問題の演習を十分に行うべきです。

面接

名古屋大学医学部医学科の前期日程では面接が課され、公式には「医師あるいは医学研究者になるにふさわしい適性」を見るとされています。地域枠では加えて県内の地域医療を担う意欲も見られます。前期の面接は試験日程上、8時50分入室完了で、終了は16時30分頃予定とされています。

前期では小論文は実施されず、面接中心です。外部の受験情報では、個人面接・面接官2名・5分程度という短時間型が紹介されており、点数化より適性判定の性格が強いとされています。名大医学部では、学力が届いていても、志望動機や研究志向、人間性の説明が弱いと不利になりやすいので、短く結論から答える練習が有効です。

まとめ

2026年度の名古屋大学医学部医学科は、数学・英語・理科のすべてで、典型事項を深く理解し、長めの試験時間の中で記述としてまとめ切る力が問われた入試でした。数学は良問4題を論証まで仕上げる力、英語は長文2題+会話文+英作文の総合処理力、物理は基本法則の運用力、化学は反応式・平衡・正誤判定への強さ、生物は知識に基づく考察力が鍵でした。

名大医学部対策の本質は、「難問専用対策」ではなく、「標準を医学部レベルで完璧にし、記述で落とさない」ことです。そこに加えて、面接で医師・医学研究者としての適性を簡潔に伝えられるかまで含めて準備すると、名大らしい対策になります。

入試の特徴と対策ポイント

数学対策(150分・600点)

入試傾向

名古屋大学医学部の数学は、理系学部の共通問題となります。大問は4題で、各大問に小問がある形式です。制限時間の150分に対して大問4題なので時間に余裕があると考えるかもしれませんが、全問が記述式で解き方の方針や計算過程などを示す必要があることから、標準的な時間設定となっています。高い処理能力を求めるというよりは、正確な作業ができるかや、丁寧に考察を進められるかなどを問う入試傾向です。

 

◯頻出分野
名古屋大学数学の頻出分野としては、微分・積分や複素数平面が挙げられます。

 

微分・積分

  • 微分・積分については多くの医学部で頻出の内容となっていますが、名古屋大学でも多く出題される傾向です。
  • 2024年は大問1と大問4、2025年は大問1と大問3が微分・積分に関する出題でした。

 

複素数平面

  • 2022年~2024年に3年続けて出題された一方で、2025年は出題されなかった点に注意が必要です。

 

確率

  • 数学Ⅱ・数学Bまでの範囲においては、数学Aの確率が頻出の傾向があります。
  • 確率の基本的な考え方をマスターし、場合分けや分数の計算などを正確に行えるかどうかが問われる内容です。

 

このように、名古屋大学の数学では、全体的に数学Ⅲの分野からの出題割合が多くなっています。数学Ⅲは数学Ⅱ・数学Bまでと比べて習う時期が遅く、問題演習が不足する恐れがある点に注意してください。このほか、1つの大問で複数分野の知識が求められる分野横断型問題(融合問題)が多い点も、名古屋大学数学の傾向と言えるでしょう。

 

◯証明問題・説明問題
証明問題や説明問題も出題されています。
数値や式を解答する問題と比べて、より丁寧な論述が求められる形式です。名古屋大学の数学で高得点を取るためには、論理的な答案を丁寧に作成する力が大切になります。普段の学習において、「答えを出せば終わり」にしているのか、解説を読み込んでより論理的な答案に結びつける意識をもっているのかが得点を左右する形式です。

 

◯難易度
難易度については、各分野の典型題が多く出題されており、標準的と言えます。

  • ただし、問題文を丁寧に読み取って考察する必要がある問題も含まれており、特に医学部入試ではそのような難易度が高めの問題での得点力が合否を分けやすいです。
  • 標準問題における確実な得点力と、やや難易度が高い問題での整理力や分析力が大切になります。

 

小問の活用

名古屋大学の数学は、基本的に各大問がいくつかの小問に分かれている形式です。

  • 難易度が高めの大問についても、まずは⑴にしっかり取り組むことで、⑵や⑶の手がかりになることがあります。
  • 前半の小問をうまく利用し、誘導に乗って後半を解き進める工夫も必要です。

 

入試対策

微分・積分の対策

  • 名古屋大学医学部に合格するためには、数学の入試対策として頻出分野の微分・積分の問題演習を重ねておくことが大切です。
  • 微分・積分は式処理や複雑な計算が多くなる傾向がありますので、解き方をイメージできるだけでなく、実際に手を動かして作業をすることを心がけてください。
  • ただし、一部の医学部で見られるような厳しい制限時間の設定ではないため、焦って計算を進める必要はありません。
  • 素早く、正確な計算力を身につける対策はもちろん大切ですが、極端にスピードを意識するというよりは、計算過程などを丁寧に示しながら、落ち着いて解き進める対策が有効です。
  • 作業のスピードアップよりも正確さが重要であるのは、微分・積分と同様に頻出分野である確率の対策でも意識しましょう。

複素数平面の対策

  • 複素数平面については、2024年まで出題が続いており、2025年は出題がなかったことから、今後の出題傾向は明確ではありません。
  • しかし、特徴的な分野の出題が続いていたことを踏まえ、微分・積分に次いで重点的に対策をしておくと安心です。

レベル別の対策

  • レベル別の入試対策では、まず標準レベルの典型題を確実にマスターすることが大切です。
  • 名古屋大学の数学では標準レベルの問題が高い割合を占めており、ここで取りこぼしが多いと医学部合格が遠のいてしまいます。
  • 典型題については解法を大まかに理解するだけでなく、自分で論理的な答案を作成できるよう、必ず手を動かして答案を作成するようにしてください。
  • 正解した問題についても、必ず解説を読んで自分の答案と比較することが重要です。

過去問対策

  • 過去問対策では、難易度が高めの問題について小問の誘導を利用しながら解き進める練習を重ねましょう。
  • 時間を気にしすぎて焦るよりは、各大問において、前半の小問から丁寧に解き進める意識が大切です。
  • 難しいと感じた場合でも、まず⑴を確実に得点できるようにしてください。
  • その上で、問題全体の流れを考えながら、与えられた条件を丁寧に分析しましょう。
  • 一見して難しそうだと感じた問題を解けないまま答案を提出するのではなく、そのうちの何問かは誘導も利用しながら解ききれる力がつけば、名古屋大学医学部数学において高得点を狙いやすくなります。

まとめ

  • 名古屋大学医学部の数学は全問が記述式
  • 微分・積分や確率、複素数平面が頻出
  • スピードよりも正確さを重視した対策を
英語対策(105分・600点)

入試傾向

名古屋大学の医学部英語は、全学部の共通問題となっています。制限時間は105分で、大問は4題です。制限時間については、出題内容や小問数などに合った設定になっており、極端に急いで解き進める必要はありません。ただし、後述のように読解問題が3題出題されますので、英文を読むスピードに自信がない受験生は要注意です。

 

◯出題構成
名古屋大学の英語は、大問1と大問2が通常の長文読解、大問3が対話文読解、大問4が自由英作文となっています。ライティングよりもリーディングの比率が高い傾向です。

 

大問1・大問2(長文読解)

  • 記号選択問題と記述問題がバランスよく出題されます。
  • 記号選択は空所補充が中心となっており、単語の知識や文脈把握力が問われる傾向です。
  • 記述問題は、内容説明と下線部和訳があり、オーソドックスな形式と言えるでしょう。
  • 字数、設問数ともにそれほどハードな記述問題ではありませんが、英文の構造や全体の内容を正しく理解できているかどうかが問われます。

 

大問3(対話文読解)

  • 空所補充のほかに内容一致など幅広い記号選択問題が出題されます。
  • 最後の小問が自由英作文形式になっている点も名古屋大学英語の目立った傾向です。

 

大問4(自由英作文)

  • 語数が50語程度までの出題になっています。

 

◯設問表記
大問3・大問4は設問も英語表記になっている点も名古屋大学の傾向です。
設問の指示を勘違いしないよう、設問に出てくる英語表現を整理して準備しておくことが求められます。ただし、過去には通常の英作文が出題されるなど、出題形式や内容が変更になる可能性に注意し、先入観だけで英文の設問指示を読み飛ばさないようにしてください。

 

◯難易度
難易度については、極端に難しい問題こそ出題されませんが、内容説明や英文和訳、自由英作文など英語力の高低が点数に反映されやすい傾向があります。

  • 英語が苦手な受験生は大量失点の可能性もありますので、英語の苦手を地道に克服することが必要です。
  • 特に、医学部受験生は各科目で高得点の勝負になります。
  • 自由英作文の比率が高い点を除けば、名古屋大学の英語はオーソドックスな形式ですので、英語が得意な受験生は差をつけるチャンスと言えるでしょう。

 

入試対策

長文読解対策

  • 名古屋大学医学部合格を目指して英語で高得点を狙うには、長文読解問題に強くなることが大切です。
  • 特に、名古屋大学で頻出の空所補充問題では、素早く適切な単語を選べるように対策を進めてください。
  • 具体的には、単語の知識を増やすことで、選択肢にある語句の意味を的確に把握できるようにしましょう。
  • 複数の意味がある単語については、文脈に応じてどのような意味で使われるのかを意識して学習すると効果的です。
  • 単語と主な意味を1対1で対応させるだけでなく、例文を暗唱するなどして各単語がどのように使われるのかを理解する対策が役立ちます。

演習量の確保

  • 長文読解問題の演習量を増やしていく対策も効果的です。
  • 名古屋大学の過去問だけでなく、旧帝大レベルの大学における長文読解問題に取り組むことで、十分な演習量を確保してください。
  • 名古屋大学の入試傾向に沿った模試だけでなく、一般的な記述模試の長文読解問題も、名古屋大学医学部英語の対策になります。
  • 特に、解答にかかる時間を左右しやすい英文和訳や内容説明については、必要に応じて添削指導を受けるなどして丁寧な対策を行いましょう。

自由英作文対策

  • ライティングでは、頻出の自由英作文対策を最優先で行う必要があります。
  • 比較的語数が少なめの自由英作文が複数出題される傾向がありますので、短い語数でも論理的な英文を書けるようにする対策が重要です。
  • 2024年は「錯視」、2025年は「ソーシャルメディア」が大問4の自由英作文のテーマとして出題されました。
  • あまり馴染みがないテーマが出題された場合も、参考となる英文や図表が与えられることが多いですので、そこから必要な情報を読み取り、適切な英文を作成してください。
  • 長い英文を書くことではなく、伝えるべき内容をわかりやすい英語で簡潔に述べる対策を重ねることが望ましいです。

時間配分対策

  • 名古屋大学英語の過去問演習では、時間配分の練習も大切です。
  • まず、制限時間が105分(1時間45分)とやや半端な時間設定になっています。
  • 残り時間の勘違いをしないよう、過去問演習の際には入試本番で使用する時計を使って、途中で時間の確認をする練習をしておいてください。
  • 名古屋大学の英語は大問数が4題のため、概ね各大問にかけられる時間は25分と考えましょう。
  • ただし、大問1・大問2の長文読解には時間がかかりがちですので、大問1・2は各30分、大問3・4は各20分などと、少し配分をずらしても構いません。
  • 過去問対策を複数回行う中で、自分に合った時間配分の目安を決めましょう。
  • また、どの大問から解くのかはあらかじめ決めておき、入試本番で迷いが生じないようにすべきです。

まとめ

  • 長文読解問題の比率が高い
  • 単語力を磨いて空所補充に強くなろう
  • 複数出る自由英作文の対策も重要
物理対策(75分程度・300点)

入試傾向

名古屋大学医学部の物理は、制限時間が理科2科目で150分のため、実質的な制限時間が75分程度となっています。理系学部の共通問題として出題され、医学部受験生は高得点を狙いたいところです。

 

◯出題形式
名古屋大学の物理は、大問数が3題となっています。

  • 各大問の小問数が10程度と比較的多い傾向があり、時間配分には注意が必要です。
  • 化学や生物も、解答時間に大幅な余裕が生じる内容・形式ではないため、理科全体での時間配分も意識することが求められます。

 

◯解答形式
解答形式は、文字式を記述するや記号選択問題が大半を占めています。

  • 直近で論述問題は出題されておらず、計算過程を示す問題についても2024年は1問ありましたが、2025年は見られませんでした。
  • 物理について理解している内容を表現する力を問うのではなく、やや複雑な文字式の処理能力があるか、適切な解法を素早く選択し、正確に作業を進められるかなどが問われやすい傾向です。

 

◯出題分野
分野別では、力学、電磁気、熱力学がよく出る傾向があります。

 

2024年

  • 大問1で力学
  • 大問2で電磁気
  • 大問3で光についての出題

 

2025年

  • 大問1が力学
  • 大問2が電磁気
  • 大問3が熱力学

力学と電磁気に比べて、熱力学はやや出題頻度が低くなります。その結果として、頻出の3分野以外からの出題が見られる年もあると理解しておきましょう。

 

◯難易度
名古屋大学物理の難易度については、標準的なレベルです。

  • 受験生が見たことのある典型的な問題が多くみられ、高校物理の問題演習を十分に行っていれば、高得点も狙えるレベルと考えましょう。
  • ただし、式処理がやや複雑な問題が出やすい傾向があります。
  • 数学や理科における文字式の処理に自信がない受験生は、ケアレスミスや時間不足が失点につながるリスクが高いので要注意です。

 

小問の難易度配分

  • 大問の前半に比較的易しい設問が多く、後半に進につれて難易度が上がることも多いです。
  • 各分野で基礎~標準レベルの知識・理解が十分かどうかを前半の小問で問われ、問題演習を通じて思考力や計算力を高めてきたかどうかが後半の小問の正解・不正解を分けることになります。
  • 名古屋大学医学部合格を目指す受験生は、物理において前半の小問を確実に得点することが大前提です。
  • その上で、後半の小問についても得点を確保することが求められます。

 

入試対策

頻出分野対策

  • 名古屋大学医学部の受験生は、物理の入試対策として頻出分野の力学、電磁気の問題演習を徹底しましょう。
  • 力学と電磁気はいずれも他大学においても出題頻度が高い傾向があります。
  • 名古屋大学の受験が視野に入った段階で、受験校が確定していなくても力学や電磁気の問題演習量を増やしておくと安心です。
  • また、力学、電磁気の中で出題されるテーマは様々です。
  • 幅広いテーマの問題に触れ、まずは典型題で確実に得点できる力をつけましょう。

時間を意識した対策

  • 分野別の問題演習をする際は、名古屋大学物理の制限時間も意識する対策が求められます。
  • 制限時間の目安が75分であり、大問1題にかけられる時間は25分程度です。
  • やや処理量が多い文字式の計算を含め、素早く、正確に作業を進める対策が不可欠です。
  • 計算過程を書かせる問題の数は少なく、2025年は全ての問題で解答のみを記入する形式となっていますが、問題用紙の余白などに適宜計算式を書いて、ミスを減らすことを心がけてください。
  • 普段の学習から、入試対策を意識してどの式は書き、どの式は書かないかなどを区別しておくと効果的な学習ができます。

その他の分野対策

  • 力学、電磁気に次いで頻出の熱力学の対策も重点的に行ってください。
  • その上で、2024年のように頻出3分野以外から出題されることもありますので、高校物理の全分野について、少なくとも標準レベルまでの典型題は確実に解けるようにしてください。
  • 頻出3分野の徹底対策と、その他の分野の基礎~標準レベルの学力の確保を両立することが、名古屋大学物理への効果的な対策と言えるでしょう。

過去問演習

  • 名古屋大学物理の過去問演習では、時間配分に注意してください。
  • 特に、大問の途中で計算ミスが発生し、先の小問に進みづらくなった場合の対応を準備しておくことが大切です。
  • まずは問題演習を繰り返してミスを減らすことが必要ですが、実際にミスが出たときに焦らないよう、見直しの方法や、その小問を飛ばすタイミングなどを練習する過去問対策が役立ちます。
  • また、医学部受験生は物理でも高得点を狙いたいため、後半のやや難易度が高い小問への対応力を磨きましょう。
  • 過去問はその年度のものを一度解いて終わりにするのではなく、ある程度時間をおいてから二度目の取り組みをすることで、追加の条件設定などを読みこなしながら、後半の小問まで得点につなげていく力を高めやすくなります。

まとめ

  • 力学、電磁気、熱力学が頻出分野
  • やや複雑な文字式の計算が出やすい
  • 手を動かす問題演習で処理能力を高めていこう
化学対策(75分程度・300点)

入試傾向

名古屋大学の医学部入試では、理科2科目を150分の制限時間で解答します。化学1科目の制限時間としては、75分を目安と考えましょう。

大問数は3題ですが、大問Ⅲが前半と後半に分かれています。名古屋大学の化学は実質的には大問4題と言えるでしょう。

 

◯出題形式
出題の内容や形式としては、用語記述問題や計算問題の割合が高いです。

  • 論述問題は少なく、2024年は2問、2025年は1問だけでした。
  • 論述問題こそ少ないものの、計算問題を含めて小問数が多く、制限時間の75分は標準的な設定です。
  • 化学の力が十分にあれば時間に多少の余裕が生まれますが、化学が苦手な受験生や、普段からテストで時間不足に陥りやすい受験生は注意してください。

 

◯出題分野
名古屋大学化学の出題分野の傾向は、大問1が理論化学、大問2が無機化学、大問3が有機化学となっています。

  • 大問3の後半は、高分子化合物に関する出題が多い傾向です。
  • 高校化学の範囲からバランスよく出題されていますが、高分子化合物の出題頻度がやや高めと言えます。

 

◯難易度と特徴
用語問題や記号選択問題の大半は、基礎~標準レベルの知識が定着していれば解けるようになっています。
ただし、一部の問題で教科書の片隅だけに載っているような知識が問われることがありますので、名古屋大学の化学で高得点を狙いたい医学部受験生は要注意です。

 

計算問題

  • 2024年は凝固点降下、2025年は中和滴定などのテーマで出題されました。
  • 典型的な計算問題について、解き方を理解しているだけでなく、実際に計算練習をして素早く対処する力があるかどうかが問われます。
  • 制限時間の関係上、名古屋大学の化学における計算問題で、解き方を思い出すのに苦労することは避けたいです。
  • 特にハイレベルな競争になる医学部受験では、問題ごとにどのような解法があり、どのような手順で計算を進めるのかを完璧に理解していることが求められます。

 

難易度の詳細

  • 名古屋大学の化学では、標準的な難易度の問題が多いです。
  • 分野間での難易度差もそれほどなく、化学全体についてしっかり理解しておけば解き進めやすい内容となっています。
  • 見慣れないテーマが出題される場合も誘導形式になっていることが多く、各小問を丁寧に解き進めていけば理解することが可能です。
  • ただし、近年は定番問題とは言えないテーマ設定の問題もあり、事前に一度でもそのテーマに触れたことがあるかどうかが得点を左右しそうな内容も出題されている点には注意しましょう。
  • 2025年に出題された、ポリアセチレンに対してヨウ素を添加する問題が一例となります。

 

入試対策

基礎知識の完成

  • 名古屋大学医学部化学の入試対策では、まず教科書レベルの基本的な知識を完璧にマスターしましょう。
  • 用語や化学式、化学反応式などの知識を解答する小問数が多く、確実に得点を積み重ねるようにしてください。
  • また、教科書に載ってはいるものの、目立たない箇所に書かれている知識が出題されることもあります。
  • 重要な用語などをマスターしたあと、教科書のコラムなどにも細かく目を通しておく対策が有効です。

計算問題対策

  • 制限時間内にすべての問題を解ききれるよう、計算問題の演習も欠かさず行ってください。
  • 計算過程を答案用紙に書く必要はないものの、重要な計算式や計算過程は問題用紙の余白などに記入し、ミスを減らす習慣をつけておくことが大切です。
  • 時間不足が心配な受験生は、計算問題のトレーニングを集中的に行いましょう。

論述問題対策

  • 出題数こそ多くないものの、論述問題の対策もある程度行ってください。
  • 論述問題における得点率を高めるだけでなく、論述を書くのに時間がかかりすぎて他の問題での失点につながるのを避けるためです。
  • 解答の要点がわかれば比較的書きやすい論述が多いので、様々な論述問題の演習で対策をする中で、ポイントとなる用語や表現が何かを意識すると、学習効果が高まります。

分野別対策

  • 分野別の対策では、頻出の有機化学や、高分子化合物の対策を重点的に行うのが効果的です。
  • 比較的遅めの時期に習うことが多い単元で、問題演習が不足しがちです。
  • 一通りの知識を学んだあとは、名古屋大学の過去問だけでなく、市販の問題集や他大学の過去問も活用しながら、十分な演習量を確保してください。
  • また、出題頻度があまり高くない現象などについても、知識を深めておくと高得点を狙いやすくなります。
  • 名古屋大学の医学部入試において、化学で他の受験性に差をつけたい場合は、幅広い設定の問題に触れる対策が効果的です。

過去問演習

  • 名古屋大学化学の過去問演習では、時間配分の練習も行いましょう。
  • 時間のかかる計算問題にこだわりすぎず、得点しやすい用語記述問題などの解き残しが絶対にないようにしてください。
  • 過去問対策の中で化学を75分で解ききれない可能性があると感じた受験生は、どの分野や形式の設問で時間がかかっているのかを分析し、該当する分野や形式の設問だけを取り出して集中的に対策を行いましょう。

まとめ

  • 高分子化合物が頻出
  • 教科書の細部まで目を通しておこう
  • 計算問題の反復練習も大切
生物対策(75分程度・300点)

入試傾向

名古屋大学の医学部生物は、理系共通問題となっています。制限時間は理科2科目で150分なので、生物は75分以内での解答が目安です。物理では複雑な文字式の処理が必要な問題が出やすい傾向があり、化学も小問数が多いことから、生物の解答時間が75分を超えると厳しくなります。

 

◯大問構成
大問数については、2024年が4題、2025年が3題と変化しています。

  • ただし、小問数などを考慮すると全体の分量は安定していると言えるでしょう。
  • 時間配分を考える際に、「大問1問当たり」で事前の計画を立て、本番で大問数を勘違いしたまま解き進めないように注意が必要です。
  • 解き始める前に、その年の大問数と分量を確認してから進める注意力が求められます。

 

◯出題形式
名古屋大学生物の出題形式は、用語記述問題や記号選択問題などのほかに、論述問題が複数出題される点が特徴です。

  • 2024年は11問、2025年は6問の論述問題がありました。
  • 1問あたりの字数が100字程度など、分量が多めの論述問題も見られます。

 

◯出題分野
出題分野については、生物基礎からの出題は極めて少ない一方で、生物からはバランスよく様々な分野の問題が出題される傾向です。

 

遺伝分野

  • 出題頻度が高い分野をあえて挙げるとすれば、遺伝分野の出題が多めになっています。
  • 各大問が複数分野にまたがった出題になっていることが多いことを踏まえても、2025年に3題すべての大問で遺伝に関する出題が見られた点は、特筆すべきです。

 

◯問題文の特徴
その他の傾向としては、問題文が長い点に注意が必要です。

  • 解答に必要な情報を素早く、正確に読み取る能力の高低によって、1問当たりにかかる時間が大きく異なります。
  • また、文章が長いからといっていい加減に読み飛ばしていると、かなり複雑な内容が書かれている場合もあるため解答に支障が出かねません。
  • 普段から複雑な文章を読み慣れているかどうかも、名古屋大学の生物における得点を左右するポイントです。

 

◯難易度
名古屋大学生物の難易度は、標準~やや難しめになっています。

  • 基礎~標準レベルの知識問題も複数出題される一方で、実験考察問題や論述問題の割合も高いです。
  • 論述問題で字数が多めのものがあったり、問題文が複雑で分量が多かったりするため、形式面でも受験生が解きにくさを感じることがあります。
  • そのため、過去問演習を軸とした丁寧な対策が必要です。
  • 医学部受験生については、生物の過去問対策をどこまで徹底できるかによって、得点差が生まれやすくなると考えられます。

 

入試対策

基礎知識の定着

  • 名古屋大学の医学部受験生が生物の入試対策としてまずやるべきことは、教科書レベルの基礎知識を確実に身につけることです。
  • 論述問題の割合が高いため、論述の対策を優先したいと考える受験生もいるでしょう。
  • しかし、用語記述問題や記号選択問題も数多く出題されており、基礎~標準レベルの知識が問われることも少なくありません。
  • そのため、まずは教科書を使って生物の各分野における基礎知識を確実に定着させましょう。

分野別対策

  • 分野別の入試対策では、遺伝分野の学習比率をやや高めると良いでしょう。
  • ただし、一部の大学で見られるような極端な出題分野の偏りはありません。
  • 名古屋大学の生物対策では、苦手分野を作らないようにすることが大切です。
  • 生物基礎からの出題は少なくなっていますので、生物の全分野について万遍なく対策を進めてください。

論述問題対策

  • 基礎~標準レベルの知識が一通り定着した医学部受験生は、論述問題の対策を進めましょう。
  • 字数が長めの論述が多いことや、論述問題の小問数自体が多いことから、短時間で解答をまとめる能力も必要です。
  • 高校や医学部専門予備校の先生などにも協力してもらい、添削指導を受けて論述対策の質を高められると良いでしょう。

実験考察問題対策

  • 問題文が長めの実験考察問題については、名古屋大学生物の過去問だけでなく、問題集や他大学の過去問も活用して演習量を増やしておくことが大切です。
  • 単に生物の知識を増やすだけでなく、長くて複雑な問題文を読みこなす対策が求められます。
  • 特に、普段から長い文章を読み慣れていない受験生は注意が必要です。
  • 生物に限らず、共通テストの過去問などで文章や資料から素早く情報を読み取ることに苦手意識がある場合は、演習量を多めに確保しておきましょう。

過去問演習

  • 名古屋大学生物の過去問対策では、時間配分に注意が必要です。
  • 論述問題や実験考察問題など、解答に時間がかかりやすい形式の問題が多数見られます。
  • 大問数が一定ではないことも踏まえ、複数のパターンを想定して時間配分の練習を重ねておきましょう。
  • また、小問数が多いため、わからない問題にこだわりすぎるのではなく、解けそうな問題からテキパキ解答していく意識が大切です。
  • 過去問演習を繰り返す中で、時間不足の心配が大きい受験生は、目標点を設定し、何問くらいは飛ばしても合格に必要な得点を得られそうかを計画しておく対策が役立ちます。

まとめ

  • 字数が多めの論述問題が複数出る
  • 生物基礎からの出題は少ない
  • 長めの問題文を読みこなす対策がポイント
面接対策

面接形式:

個人面接で、医師としての適性や研究への興味を評価します。

  • 医学部志望動機を論理的に説明
  • 名古屋大学を選んだ理由(研究への興味など)
  • 将来の医師像・研究者像について
  • 最近の医療ニュースについての見解
  • 高校時代の活動や経験について
  • 基礎医学セミナーなど本学の特色への理解

過去の合格実績と出題傾向分析

合格者の特徴

合格最低点目安

共通テスト:約90%以上

二次試験:約65-70%

総合:約72-75%

※年度により変動あり

出身高校

・東海地方の進学校が多い

・愛知県内の高校出身者が中心

・全国の進学校からも合格

・公立・私立の超進学校が中心

現役・浪人比率

現役:約45%

1浪:約35%

2浪以上:約20%

※現役生の比率が比較的高い

合格者の特徴

・共通テストで9割以上確保

・二次試験の記述力が優秀

・研究への興味関心

最近5年間の出題傾向

科目 頻出分野 難易度 対策優先度
数学 微分・積分、ベクトル、確率 標準~やや難 最重要
物理 力学、電磁気、波動 標準~やや難 重要
化学 理論(計算)、有機(構造決定) 標準~やや難 重要
生物 遺伝、代謝、発生 やや難 重要
英語 長文読解、英作文 標準~やや難 重要

よくある質問(Q&A)

Q1. 名古屋大学医学部の難易度はどのくらいですか?
偏差値67.5~70で、旧帝国大学の中でも中位~上位の難易度です。東京大学、京都大学、大阪大学に次ぐレベルで、東北大学、九州大学と同等とされています。共通テストで90%以上、二次試験でも65%以上の得点が必要です。
Q2. 地域枠について教えてください

名古屋大学医学部の地域枠(5名)には以下の特徴があります:

  • 対象者:愛知県内高校出身者または本人・保護者が愛知県在住の者
  • 奨学金:月額15万円程度(愛知県から)
  • 義務:卒業後、愛知県内で初期臨床研修2年+指定医療機関勤務7年
  • 併願:一般枠を第2志望として併願可能

地域医療に貢献する意欲がある方には良い制度です。

Q3. 県外出身者は不利になりますか?
名古屋大学は全国から優秀な学生を受け入れており、出身地による不利は一切ありません。実際に東海地方以外からも多くの学生が入学しています。ただし、地域枠については愛知県関係者のみが対象となります。
Q4. どの科目を重点的に対策すべきですか?

数学と理科の対策が最重要です:

  • 数学:600点配点で差がつきやすい
  • 理科:600点配点で得点源にしやすい
  • 英語:600点配点で安定した得点が必要
  • 共通テスト:90%以上は必須

特に二次試験の配点が高いため、記述力の養成が合格の鍵となります。

Q5. 基礎医学セミナーとは何ですか?

基礎医学セミナーは名古屋大学医学部の特色ある教育プログラムです:

  • 3年次後期に約5か月間実施
  • 少人数で各研究室に配属
  • 最先端の医学研究を体験
  • 研究マインドを養成
  • 学会発表の機会もある

将来研究医を目指す学生にとって貴重な経験となります。

Q6. 他大学との併願はどうすればいいですか?

名古屋大学医学部の受験戦略として:

  • 国公立:東北大学、九州大学、北海道大学などが同レベル
  • 私立:慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学など
  • 地元:名古屋市立大学、岐阜大学、三重大学など

共通テストの結果を踏まえて、最終的な出願校を決定しましょう。名古屋大学のレベルを考慮して、適切な併願校を選ぶことが重要です。

合格までのロードマップ

学年別対策スケジュール

高校1・2年生

  • 基礎学力の完全定着
  • 数学・理科の先取り学習
  • 英語の語彙力・読解力強化
  • 研究活動への参加(推薦入試対策)

高校3年生春~夏

  • 応用問題演習の開始
  • 記述力の徹底強化
  • 共通テスト対策の開始
  • 模試での実力確認

高校3年生秋~冬

  • 過去問演習の集中実施
  • 時間配分の最適化
  • 面接対策の準備
  • 共通テスト対策の仕上げ

直前対策

  • 解答戦略の最終確認
  • メンタルコンディション調整
  • 体調管理の徹底
  • 名古屋での宿泊手配

最後に – 受験生・保護者の皆様へ

名古屋大学医学部合格への道筋

名古屋大学医学部は、150年を超える歴史と伝統を持ち、「医学・医療を開拓する」という理念のもと、世界で活躍する医師・医学研究者を育成する日本屈指の医学部です。旧帝国大学としての充実した研究環境と、基礎医学セミナーをはじめとする特色ある教育プログラムが、皆様の夢の実現を強力にサポートします。

高い学力と医学への情熱、そして未来を切り拓く意欲を持つ皆様の挑戦を心から応援しています。