岩手医科大学医学部│数学の傾向と対策
岩手医科大学医学部の傾向と対策(数学)を、年度ごとに掲載しております。過去から遡って確認する事により、より良い傾向を掴み対策を立てることが可能です。
 
※難易度・スピードの☆印は5段階評価になります。
2020年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 120分 (英語と併せて) | 
| 難易度 | ☆☆☆ | スピード | ☆☆☆ | 
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 | 
| 1 | データの分析 | 平均、分散、相関係数、場合の数 | マークシート方式 | やや易 | 
| 2 | 対数関数 | 対数関数の取りうる値の範囲、桁数 | マークシート方式 | 標準 | 
| 3 | 積分法 | 双曲線とx軸で囲まれた図形の面積 | マークシート方式 | 標準 | 
傾向と対策
| 大問3題で解答時間が60分の試験である。2021年度からは英語と2教科併せて120分間の試験になる予定である。また2016年以前は記述式の空欄補充形式だったが、2017年以降はマークシート方式の空欄補充形式である。出題範囲は医学部が数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、B(数列・ベクトル)で、歯学部・薬学部が数学Ⅰ、Ⅱ、Aである。全範囲からバランスよく出題されており、2分野以上の融合問題も見られることがある。難易度は基本~標準レベルであるが、禁煙やや難しくなってきている。そのため基礎力を付け、標準~やや難レベルの演習を積み、問題に慣れておくことが必要である。また解答時間が60分間しかないため、早く正確に計算できる力が必要になる。 | 
 
2019年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 60分 | 
| 昨年度の問題も通してみれば、バランスよく出題されている。 |  |  | 
| 難易度 | ☆☆☆☆ | スピード | ☆☆☆☆☆ | 
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 | 
| 1 | 確率 数列 | 確率漸化式 | マーク | やや難 | 
| 2 | ベクトル | 四面体の体積の問題 内積の取りうる値の範囲 | マーク | やや難 | 
| 3 | 式と曲線 複素数平面 積分法 | 双曲線 定積分 面積 | マーク | やや難 | 
傾向と対策
| すべての問題に対して言えることであるが、計算が複雑な問題となっている。本年度は出題されなかったが、小問集合や融合問題などにも対策をしておきたい。 | 
 
2018年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 60分 | 
| 全範囲の準備が必要。計算量も多く、図形の融合問題に注意が必要。 | 微積分 | 確率 | 
| 難易度 | ☆☆☆☆ | スピード | ☆☆☆☆☆ | 
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 | 
| 1 | 小問集合 | 数列の極限、複素数平面、確率の問題。確率の問題は意図の把握が大事である。 | マーク | 標準 | 
| 2 | ベクトル+図形 | すべてをベクトルで解くこともできるが、計算量が多い。図形と計量の考えで解くのが楽である。それでも、図が書きにくく、工夫が必要な問題である。 | マーク | 難 | 
| 3 | 微積分 | 三角関数の知識と微積分の知識がかなり必要である。計算量もかなり多く、慎重に計算することが必要である。 | マーク | やや難 | 
傾向と対策
| 内容は、教科書の基本的なものでる。ただし、全範囲の計算力と図形の特徴を捉える力がかなり必要である。特に60分の時間ですべてをこなすのは大変である。また、確率と数列と微積分の出題頻度は高いと思われる。 | 
 
2017年度入試
| 科目 |  | 解答時間 |  | 
|  |  |  | 
| 難易度 | ☆☆☆☆☆ | スピード | ☆☆☆☆☆ | 
設問別分析表
傾向と対策
 
2016年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 60分 | 
| 毎年大問に確率の問題が出題される。微積の問題も多い。 |  |  | 
| 難易度 | ☆☆☆☆☆ | スピード |  | 
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 | 
| 1 | 数A | さいころの出た目によって決まる平面座標の点が、与えられた曲線を境界とする領域に入っているかいないかを調べて、確率を求めていく。 | 空欄補充 | 問1~問3:易 問4:やや易 問5:標準 | 
| 2 | 数B | 分数を並べた群数列の問題。問1、問2は具体的な値が与えられている問い。問3は第n群の末項、問4は第n群の全ての和、問5は初項から第111項までの和を求める。 | 空欄補充 | 問1~問2:易 問3~問5:やや易 | 
| 3 | 数Ⅲ | 分数関数の曲線に関する問題。この曲線Cの接線がx軸と交わる点をQ、接点からx軸に下ろした垂線の足をR、接点のx座標をaとする。問1、2はQのx座標とQRの長さをaを用いて表す、問3はQRが最大となるa、QRの長さ、Qの座標、lの方程式を求める問題。問4は問3のaの値のときのC,l,y軸で囲まれた面積を求める問題。 | 空欄補充 | 問1~問2:やや易 問3~問4:標準 | 
傾向と対策
| 工夫が必要な問題もあるが、誘導に沿って解いていけば、方針が立つ問題ばかりである。試験時間が60分なので、計算ミスなく解けるよう十分に計算力を付けて欲しい。確率の問題は年によっては少し難しい複合問題が出題されることもあるので、そこで時間を取られないよう。 | 
 
2015年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 |  | 
|  |  |  | 
| 難易度 | ☆☆☆☆☆ | スピード |  | 
傾向と対策
| 大問として確率・場合の数が毎年出題されているのが特徴的である。確率の問題はやや難しいときがあるが、他の大問は標準的な難易度となっている。計算が複雑になる場合があるので、過去問を使って実際に解く練習は必要。 | 
 
2014年度入試
傾向と対策
| 過去問を解き、難易度の幅を体感しておく ほとんどが基礎的な問題であり、難問は出題されない。場合の数・確率が頻繁に出題さえているが、全範囲からまんべんなく出題されている。難易度は低いが、計算に工夫が必要な場合もあるため、問題を一通り読んで即座に判断できるようにしておきたい。練習の段階では、同じ問題を別のアプローチから解いていくと効果的である。 |