私立大学の出願

 

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12月も中旬に入り、これから私立大学一般受験の出願シーズンに突入します。学部に関わらず、出願先に悩んでいる受験生も多いことでしょう。そこで今回は、私が出願先を決める上で検討したことをまとめつつ、出願に当たっての注意点を考えていきたいと思います。(検討内容は当時のままですが、今振り返っても特に問題はありませんでした。)

 

大学生活に求めた三要素

出願先検討に当たって、そもそも私は大学生活に何を求めるのかを考えました。結論としては、①社会経験を得たい、②遊びたい、③勉強してみたいの以上三つが大事であるように思えました。

①については、様々なバイトや学生活動に取り組んでみることで、人間的に成長出来たらいいなと考え、必要だと思っていました。

②については、高校生の間は遊ぶことなく勉強していたので、大学生になったら海外旅行や友達との飲み会を楽しみたいと思っていました。

③については、大学受験までの勉強が、教科書について理解を深めるだけのつまらないものに感じていたので、「知識を作る」場である大学で勉強を頑張ってみたいと考えていました。

この三要素が満たされる大学はどこだろうと考えた時、ある程度の都市部に立地する、研究で結果を残している大学ということになりました。

 

さて、以上のようにして選んだ現在の所属大学ですが、不満というのは全くありません。①②③の三つも自分なりにですが、願いが叶っているように思います。このように、自分にとって大学生活に必要だと考える要素を列挙してそれが満たされる大学をきちんと選ぶことが出願先を考える上で最も重要なのではないかと私は思います。

 

以下は出願先を悩んだ挙句に陥りやすい間違いです。自分が当てはまっていないか確認をして下さい。

 

カリキュラム・・・

「オープンキャンパスには行きましたか?」の記事で少しだけ触れましたが、受験生はどうしても大学のカリキュラムや授業形態に目がいってしまいます。それがなぜいけないかを簡単に示すならば、自分の高校の学校案内パンフレット(特に私立であれば)をもう一度確かめてみて下さい。いかに参考にならないかすぐにわかるはずです。

 

日程の密集

数打てば当たる戦略で、毎日のように受験するような日程を組んでいる受験生を時々見かけますが、これも間違いだと思います。受験という、精神を限界まで追い詰める作業を連続的に繰り返すと、次第にパフォーマンスが低下していくのは当然だと思います。出願先を取捨選択して、それぞれを自分のベストの状態で受験して下さい。

 

理想と現実

特に中高一貫高に在籍している受験生によく見かけますが、実力とかけ離れた大学ばかりを受験する人がいます。希望の大学を受験することはいいことですが、合格しなければ意味がありません。合格ラインギリギリの大学をたくさん受けるのではなくて、①チャレンジする大学、②実力相当の大学、③安心して合格できる大学の三段階に分けて、少なくとも③を一つ受けるようにしましょう。現実から目を背けないように。

 

いかがでしたでしょうか。非常に長くなってしまいましたが、日頃私が感じていることはおおよそまとめられたと思います。どの部分でも結構ですので、参考にしてもらえると嬉しいです。