東京医科大学医学部の受験情報│入試問題の傾向と対策

東京医科大学

東京医科大学概略

東京医科大学は、1916(大正5)年に「自主自学」の精神を掲げた学生たちの情熱によって創立された、長い伝統を持つ私立医科大学です。建学の精神として「自主自学」を、校是として「正義・友愛・奉仕」を掲げ、自ら進んで医学を修め、豊かな人間性と倫理観を備えた医師・医学者の養成に尽力しています。

医学部の拠点である西新宿キャンパスは、日本最大のターミナル駅である新宿駅から徒歩圏内に位置し、特定機能病院である「東京医科大学病院」が隣接しています。2019年に開院した新大学病院は、地上20階・地下2階の最新鋭の医療設備を誇る超高層病院であり、大都市新宿における高度医療と救急医療の最重要拠点として機能しています。

本学は早くから国際標準の医学教育の重要性を認識し、世界医学教育連盟(WFME)の基準に準拠したカリキュラムを導入するなど、質の高い教育体制を構築しています。これにより、日本国内のみならず、世界を舞台に活躍できる医療人を継続的に輩出しています。

また、西新宿の本院のほか、茨城病院や八王子医療センターといった特色ある附属病院を有しており、都市部から地域医療に至るまで幅広いフィールドで実践的な学びを得られる環境が整っています。

東京医科大学医学部の特徴

1.「自主自学」を体現する能動的学習プログラム

創立時からの理念である「自主自学」を重視し、学生が自ら課題を発見し解決する能力を養う「テュートリアル教育」を積極的に導入しています。講義形式の授業だけでなく、少人数のグループ討論を通じて多角的な思考力を磨き、主体的に学ぶ姿勢を徹底して育てます。

2.超高層・最新鋭の大学病院での臨床実習

西新宿の大学病院は、ロボット支援手術や最新の画像診断システムを完備した高度医療の最前線です。学生は診療参加型臨床実習(クリニカル・クラークシップ)を通じて、最新鋭の環境下で多様な症例に触れ、高度なプロフェッショナリズムと実践的な診療技能を習得します。

3.世界水準の医学教育とグローバル展開

WFME(世界医学教育連盟)の認証を受けた国際水準の教育プログラムを実施しており、海外留学プログラムも非常に充実しています。提携する海外の大学病院での実習機会も多く、将来グローバルに活躍したい学生を強力にサポートする体制が整っています。

4.学生の多様性と充実したキャンパスライフ

新宿という利便性の高い立地に加え、茨城、八王子の拠点を活かした実習環境が魅力です。学業面ではクラス担任制などのきめ細やかな指導体制があり、部活動やサークル活動も活発です。伝統を大切にしながらも、多様な個性を尊重し、共に切磋琢磨する学風があります。

教育理念と3つのポリシー

東京医科大学医学部では、建学の精神「自主自学」を具現化し、次世代の医療を担う優れた医師・研究者を育成するため、以下の3つのポリシーを定めています。

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

医学を学ぶための高い基礎学力を備え、理念である「自主自学」の精神で困難な課題にも自ら取り組む意欲ある人物を求めています。生命の尊厳を理解し、他者の痛みに共感できる豊かな感性と倫理性、そして医療チームの一員として協調できるコミュニケーション能力を重視します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

基礎医学と臨床医学を有機的に統合した一貫教育を編成しています。早期からの臨床体験で動機づけを図り、テュートリアル教育やシミュレーション教育で問題解決能力を磨きます。高学年では、西新宿の大学病院をはじめとする附属病院群での診療参加型実習により、世界水準の臨床能力を養います。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

医師として必要な高度な専門的知識・技能・態度を修得し、患者中心の安全で質の高い医療を提供できる能力を備えていることが求められます。「自主自学」の精神に基づき生涯にわたり自己研鑽に励む姿勢、そして国際的視野から医学の発展に寄与できる素養を身につけた者に学位を授与します。

 

>東京医科大学ホームページ紹介

 

基本情報

住所 東京都新宿区新宿6-1-1
初年度納入金額 4,896,800円
学納金6年間総額 29,841,800円
募集人数
一般選抜 70名
共通テスト利用選抜 9名以内
学校推薦型選抜 (一般公募) 20名以内
学校推薦型選抜 (茨城県地域枠) 8名以内
学校推薦型選抜 (埼玉県地域枠) 2名以内
学校推薦型選抜 (新潟県地域枠) 3名以内
学校推薦型選抜 (群馬県地域枠) 2名以内
全国ブロック別学校推薦型選抜 6名以内
学校推薦型選抜(英語検定試験利用) 3名以内
学士選抜 2名以内
偏差値 67.8
主な就職先 東京医科大学病院、東京医科大学八王子医療センター
男女比 60:40

入試情報

前期
出願期間 2025/12/8(月)~2026/1/7(水)
1次試験日 2026/2/4(水)
1次合格発表日 2026/2/12(木)10:00
2次試験日 2026/2/14(土)
合格発表日 2026/2/19(木)10:00
1次試験会場 【本学】東京医科大学新宿キャンパス
【東京】ベルサール新宿グランド
2次試験会場 【本学】東京医科大学新宿キャンパス

1次試験

教科 科目 選択 配点 時間
理科 『物理基礎・物理』『化学基礎・化学』『生物基礎・生物』 2科目選択 200点 -
数学 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学A(図形の性質、場合の数と確率)・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面) 必須 100点 -
英語 英語コミュニケーション(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、論理・表現(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ) 必須 100点 -
小論文 日本語の課題1題 必須 60点 -

2次試験

教科 科目 選択 配点 時間
面接 個人面接 必須 40点 -
※内容には変更等の可能性もございます。必ず大学の「入学者選抜要項」「学生募集要項」やホームページなどで、ご確認をお願い致します。

東京医科大学 医師国家試験 合格率

回数(実施年) 受験者数 合格者数 合格率
第120回(2026年) 128人 120人 93.8%
第119回(2025年) 109人 104人 95.4%
第118回(2024年) 111人 108人 97.3%
第117回(2023年) 123人 118人 95.9%
第116回(2022年) 126人 118人 93.7%
第115回(2021年) 123人 117人 95.1%
第114回(2020年) 122人 115人 94.3%
第113回(2019年) 127人 117人 92.1%
第112回(2018年) 110人 106人 96.4%
第111回(2017年) 124人 117人 94.4%

 

東京医科大学 医学部入試 傾向と対策

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同じ都内にキャンパスを構え、東京医科大学と併願検討されやすい人気の私立医学部です。出題傾向や難易度の違い、カリキュラムの特色を比較することで、より確実な併願戦略を立てるのに役立ちます。

都内にある伝統校同士として、志望校選びの際に比較対象になりやすい大学です。英語の配点や理科の形式、さらには大学が求める学生像の違いを意識しながら読むと、志望理由の深め方にもつながります。

東京医科大学を含め、医学部入試では二次試験の人物評価が合否を左右します。同大特有の面接形式や、自分の考えを論理的に伝える重要性、医師を志す覚悟のまとめ方など、学科試験後の実践的な対策を確認できます。

東京医科大学の学校推薦型選抜や、一般入試での小論文・面接を見据えるなら必読です。高い倍率の中で評価される小論文の書き方や、面接でのアピールをマンツーマンでどう組み立てるかのイメージがつかみやすくなります。

アクセス

監修者紹介
岩崎陽一

株式会社アクト代表。PMD医学部専門予備校をはじめ、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・心理師・獣医師向けの各専門予備校を運営。長年にわたり、医学部受験、医療系学部受験、医療系国家試験対策に携わってきました。

PMD医学部専門予備校では、従来型の大教室授業ではなく、マンツーマン指導、生成AIの実践的活用、最新のITによる学習管理を組み合わせた指導体制を重視。受験生一人ひとりの状況に応じた学習設計と、答案作成まで見据えたアウトプット中心の支援を行っています。

医学部受験においては、単に知識を教えるだけでなく、「わかる」から「解ける」へと変える指導こそが重要であるという立場から、受験情報、学習法、小論文・面接対策、推薦入試、通信制高校からの進学、海外医学部進学など幅広いテーマで発信を続けています。