埼玉医科大学医学部の受験情報│入試問題の傾向と対策

埼玉医科大学概略
埼玉医科大学は、1892(明治25)年に開設された毛呂病院を源流とし、1972(昭和47)年に埼玉県入間郡毛呂山町に創設された私立医科大学です。建学の理念として「愛と研究」を掲げており、創設者・丸木清美博士の言葉である「あなたのしあわせが、わたくしのしあわせです」という人間愛の精神を、現在も教育・医療の根幹として大切に受け継いでいます。
本学の最大の強みは、埼玉県内に特色の異なる3つの巨大な大学病院(埼玉医科大学病院、総合医療センター、国際医療センター)を有している点です。これら3病院の総病床数は国内でもトップクラスであり、地域医療から高度救命救急、さらには世界水準のがん治療まで、あらゆるステージの医療をカバーする強固なネットワークを形成しています。
学生は、この恵まれた臨床環境をフルに活用し、日常的な疾患から最先端の高度医療まで、圧倒的な数の症例に触れながら学ぶことができます。理論だけでなく、生きた医療現場での経験を重視する教育スタイルが定着しています。
患者の心に寄り添う「愛」と、医学の進歩に貢献する「研究」の両輪を備え、埼玉県のみならず日本の医療を牽引する優秀な臨床医を数多く輩出し続けています。
埼玉医科大学医学部の特徴
1.国内屈指の臨床拠点となる3つの大学病院
毛呂山町の「埼玉医科大学病院」、川越市の「総合医療センター」、日高市の「国際医療センター」という3つの附属病院での診療参加型臨床実習(クリニカル・クラークシップ)が最大の魅力です。圧倒的な症例数のもと、多彩な医療現場を経験し、実践的な臨床能力を磨き上げます。
2.世界水準の高度医療拠点「国際医療センター」
包括的がんセンター、救命救急センター、心臓病センターを柱とする国際医療センターは、JCI(国際的医療施設認証)を取得した世界トップレベルの医療機関です。学生時代からこのような最先端の医療機器や治療法に触れることで、高い志と探求心を育むことができます。
3.「愛と研究」に基づくヒューマニズム教育
「あなたのしあわせが、わたくしのしあわせです」の理念に基づき、医療人に不可欠な共感力と倫理観の育成に力を入れています。患者を一人の人間として全人的に捉え、豊かなコミュニケーションを通じて信頼関係を築くことができる人間教育を徹底しています。
4.手厚い学習支援とメンタルサポート
教員が少人数の学生を担当する「メンター制度」を導入し、学習面はもちろん、生活面や精神面を含めたきめ細やかなサポートを行っています。国家試験に向けた対策も充実しており、学生一人ひとりが着実に目標へ向かって成長できる環境が整っています。
教育理念と3つのポリシー
埼玉医科大学では、建学の理念「愛と研究」を具現化し、社会から信頼される人間性豊かな良医を育成するため、以下の3つのポリシーを定めています。
アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)
医学を学ぶための十分な基礎学力を有するとともに、生命の尊厳を理解し、他者に対する深い思いやりと愛情を持つ人物を求めています。また、医療を通じて社会に奉仕しようとする強い使命感と、生涯にわたり医学の真理を探求し続ける強い学習意欲を重視します。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
教養、基礎医学、臨床医学を有機的に統合したスパイラルカリキュラムを編成しています。早期体験実習でヒューマニズムを育み、充実したシミュレーション教育を経た後、3つの大学病院という日本屈指の臨床現場を活用した長期間の臨床実習により、高度な診療能力を段階的に育成します。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
医師として必要な専門的知識・技能・態度を修得し、患者本位の安全で質の高い医療を提供できる能力を備えていることが求められます。高い倫理観とコミュニケーション能力を持ち、多職種と協働できる協調性、そして医学の進歩に合わせて自律的に学習を継続できる者に学位を授与します。
埼玉医科大学ホームページ紹介
基本情報
| 住所 |
埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷38 |
| 初年度納入金額 |
8,550,000円 |
| 学納金6年間総額 |
39,600,000円 |
| 募集人数 |
| 一般選抜(前期) |
60名 |
| 一般選抜(後期) |
20名(1名臨時定員増申請予定) |
| 共通テスト利用選抜 |
10名 |
| 学校推薦型選抜 一般公募枠 |
14名 |
| 学校推薦型選抜 埼玉県地域枠 |
19名※ |
| 学校推薦型選抜 特別枠 |
2名 |
| 学校推薦型選抜 指定校枠 |
5名 |
| 帰国生選抜 |
若干名 |
|
| 偏差値 |
63.8 |
| 男女比 |
53:47 |
入試情報
前期後期
| 出願期間 |
2025/12/8(月)~2026/1/26(月) |
| 1次試験日 |
2026/2/8(日) |
| 1次合格発表日 |
2026/2/12(木) |
| 2次試験日 |
2026/2/15(日) |
| 合格発表日 |
2026/2/19(木) |
| 1次試験会場 |
東京流通センター |
| 2次試験会場 |
【本学】毛呂山キャンパス |
1次試験
| 教科 |
科目 |
選択 |
時間 |
配点 |
| 数学 |
『数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学A・B(統計的な推測を除く)・C(数学的な表現の工夫を除く)』 |
必須 |
50分 |
100点
|
| 理科 |
『物理基礎・物理』『化学基礎・化学』『生物基礎・生物』 |
2科目選択
|
90分 |
200点 |
| 英語 |
『英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ』『論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』 |
必須 |
70分 |
100点 |
| 小論文 |
『和文』『英文』 |
必須 |
60分 |
段階評価 |
2次試験
| 教科 |
科目 |
選択 |
時間 |
配点 |
| 面接 |
|
必須 |
- |
段階評価 |
※内容には変更等の可能性もございます。必ず大学の「入学者選抜要項」「学生募集要項」やホームページなどで、ご確認をお願い致します。
| 出願期間 |
2026/2/2(月)~2026/2/17(火) |
| 1次試験日 |
2026/2/28(土) |
| 1次合格発表日 |
2026/3/5(木) |
| 2次試験日 |
2026/3/8(日) |
| 合格発表日 |
2026/3/12(木) |
| 1次試験会場 |
東京流通センター |
| 2次試験会場 |
【本学】毛呂山キャンパス |
1次試験
| 教科 |
科目 |
選択 |
時間 |
配点 |
| 数学 |
『数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学A・B(統計的な推測を除く)・C(数学的な表現の工夫を除く)』 |
必須 |
50分 |
100点 |
| 理科 |
『物理基礎・物理』『化学基礎・化学』『生物基礎・生物』 |
2科目選択 |
90分 |
200点 |
| 英語 |
『英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ』『論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』 |
必須 |
70分 |
100点 |
| 小論文 |
『和文』『英文』 |
必須 |
60分 |
段階評価 |
2次試験
| 教科 |
科目 |
選択 |
時間 |
配点 |
| 面接 |
- |
必須 |
- |
段階評価
|
※内容には変更等の可能性もございます。必ず大学の「入学者選抜要項」「学生募集要項」やホームページなどで、ご確認をお願い致します。
埼玉医科大学 医師国家試験 合格率
| 回数(実施年) |
受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
| 第120回(2026年) |
131人 |
123人 |
93.9% |
| 第119回(2025年) |
143人 |
135人 |
94.4% |
| 第118回(2024年) |
136人 |
128人 |
94.1% |
| 第117回(2023年) |
129人 |
118人 |
91.5% |
| 第116回(2022年) |
108人 |
98人 |
90.7% |
| 第115回(2021年) |
125人 |
117人 |
93.6% |
| 第114回(2020年) |
147人 |
141人 |
95.9% |
| 第113回(2019年) |
139人 |
118人 |
84.9% |
| 第112回(2018年) |
133人 |
116人 |
87.2% |
| 第111回(2017年) |
133人 |
106人 |
79.7% |
埼玉医科大学 医学部入試 傾向と対策
英語
2025年度入試
| 科目 |
英語 |
解答時間 |
70分 |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
短文空所補充 |
基本的な文法知識、語法、イディオム |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
会話文・空所補充 |
日常的なやり取りを題材とした会話文 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
長文読解 |
人類の脳のサイズ変化と認知症リスク |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
長文読解 |
アメリカの医療制度の現状と課題 |
マーク式 |
標準 |
傾向と対策
| 長文の分量がそれなりにあるため、知識問題である大問1・2をいかに速く処理して長文に時間を割けるかが鍵。医学部においては「医療・科学・社会制度」が非常に王道な出題テーマであるため、事前に背景知識を入れておくと大きなアドバンテージとなる。難易度は標準〜やや難であるため、大問1・2での失点が命取り。 |
2024年度入試
| 科目 |
英語 |
解答時間 |
70分 |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
短文空所補充 |
語彙、文法、イディオム |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
会話文補充 |
医療・日常生活を題材とした対話 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
長文読解 |
都市化とメンタルヘルスの関係 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
長文読解 |
医療格差と社会保障制度 |
マーク式 |
やや難 |
傾向と対策
| 例年通り、長文のテーマに医療・社会的な内容が含まれており、背景知識の有無で読解スピードに差が出る。大問4の医療制度に関する論説は語彙レベルもやや高く、時間内に正確に情報を処理する力が求められる。大問1・2を15分〜20分程度で終え、長文に十分な時間を残す戦略が有効。 |
2023年度入試
| 科目 |
英語 |
解答時間 |
70分 |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
短文空所補充 |
文法、語法、イディオム |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
会話文補充 |
日常生活のやり取り、口語表現 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
長文読解 |
相貌失認(顔が識別できない症状)の症例 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
長文読解 |
音楽が脳や感情に与える影響 |
マーク式 |
やや難 |
傾向と対策
| 大問3・4ともに医療や脳科学に関連するテーマが選ばれており、専門的な語彙が含まれることもあるが、設問自体は標準的。会話文(大問2)では、文脈から適切な応答を素早く判断する力が求められる。まずは大問1・2を素早く片付け、内容一致問題などがある後半の長文に時間を残すことが合格のポイント。 |
2022年度入試
| 科目 |
英語 |
解答時間 |
70分 |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
文法・語彙 |
短文空所補充(A)、語句整序(B) |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
会話文補充 |
適切な応答・フレーズの選択 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
長文読解 |
水中における光の伝播と生態系 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
長文読解 |
ステレオタイプが知的能力に与える影響 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 大問1に語句整序が含まれており、正確な文法知識と構文把握力が試される。長文読解では「ステレオタイプ脅威」など、心理学や社会科学に近いテーマも出題されており、論理展開を素早く追う力が求められる。例年通り、医療・科学系の語彙を補強しつつ、大問1・2を短時間で処理して後半の長文に時間を残す戦略が基本。 |
2021年度入試
| 科目 |
英語 |
解答時間 |
70分 |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
文法・語彙 |
短文空所補充(A)、語句整序(B) |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
会話文補充 |
病院でのやり取りを含む対話文 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
長文読解 |
睡眠不足が脳や認知機能に与える影響 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
長文読解 |
AI技術と医療・診断の未来 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 大問2には医療現場を意識した会話文が含まれることが多く、状況を素早く把握する力が求められる。長文(大問3・4)も「睡眠」や「AI」といった医学部受験生には馴染みのあるテーマが選ばれるが、専門用語に惑わされず論理構成を追うことが大切。大問1・2で時間を貯金し、長文読解に45分以上残すペース配分が理想。 |
2019年度入試
| 科目 |
英語 |
解答時間 |
80分 |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
文法・語彙 |
短文空所補充(A)、語句整序(B) |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
会話文補充 |
医療や社会問題をテーマにした対話 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
長文読解 |
睡眠の質と健康に関する論説 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
長文読解 |
プラスチック汚染と海洋生態系への影響 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 2019年度は試験時間が80分(現在は70分)だが、設問の構成は大きく変わらない。大問1の語句整序や大問2の会話文で確実に加点し、後半の長文読解に時間を割くのが王道。医療系・環境系など、医学部で狙われやすいテーマの背景知識を身につけておくと、読解スピードが格段に上がる。 |
数学
2025年度入試
| 科目 |
数学 |
解答時間 |
50分 |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
小問2題 |
対数関数、複素数 |
空所補充 |
標準 |
| 2 |
分数関数 |
2点間の距離の最小値、分数関数の最大値 |
空所補充 |
標準 |
| 3 |
関数図形 |
直線の傾き、線分の長さ |
空所補充 |
標準 |
| 4 |
整数 |
整数解の個数 |
空所補充 |
標準 |
傾向と対策
| 全問マーク(空所補充)形式。50分と時間が限られているため、考えられる解法パターンと誘導の方向とを照らし合わせながら流れに乗ることが重要。難易度は標準〜やや難だが、大問3は特に計算量が多いため、空欄補充とて侮らずとにかくスピード勝負を制するべし。
|
2024年度入試
| 科目 |
数学 |
解答時間 |
56分 |
| 難易度 |
★★★★☆ |
スピード |
★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
小問集合 |
複素数平面、確率、ベクトルの基本計算 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
数学II・B |
三角関数と最大・最小の考察 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
数学III |
微分積分(面積・体積)と極限 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
| 4 |
数学III |
曲線と式、媒介変数表示の応用 |
マーク式 |
やや難 |
傾向と対策
| 60分という短い時間に対し、計算量の多い問題が含まれるため、非常に高い処理能力が必要。2024年度は特に大問4の計算が重く、解ける問題から手をつける判断力が合否を分けた。数学IIIの微積分は頻出のため、計算の自動化ができるまで演習を積んでおく必要がある。
|
2023年度入試
| 科目 |
数学 |
解答時間 |
60分 |
| 難易度 |
★★★★☆ |
スピード |
★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
小問集合 |
平面図形、データの分析、対数不等式 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
数学II・B |
数列の和、漸化式の応用 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
数学III |
複素数平面、図形の性質と回転 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
| 4 |
数学III |
微分積分(回転体の体積、最大・最小) |
マーク式 |
やや難 |
傾向と対策
| 60分という時間枠に対して、特に後半の数III分野の計算量が多く、時間との戦いになる。2023年度は体積の計算など、ミスを誘発しやすい設問が含まれていた。小問集合(大問1)を確実に、かつ短時間で解き切り、数IIIの微積分にどれだけ時間を割けるかが重要。
|
2022年度入試
| 科目 |
数学 |
解答時間 |
60分 |
| 難易度 |
★★★★☆ |
スピード |
★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
小問集合 |
2次関数、場合の数、ベクトルの基本 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
数学II・B |
指数・対数関数の最大・最小 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
数学III |
平面上の曲線(楕円・双曲線)の接線 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
| 4 |
数学III |
微分積分(面積、定積分の計算) |
マーク式 |
やや難 |
傾向と対策
| 2022年度も数学IIIの比重が高く、特に大問4の積分計算などは時間内に正確に解き切るのが非常に厳しい分量。典型問題をいかに「速く」解けるかが勝負であり、少しでも詰まったら次の問題へ移る見極めが重要。小問集合で確実に点数を積み上げることが、ボーダーライン突破の必須条件となる。
|
2021年度入試
| 科目 |
数学 |
解答時間 |
60分 |
| 難易度 |
★★★★☆ |
スピード |
★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
小問集合 |
集合と論理、三角関数、ベクトルの内積 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
数学II・B |
確率と漸化式 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
| 3 |
数学III |
複素数平面と図形の移動 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
数学III |
微分積分(面積・体積、定積分の不等式) |
マーク式 |
やや難 |
傾向と対策
| 2021年度も60分という時間設定に対して計算量が非常に多く、高い事務処理能力が試された。特に大問2の確率漸化式や大問4の数III積分は、手際よく計算を進めないと最後まで辿り着けまない。誘導が細かく、流れに乗って素早く立式し、計算ミスを最小限に抑える訓練が必須。
|
2019年度入試
| 科目 |
数学 |
解答時間 |
60分 |
| 難易度 |
★★★★☆ |
スピード |
★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
小問集合 |
対数計算、ベクトル、確率の基本 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
数学II・B |
微分法・積分法(面積の最大・最小) |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
数学III |
複素数平面と図形の軌跡 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
| 4 |
数学III |
極限、微分積分(定積分と漸化式、体積) |
マーク式 |
やや難 |
傾向と対策
| 60分という非常に厳しい時間制限の中で、数学IIIの重厚な計算をこなす必要がある。2019年度も大問4の積分計算が山場となった。完答を目指すよりも、「解ける問題を確実に、かつ最速で仕留める」という意識が不可欠。数IIIの典型的な積分計算は、考えなくても手が動くレベルまで習熟を目指したい。
|
物理
2025年度入試
| 科目 |
物理 |
解答時間 |
120分(理科2科目) |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
小問集合 |
運動量保存、ドップラー効果、熱力学、光電効果 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
力学・波動 |
摩擦のある斜面上の運動、ヤングの干渉実験 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
電磁気 |
自己誘導、相互誘導、変圧器と回路の振る舞い |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 大問数が3題となりましたが、第1問の小問集合で幅広い分野がカバーされています。第2問は力学と波動の融合的な構成となっており、特にヤングの干渉実験では光路差の計算ミスに注意が必要です。第3問の電磁気は、コイルの相互誘導やグラフの選択など、現象を正確に数式化・視覚化する力が問われます。大問数が減った分、一つひとつの設問での失点が響きやすいため、丁寧かつ迅速な処理が求められます。 |
2024年度入試
| 科目 |
物理 |
解答時間 |
120分(理科2科目) |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
小問集合 |
力学、熱、電磁気、原子の基本 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
電磁気 |
コンデンサーの接続とエネルギー変化 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
力学 |
円運動と力学的エネルギー保存則 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
波動 |
ニュートンリング(光の干渉) |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 基礎的な公式の運用能力を問う問題が中心ですが、大問4のニュートンリングのように、図形的な考察が必要な波動分野は差がつきやすいポイントです。理科2科目で120分という制約があるため、物理を得意とする場合は45分〜50分程度で完答し、もう一方の科目に時間を回すリズムが理想です。 |
2023年度入試
| 科目 |
物理 |
解答時間 |
120分(理科2科目) |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
小問集合 |
等加速度運動、理想気体の変化、ドップラー効果 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
力学 |
2物体の衝突とエネルギー、保存則の適用 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
電磁気 |
磁場中を動く導体棒、電磁誘導と回路 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
原子 |
水素原子のエネルギー準位、光子の放出 |
マーク式 |
標準 |
傾向と対策
| 物理は基本に忠実な良問が多く、教科書レベルの理解があれば高得点が狙えます。大問3の電磁誘導は医学部入試での頻出項目です。理科2科目で120分という設定は、物理をスムーズに終わらせて化学(または生物)に時間を充てたいところ。原子分野も漏れなく対策しておきましょう。 |
2022年度入試
| 科目 |
物理 |
解答時間 |
120分(理科2科目) |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
小問集合 |
円運動、気体の状態変化、ヤングの干渉、原子核 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
力学 |
ばねを含む連結物体の運動、エネルギー保存 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
電磁気 |
磁場中の荷電粒子の運動、サイクロトロン |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
熱力学 |
ピストンで仕切られた気体の状態変化 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 全分野からまんべんなく出題される構成です。2022年度は大問3で「磁場中を動く粒子」が出題されており、右ねじの法則やローレンツ力といった基本知識を正確に数式化する力が問われました。物理は誘導が丁寧なことが多いので、前の設問の結果を上手く使いながら、計算ミスをせずにテンポよく解き進めることが大切です。 |
2021年度入試
| 科目 |
物理 |
解答時間 |
120分(理科2科目) |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
小問集合 |
浮力、コンデンサー、波の性質、光電効果 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
力学 |
2物体の運動、慣性力と運動量保存 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
波動 |
凸レンズによる結像、レンズの公式の応用 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
電磁気 |
磁場中を動くコイル、電磁誘導とグラフ選択 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 大問3でレンズが出題されるなど、全分野から幅広く問われる構成です。物理は問題設定が典型的であるため、公式を丸暗記するだけでなく「なぜその公式を使うのか」という現象の理解を深めておく必要があります。大問4のグラフ選択問題などは、数式と物理現象をリンクさせて考える力が求められます。 |
2019年度入試
| 科目 |
物理 |
解答時間 |
120分(理科2科目) |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
小問集合 |
力学、熱、波動、電磁気の基本 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
電磁気 |
コンデンサーの過渡現象とエネルギー変化 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
力学 |
剛体のつり合いと回転運動 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
波動 |
弦の振動、気柱の共鳴 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 標準的な設定の問題が多く、教科書レベルの知識を正確に運用できれば高得点が狙えます。大問3の「剛体」や大問4の「共振・共鳴」など、図から状況を読み取って立式する力が必要です。理科2科目120分の配分として、物理を短時間で正確に終え、計算が煩雑になりやすい化学に時間を残す戦略が有効です。 |
化学
2025年度入試
| 科目 |
化学 |
解答時間 |
120分(理科2科目) |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
理論化学 |
原子、結晶、沸点上昇、化学平衡、反応速度 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
理論・無機 |
金属イオンの分離、中和滴定、酸化還元 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
有機・高分子 |
アミノ酸、ペプチドの構造決定、合成高分子 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 2025年度は第1問・第2問が理論・無機中心、第3問が有機・高分子という構成です。第1問の理論計算をいかに素早くこなせるかが、第3問の構造決定に割ける時間を左右します。第3問のアミノ酸・ペプチドは埼玉医科大学の「顔」とも言える頻出分野であり、等電点計算や配列推定は完璧に仕上げておく必要があります。 |
2024年度入試
| 科目 |
化学 |
解答時間 |
120分(理科2科目) |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
理論化学 |
物質の構成、周期表、結合の性質 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
理論化学 |
化学熱力学(熱化学方程式)、平衡 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
無機・有機 |
非金属・金属元素の反応、糖類 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
有機化学 |
芳香族化合物の構造決定 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 2024年度は理論化学の計算がやや多く、スピードが重視されました。無機・有機分野は知識の定着度が得点に直結します。特に大問4の構造決定は、誘導に従って素早くパズルを解くような瞬発力が必要です。アミノ酸や糖類といった生命科学に関連するテーマは毎年高確率で出題されるため、徹底した対策が欠かせません。 |
2023年度入試
| 科目 |
化学 |
解答時間 |
120分(理科2科目) |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
理論化学 |
物質の状態、結晶、溶液の濃度計算 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
理論化学 |
反応速度、化学平衡の移動 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
無機・有機 |
無機物質の性質、アルコールとカルボニル化合物 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
有機・高分子 |
糖類(単糖・二糖)の性質、構造決定 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 理論の計算問題が各所に散りばめられており、高い事務処理能力が試されます。2023年度は、大問4で糖類に関する知識や計算が出題されました。医学部入試において、糖・アミノ酸・タンパク質などの生命科学に関連する有機・高分子分野は非常に重要です。正確な暗記と、典型的な計算パターンを反射的に解けるようにしておく必要があります。 |
2022年度入試
| 科目 |
化学 |
解答時間 |
120分(理科2科目) |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
理論化学 |
原子の構成、周期表、酸化還元 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
理論化学 |
熱化学方程式、酸・塩基の滴定計算 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
無機・有機 |
非金属元素の性質、有機化合物の定性反応 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
有機・高分子 |
タンパク質、アミノ酸の性質と構造決定 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 理論の計算問題が各所にあり、制限時間内での処理能力が合否を分けます。特に医学部で頻出の「アミノ酸・タンパク質」は2022年度も重点的に出題されています。構造決定だけでなく、呈色反応や等電点などの知識、さらにそれらを応用した計算問題を繰り返し演習し、反射的に解法が浮かぶようにしておく必要があります。 |
2021年度入試
| 科目 |
化学 |
解答時間 |
120分(理科2科目) |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
理論化学 |
物質の状態(蒸気圧)、化学結合、熱化学 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
理論化学 |
電池・電気分解、イオンの反応速度 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
無機・有機 |
金属元素、脂肪族化合物の反応 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
有機・高分子 |
合成高分子、アミノ酸とペプチドの性質 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 計算問題の比率が高く、スピード感が合否を分けます。特に電池や電気分解の計算、気体の状態変化などは頻出です。大問4では高分子化合物(ナイロンなどの合成高分子やアミノ酸)がよく狙われます。医学部特有の「アミノ酸の等電点」や「ペプチドの構造推定」については、典型的なパターンを完璧にマスターしておくことが必須条件です。 |
2019年度入試
| 科目 |
化学 |
解答時間 |
120分(理科2科目) |
| 難易度 |
★★★☆☆ |
スピード |
★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
| 1 |
理論化学 |
物質の三態、結晶の構造、熱化学 |
マーク式 |
標準 |
| 2 |
理論化学 |
反応の速さと平衡、電離定数の計算 |
マーク式 |
標準 |
| 3 |
無機・有機 |
主要元素の反応、アルコールの反応系統図 |
マーク式 |
標準 |
| 4 |
有機・高分子 |
天然高分子(アミノ酸・タンパク質)の構造決定 |
マーク式 |
標準〜やや難 |
傾向と対策
| 全問マーク式ですが、理論分野の計算量が多いため「事務処理能力」が強く問われます。2019年度も大問4で医学部頻出のアミノ酸・ペプチド関連が出題されており、等電点計算や配列推定などは即座に解法を組み立てる必要があります。日頃から、有効数字に注意した素早い計算演習を積み重ねることが合格への道標となります。 |
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監修者紹介
岩崎陽一
株式会社アクト代表。PMD医学部専門予備校をはじめ、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・心理師・獣医師向けの各専門予備校を運営。長年にわたり、医学部受験、医療系学部受験、医療系国家試験対策に携わってきました。
PMD医学部専門予備校では、従来型の大教室授業ではなく、マンツーマン指導、生成AIの実践的活用、最新のITによる学習管理を組み合わせた指導体制を重視。受験生一人ひとりの状況に応じた学習設計と、答案作成まで見据えたアウトプット中心の支援を行っています。
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