東邦大学医学部の受験情報│入試問題の傾向と対策

東邦大学概略
東邦大学は、1925(大正14)年に額田豊・額田晉の兄弟によって創立された「帝国女子医学専門学校」を前身とする、歴史と伝統ある私立総合大学です。建学の精神として「自然・生命・人間」を掲げており、自然の摂理を畏敬し、生命の尊厳を深く理解し、豊かな人間性と思いやりの心を持つ医療人の育成を最大の目標としています。
医学部が拠点を置く東京都大田区の大森キャンパスには、特定機能病院である「東邦大学医療センター大森病院」が併設されています。さらに、東京都目黒区の「大橋病院」、千葉県佐倉市の「佐倉病院」という合計3つの付属病院を有しており、首都圏の広範な地域医療と高度先進医療を強力に支えています。
本学は開学以来、「より良き臨床医の育成」を教育の柱としています。最先端の医学知識や高度な医療技術の習得はもちろんのこと、患者の痛みに共感し、一人の人間として全人的に向き合うことができる温かい心を持った医師を育む風土が根付いています。
医学部のほか、薬学部、理学部、看護学部、健康科学部を擁する総合大学としての強みを活かし、学部間の垣根を越えた活発な交流とチーム医療教育を実践しており、次世代の医療界を牽引する有為な人材を数多く輩出しています。
東邦大学医学部の特徴
大森、大橋、佐倉という特色の異なる3つの医療センター(付属病院)での診療参加型臨床実習(クリニカル・クラークシップ)が最大の魅力です。地域に密着したプライマリ・ケアから高度な最先端医療、救命救急まで、圧倒的な症例数のもとで実践的な臨床能力を多角的に磨き上げます。
建学の精神を体現し、患者に寄り添う「良き臨床医」を育成するための人間教育を低学年から徹底しています。早期臨床体験実習や、患者とのコミュニケーションを重んじるカリキュラムを通じて、医療人に不可欠な高い倫理観と豊かな共感力を育みます。
看護学部や薬学部の学生とともに学ぶ多職種連携教育(IPE)を積極的に導入しています。実際の医療現場を想定した合同グループワークなどを通じて、互いの専門性を尊重し合いながら、患者中心の医療を提供するためのチーム医療の精神と実践力を養います。
教員が少人数の学生を担当する「担任制(チューター制度)」を設けており、学業の相談から学生生活、メンタルケアに至るまできめ細やかなサポートを行っています。温かくアットホームな雰囲気の中で、学生一人ひとりが安心して学業に専念できる環境が整っています。
教育理念と3つのポリシー
東邦大学医学部では、建学の精神「自然・生命・人間」を具現化し、社会から信頼される「より良き臨床医」を育成するため、以下の3つのポリシーを定めています。
医学を学ぶための確かな基礎学力と論理的思考力を有するとともに、生命の尊厳を深く理解し、他者の痛みに共感できる豊かな人間性を持つ人物を求めています。また、多様な人々と協調できるコミュニケーション能力を備え、医療を通じて社会に貢献しようとする強い使命感を重視します。
基礎医学と臨床医学を有機的に統合したカリキュラムを編成しています。早期体験学習で医療人としての自覚を促し、充実したシミュレーション教育を経たのち、首都圏に展開する3つの付属病院での長期間にわたる診療参加型臨床実習を通じて、実践的な問題解決能力と臨床技能を段階的に育成します。
医師として必要な専門的知識・技能・態度を修得し、患者本位の安全で質の高い医療を提供できる能力を備えていることが求められます。高い倫理観を持ち、多職種と協働してチーム医療を実践できる能力、そして医学の進歩に合わせて生涯にわたり自律的に学び続ける姿勢を身につけた者に学位を授与します。
東邦大学ホームページ紹介
基本情報
| 住所 | 東京都大田区大森西5丁目21-16 | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 初年度納入金額 | 4,800,000円 | ||||||||||||
| 学納金6年間総額 | 26,297,800円 | ||||||||||||
| 募集人数 |
|
||||||||||||
| 偏差値 | 67.8 | ||||||||||||
| 主な就職先 | 東邦大学医療センター大森病院 | ||||||||||||
| 男女比 | 48:52 |
入試情報
| 出願期間 | 2025/12/15(月)~2026/1/27(火) |
|---|---|
| 1次試験日 | 2026/2/7(土) |
| 1次合格発表日 | 2026/2/11(水・祝)12:00 |
| 2次試験日 | 2026/2/15(日),2/16(月) ※いずれか1日 |
| 合格発表日 | 2026/2/18(水)12:00 |
| 1次試験会場 | 【東京】五反田TOCビル |
| 2次試験会場 | 【本学】大森キャンパス |
1次試験
| 教科 | 科目 | 選択 | 配点 | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学A・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素平面) | 必須 | 100点 | - |
| 理科 | 『物理基礎・物理』『化学基礎・化学』『生物基礎・生物』 | 2科目選択 | 100点×2 | - |
| 英語 | 英語コミュニケーション(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、論理・表現(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ) | 必須 | 150点 | - |
| 基礎学力 | 論理的思考能力・数理解析能力等 | 必須 | 50点 | - |
2次試験
| 教科 | 科目 | 選択 | 配点 | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 面接 | - | 必須 | 50点 | - |
東邦大学医学部 医師国家試験 合格率
| 回数(実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第120回(2026年) | 115人 | 104人 | 90.4% |
| 第119回(2025年) | 120人 | 113人 | 94.2% |
| 第118回(2024年) | 138人 | 128人 | 92.8% |
| 第117回(2023年) | 125人 | 108人 | 86.4% |
| 第116回(2022年) | 124人 | 110人 | 89.0% |
| 第115回(2021年) | 125人 | 117人 | 93.6% |
| 第114回(2020年) | 128人 | 121人 | 94.5% |
| 第113回(2019年) | 104人 | 95人 | 91.3% |
| 第112回(2018年) | 109人 | 105人 | 96.3% |
| 第111回(2017年) | 114人 | 108人 | 94.7% |
東邦大学医学部入試 傾向と対策
2025年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | ヒトの進化と二足歩行の起源 アフリカの草原における四足歩行から二足歩行への移行、道具の使用、火の管理、そしてホモ・サピエンスの起源を辿る約1,000語の長文。 |
マーク | |
| 2 | 文法 | サウナの効用に関する正誤判定 サウナが身体に与える影響についての短い文章。下線部が引かれた箇所から、文法・語法上の誤りを含むものを選ぶ。 |
マーク | |
| 3 | 読解 | シャーロック・ホームズと科学的方法 推理小説の主人公ホームズの思考プロセスを、現代科学における「問題定義」「仮説生成」「検証」のステップになぞらえて解説する長文。 |
マーク | |
| 4 | 読解・語彙 | 脳の記憶メカニズムと可塑性 短期記憶から長期記憶への移行、シナプス可塑性、興奮性可塑性などの医学・生物学的トピック。空所補充形式で専門的な語彙力が問われる。 |
マーク | |
| 5 | 読解 | 都市における騒音公害対策の自動化 パリやニューヨークでの騒音センサー活用や、機械学習を用いた騒音分析プロジェクト(SONYC)についての最新科学記事。 |
マーク | |
| 6 | 英訳 | ダーウィンの格言と進化の法則 ダーウィンの言葉として知られるフレーズの真偽や、進化の普遍的な法則についての日本語を、適切な英文に直す選択問題。 |
マーク |
| 大問6題構成で、90分間で計60問近い設問を処理しなければならない。読解問題のテーマは多岐にわたるが、特に第4問のような医学・生物系のトピックや、第3問のような論理的思考に関する英文への習熟が不可欠だ。解答方式はすべてマーク式である。膨大な読解量をこなす速読力はもちろん、第2問の正誤判定や第6問の和文英訳を短時間で正確に解き、読解に時間を割く戦略的な時間配分が合否を分ける。 |
2024年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | 仮眠が生成する虚偽記憶 睡眠紡錘波が短期記憶を長期記憶に固定する際、誤って虚偽の記憶を作り出すメカニズムに関する英文である。 |
マーク | |
| 2 | 語彙・語法 | 猫と犬の人へのなつき方の違い 飼い猫と飼い犬の社会化期の違いや、人間に対する信頼形成のプロセスを比較した英文の空所補充である。 |
マーク | |
| 3 | 読解 | クローン技術の倫理的受容過程 生命倫理における「嫌悪感(yuck factor)」の定義や、クローン肉、糞便移植などの医学技術が社会に受け入れられる過程を論じている。 |
マーク | |
| 4 | 文法 | iPS細胞の倫理に関する正誤判定 「Ethics of iPS cells」という一続きの文章の中で、文法・語法上の誤りを含む箇所を特定する形式である。 |
マーク | |
| 5 | 読解 | AIはどのようにSNSを変えているか 生成AIによるコンテンツ制作やインフルエンサーマーケティングへの応用、およびアルゴリズムのバイアスといった課題についての英文である。 |
マーク | |
| 6 | 英訳 | 「顔」の進化に関する和文英訳選択 ヒトと他の動物の「白眼」の露出と視線の役割の違いについて、日本語の文意に合う英文を選択する問題である。 |
マーク |
| 大問6題構成で、90分間に膨大な読解量と設問をこなす必要がある。英文のテーマは「睡眠と記憶」「iPS細胞」「クローン技術」など、医学・生物学的な背景知識が強く求められるものが中心だ。解答方式はすべてマーク式である。読解問題(大問1・3・5)は一題につき15問もの設問が付されており、速読力だけでなく高い集中力が要求される。対策としては、医療・科学系の語彙(embryo, fecal transplant, microbiome など)を強化し、長文の論理構成を素早く把握する訓練が不可欠である 。また、正誤判定や英訳選択を短時間で処理し、読解に時間を残す戦略的な時間配分が合否を分ける。 |
2023年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | ディスレクシア(読字障害)の再考 読解能力と学習能力の相関や、ディスレクシアを生物学的障害とする諸説の検証。日本での症例の少なさや脳の可塑性についても触れている。 |
マーク | |
| 2 | 語彙・語法 | 宇宙エレベーターの建設と課題 地上から宇宙へ伸びるエレベーターの構造的課題や、カーボンナノチューブ等の新素材の可能性に関する英文空所補充。 |
マーク | |
| 3 | 読解 | 幼児期健忘と記憶の発達 数歳以前の記憶がない現象(幼児期健忘)の心理学的・神経学的背景。言語能力の発達や文化による回想スタイルの違いを詳述している。 |
マーク | |
| 4 | 文法・語法 | 生物の地理的分布に関する正誤判定 動物種が特定の地域に限定される理由や亜種の進化についての文章(The World before First Contact)中の誤り指摘。 |
マーク | |
| 5 | 読解 | シュレーディンガーと「生命とは何か」 物理学者シュレーディンガーがダブリンで生命現象を物理的に論じた経緯と、その著書が分子生物学の誕生に与えた影響。 |
マーク | |
| 6 | 英訳 | 哲学・進化学の和文英訳選択 デカルトの心身二元論や自然選択、意識の出現に関する日本語の論理構成を、適切な英文として選択する問題。 |
マーク |
| 大問6題構成であり、90分という制限時間に対して非常に多くの英文を読みこなす必要がある。特に第1・3・5問の長文読解はテーマが「医学・心理学・科学史」と専門性が高く、かつ設問数も多いため、速読力だけでなく情報の検索能力が問われる。解答方式は全てマーク式だ。対策としては、医療・生命科学系の語彙を強化するとともに、パラグラフごとの論理展開を素早く掴む練習を積むことが不可欠である。また、文法正誤判定や英訳選択問題で時間を節約し、配点の高い読解問題に十分な時間を残す戦略的な時間配分が合格への鍵となる。 |
2022年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | リーダーシップの特性理論 フォードやキング牧師などの分析を通じ、特定の個人的特徴がリーダーシップの成功とどのように相関するか、またその理論の限界を論じている。 |
マーク | |
| 2 | 語彙・語法 | 機械は感情をもてるか? SF映画のHAL 9000やフィニアス・ゲイジの症例を題材に、感情と知能の関係や人工知能の可能性について述べた英文の空所補充。 |
マーク | |
| 3 | 読解 | バングラデシュにおけるWASH介入試験 衛生設備(水・トイレ・手洗い)の改善が子供の発育不全の解消には不十分であり、栄養補助との組み合わせが不可欠であることを論じている。 |
マーク | |
| 4 | 読解 | (本資料では省略されている) 元の問題冊子には存在するが、提供されたPDF内では本文・設問ともに省略されている。 |
マーク | |
| 5 | 読解 | 生命倫理教育の必要性 終末期の意思決定など、アメリカ人が直面する医療上の倫理的難題に対し、学校教育段階から生命倫理を学ぶことの重要性を説いている。 |
マーク | |
| 6 | 英訳 | (本資料では省略されている) 提供されたPDF内では問題が省略されているが、例年は和文英訳選択などの形式で出題される。 |
マーク |
| 大問6題構成で、90分間に膨大な読解量を処理する速読力が合否を分ける。読解問題のテーマはリーダーシップ、公衆衛生、生命倫理など多岐にわたるが、いずれも論理構成が明確なため、パラグラフごとに迅速に内容を掴む練習が有効だ。解答方式はすべてマーク式である 。専門的な医学用語だけでなく、社会科学系の高度な語彙(orchestrated, adhere to, incapacitated など)も含まれるため、語彙力の増強が不可欠である 。文法問題や語彙選択を短時間で正確に仕留め、配点の高い長文読解に十分な時間を残す戦略的な時間配分が合格への近道となる。 |
2021年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | 着床前遺伝子診断(PGD)の可能性と倫理 PGDの技術的詳細、遺伝性疾患の検出、性別選択の倫理、および一塩基多型(SNP)を用いた将来の診断可能性についての約1,000語の長文。 |
マーク | |
| 2 | 語彙・語法 | 人間の五感と知覚の限界 伝統的な五感の優劣関係や、感覚が互いに補い合う「再配線」の現象、知覚できる情報の範囲の限定性についての文章を用いた空所補充10問。 |
マーク | |
| 3 | 読解 | 音と色の知覚メカニズム ニュートンの色彩論から始まり、脳内でのピッチ(音高)の生成、動物ごとの可聴域、ピアノや動画のフレームレートと知覚の閾値の関係を論じた長文。 |
マーク | |
| 4 | 文法・語法 | 想像力と知識の構築(正誤判定) 現実の認識における想像力の役割や、ゲシュタルト心理学、カニッツァの三角形を題材とした文章の下線部から誤りを選ぶ形式10問。 |
マーク | |
| 5 | 読解 | ナイジェリアのミッション病院での経験 劣悪な医療環境下での結核患者に対する危険な外科的処置の決断と、医師としての存在意義を問う物語的な長文。 |
マーク |
| 大問5題構成であり、90分間で計65問の設問と膨大な英文量を処理しなければならない。読解問題のテーマは「着床前診断」「医療倫理」「知覚心理学」と医学・生命科学系に特化しており、背景知識の有無が読解スピードに直結する。解答方式は全てマーク式である。特に第4問の正誤判定は、時制や分詞、関係代名詞といった正確な文法知識を短時間で運用する力が求められる。対策としては、医療系単語の補強に加え、論理構成を素早く掴むパラグラフ・リーディングの習熟、および時間配分のシミュレーションが合格への絶対条件となる。 |
2020年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | 伝子療法とバイオテクノロジーの歴史 体細胞遺伝子療法と生殖細胞療法の違いや、コーエンとボイヤーによるプラスミドを用いた遺伝子組換え技術、ウイルスの媒介利用について。 |
マーク | |
| 2 | 語彙・語法 | 教育ツールとしてのアートの活用 アートを理科の学習に取り入れることで、読解力の低い生徒の記憶定着が改善するというジョンズ・ホプキンス大学の研究に関する空所補充。 |
マーク | |
| 3 | 読解 | 表情の普遍性と異文化研究 ポール・エクマンによる表情の研究史。非言語コミュニケーションの普遍性をめぐるダーウィンや他の学者との論争、研究助成金獲得の経緯を論じている。 |
マーク | |
| 4 | 文法・語法 | 「共感と倫理」に関する誤文訂正 Empathy and Ethics と題された文章の下線部から文法的誤り(受動態、三単現、比較表現など)を指摘する形式。 |
マーク | |
| 5 | 読解 | 「嘘」の心理学と行動科学 子供の嘘の性質、ピアジェやアンナ・フロイトの理論、大人の嘘の頻度や男女間の目的の違い(自己宣伝と自己防衛)についての長文。 |
マーク | |
| 6 | 英訳 | 科学者の社会的責務に関する和文英訳選択 公的研究資金の使用、研究成果の公開、研究の両義性(諸刃の剣)などについての日本文を、適切な英文として選択する。 |
マーク |
| 大問6題構成で、90分間に約3,000語に及ぶ膨大な英文と60問以上の設問を処理しなければならない。英文のテーマは「遺伝子工学」「発達心理学」「生命倫理」など、医学部受験生として習得しておくべき専門的かつ学際的な内容が中心である 。解答方式はすべてマーク式だ。特に第1問や第3問のように、生物学的な背景知識が読解スピードを大きく左右する設問が含まれる。対策としては、医療・科学系の専門語彙(plasmid, innate, ambiguity など)の補強を徹底し、パラグラフごとに論理構成を素早く掴む訓練が不可欠である。文法問題や英訳選択を短時間で正確に仕留め、配点の高い長文読解に50分以上の時間を残す戦略的な時間配分が合格への鍵となる。 |
2019年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | 都市部の大気汚染と新たな有機化合物 一酸化窒素と炭化水素の不均衡が「気相自動酸化」を引き起こし、従来想定されていなかった有機ヒドロペルオキシドを生成するメカニズムについての英文である。 |
マーク | |
| 2 | 語彙・語法 | ペニシリンの発見と抗生物質のクラス フレミングによる発見から、フローリーとチェーンによる実用化、自然発生型と半合成ペニシリンの違い、耐性菌(MRSA等)との戦いを論じている。 |
マーク | |
| 3 | 語彙・語法 | 睡眠行動と神経変性疾患 寝言や夢遊病の性質と、レム睡眠行動障害(RBD)がパーキンソン病の前兆となる可能性についての英文空所補充である。 |
マーク | |
| 4 | 読解 | 記憶の中間状態「limbo」の解明 作業記憶から長期記憶へ移行する間の記憶の所在を探る研究。シナプス間に情報が保持される「優先的長期記憶」という新概念を論じている。 |
マーク | |
| 5 | 文法・語彙 | 正誤判定および空所補充 下線部から誤りを選ぶ形式(10問)と、短文の空所に適語を補う形式(5問)。時制、比較、受動態、イディオム(known as等)など多岐にわたる。 |
マーク |
| 大問5題構成(計70問)であり、90分という制限時間に対して非常に多くの英文と設問を処理しなければならない 。テーマは「気相自動酸化」「抗生物質」「睡眠障害」「記憶のメカニズム」と医学・理系的内容が中心であり、背景知識が理解を助ける 。解答方式はすべてマーク式である。合格のためには、専門的な英文を迅速に読み解く速読能力に加え、第5問のような文法問題を短時間で片付け、配点の高い読解問題に時間を残す戦略が必須となる。 |
2018年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | 人間の嗅覚と味覚のメカニズム 化学物質と受容体、繊毛の相互作用による嗅覚の仕組みや、脳(扁桃体など)での処理、加齢による減退、味覚との密接な関係を論じた英文である。 |
マーク | |
| 2 | 読解 | 肝臓再生技術の研究 肝臓がわずか25%の組織から再生できる特異な性質や、胚の成長プロセスとの違い、転写因子や過形成(hyperplasia)が関わる再生メカニズムについての最新研究を扱っている。 |
マーク | |
| 3 | 語彙・語法 | 人類の脳の発達史(空所補充) 過去700万年にわたるヒトの脳容量の劇的な増加、特にホモ属出現後の変化や、農業開始に伴う一時的な縮小、栄養状態の影響などを論じた文章の空所補充である。 |
マーク | |
| 4 | 読解 | 新語の誕生と文化の予測不可能性 IT用語などの造語(onomatopoeiaやphonesthesia)の作られ方、名前のない概念の存在、および言語の恣意性が文化理解に与える教訓を詳述した英文である。 |
マーク | |
| 5 | 文法・語彙 | 正誤判定および空所補充 下線部から誤りを選ぶ形式(10問)と、短文の空所に適語を補う形式(5問)。形容詞と副詞の区別、不可算名詞、関係副詞、熟語(turn out, draw from等)が問われる。 |
マーク |
| 大問5題構成(計70問)であり、90分間で膨大な英文量と設問を処理しなければならない過酷な試験である。テーマは「嗅覚」「肝臓再生」「脳の進化」と医学・生物学に特化した内容が中心であり、正確な背景知識と専門語彙(volatile, olfactory epithelium, transcription factors 等)の有無が読解スピードを大きく左右する。解答方式は全てマーク式である。 合格のためには、第I・II問のような配点の高い長文読解をいかに迅速に処理できるかが鍵となる。第V問の文法問題は、形容詞・副詞の使い分けなどの頻出項目を短時間で仕留め、読解に十分な時間を残す戦略的な時間配分が不可欠だ。日頃から医療系の論説文をパラグラフ単位で素早く要約する練習を積み、多問形式のマーク演習で処理能力の限界を高めておくことが求められる。 |
2017年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | 破傷風(Tetanus)の病態と治療 破傷風菌(Clostridium tetani)による感染メカニズム、毒素テタノスパスミンの作用、初期症状、および治療法に関する医学的英文である。 |
マーク | |
| 2 | 読解・語彙 | 「普遍的」血液の開発と拒絶反応 赤血球表面の抗原を酵素で除去し、血液型に関わらず輸血可能な「ユニバーサル・ブラッド」を作る研究の最前線を論じている。 |
マーク | |
| 3 | 語彙・語法 | 睡眠の進化論的意義(空所補充) なぜ睡眠が進化したのかという問いに対し、脳の修復や記憶定着といった機能面と、生存のための適応的不活性という側面から考察している。 |
マーク | |
| 4 | 読解 | 前倒し(Precrastination)の心理学 締め切り前に急いで仕事を終わらせようとする心理的傾向について、作業メモリーの負荷を減らすという仮説に基づいた実験と考察である。 |
マーク | |
| 5 | 文法・語彙 | 正誤判定および空所補充 下線部から文法的誤り(情報の不変化名詞、動詞の形、前置詞等)を選ぶ形式(10問)と、イディオム(at the age of等)を補う形式(5問)である。 |
マーク |
| 大問5題構成(計70問)であり、90分という制限時間に対して非常に多くの英文と設問を処理しなければならない 。テーマは「破傷風」「血液学」「進化生物学」「心理学」と医学・理系的内容に特化しており、背景知識の有無が読解スピードを大きく左右する。解答方式は全てマーク式である。 合格のためには、専門的な英文を迅速に読み解く速読能力に加え、第5問のような文法・語法問題を1問数十秒で処理し、配点の高い長文読解に50分以上の時間を残す戦略が必須となる。特筆すべきは第4問のような心理学的トピックも含まれる点で、抽象的な概念を英語で理解する思考力が試される。日頃から医療系の英単語(tetanospasmin, antigen, working memory 等)を強化し、多問形式のマーク演習で処理能力の限界を高めておくことが求められる。 |
2016年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | リステリア症のリスクと病態 リステリア菌(Listeria monocytogenes)による食物媒介性疾患の感染経路、マクロファージ内での増殖、妊婦や免疫不全者への影響、および致死率について詳述した医学的英文である。 |
マーク | |
| 2 | 読解・語彙 | 熱さと冷たさの錯覚(矛盾冷覚) 温度受容体(サーモリセプター)の仕組みや、高温時に冷受容体が反応する「矛盾冷覚」の諸説(神経の不具合説、脳の統合判断説)を論じている。 |
マーク | |
| 3 | 語彙・語法 | 運動中の音楽の効果(空所補充) 音楽が脳の補足運動野に働きかけ、動作のタイミング決定を補助することで運動持久力を高めるメカニズムを解説する英文の空所補充である。 |
マーク | |
| 4 | 読解 | 乳酸蓄積と筋肉痛のメカニズム 激しい運動時の無酸素エネルギー生成と乳酸の関係、および乳酸が筋肉痛(DOMS)の直接原因ではなく、防御メカニズムとして機能している点についての科学的考察である。 |
マーク | |
| 5 | 発音・アクセント | 基本語彙の発音とアクセント 医学・生物学に関連する語彙(disease, oxygen, stomach等)を含む発音問題5問と、強勢の位置を問うアクセント問題5問である。 |
マーク |
| 大問5題構成(計70問)であり、90分間で膨大な英文量と設問を処理しなければならない極めてタイトな試験である 。テーマは「リステリア症」「感覚生理学」「運動生理学」と、医学・生命科学の背景知識が強く求められるものが大半を占めており、専門語彙(immunocompromised, macrophage, eccentric contraction等)の習得が読解スピードに直結する。 合格のためには、第3問の空所補充や第5問の発音・アクセントを短時間で正確に仕留め、配点の高い第1・2・4問の長文読解に十分な時間を残す戦略的な時間管理が不可欠である。特に本学の長文は15問もの設問が付されるため、パラグラフごとに論理構成を素早く掴み、必要な情報を瞬時に検索する「スキャニング」の技術を磨いておく必要がある。日頃から医療系の論説文に多く触れ、多問形式のマーク演習で処理能力の限界を高めておくことが合格への絶対条件だ。 |
2025年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 数列 | 和 $S_n$ から一般項 $a_n$ への変換 $S_n=5n(n-12)$ から得られる数列の項や特定の和を計算する。 |
マーク | |
| 2 | 平面図形 | メネラウスの定理と三角形の面積比 三角形の内部の点と線分比から、面積比を導出する。 |
マーク | |
| 3 | 三角関数・積分 | 曲線の交点と面積計算 三角方程式を解いて交点を特定し、定積分を用いて囲まれた部分の面積を算出する。 |
マーク | |
| 4 | 対数 | 常用対数と桁数の決定 $5^{100}$ の桁数や特定の条件下での桁数を求める典型問題。 |
マーク | |
| 5 | 場合の数 | 3の倍数となる組み合わせ 15までの自然数から3つを選び、積や和が3の倍数になるパターンを数え上げる。 |
マーク | |
| 6 | 微分法 | 3次関数の実数解と変曲点 実数解の個数条件や、グラフと軸で囲まれた面積が等しくなる条件を考察する。 |
マーク | |
| 7 | 複素数平面 | 垂直二等分線と円の距離 複素数平面上の直線と円の最小距離を求める幾何的な問題。 |
マーク | |
| 8 | 空間図形 | 空間ベクトルと円上の動点 垂線の足の座標や、空間内の円上に位置する点の座標の最大値を求める。 |
マーク | |
| 9 | 2次関数 | 絶対値を含む関数の極値 変数をパラメータに含む絶対値付き2次関数の最小値・極大値を特定する。 |
マーク | |
| 10 | 不等式 | 平均値の定理を用いた不等式の評価 無理不等式を満たす最大の自然数 $n$ を決定する、高い思考力を要する問題。 |
マーク |
傾向と対策
| 全10題がすべてマーク式で出題される。90分で10題を解くためには、1題あたり平均9分という極めて迅速な処理が求められる。前半の大問1〜5は標準的な典型問題が多いため、ここでいかに時間を節約できるかが後半の難問攻略の鍵となる。特に後半は、空間図形や微分法において緻密な計算や図形的洞察が必要な問題が含まれる傾向にある。解答プロセスの記述は求められないが、ケアレスミスが致命傷となるため、正確かつ高速な計算能力を磨いておくことが必須だ。 |
2024年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 数と式 | 式の値と対称式 無理数を含む変数 $a, b$ に対し、2乗や5乗の和を算出する計算問題である。 |
マーク | |
| 2 | 確率 | 条件付き確率 袋から玉を3回取り出す試行において、特定の条件を満たす確率を求める。 |
マーク | |
| 3 | 整数 | 完全平方数となる整数の決定 根号を含む式が自然数となるような最大の整数 $n$ を決定する思考力が試される。 |
マーク | |
| 4 | 関数 | 逆関数と合成関数 数関数の逆関数が一致する条件や、合成関数が恒等的に等しくなる係数を決定する。 |
マーク | |
| 5 | 微分・極限 | 高次導関数と数列の極限 関数の $n$ 回微分から得られる数列の一般項と、その極限値を算出する。 |
マーク | |
| 6 | 領域 | 2つの不等式の領域と包含関係 円の領域が別の不等式で表される領域に含まれるための定数 $k$ の範囲を求める。 |
マーク | |
| 7 | 平面図形 | 余弦定理と3倍角の公式 四角形の辺の長さから角度の余弦を求め、さらに中点間の距離を算出する融合問題である。 |
マーク | |
| 8 | 微積分 | 媒介変数表示された曲線の長さ 媒介変数で表された方程式の解と、指定された区間における曲線の長さを計算する。 |
マーク | |
| 9 | ベクトル | 正三角形の重心と位置ベクトル ベクトル方程式を満たす点Pの位置を、重心や頂点を用いて表現する。 |
マーク | |
| 10 | 不等式 | 平均値の定理と不等式の評価 無理不等式を満たす最小の自然数を決定する、高度な思考力と計算力が要求される難問である。 |
マーク |
傾向と対策
| 全10題すべてがマークシート方式であり、90分で10題を解くという極めて過酷な時間制限が課される 。出題範囲は数学I・II・III・A・B(数列・ベクトル)から満遍なく出題され、2024年度は逆関数や合成関数といった手薄になりがちな分野も含まれた 。 合格のためには、大問1〜5程度の標準的な問題をいかに「反射的」に処理し、後半の思考力を要する問題(大問6・8・10など)に時間を残せるかが鍵となる。計算プロセスの記述がないため、1つの計算ミスが即失点につながる。日頃から図やグラフを活用して視覚的に解法の糸口を掴む習慣をつけ、迅速かつ正確な計算力を磨いておくことが不可欠だ。 |
2023年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 確率 | 選択肢問題の正解確率 4択問題5題を無作為に解く際の「4題以上正解」および「少なくとも2題正解」の確率算出。 |
マーク | |
| 2 | 指数・対数 | 対数方程式と指数方程式 与えられた2つの条件式を満たす実数の値を特定する、標準的な計算問題。 |
マーク | |
| 3 | 空間図形 | 平面の方程式と直線の直交 3点の定める平面上の点や、平面に直交する直線の座標決定。空間ベクトルの基本処理が試される。 |
マーク | |
| 4 | 平面図形 | 三角形の外心と角の二等分線 3辺の長さが与えられた三角形における外接円半径、および外心から角の二等分線上の点までの距離。 |
マーク | |
| 5 | 整数 | 1次不定方程式と最小値 整数 $x, y, z$ に関する方程式を満たす条件下での、一次式の最小値決定。 |
マーク | |
| 6 | 複素数平面 | 複素数と線分比 複素数平面上の点の位置関係から、直線上の分点比(AP/AQなど)を導出する。 |
マーク | |
| 7 | 数列・極限 | べき和 $S_n(m)$ と数列の極限 自然数の累乗の和の公式を用い、特定の比の $n \to \infty$ における極限値を求める。 |
マーク | |
| 8 | 統計 | 共分散と相関係数、変量の分散 分散と相関係数の範囲から共分散の範囲を求め、さらに変量の差 $z=x-y$ の分散の範囲を導く。 |
マーク | |
| 9 | 微分積分 | 空間領域の体積(数学III) 不等式で表される立体の平面 $z=t$ による切り口と、その回転体あるいは柱体としての体積計算。 |
マーク | |
| 10 | 微分法 | 対数微分法と高階導関数 複雑な関数の $x = \pi/2$ における1階および2階微分係数の算出。正確な計算操作が求められる。 |
マーク |
傾向と対策
| 全10題がマーク式で出題され、1題あたり平均9分で完答しなければならない過酷な試験である。出題範囲は統計や整数、複素数平面を含む全範囲に渡り、2023年度は特に空間図形や微分積分の計算量が目立った。合格ラインに達するためには、前半の標準的な小問(大問1〜5)をいかにミスなく高速で処理し、後半の思考力と緻密な計算を要する問題に時間を割けるかが重要だ。記述式ではないため過程は評価されないが、日頃から図示して状況を整理し、素早く正確な解法ルートを選択する「反射神経」を養っておく必要がある。 |
2022年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 2次曲線 | 楕円の焦点と距離の和 楕円 $\frac{x^2}{104^2} + \frac{y^2}{40^2} = 1$ の焦点座標および定義に基づく焦点からの距離の和を求める基本問題。 |
マーク | |
| 2 | 2次関数 | 放物線の共有点 2つの放物線がただ1つの共有点をもつ条件から定数を決定する。図形的把握と正確な代数操作が求められる。 |
マーク | |
| 3 | 積分法 | 定積分で表された関数 置換積分法を用いて定積分の値を算出し、与えられた関数方程式を満たす未知の定数部分を特定する。 |
マーク | |
| 4 | 確率 | カードの並べ替えと漸化式線 2枚のカードを入れ替える操作を繰り返し、左端が特定の色のままである確率を漸化式を立てて求める。 |
マーク | |
| 5 | 空間図形 | 内接円と球面 座標空間における正三角形の内接円の半径と、原点を通る球面の半径を算出する、図形的洞察を要する問題。 |
マーク | |
| 6 | 数列 | 等差数列の積の和 負の項を含む等差数列から2つの項を選び、その積の総和を計算する。Σ計算の工夫が鍵となる。 |
マーク | |
| 7 | 複素数平面 | 3次方程式の解と図形 係数に文字を含む3次方程式の解が複素数平面上で直角三角形や正三角形をなす条件を決定する。 |
マーク | |
| 8 | 三角比 | 正弦・余弦定理と半径の比 正弦の比から辺の比を導き、余弦定理および内接円・外接円の半径の比 $r/R$ を求める。 |
マーク | |
| 9 | 三角関数 | 加法定理と相加・相乗平均 与えられた角度の条件のもとで、tanの式の最小値を相加・相乗平均の関係を用いて導出する。 |
マーク | |
| 10 | 微分法 | 逆関数と平均値の定理 指数関数で表された関数の逆関数の導関数を求め、平均値の定理を利用して不等式の評価を行う難問。 |
マーク |
傾向と対策
| 全10題がすべてマークシート方式で出題される 。出題範囲は数学I・II・III・A・B(数列・ベクトル)の全範囲にわたり、2022年度は楕円や複素数平面、平均値の定理を用いた評価など、高度な内容が含まれた 。90分で10題を解くためには、1題あたり平均9分という極めて迅速な処理が必要だ。合格のためには、前半の大問1〜4等の典型的な標準問題を迷わず「反射的」に処理し、後半の思考力と緻密な計算を要する問題に時間を割けるかが重要である。解答プロセスの記述がないため、計算ミスは致命傷となる。日頃から図示して状況を整理し、素早く正確な解法ルートを選択する能力を磨いておくことが不可欠だ。 |
2021年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 数と式 | 階乗の素因数分解と末尾の0の数 160!を素因数分解した際の2の指数、および末尾に並ぶ0の個数を求める典型的な整数問題。 |
マーク | |
| 2 | データ分析 | 共分散と変量の変換 与えられたデータからx, yの共分散を求め、さらに一次式で変換された変量z, wの共分散を導出する。 |
マーク | |
| 3 | 式の値 | 根号を含む数値の代入計算 $x=\sqrt{3}-\sqrt{7}$ の条件下で、高次式の値を工夫して算出する計算力が試される。 |
マーク | |
| 4 | 確率 | 反復試行の確率の最大値 さいころを104回投げ、特定の条件を満たす確率P(k)を最大にするkの値を決定する。 |
マーク | |
| 5 | 平面図形 | 角の二等分線と内接円 三角形の角の二等分線の長さ、および内接円の半径を余弦定理等を用いて求める。 |
マーク | |
| 6 | 微分法 | 2次方程式の解と分数関数の最大 方程式が実数解をもつ条件範囲において、解の差の2乗の最大値を微分の応用で特定する。 |
マーク | |
| 7 | 数列・極限 | 漸化式と無限級数 分数型の漸化式を解き、一般項を導出した上で部分分数分解を利用して無限級数の和を算出する。 |
マーク | |
| 8 | 微分積分 | 曲線上の動点と区分求積法 原点からの距離の関数としての最大・最小、および和の極限を定積分に変換して計算する。 |
マーク | |
| 9 | 複素数平面 | 1の5乗根と式の値 $\alpha^5=1$ ($\alpha \neq 1$) の性質を利用し、複雑な分数式の値を対称性等を活用して簡略化する。 |
マーク | |
| 10 | ベクトル | 内積と大きさの最大・最小 ベクトルの大きさの条件式から未知の量を特定し、パラメータを含む大きさの関数の最大値を求める。 |
マーク |
傾向と対策
| 全10題がマーク式で出題され、90分間で完答するには1題あたり平均9分という極めて迅速な処理が必要となる。出題範囲は「データ分析」や「整数」を含み、非常に広範かつ網羅的である。2021年度は特に第8問や第10問のように、緻密な計算と図形的洞察を必要とする問題が含まれた。合格のためには、前半の大問1〜5程度の標準的な典型問題をいかに「反射的」に処理し、後半の思考力を要する問題に時間を残せるかが鍵となる。計算プロセスの記述がないため、1つのミスが致命傷となる。日頃から計算を最後まで実行する粘り強さと、マーク模試形式の演習でのスピード訓練が不可欠だ。 |
2025年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 120分(2科目) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 加速する台上の相対運動 加速度運動する台上から見た小球の運動と、静止系から見た速度の解析。 |
マーク | |
| 2 | 力学 | 傾斜板上の円運動の条件 斜面上で小球を円運動させる際の張力や、板から離れないための角度・速度条件。 |
マーク | |
| 3 | 電磁気 | 同心導体球の電位と静電誘導 帯電した導体球と空洞のある導体球、および接地の有無による電場・電位の変化。 |
マーク | |
| 4 | 電磁気 | 磁場中での荷電粒子の円運動 電場で加速された粒子が磁場内で描く軌道の座標、および到達時間の算出。 |
マーク | |
| 5 | 波動 | 気球からの音の反射とドップラー効果 降下する気球から発せられた音の反射波を捉える際の、振動数や位置の数式表現。 |
マーク | |
| 6 | 熱力学 | 断熱容器内のピストンの単振動 断熱変化における気体の圧力・体積変化に基づき、ピストンの振動周期を導出する。 |
マーク |
傾向と対策
| 大問6題構成であり、全分野から偏りなく出題されている。解答はすべてマーク式で、与えられた選択肢の中から適切な数式や数値を選ぶ形式である。設定自体は標準的な入試レベルであるが、文字式を選択する問題が多いため、近似計算($(1+x)^n \fallingdotseq 1+nx$ など)や文字の定義を正確に扱う力が試される。理科2科目で120分という制限時間を考慮すると、物理を60分以内で完答し、もう一方の科目に余裕を持たせるスピード感が求められる。教科書レベルの基本事項を完璧に理解し、ミスなく立式・計算する能力を養うことが重要だ。 |
2024年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 120分(2科目) |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 鉛直面内の円運動と斜方投射 糸につなげられた小物体の運動。糸がたるむ条件や、投射後の最高点座標を解析する。 |
マーク | |
| 2 | 力学 | 摩擦のある床の上での減衰振動 2つのばねに繋がれた物体の振動。摩擦による減衰を考慮し、振動中心や静止位置を算出する。 |
マーク | |
| 3 | 熱力学 | シリンダー内のピストンと理想気体 断熱ピストンで仕切られた2種類の気体のつり合い。温度制御による力の変化や平均運動エネルギーを問う。 |
マーク | |
| 4 | 波動 | 凸レンズ・凹レンズによる結像 レンズを移動させた際の像の大きさと、焦点距離を算出するレンズの公式の応用問題である。 |
マーク | |
| 5 | 電磁気 | コンデンサー回路とスイッチ操作 複数の抵抗とコンデンサーを含む回路。スイッチの開閉に伴う電荷移動と静電エネルギーを解析する。 |
マーク | |
| 6 | 電磁気 | 磁場中の電流が受ける力 一様な磁場内に置かれた電流が作る磁場と、追加された導線にはたらく力の大きさと向きを考察する。 |
マーク | |
| 7 | 原子 | 結合エネルギーと $\alpha$ 崩壊 重陽子の結合エネルギー計算や、崩壊に伴う粒子の運動エネルギーを導出する数値計算問題である。 |
マーク |
傾向と対策
| 大問7題構成で、解答方式はすべてマークシート方式である 。例年、力学・熱力学・電磁気・波動・原子の全分野からバランスよく出題されており、2024年度も減衰振動やレンズ、原子核崩壊など幅広いトピックが並んだ。 設問は数式を選択する形式や、物理定数を用いた数値計算が中心である。理科2科目で120分という制限時間を考えると、物理をいかに50分程度で正確に解き切るかが戦略上のポイントとなる。近似計算や文字の定義を正確に扱う力、および典型的な設定の「解法のパターン」を完璧に定着させておくことが、高得点への道である。 |
2023年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 120分(2科目) |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 滑らかな床上の2物体の弾性衝突 壁の近くでの2物体の衝突。衝突後の速度や、2回目の衝突が起こる条件、衝突位置の距離計算。 |
マーク | |
| 2 | 力学 | 円すい容器内での小球の運動 等速円運動の条件と角速度。および下降・上昇を繰り返すらせん状運動の速さや高度の解析。 |
マーク | |
| 3 | 熱力学 | 断熱容器内の気体とピストンの姿勢変化 シリンダーを水平から鉛直に立てた際の気体の状態変化。断熱変化の式を用いた温度・高さ・仕事の導出。 |
マーク | |
| 4 | 波動 | 縦波の定常波と媒質の状態 縦波のグラフ表示(y軸変位置換)を読み取り、密度が最大となる点、速度の向き、加速度が最大となる点を問う。 |
マーク | |
| 5 | 波動 | クインケ管による音の干渉 音の振動数を変化させた際や、管を移動させた際の共鳴・干渉条件。経路差を用いた波長と速度の関係。 |
マーク | |
| 6 | 電磁気 | 非一様磁場中のコイルの斜面運動 磁束密度が位置 $x$ の関数($B=hx$)である中での電磁誘導。ローレンツ力、誘導起電力、加速度、ジュール熱、終端速度の解析。 |
マーク | |
| 7 | 原子 | $\alpha$ 粒子の散乱と静電エネルギー 原子核による散乱。静電気力による位置エネルギーの定義と、エネルギー保存則を用いた最短接近距離の算出。 |
マーク |
傾向と対策
| 大問7題構成であり、全分野からバランスよく出題されている。解答は全てマーク式で、選択肢から数式や数値を選ぶ形式だ。2023年度は円すい容器内の運動や、位置によって磁場が変化する電磁誘導など、やや発展的な設定が含まれており、物理法則の根本的な理解と正確な文字式処理能力が試された。理科2科目で120分という設定上、物理を50分程度で解き切るスピード感が求められる。典型的な入試問題のパターンを完璧にするのはもちろん、文字の定義や近似計算を正確に実行する練習を重ね、高得点での安定を目指すことが重要だ。 |
2023年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 120分(2科目) |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 滑らかな床上の2物体の弾性衝突 壁の近くでの2物体の衝突。衝突後の速度や、2回目の衝突が起こる条件、衝突位置の距離計算。 |
マーク | |
| 2 | 力学 | 円すい容器内での小球の運動 等速円運動の条件と角速度。および下降・上昇を繰り返すらせん状運動の速さや高度の解析。 |
マーク | |
| 3 | 熱力学 | 断熱容器内の気体とピストンの姿勢変化 シリンダーを水平から鉛直に立てた際の気体の状態変化。断熱変化の式を用いた温度・高さ・仕事の導出。 |
マーク | |
| 4 | 波動 | 縦波の定常波と媒質の状態 縦波のグラフ表示(y軸変位置換)を読み取り、密度が最大となる点、速度の向き、加速度が最大となる点を問う。 |
マーク | |
| 5 | 波動 | クインケ管による音の干渉 音の振動数を変化させた際や、管を移動させた際の共鳴・干渉条件。経路差を用いた波長と速度の関係。 |
マーク | |
| 6 | 電磁気 | 非一様磁場中のコイルの斜面運動 磁束密度が位置 $x$ の関数($B=hx$)である中での電磁誘導。ローレンツ力、誘導起電力、加速度、ジュール熱、終端速度の解析。 |
マーク | |
| 7 | 原子 | $\alpha$ 粒子の散乱と静電エネルギー 原子核による散乱。静電気力による位置エネルギーの定義と、エネルギー保存則を用いた最短接近距離の算出。 |
マーク |
傾向と対策
| 大問7題構成であり、全分野からバランスよく出題されている。解答は全てマーク式で、選択肢から数式や数値を選ぶ形式だ。2023年度は円すい容器内の運動や、位置によって磁場が変化する電磁誘導など、やや発展的な設定が含まれており、物理法則の根本的な理解と正確な文字式処理能力が試された。理科2科目で120分という設定上、物理を50分程度で解き切るスピード感が求められる。典型的な入試問題のパターンを完璧にするのはもちろん、文字の定義や近似計算を正確に実行する練習を重ね、高得点での安定を目指すことが重要だ。 |
2022年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 120分(2科目) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 定滑車で連結された系と自由落下 滑車でつながれた重りと箱。箱の内部で自由落下する物体が底面に衝突する際の加速度や時間、エネルギーの変化を解析する。 |
マーク | |
| 2 | 力学 | 回転円板上の剛体の運動 回転する円板上に置かれた直方体がすべる条件や、倒れる直前の力のモーメントのつり合いを考察する。 |
マーク | |
| 3 | 電磁気 | コンデンサーと誘電体の挿入 平行板コンデンサーに誘電体を挿入する際の、電気容量、静電エネルギー、電池の仕事、および外力の向きと大きさを問う。 |
マーク | |
| 4 | 電磁気 | 交流回路とコイル 交流電源の電圧・電流のグラフから素子(コイル)を特定し、自己インダクタンスや瞬間の消費電力を数式で表す。 |
マーク | |
| 5 | 熱力学 | 理想気体の状態変化サイクル 単原子分子理想気体の定積・等温・定圧変化。各過程での温度、圧力、および外部へした仕事や放出熱量を算出する。 |
マーク | |
| 6 | 波動 | くさび形空気層による光の干渉 2枚のガラス間の空気層や液体層による干渉。明線の位置や本数、および干渉条件を維持するための厚さの変更を問う。 |
マーク |
傾向と対策
| 大問6題構成で、解答方式はすべてマークシート方式である 。例年、力学・電磁気・熱力学・波動の全分野からバランスよく出題されており、生体モデルに近い力学設定やくさび形空気層などの典型的な干渉問題が並んだ。設問は数式を選択する形式が中心だが、文字の定義や近似計算を正確に扱う力が試される。理科2科目で120分という制限時間を踏まえると、物理を50〜60分程度で完答し、もう一方の科目に時間を残す戦略が有効だ。対策としては、教科書レベルの基本法則を完璧に理解し、ミスなく立式・計算する能力を養うことが合格への道である。特に交流のグラフ読み取りや熱サイクルなどは失点しやすいため、重点的に演習しておく必要がある。 |
2021年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 120分(2科目) |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 斜面を滑り降りる台上での計測 加速度運動する台上の体重計が示す値(見かけの重さ)の変化を通じ、慣性力や垂直抗力を考察する。 |
マーク | |
| 2 | 力学 | 可動台上のばね振り子の運動 台を一定速度や一定加速度で下げた際の離脱条件、およびその後の単振動の振幅とエネルギーの解析。 |
マーク | |
| 3 | 電磁気 | 一様電場内での荷電粒子の運動 平行板間を自由落下する荷電粒子の軌道、水平方向の速さ、および衝突を回避するための電圧条件の算出。 |
マーク | |
| 4 | 波動 | 反射板によるドップラー効果 動く反射板によって反射される波の数や、観測者が捉える反射波の波長の定式化。 |
マーク | |
| 5 | 熱力学 | 単原子分子理想気体のサイクル V-T図で表されたサイクルの解析。各過程での仕事、吸収熱の計算、および熱機関としての効率の決定。 |
マーク | |
| 6 | 電磁気 | 多重コンデンサーとスイッチ操作 複数の電源とスイッチを含む回路における電荷移動、静電エネルギー、および可変抵抗での最大消費電力条件。 |
マーク |
傾向と対策
| 大問6題構成で、全分野から偏りなく出題されている。解答は全てマーク式で、選択肢から数式や数値を選ぶ形式である。設定自体は標準的な入試レベルであるが、第1問のように医学部を意識した測定モデルや、第6問の複雑な回路など、正確な立式能力が試される。理科2科目で120分という制限時間を考慮すると、物理をいかに50分程度で解き切るかが戦略上のポイントとなる。対策としては、教科書レベルの基本法則を完璧に理解した上で、文字式の処理ミスや近似計算の実行を迅速かつ正確に行う練習を積むことが合格への道である。 |
2020年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 120分(2科目) |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 斜方投射と壁・床との衝突 壁に垂直衝突した小球が床ではねかえりを繰り返す運動。反発係数を用いた距離 $L$ や高さの算出、および到達条件の解析。 |
マーク | |
| 2 | 力学 | 移動する台と小球の運動 水平面上を動く斜面台を小球が登るモデル。運動量保存則とエネルギー保存則を用い、最高点の高さや分離後の速度を導出する。 |
マーク | |
| 3 | 波動・光学 | 凸レンズと凹レンズの組み合わせ 2枚のレンズによる像形成。1枚目の像を「虚物体」として扱い、写像公式を用いて最終的な像の位置、種類、倍率を決定する。 |
マーク | |
| 4 | 熱力学 | 断熱容器内での理想気体の混合 容積の異なる3つの容器 A, B, C 間での気体移動。自由膨張(仕事をしない過程)や内部エネルギー保存に基づく温度・圧力の変化を問う。 |
マーク | |
| 5 | 電磁気 | 直線電流がつくる磁場と受ける力 複数の平行な直線電流による合成磁場。磁束密度のベクトル合成を行い、導線が受ける合力の大きさや、合力を0にする電流条件を算出する。 |
マーク | |
| 6 | 原子 | X線の最短波長とブラッグ反射 電子の衝突によるX線発生の最短波長計算と、結晶格子による干渉条件。強め合う反射の回数など、波の知識も試される。 |
マーク | |
| 7 | 原子 | 固定端反射による定常波 逆方向に進む正弦波の干渉。定常波の式を導き、変位が0になる時刻や節の位置、壁の座標を数式として表現する能力を問う。 |
マーク |
傾向と対策
| 大問7題構成で、全分野からバランスよく出題されている。解答方式はすべてマーク式で、正しい数式や数値を選択肢から選ぶ形式である。設定自体は標準的な入試レベルであるが、組み合わせレンズやブラッグ反射、定常波の関数表示など、現象を正確に数式化する力が試される。理科2科目で120分という制限時間を考慮すると、物理をいかに50〜60分程度で解き切るかが戦略上のポイントとなる。対策としては、教科書レベルの基本法則を完璧に理解し、初見の設定でも物理現象を素早く立式・数値化できるようにトレーニングを積むことが重要だ。特に文字の定義や近似計算、位相のずれといった細かな失点要因を排除する丁寧な計算力を磨いておくことが合格への道である。 |
東邦大学医学部とあわせて読みたい関連記事
東邦大学医学部の受験を検討している方は、大学別の特徴だけでなく、都内・関東エリアの私立医学部との違い、面接対策、推薦・総合入試対策まであわせて確認しておくと、志望校選びと受験戦略の精度が上がります。
東邦大学と同じく都内にキャンパスを構え、併願検討されやすい人気の私立医学部です。出題傾向や難易度の違い、カリキュラムの特色を比較することで、より確実な併願戦略を立てるのに役立ちます。
都内で医学部を検討する際、東邦大学と並んで受験候補に挙がりやすい伝統校です。英語の長文や理科の出題形式の違いなどを比較しながら、自身の得意科目に合った大学選びや過去問演習の優先順位の整理におすすめです。
東邦大学を含め、医学部入試では二次試験の面接評価が合否に直結します。「より良い臨床医の育成」という教育目標への理解や、医師としての適性を問う質問に対し、自分の考えを論理的に伝えるための実践的な対策を確認できます。
東邦大学の総合入試(AO)や付属校推薦、地域枠などを見据えるなら必読です。基礎学力に加えて重視される小論文の書き方や、面接でのアピールなど、一般入試とは異なる特有の対策を個別指導でどう組み立てるかの指針が得られます。
アクセス
株式会社アクト代表。PMD医学部専門予備校をはじめ、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・心理師・獣医師向けの各専門予備校を運営。長年にわたり、医学部受験、医療系学部受験、医療系国家試験対策に携わってきました。
PMD医学部専門予備校では、従来型の大教室授業ではなく、マンツーマン指導、生成AIの実践的活用、最新のITによる学習管理を組み合わせた指導体制を重視。受験生一人ひとりの状況に応じた学習設計と、答案作成まで見据えたアウトプット中心の支援を行っています。
医学部受験においては、単に知識を教えるだけでなく、「わかる」から「解ける」へと変える指導こそが重要であるという立場から、受験情報、学習法、小論文・面接対策、推薦入試、通信制高校からの進学、海外医学部進学など幅広いテーマで発信を続けています。

