【獣医学部応援コンテンツ】PMD医学部予備校がお届けする「私立獣医学部の直前対策」

私立獣医学部に合格したい!直前対策どうすればいいの?

直前対策

前回までは、獣医学部での6年間についてでした。今回は私立獣医学部の試験対策についてです。受験方法は様々ありますが、一般入試に的を絞ってお話ししたいと思います。

 

①私立獣医学部の科目についての概略(一般入試)

私立獣医学部は全国に6校あり、うち1校は岡山理科大学(仮名)です。この大学については新設校なので、傾向と対策が立てにくく受験するならばチャレンジになります。広く学生を集めるために全国主要都市、中国・四国・九州地方各県に試験会場を設けていますので、他の私立大学よりも受験しやすい分競争率が上がります。
受検するならば要注意校となるでしょうし、合格点が予想より上がりそうです。これは入学してからですが、先輩がいない分、高学年になってからの研究等はパイオニア精神と自主性がかなり必要となるでしょう。このようなことも加味して受験したほうがよさそうです。

私立獣医学部の受験科目は、「英語」「数学(Ⅰ、Ⅱ、A、B)」「理科(生物・生物基礎、化学・化学基礎、物理・物理基礎)」を課す学校がほとんどです。理科の中から1科目選択になります。物理が選択肢に入らない学校もありますので注意してください。

また、例えば生物・生物基礎のパターンなのか、生物のみなのかなども確認してください。解答方法も「記述」「選択」がありますので、このチェックも大切です。解答時間は60分の大学が多いのですが、日本大学については数学と理科あわせて120分で、設問数が全体的に多いので正確さと解答のスピードが要求されます。

また、大学によって前期・後期、1期・2期など呼び名は変わりますが、一般入試は2回行われます。定員数の配置は大学によって異なり、センター試験で点数が振るわなかった場合私立に転換してくる受験生もいます。この辺りは駆け引きになりますが、一般的に前期のほうが競争率が低いので前期を狙うほうが合格率は上がるでしょう。

合格するためには80%以上の得点をとることは必須です。これは最低ラインと思って確実に取っていきましょう。

 

2018年度の獣医学部入試情報はこちら(一般入試・センター入試)

 

②各科目ごとの残り1ヶ月の勉強法

私立大学なのでというわけではないですが、受験校によって特徴があり傾向と対策をしっかり立てる必要があります。傾向に沿わない勉強をすると「見慣れない問題」「なじみのない出題形式」に惑わされ実力を発揮できないこともあります。受験校は早めに絞り、まずは「出題傾向」をしっかり把握して作戦を立ててください。受験は、頑張ることと努力することを大前提にした場合、勝敗は「受験勉強の作戦の良し悪し」にかかってきます。

 

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英語

選択問題を出題する場合がほとんどです。日本獣医生命大学の一般第2回が記述問題を出題します。日本獣医生命大学を受験しないならば、選択問題に絞って勉強するのが得策です。空所補充、整序問題、語句選択、英文法、アクセントなどは必須で、ここを失点すると80%の得点率にはできないので重点的に勉強し満点を目指すべきです。長文問題は内容把握できるかどうか、読解のスピードが問われます。

普段からわからない単語を飛ばしながらでも全体を把握しきる練習をしたほうがよいでしょう。単語や熟語、構文にこだわる勉強も必要ですが、長文問題で高得点を出すためには「何が書いてあったか」「主義主張は何か」を把握できることが大切です。残り1か月では「単語・熟語・構文・英文法・重要例文・アクセント」の総復習が大切です。ここで失点すると痛手を負います。

長文問題の正誤問題は配点が高いので、「単語・熟語・構文・英文法・重要例文・アクセント」で失点してしまうと、1問、2問落とせば合格ラインぎりぎりになります。

PMD医・歯・薬・獣医学部予備校の英語の指導方針

数学

数学は各校「数ⅠA」、「数ⅡB」が範囲です。やはりここでは「微分積分・数列・図形・指数対数関数・確率・三角関数」などの大御所になる分野はまんべんなくやっておくに越したことはありません。基本的な問題は絶対に落とせませんし、ケアレスミスはあり得ません。過去5年分くらいの出題傾向を分析して、よく出題されるタイプの問題を把握することは言うまでもありません。

残り1か月では新しい問題には手を付けないこと。計算問題はどの分野になっても絶対に必要ですので、毎日頭のトレーニングと計算ミス防止のために解くことをお勧めします。力試しにと言って新しい問題集に手を付けることは御法度です。解けなければ自信喪失につながります。そのようなチャレンジは3か月前までにやりましょう。

また、残り1か月までに苦手な問題を1冊にまとめ、どれだけ制覇できるかやってみるのもよいでしょう。制覇できれば自信につながります。得意分野も解かなければ勘が鈍ります。できるだけどの分野も1日に1問、最低限解くことをお勧めします。

PMD医・歯・薬・獣医学部予備校の数学の指導方針

 

理科

受験科目にもよりますが基礎的なところは絶対に落とせません。受験問題は難解な問題ばかり出るわけではなく、「基礎」「応用」「難問」とちりばめられています。どうしても難問に目が行きがちですが、基礎と応用を落とすほうが得点が下がります。難問は半分、そのほかは全問とると考えるほうが高得点を狙えます。

化学や物理では計算問題がかなり出ますので計算の正確性やスピードが問われます。1か月前には抜けがないか?あやふやになっているところがないか?の総復習を必ず行いましょう。日本獣医生命大学・酪農学園では記述問題になっていますので、正確な知識と記述力が必要になります。この2校を受験する受験生は細かい知識まで習得したほうがよいでしょう。

PMD医・歯・薬・獣医学部予備校の化学の指導方針
PMD医・歯・薬・獣医学部予備校の生物の指導方針
PMD医・歯・薬・獣医学部予備校の物理の指導方針

 

本格的な受験シーズンに入りますが、一番気をつけないといけないことは何だと思いますか?「体調管理」です。どんなに日ごろの成績がよくても本番で熱を出す、下痢をするなどがあれば試験どころではなくなります。無理をしないといけない時期です。しかし、それ以上に体調管理は最重要事項です。

 

次回は国公立大学についてお話しします。

 

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