東海大学医学部の受験情報│入試問題の傾向と対策

東海大学概略
東海大学医学部は、1974(昭和49)年に「若き日に汝の希望を星に繋げ」という創立者の指針のもと、ヒューマニズムに基づいた医療人の育成を目的として開設されました。総合大学としてのスケールメリットを活かし、医学のみならず幅広い教養と国際感覚を備えた医師の養成に注力しています。
拠点の伊勢原キャンパス(神奈川県伊勢原市)に併設された「東海大学医学部付属病院」は、国内屈指の規模と機能を誇る特定機能病院です。特に救急医療においては、日本で初めてドクターヘリを本格導入した先駆者であり、神奈川県全域の救命救急・災害医療の要として絶大な信頼を集めています。
本学は「良医(Good Physician)」を育てることを教育目標に掲げています。これは単に知識が豊富な医師ではなく、患者の痛みや苦しみを分かち合い、科学的な視点と人間的な温かさを両立させた医療人の姿を指しており、その精神は開学以来一貫して受け継がれています。
また、医学部への学士編入学試験をいち早く実施するなど、多様なバックグラウンドを持つ人材を積極的に受け入れる開放的な学風も特徴であり、異なる経験を持つ学生同士が切磋琢磨する活気ある学習環境が整っています。
東海大学医学部の特徴
ドクターヘリの運用実績は国内トップクラスであり、救命救急センターでの実習は非常にダイナミックです。一分一秒を争う現場で働く多職種の連携を間近で見学・体験することで、実践的な判断力とチーム医療の重要性を深く学びます。
低学年からの早期臨床体験に加え、高学年では「診療参加型実習(クリニカル・クラークシップ)」を徹底しています。学生は医療チームの一員として診療に従事し、実際の患者を受け持つことで、臨床推論能力や高いプロフェッショナリズムを修得します。
他大学の卒業生を受け入れる「学士編入学試験」を大規模に実施しており、理系のみならず文系出身者も在籍しています。社会経験を持つ学生と高校卒業後すぐに入学した学生が共に学ぶことで、多角的な視点やコミュニケーション能力が自然と養われます。
米国ハワイ大学をはじめとする海外の医学教育機関との提携が深く、長期・短期の研修プログラムが充実しています。グローバルな医学教育の潮流を肌で感じる機会が多く、将来世界を舞台に活躍したい学生へのサポートが手厚いのも特徴です。
教育理念と3つのポリシー
東海大学医学部では、「ヒューマニズム」を基盤に「良医」を育成するため、以下の3つのポリシーを定めています。
医学を学ぶための高い学力と知的好奇心を備え、本学のヒューマニズム精神に共感する人物を求めています。他者の痛みを理解できる共感力、困難を乗り越える強い意志、そして多様な背景を持つ仲間と協力し合える柔軟な人間性を重視します。一般入試だけでなく学士編入など多角的な視点を持つ意欲的な人材を歓迎します。
基礎医学と臨床医学を有機的に統合し、学生が能動的に学ぶチュートリアル教育を導入しています。早期から臨床現場を体験させ、高度なシミュレーション教育を経て、付属4病院を活用した本格的な診療参加型実習へと繋げることで、国際水準の診療技能と科学的思考力を体系的に育成します。
医師として必要な専門知識・技能・態度を確実に修得し、安全で質の高い医療を提供できる能力を備えていることが求められます。ヒューマニズムに基づいた高い倫理観を持ち、チーム医療におけるリーダーシップを発揮し、生涯にわたり自律的に学び続け、地域および国際社会の医学発展に寄与できる者に学位を授与します。
東海大学ホームページ紹介
・東海大学
基本情報
| 住所 | 神奈川県伊勢原市下糟屋143 | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 初年度納入金額 | 6,673,200円 | ||||||||||||
| 学納金6年間総額 | 35,506,200円 | ||||||||||||
| 募集人数 |
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| 偏差値 | 66.9 | ||||||||||||
| 主な就職先 | 東海大学医学部付属病院 | ||||||||||||
| 男女比 | 54:46 |
入試情報
| 出願期間 | 2026年1月4日~1月17日 |
|---|---|
| 1次試験日 | 2月2日(月)・2月3日(火) (いずれでも受験可能) |
| 1次合格発表日 | 2月7日(土) |
| 2次試験日 | 2月14日(土)・2月15日(日)(出願時に選択) |
| 合格発表日 | 2月19日(木) |
| 1次試験会場 |
【東京】TOC有明コンベンションホール ※予備会場は「湘南キャンパス」 |
| 2次試験会場 | 伊勢原キャンパス |
1次試験
| 教科 | 科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 理科(1科目選択) | 物理(物理基礎・物理) 化学(化学基礎・化学) 生物(生物基礎・生物) |
100点/70分 |
| 数学 | 数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学A(数学と人間の活動を除く),数学B(数列のみ),数学C(ベクトルのみ) | 100点/70分 |
| 英語 | コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | 100点/70分 |
2次試験
| 教科 | 選考 | 配点 |
|---|---|---|
| 小論文 | 500字/45分 | - |
| 面接 | 1人10〜20分程度 | - |
東海大学医学部 医師国家試験 合格率
| 回数(実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第120回(2026年) | 118人 | 109人 | 92.4% |
| 第119回(2025年) | 103人 | 96人 | 93.2% |
| 第118回(2024年) | 137人 | 129人 | 94.2% |
| 第117回(2023年) | 130人 | 103人 | 79.2% |
| 第116回(2022年) | 134人 | 111人 | 82.8% |
| 第115回(2021年) | 121人 | 106人 | 87.6% |
| 第114回(2020年) | 121人 | 109人 | 90.1% |
| 第113回(2019年) | 138人 | 119人 | 86.2% |
| 第112回(2018年) | 130人 | 110人 | 84.6% |
| 第111回(2017年) | 111人 | 90人 | 81.1% |
東海大学 医学部入試 傾向と対策
2025年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 長文読解 | 農作物の栄養価低下と対策(不耕起栽培など) | マーク | 標準 |
| 2 | 文法・語法 | 短文空所補充(不定詞、関係詞、分詞構文など10問) | マーク | 標準 |
| 3 | 語彙 | 下線部同意語選択(jeopardize, eloquentなど10問) | マーク | 標準 |
| 4 | 対話文 | 家族の相談、会議の打ち合わせ(計2題) | マーク | 標準 |
| 5 | 整序英作文 | 段落整序(量子もつれ、バタフライ効果など4題) | マーク | やや難 |
| 6 | 図表読解 | 小売売上高の成長率に関するデータの読み取り | マーク | 標準 |
| 7 | 英文和訳 | マリ帝国の探検隊に関する英文 | 記述 | 難 |
| 8 | 和文英訳 | 睡眠不足と健康不良に関する和文 | 記述 | 標準 |
| 読解、文法、整序、図表、記述と出題形式が極めて多岐にわたる。制限時間70分に対して分量が非常に多く、私立医学部の中でも屈指のスピードと処理能力が求められる試験である。長文は科学・環境系が頻出だが、本年度のように農業や公衆衛生が絡むテーマも多い。段落整序や図表読解は形式への慣れが必要なため、過去問を用いた徹底的な時間配分のシミュレーションが不可欠である。また、英文和訳では「Had his expedition reached…」のような倒置を伴う仮定法構文を正確に見抜く力が合否を分ける。基礎的な文法・語彙を完璧にした上で、いかに素早く情報の取捨選択を行うかが鍵となる。 |
2024年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 長文読解 | 鳴鐘術(カンパノロジー)の歴史と現代の課題 | マーク | 標準 |
| 2 | 文法・語法 | 空所補充(比較級、不定詞、前置詞、譲歩の命令形など) | マーク | 標準 |
| 3 | 語彙 | 下線部同意語選択( consultation, impeding, whistling-blowersなど) | マーク | 標準 |
| 4 | 対話文 | ハイキングでの道迷い、修学旅行先(動物園か保護区か)の議論 | マーク | 標準 |
| 5 | 整序英作文 | パラグラフ整序(チョコレート、中国語の方言、量子計算、懐疑主義) | マーク | やや難 |
| 6 | 図表読解 | 架空の国Xにおける国内旅行者数の推移(2017-2019) | マーク | 標準 |
| 7 | 英文和訳 | タコの持つ独立した脳の機能と高い知能 | 記述 | やや難 |
| 8 | 和文英訳 | AIを用いた脳活動のテキスト変換実験 | 記述 | 標準 |
| 記述を含む8つの大問を70分で処理する必要があり、私立医学部の中でも極めて高い速読力と瞬発力が求められる。長文は「鳴鐘術」という馴染みの薄いテーマであったが、語彙レベルは標準的である 。第5問の段落整序や第6問の図表読解は、論理展開の把握や数値情報の素早い検索が不可欠であり、過去問での形式習熟が合否を分ける 。和訳・英訳では、「Useless though the senses… were」といった譲歩構文や、AI・脳科学に関する抽象的な内容を正確に処理する力が試される。 |
2023年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 長文読解 | フラクタルの概念と自然・芸術への影響 | マーク | 標準 |
| 2 | 文法・語法 | 空所補充(仮定法、強調構文、未来完了進行形など) | マーク | 標準 |
| 3 | 語彙 | 下線部同意語選択(interrogate, foresee, pertinentなど) | マーク | 標準 |
| 4 | 対話文 | 宇宙ステーションからの生中継、ラグビーの試合解説 | マーク | 標準 |
| 5 | 整序問題 | パラグラフ整序(海底ケーブル、グンカンドリの睡眠など) | マーク | やや難 |
| 6 | 図表読解 | ディスカウントチェーンの広告予算と食料品の内訳 | マーク | 標準 |
| 7 | 英文和訳 | 環境保全における英語以外の科学文献の重要性 | 記述 | やや難 |
| 8 | 和文英訳 | プラスチック分解酵素と科学技術による地球救済 | 記述 | 標準 |
| 70分で記述を含む8つの大問を処理する極めてタイトな試験である。情報の取捨選択と速読能力が合否を直結する。第5問の段落整序や第6問の図表読解といった形式は慣れが必要なため、過去問演習を通じて時間配分の感覚を養っておくことが不可欠だ。和訳・英訳では、譲歩や倒置を含む構文を正確に処理する力が求められる。全体として標準的なレベルだが、圧倒的な分量に対処するため、典型的な語法・語彙は反射的に答えられるまで習熟しておく必要がある。 |
2022年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | インドの女性教育・権利の開拓者 19世紀後半のインドにおいて、女性が直面する障害を乗り越えて法廷で活躍した Cornelia Sorabji の生涯と、その複雑な評価について論じた伝記的英文。 |
マーク | |
| 2 | 文法・語法 | 空所補充問題 文脈に合う適切な語彙やイディオム、文法事項(仮定法や分詞構文など)を選択する短問集合(10問)。 |
マーク | |
| 3 | 文法・語法 | 同意語選択問題 下線部の単語や熟語(beat around the bush, the elephant in the room など)に最も近い意味を持つ語句を選択する。 |
マーク | |
| 4 | 会話文 | 日常的な対話 テレビのクイズ番組における司会者と出場者の会話、およびデリバリーアプリを利用して昼食を注文する友人同士の会話。 |
マーク | |
| 5 | 読解 | パラグラフ整序 論理的な話の流れになるように、4つの短い英文を正しい順序に並べ替える問題。 |
マーク | |
| 6 | 図表読解 | グラフ・表の読み取り 架空の市民センターにおける、4つのバンドの季節ごとのチケット売上データ(棒グラフ)と売れ残り枚数(表)を読み解き、空所を補充する。 |
マーク | |
| 7 | 和訳 | 動物の行動と文化 シャチやザトウクジラなどの海洋哺乳類にも、人間のように地域ごとに異なる「文化」や「流行」が存在することを紹介する英文の和訳。 |
記述 | |
| 8 | 英訳 | 植物のコミュニケーション 植物が根を通して化学信号を送り、周囲と情報を交換しているという「植物ナノバイオニクス」に関する和文英訳。 |
記述 |
| 70分で大問8題という非常にボリュームのある構成である。マーク式の長文読解、文法、会話文、整序問題、グラフ読み取りに加え、記述式の和訳・英訳が課されるため、時間配分が極めて重要となる。大問2や3の知識問題を反射的に処理し、大問6の図表問題や大問7・8の記述問題に十分な時間を残すタイムマネジメント能力が合否を分ける。 |
2021年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | 交通信号機の歴史と未来 1868年のロンドンでのガス灯信号機の誕生から、アメリカでの電気信号機の発明、そして現代のスマート信号機や無人自動運転車による未来の交通整理までを追った英文。 |
マーク | |
| 2 | 文法・語法 | 空所補充問題 文法・語法の知識を問う標準的な空所補充問題(10問)。 |
マーク | |
| 3 | 文法・語法 | 同意語選択問題 英文中の下線部の意味に最も近い語句を選択する問題。 |
マーク | |
| 4 | 会話文 | スピーチコンテストとマーケティング会議 スピーチコンテスト後の教授と学生のフィードバックに関する会話、およびマーケティング会議での参加者同士のキャリアや予定に関する会話。 |
マーク | |
| 5 | 読解 | パラグラフ整序 論理的な話の流れになるように、4つの短い英文を正しい順序に並べ替える問題(コンパスの作り方、『星の王子さま』、古代トルテカ族など)。 |
マーク | |
| 6 | 図表読解 | グラフ・表の読み取り ホテルの改修工事の前後で行われた宿泊客満足度調査の円グラフと、不満の理由に関する表データを読み解き、空所を補充する。 |
マーク | |
| 7 | 和訳 | 世界最古の神殿ギョベクリ・テペ トルコにある11,000年前の巨石群が、これまでの「農耕の開始後に神殿が作られた」という文明の定説を覆す可能性について論じた英文の和訳。 |
記述 | |
| 8 | 英訳 | オリンピックの最年長メダリスト 1924年の冬季オリンピックにおいて、計算ミスにより50年後に銅メダルを授与された86歳のアメリカ人選手に関する和文英訳。 |
記述 |
| 2022年度と全く同じ大問8題の構成であり、マーク式と記述式(和訳・英訳)が混在している。長文のテーマは歴史や文化など多岐にわたる。大問5のパラグラフ整序は、指示語(this, they)や接続詞(however, in fact)などのディスコースマーカーを手掛かりに、論理的なつながりを素早く見抜く訓練が必要である。 |
2020年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | 大英図書館の音響アーカイブ 大英図書館における音声記録の保存の歴史、資金不足や技術的な課題(劣化や再生手段の消滅)とデジタル化に向けた取り組みを論じた英文。 |
マーク | |
| 2 | 文法・語法 | 空所補充問題 文脈に合う適切な語彙やイディオム、文法事項(分詞構文や比較など)を選択する短問集合(10問)。 |
マーク | |
| 3 | 文法・語法 | 同意語選択問題 英文中の下線部の単語(alleviate, dexterity, astronomicalなど)に最も近い意味を持つ語句を選択する。 |
マーク | |
| 4 | 会話文 | 日常的な対話 トラブル続きだった休暇旅行について友人同士で語る会話、および動物園の爬虫類館からヘビが逃げ出した騒動についての職員同士の会話。 |
マーク | |
| 5 | 読解 | パラグラフ整序 パフォーマンス・アートの例、冥王星の惑星からの除外、笑いと涙の脳のメカニズム、割れ窓の誤謬(経済学)など、4つの短い英文を論理的な順序に並べ替える。 |
マーク | |
| 6 | 読解 | グラフ・表の読み取り 3つのオンライン書店における、電子書籍のジャンル別売上割合(円グラフ)と月別のダウンロード数(棒グラフ)を読み解き、空所を補充する。 |
マーク | |
| 7 | 和訳 | WHOのインフルエンザ対策 新型インフルエンザの脅威から世界を守るための、世界保健機関(WHO)による国家間の枠組みや医療政策に関する英文の和訳。 |
記述 | |
| 8 | 英訳 | 古代エジプトの芸術 古代エジプトの壁画における遠近法や空間認識の欠如、および壁画に込められた死者への意図に関する和文英訳。 |
記述 |
| 70分で大問8題構成という、例年通りの非常にボリュームのある試験である。長文読解、文法、会話文、パラグラフ整序、図表の読み取り、そして記述式の和訳・英訳と、あらゆる形式の英語力が網羅的に問われる。大問2や3の知識問題、大問5の整序問題をいかに短時間で正確に処理し、後半の記述問題(和訳・英訳)に十分な時間を残せるかという徹底したタイムマネジメントが最大の鍵となる。 |
2019年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | これからの都市デザイン(アーバン・エコロジー) 世界的な都市化の進行に伴い、自動車通勤を減らして自転車や歩行を促進する「ウォーカビリティ」の重要性や、都市生活が実は環境負荷が低いという事実を論じた英文。 |
マーク | |
| 2 | 文法・語法 | 空所補充問題 文法・語法の知識を問う標準的な空所補充問題(仮定法の倒置や、関係代名詞、分詞構文など全10問)。 |
マーク | |
| 3 | 文法・語法 | 同意語選択問題 英文中の下線部(to no avail, bizarre, reciprocal, jeopardizeなど)の意味に最も近い単語を選択する。 |
マーク | |
| 4 | 会話文 | 同窓会の再会と家族の日常的な対話 数十年ぶりに再会した友人たちによる現状や老後のプランについての会話、および夕食時のスミス家における子犬に関する会話。 |
マーク | |
| 5 | 読解 | パラグラフ整序 アメリカの三権分立、自然エネルギーへの移行、建築における実用性、AIによるボードゲームの4つの異なるテーマの英文を、論理的な順序に並べ替える。 |
マーク | |
| 6 | 読解 | グラフ・表の読み取り 4人のダーツプレイヤーの10年間にわたる世界ランキングの推移を示す折れ線グラフを読み解き、空所を補充する。 |
マーク | |
| 7 | 和訳 | 水球の過酷さ 水球のルールや、足のつかないプールで立ち泳ぎをしながらボールを投げるという競技の過酷さについて説明した英文の和訳。 |
記述 | |
| 8 | 英訳 | 加湿器の原理と種類 冬の乾燥対策に用いる加湿器のうち、加熱式(ウォームミスト式)の原理や利点、および注意点に関する和文英訳。 |
記述 |
| 2020年度やそれ以降の年度と全く同じ大問8題の構成であり、東海大学医学部の英語の形式は非常に安定している。長文のテーマは都市計画、環境問題、歴史、文化など多岐にわたる。大問5のパラグラフ整序は、指示代名詞や接続詞(However, For exampleなど)といったディスコースマーカーを手掛かりに、論理展開を素早く見抜くテクニックが求められる。全体的に問題量が多いため、長文以外の知識問題でいかに時間を短縮できるかが勝負である。 |
2018年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★☆☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 英語Ⅰ 英語Ⅱ |
長文読解 1.2.空所補充、本文中の( )補充。3.同意表現、文中の指摘箇所と同意のものを選択。4.~9.英問英答、本文の内容に関する英語の質問に正しい答えを選択。10.内容真偽、正しいものはT、誤っているものにFで解答。 |
選択 | 1.2やや易 3標準 4~9標準 10標準 |
| 2 | 英語Ⅰ 英語Ⅱ |
文法 文中の空所に適切なものを選択。 |
選択 | 易 |
| 3 | 英語Ⅰ 英語Ⅱ |
語彙 文中の指摘箇所と同意のものを選択。 |
選択 | やや易 |
| 4 | 英語Ⅰ 英語Ⅱ |
会話文2題 英問英答、会話の内容に関する英語の質問に正しい答えを選択。 |
選択 | やや易 |
| 5 | 英語Ⅰ 英語Ⅱ |
文整序 4つの文章を整合性があるよう並び替え、正しい答えを選択。 |
選択 | やや易 |
| 6 | 英語Ⅰ 英語Ⅱ |
グラフのある長文読解 グラフを読み取り文中の( )補充。 |
選択 | 標準 |
| 7 | 英語Ⅰ 英語Ⅱ |
英文和訳 英文中の指摘箇所を和訳。 |
記述 | 標準 |
| 8 | 英語Ⅰ 英語Ⅱ |
和文英訳 英文中の日本語を英訳。 |
記述 | やや難 |
| 時間は70分であるが、問題が全体的に比較的易しく解きやすいので、ゆっくり取り組むことができる。標準、または標準以下のレベルで、基本的なことをきちんとコツコツ積み上げていれば対応できる。ただ、英作文は与えられた日本語をどのように英語に置き換えるのか工夫が必要であり、国語力が必要になる。 |
2017年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | 薄毛の治療法に関する文章である。問1は2文の関係を考えて適切な語句を入れる問題。現代文などでもよく見られる問題で取り組みやすかったのではないか。問8は最終段落の果たす役割を問うた良問。単に英文を読むのではなく、どのようにして筆者の論が展開されているかを理解しておかなければならない。 | マーク | |
| 2 | 文法・語法 | 1はifの省略により倒置が起きていることがポイント。 2も否定文を文頭に置いた場合に倒置が起きることについての問題。8は付帯状況のwithを用いた分詞構文の用法についての問題。英作文などでもよく問われる内容であるから、様々な角度からの学習を大切にしていきたい。 |
マーク | 標準 |
| 3 | 文法・語法 | 意味的に近い語彙を選択する問題。英語は日本語と同様に一つの概念を多様な語彙によって表現する言語であるから、日本語と英語を一対一対応で闇雲に暗記するような学習では歯が立たない。多くの英文に触れその文章でどのように言葉が使われているかを肌で感じておくのが有効な対策となるだろう。 | マーク | 標準 |
| 4 | 会話文 | 会話文を読み、登場人物の関係性や置かれている状況を推察する問題である。このような問題形式はTOEIC等でもよく見られるものであり練習の材料になるだろう。いずれの設問にもポイントとなるキーワードがあるから、登場人物の背景につながる語にはマークをしておくのが有効な手段となる。 | マーク | 標準 |
| 5 | 読解 | 文整序の問題である。この形式の問題にはいくつかの対応策がある。ディスコースマーカーに着目する、指示語の関係性を読み解く、論旨の流れに気を配る等である。いずれの方法も有効であるが一つの方法に固執するのは得策ではない。出題者が何を質問したいのかを意識しながら状況に応じた柔軟な解答力を身に着けておきたい。 | マーク | 標準 |
| 6 | 読解 | 図表の読み取りに関する問題である。このような読解力は大学に入学後も論文を読む際に必要とされるため、早めに身に着けておきたい。解答のポイントはグラフと説明文がどのような対応関係にあるのかを手早く理解していくことである。 | マーク | 標準 |
| 7 | 和訳 | (1)は関係代名詞whoの導く節がどの範囲まであるのかをしっかりと理解していないと誤訳の原因となってしまう。 (2)はitの意味内容がどの部分にあたるのかを把握する、英文和訳によくある問題。 |
記述 | 標準 |
| 8 | 英訳 | (1)は「行動」という語がどのような英単語に当たるのかがポイント。日本語が文章中でどんな意図をもって使われているのかは常に意識しておきたい。 (2) は「旅」という語がこの文章でどんな役割を持った語なのかを考えたい。 |
記述 | 標準 |
| 難問、奇問の類はあまりなく基本的な英語運用能力を問うた良問ばかりである。単に英語を和訳するにとどまらない幅広い英語力を身に付けておきたい。そのためには英語をいろいろな角度から考察すること、読む、聞く、書く、話す、が有効な対策となるだろう。 |
2016年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | 脱毛治療産業とクオラムセンシングの応用 脱毛治療の市場規模と、細菌のクオラムセンシング現象を応用してマウスの体毛再生を試みた科学的論説文。 |
マーク | |
| 2 | 文法・語法 | 空所補充問題 文法・語法の知識を問う標準的な空所補充問題(10問)。 |
マーク | |
| 3 | 文法・語法 | 同意語選択問題 英文中の下線部の単語(cruel, destabilized, magnificentなど)に最も近い意味を持つ語句を選択する。 |
マーク | |
| 4 | 会話文 | 日常的な対話 転職した友人同士の元上司の近況についての会話、および結婚30周年を控えた夫と宝石店員とのプレゼント選びの会話。 |
マーク | |
| 5 | 読解 | パラグラフ整序 自転車の原理、ボーダーコリーの賢さ、生体認証技術、アメリカ中西部の開拓といった4つの異なるテーマの英文を論理的な順序に並べ替える。 |
マーク | |
| 6 | 読解 | グラフの読み取り 架空の化粧品会社の2013年から2015年にかけての製品別売上データ(棒グラフ)を読み解き、空所を補充する。 |
マーク | |
| 7 | 和訳 | コミュニケーションと意味の交渉 価値観の違いによる誤解を防ぐための、会話における「意味の交渉(negotiating meaning)」の重要性を論じた英文の和訳。 |
記述 | |
| 8 | 英訳 | 動物の長距離移動 鳥の渡りだけでなく、動物の様々な長距離移動が科学者を引きつけ、生物学的現象の理解を深めていることに関する和文英訳。 |
記述 |
| 大問8題構成で、長文読解、文法、会話文、整序問題、図表問題、記述式の和訳・英訳と多岐にわたる形式が出題される。長文のテーマは自然科学から社会科学まで幅広く、高い語彙力が求められる。大問5のパラグラフ整序は、指示語や接続詞などのディスコースマーカーを手掛かりに、素早く論理展開を見抜く訓練が不可欠である。 |
2025年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 数列、指数、二項定理、重複組合せ、複素数、三角関数、面積比 | 空所補充 | やや難 |
| 2 | 空間ベクトル | 四面体における内積、垂線の足、線分比 | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 図形と方程式 | 三角形の内接円、円の接線、積分を用いた面積計算 | 空所補充 | 難 |
傾向と対策
| 全問空所補充形式であり、制限時間に対して計算負荷が極めて高い。小問集合から数学III・Cの範囲まで満遍なく出題されるため、苦手分野を作らず、典型問題を反射的に解き進める習熟度が必須である。大問2の空間図形や大問3の幾何問題では、力押しの計算だけに頼るのではなく、メネラウスの定理や内接円の性質、外分点の利用といった図形的性質を柔軟に活用して計算量を削減する工夫が求められる。特に積分を用いた面積比の問題は頻出であるため、正確かつ迅速な処理能力を磨くべきである。解法を迷っている時間はないため、標準的な問題集を網羅し、瞬時に方針を立てる訓練が必要だ。 |
2024年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 定積分、極限、3直線の共有点、三角関数の最大最小、確率、空間図形(垂線の足)、ベクトル | 空所補充 | 標準 |
| 2 | データの分析 | 金融資産A・Bの評価額データを用いた平均、分散、相関係数、2次関数の最小 | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 数列 | 等差数列の和、漸化式 $b_n$ の桁数と最高位の数字(常用対数) | 空所補充 | やや難 |
傾向と対策
| 全問空所補充形式で、70分の制限時間に対して計算量が非常に多い。第1問の小問集合から、空間図形における三垂線の定理の活用や、ベクトルの最大最小など、思考力と正確な計算力が同時に問われる 。第2問のデータの分析は、金融商品の資産運用を題材とした実戦的な設定であり、素早く定義通りに計算を遂行する力が求められる 。第3問は等差数列の和の最大値や、指数を含む数列の桁数・最高位の決定など、数学IIの対数の知識と数列の性質を複合させた難易度の高い問題となっている。 |
2023年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★★ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 順列、指数最小値、内心と面積比、積分、対数方程式など | 空所補充 | 標準 |
| 2 | 空間図形 | 立方体上の点、直線と平面の交点、四面体の体積 | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 数列 | 絶対値を含む漸化式、一般項、定数数列となる条件 | 空所補充 | やや難 |
傾向と対策
| 全問空所補充形式で、数学III・Cまでの幅広い分野から出題される。制限時間に対する計算負荷が非常に高く、反射的な立式と正確な処理能力が要求される。第2問の空間図形では、ベクトルの内積計算だけでなく、相似比の利用や図形的性質を柔軟に活用して計算量を削減する工夫が鍵となる。第3問の絶対値を含む漸化式は、具体例による挙動の把握と、方程式への読み替えが重要だ。難問を解く力よりも、標準レベルの問題を迅速かつ確実に完答する力が合否を分ける。 |
2022年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 数I・A・II・B・IIIの小問集合 複素数の計算、三角関数の最小値、対数方程式、三角形の辺の長さ(整数問題)、分数関数の定積分、等差数列の和の計算の計6問。 |
記述(空所補充) | |
| 2 | 微積分 | 分数関数と逆関数、接線と面積 関数 $f(x) = (ax+b)/(x+c)$ とその逆関数が一致する条件や、導関数のグラフとの共通接線、および三角形の面積の最大値を微分を用いて求める。 |
記述(空所補充) | |
| 3 | 図形と方程式 | 3直線に接する円と図形の性質 座標平面上の3直線に接する円(内接円や傍接円)の中心や半径を求め、それらの円に接する別の円(九点円が背景)の半径の最小値などを計算する。 |
記述(空所補充) |
傾向と対策
| 全問が空所補充形式であるが、計算量が非常に多く、正確な処理能力が問われる。大問3は図形的な性質(角の二等分線や九点円の知識)を上手く活用できると計算量を大幅に減らすことができる。誘導に乗りながら、限られた時間内で素早く答えを導き出すための工夫と計算力が不可欠である。 |
2021年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 数I・A・II・B・IIIの小問集合 無理数の3乗展開と係数比較、ユークリッドの互除法、メネラウスの定理を用いた線分比、領域と円の包含関係、等比数列の積の無限級数。 |
記述(空所補充) | |
| 2 | 複素数平面 | 複素数の絶対値・偏角と図形的な意味 | 記述(空所補充) | |
| 3 | 微積分 | 定積分と和の極限、関数の最大・最小 区分求積法を用いて和の極限を定積分に変換する計算や、$h_1(x) = x – x^2$、$h_2(x) = 1 – e^{-x}$ などの関数の大小関係や最大・最小値を微分を用いて考察する問題。 |
記述(空所補充) |
傾向と対策
| 大問1の小問集合は幅広い分野から出題されており、互除法やメネラウスの定理などを確実に使いこなす基礎力が問われる。大問2の複素数平面は、式を計算で処理するだけでなく、複素数平面上での円として視覚的に捉える図形的な思考力が必要である。大問3の区分求積法は、数IIIの典型的な変形操作に習熟しておくことが求められる。 |
2020年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問5問 | (1)2進法で表された小数 (2)極限と導関数、定積分 (3)剰余の定理 (4)対数の計算 (5)三角関数の最小値 | 空所補充形式 | 標準 |
| 2 | 整数の性質 | ある自然数に対し各桁の数字を逆順に並べた自然数を対応させる関数 | 空所補充形式 | 標準 |
| 3 | 確率、極限 | じゃんけんの確率、無限級数の和 | 空所補充形式 | 標準 |
傾向と対策
| 大問3題で解答時間70分の空欄補充形式の試験である。例年大問1は小問集合である。出題範囲は数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、B(数列・ベクトル)で、特に微・積分法、確率、数列、ベクトルは頻出項目である。難易度は標準~やや難レベルであるが、2018年から徐々に難化している。しかし全問空所補充形式であり誘導があるため、解答しやすくなっている。対策としては教科書の基本事項を確実に理解すること、計算力を付けることがあげられる。 |
2019年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問5問 | 極限 円に内接する四角形の面積 階乗の和 ベクトル 箱ひげ図 | 空所補充 | 標準 |
| 2 | 微分積分 | 図形の面積 | 空所補充 | やや難 |
| 3 | 複素数平面 確率 |
ド・モアブルの定理 反復試行の確率 | 空所補充 | やや難 |
傾向と対策
| 記述式ではないので、計算ミスが命取りになる。難易度は標準〜やや難の問題が例年出題されており、目立った難問は出題されていない。教科書を中心として基本事項はしっかり復習しておきたい。 |
2018年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 数Ⅰ 数Ⅱ 数A 数B |
(1)小数部分を利用した計算(2)2次関数の最小値(3)1680の正の約数の総和(4)置換積分を利用した積分計算(5)ベクトルの大きさを求める(6)円と直線を利用した問題(7)の2項展開に関する問題(8)2つの放物線の準線が一致する条件 | 空所補充 | (1)~(6)標準 (7)(8)やや難 |
| 2 | 数A | (1)2種類の種子の発芽に関する確率を求める問題 (2)三角関数で定義された4つの数が条件を満たす時の確率を求める問題 |
空所補充 | 標準 |
| 3 | 数Ⅲ | 一定のルールで作られる無限個の三角形を利用した問題 無限個の線分の長さ,三角形の面積の和を無限等比級数の和として求めさせる問題 |
空所補充 | 標準~やや難 |
傾向と対策
| 各分野から出題されており,初めて見るような問題も多い。難易度も高く,量も多いので普段から難しめの問題もしっかり時間内に解くように心掛ける必要がある。中には,基礎的な問題も含まれるので,それらは確実に解いて得点に結びつけないといけない。 |
2017年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 数I・A・II・B・IIIの小問集合 有理化と小数部分、2次関数の最小値、約数の和、定積分、空間ベクトルのなす角と大きさ、円と図形の方程式、組合せ(二項定理)、放物線の準線の計8問。 |
記述(空所補充) | |
| 2 | 確率 | 独立試行と反復試行の確率 種の発芽率に関する独立試行の確率、および2個のさいころの目の和を代入した三角関数の値に関する確率や条件付き確率。 |
記述(空所補充) | |
| 3 | 図形・微積分 | 図形の性質と無限等比級数 三角形の角の二等分線と線分の長さを求め、特定の規則に従って無限に作られる図形の線分の総和や面積の総和(無限等比級数)を計算する。 |
記述(空所補充) |
傾向と対策
| 全問が空所補充形式であるが、計算量が非常に多い。大問1の小問集合は広範な分野から出題され、素早い処理が求められる。大問3は図形的な考察力と数IIIの極限(無限等比級数)の計算力が問われるため、図形問題への対応力と正確な計算力を日頃から鍛えておく必要がある。行き詰まった場合は時間を浪費せず、次の問題へ進む戦略的判断が重要である。 |
2016年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | |
| 難易度 | ★☆☆☆☆ | スピード | ★☆☆☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 数ⅠA,数Ⅱ,数Ⅲ | (1)の公式を用いる.(2)の不定形.平方根を有理化する.(3)具体的に実験して一般化してみる.(4)対数の性質を用いて計算.(5)三角関数の積分で奇数乗はⅠ乗を分けて合成関数などへ. | 空欄補充 | 易 |
| 2 | 数B | (1)階差数列を取ると漸化式のの1次式からが消えて特性方程式を使えるようになる.(2)は(1)を2回繰り返すといいが,の2次式を左右に上手に分けると公比が2の等比数列となるので,この分け方が勝負となる. | 空欄補充 | 易 |
| 3 | 数Ⅲ | 数Ⅲにおける微分積分の基本を押さえておけば悩まないだろう.(5)の計算は後の計算で使うものと考えられるので,答えのみならば特に意識せず求積しても良い. | 空欄補充 | 易 |
傾向と対策
| 難易度は教科書の基本例題のレベルで,時間も十分にあるので確実に満点を狙いたい.解答の過程は必要ないので,答えを最速で出す技術があればより確実に得点を取れる.教科書と過去問を中心に問題を解くと良い. |
2015年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | ①数学Ⅱ ②数学Ⅱ ③数学B ④数学Ⅱ ⑤数学Ⅱ |
①図形と方程式 ②三角関数 ③ベクトル ④図形と方程式 ⑤指数・対数 |
空欄補充 | ①易 ②・③やや易 ④・⑤標準 |
| 2 | ①数学A ②数学A ③数学A ④数B・Ⅲ |
①確率 ②確率 ③確率 ④数列・極限 |
空欄補充 | ①易 ②やや易 ③標準 ④やや難 |
| 3 | ①数学Ⅰ ②数学Ⅲ ③数学Ⅲ |
①2次方程式 ②微分法 ③積分法 |
空欄補充 | ①やや難 ②標準 ③標準 |
傾向と対策
| 大問1の小問集合は易~標準、大問2は標準、大問3はやや難の難易度である。大問2、3は誘導形式なので、上手く誘導に乗って解いていかないと時間が足りなくなる恐れがある。そのためにも、小問集合は時間をかけずに解けるようにしたい。 |
2014年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 数I・A・II・Bの小問集合 円の方程式、三角関数の2倍角・半角、空間ベクトルのなす角、直線に関する対称点の座標、常用対数を用いた桁数計算。 |
記述(空所補充) | |
| 2 | 確率 | 反復試行と期待値 さいころを投げて同じ目がN回連続して出た時点で終了するゲームにおいて、終了する確率や得点の期待値、極限を漸化式などを用いて求める。 |
記述(空所補充) | |
| 3 | 微積分 | 面積の二等分と回転体の体積 2つの正方形を組み合わせた図形の面積を2等分する直線を求め、関数として表した上で微分係数や回転体の体積を計算する。 |
記述(空所補充) |
傾向と対策
| 全3題構成であり、全問空所補充形式である。大問2の期待値の問題は、漸化式を立てて一般項を求める誘導がついており、数列と確率の融合問題としての処理能力が問われる。大問3は図形的な条件から関数を自ら定義し、積分計算を実行する力が必要である。いずれも計算量が多く、素早く正確な立式と計算処理が合否の鍵を握る。 |
2025年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 小物体の衝突、ばねによる単振動、摩擦面での運動 | 空所補充 | 標準 |
| 2 | 電磁気学 | 質量分析器(磁界中の円運動、同位体と原子量の計算) | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 波動 | 平面波の干渉(マイケルソン型)、透明膜挿入による光路差 | 空所補充 | 標準 |
| 4 | 熱力学 | P-Vグラフと状態変化、直線状の変化における仕事と吸放熱 | 空所補充 | やや難 |
傾向と対策
| 力学、電磁気学、波動、熱力学の主要4分野からバランスよく出題される。設定自体は標準的なものが多いが、質量分析器における数値計算や、P-Vグラフでの直線変化における吸放熱の切り替わり点の考察など、正確な概念理解と計算精度が試される。公式の丸暗記では対応できない微小変化の解析なども含まれるため、エネルギー保存則や熱力学第一法則といった基本原理から正しく立式する習慣をつけるべきである。特に原子量の算出などでは有効数字の扱いに注意を払い、ケアレスミスを最小限に抑える訓練が有効である。他教科に比べれば難易度は安定しているが、確実に高得点を狙うための正確な処理能力が要求される。 |
2024年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | なめらかな斜面との小球の衝突(反発係数e、衝突回数と時間) | 空所補充 | 標準 |
| 2 | 電磁気学 | 一様な磁場中を滑る導体棒(電圧変化、静止・動摩擦力の考慮) | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 原子 | 原子核の吸熱反応(質量欠損、重心速度と相対速度) | マーク式 | 標準 |
| 4 | 熱力学 | V-Tグラフにおける単原子分子理想気体の熱サイクル、熱効率 | マーク式 | 標準 |
傾向と対策
| 主要4分野からバランスよく出題され、教科書傍用問題集レベルの典型的な設定が中心である。第1問の斜面衝突ではx軸・y軸成分に分けた正確な速度処理が 、第2問では磁場が傾いた際の外力と摩擦力のバランスを考慮した立式が重要となる。第3問の原子核反応は相対速度を用いた全運動エネルギーの表現など、誘導に従って式変形を完遂する力が必要である。第4問のV-Tグラフを用いた熱サイクルは、定圧・定積・等温変化の各過程をP-Vグラフに読み替えて考えるなどの工夫が有効である 。ミスなく迅速に解き進めることが合格への鍵である。 |
2023年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | ばねでつながれた2物体、重心から見た振動、エネルギー保存 | 空所補充 | 標準 |
| 2 | 電磁気学 | 磁界中を単振動する導体棒、コンデンサーとコイルを含む回路 | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 波動 | 平面ガラスの干渉(くさび形空気層)、透過光による干渉 | マーク式 | 標準 |
| 4 | 熱力学 | 断熱材のピストンとばね、理想気体の状態変化 | マーク式 | 標準 |
傾向と対策
| 主要4分野からバランスよく出題され、設定は教科書傍用問題集レベルの典型的なものが多い。第2問のように、導体棒の運動を回路の微分的な関係として捉える考察力や、第4問のばね定数を含む状態変化における仕事の算出など、基本原理を正確に立式する力が試される。第3問の干渉問題では、反射光と透過光の位相のずれの有無を正確に判断する必要がある。英語や数学に比べて得点しやすいため、ケアレスミスを最小限に抑え、高得点を安定させることが重要だ。 |
2022年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 70分(1科目) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 正三角形の板と力のモーメント 3つの頂点に異なる質量のおもりを取り付けた正三角形の板が、固定軸のまわりで回転する際の力のモーメントのつりあいや、重心の位置、安定なつりあい状態を考察する。 |
記述(空所補充) | |
| 2 | 電磁気学 | コンデンサーを含む直流回路 3個直列に接続されたコンデンサーと抵抗、直流電源を含む回路において、接続を切り替えた際の電荷の移動、電位の変化、および発生するジュール熱を計算する。 |
記述(空所補充) | |
| 3 | 力学・熱力学 | U字管内の液面の単振動と断熱変化 U字管内の液体の微小振動の周期を求め、さらに片側を密閉して気体の断熱変化($PV^\gamma = 一定$ を利用)を伴う場合の圧力変化と新たな単振動の周期を近似計算を用いて導出する。 |
マーク式 | |
| 4 | 波動・力学 | 単振動する音源とドップラー効果 ばねにつながれた台上の音源が単振動する状況で、遠方の観測者が聞く音の波長や最大振動数、およびその音を発した時の音源の位置を数式化する。 |
マーク式 |
傾向と対策
| 力学、電磁気、熱力学、波動の各分野から満遍なく出題される。大問3の断熱変化と単振動の融合問題や、大問4の単振動する音源のドップラー効果など、国公立大学の二次試験で頻出の応用テーマが扱われている。文字式による計算や近似計算が多いため、立式の正確さと文字式の整理能力が合否に直結する。 |
2021年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 70分(1科目) |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 壁に立てかけられた正方形の物体 壁と床に接する正方形の物体の力のモーメントのつりあいや摩擦力、さらに小物体を載せた際の抗力の変化や、滑り出す直前の静止摩擦係数の条件を立式する。 |
記述(空所補充) | |
| 2 | 電磁気学 | 磁場中を落下する正方形回路 一様な磁場中を落下する正方形回路に生じる誘導起電力、終端速度の条件、および運動方程式を用いた微小変化の考察や発生するジュール熱の計算。 |
記述(空所補充) | |
| 3 | 熱力学 | 理想気体のサイクルと熱効率 等温変化と断熱変化からなるサイクル(カルノーサイクルに近い設定)において、各過程の仕事や状態方程式を用いた圧力・体積の変化、および熱効率を計算する。 |
マーク式 | |
| 4 | 波動・原子 | 中性子ビームの量子干渉 干渉計を通る中性子ビームの経路差と位相差、物質波の波長の変化を近似式を用いて計算し、検出器におけるビーム強度の最大・最小の条件を考察する。 |
マーク式 |
傾向と対策
| 力学の剛体のつりあいや電磁気の電磁誘導は典型的な設定であるが、大問4の中性子ビームの干渉など、大学レベルの物理学を背景とした目新しい設定が出題されている。見たことのない問題であっても、用いるべき法則(経路差の計算、ド・ブロイ波長の関係など)は高校物理の範囲内であるため、問題文の誘導を正確に読み取り、落ち着いて近似計算を処理する力が要求される。 |
2020年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 70分(1科目) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 万有引力と人工衛星の運動 地球の自転と同じ向きに公転する人工衛星について、地上の観測者から見た周期、軌道半径、および無限遠方へ飛ばすために必要なエネルギーを求める。 |
記述(空所補充) | |
| 2 | 電磁気学 | 水平面と斜面からなるレール上の導体棒 一様な磁場中において、水平面上の導体棒aと斜面上の導体棒bの運動や、スイッチを閉じた後の誘導起電力、力のつりあい、および電池の仕事率を計算する。 |
記述(空所補充) | |
| 3 | 熱力学 | 熱気球の浮力と状態変化 下部が開口した熱気球について、内部の空気を加熱した際の密度や質量の変化、浮上する条件、および上空で静止した際の外気の密度や圧力を状態方程式から求める。 |
マーク式 | |
| 4 | 原子・力学 | 原子核の崩壊と核反応 ウラン崩壊系列におけるPo原子核の崩壊回数や放出エネルギー、アルファ粒子による核反応(BeとHeからCと中性子が生成)、および運動量・エネルギー保存則による計算。 |
マーク式 |
傾向と対策
| 力学、電磁気、熱力学、原子の各分野から1題ずつ出題されている。理科1科目で70分と時間は比較的あるものの、大問1の人工衛星の相対的な周期や、大問2のレールが曲がっている状況での電磁誘導、大問4の核反応における運動エネルギーの分配など、国公立大学の二次試験レベルの思考力と正確な計算力が要求される。マーク式と記述式(空所補充)が混在しているため、文字式を整理してミスなく計算を完遂する力が不可欠である。 |
2019年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 70分(1科目) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 少物体に棒を通した際の円運動 | 記述 | 標準 |
| 2 | 電磁気学 | 静電気力による位置エネルギーを含む力学的エネルギー保存の問題 | 記述 | 標準 |
| 3 | 熱力学 | 理想気体の断熱変化の問題 | マーク式 | 標準 |
| 4 | 原子 | 水素原子模型についての問題 | マーク式 | やや難 |
傾向と対策
| ここ数年、力学と電磁気の記述問題が出題され、難易度は標準~やや難である。力学と電磁気については特に問題集などで重点的に対策をしたい。 |
2018年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 摩擦なし、弾性衝突の問題で、衝突の前後で速さが同じになり、最後は元の速さ0に戻るという。きわめて当たり前の問題であるが、受験生の諸君にとっては、本当にこれでいいのかという不安が残る問題といえる。物理の本質を問う良問と言える。 | 記述 | やや難 |
| 2 | 電磁気学 | コンデンサーと交流回路を混在させた問題。かなり手馴れていないと解けない問題である。また、解答はかなり複雑な式になり、慎重に解答する必要がある。 | 記述 | やや難 |
| 3 | 熱力学 | 体積と圧力のグラフにおけるサイクルの問題である。基本的な問で、選択肢もあり、確実に正当を得たい問題である。 | マーク式 | 標準 |
| 4 | 原子 | 光電効果の基本的な問題と言える。公式を理解していればよい問題であるが、問題文をしっかり読んで意味を理解しないと(1)から意味不明になる可能性がある問題です。公式の丸暗記ではない、しっかりした理解が必要。 | マーク式 | 標準 |
傾向と対策
| 力学と電磁気に関しては、しっかりとした対策が必要です。問題の意図をしっかり把握し、確実な計算力をつけておきましょう。また問題の本質に気付く洞察力も必要です。 |
2017年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 波動 | 2つの凸レンズの像に関する出題。レンズの基本公式を用いることで解答できる問題が大半である。(4)は中心が0の位置にあると近似的に考察できたかが鍵。(5)は図を描いて複数の公式を組み合わせ、範囲内での最大値を求める発展問題。 | マーク | 標準 |
| 2 | 原子 | ボーアの水素原子モデルに関する出題。(3)は等速円運動の運動方程式と力学的エネルギー保存則を連立して解を得る。(4)は(3)から振動数条件を利用して解く。 | マーク | 標準 |
| 3 | 力学 | 滑らかな面上での円筒と小球の衝突に関する問題である。多くの受験生は跳ね返り係数と運動量保存則を用いた典型問題として捉えがちであるが、この問題の本質はそれだけではない。(4)、(5)のような設問の物理現象をどれだけイメージできているかで理解度は大きく異なってくる。 | 記述 | やや難 |
| 4 | 電磁気 | 点電荷が複数ある場合の静電エネルギーに関する出題である。個々の現象を帰納的に考え一般則を導くという物理学の基本を問うた良問である。教科書にも掲載されているような内容である。単なる公式の当てはめに物理の学習を終わらせない姿勢が求められる。 | 記述 | 標準 |
傾向と対策
| 基本的な公式を用いるだけで解答できる問題だけでなく、物理現象の根本的な理解が問われる問題も出題されている。前者の問題は確実に正答したい。物理を得点源にしたい受験生は公式が導かれた背景的な知識まで理解しておくとよいだろう。 |
2016年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 70分(1科目) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 波動 | レンズによる像の形成と光の干渉 凸レンズによる実像の位置、複数のレンズを組み合わせた場合の倍率、およびスリットとガラスを用いた干渉の近似計算。 |
マーク | |
| 2 | 原子 | ボーアの原子モデルと物質波 ボーアの水素原子モデルと物質波の仮説を用いた電子のエネルギー準位の計算や、ミュオニック水素原子、半導体中の電子への応用。 |
マーク | |
| 3 | 力学 | 円筒内面での小球の弾性衝突 水平面上に置かれた円筒の内面において、小球が弾性衝突を繰り返す際の速度や入射角を運動量保存則を用いて解析する。 |
記述(空所補充) | |
| 4 | 電磁気 | 点電荷の静電エネルギー 複数配置された点電荷の系における静電エネルギーの定義(無限遠方からゆっくり近づける外力の仕事)と計算。 |
記述(空所補充) |
傾向と対策
| 力学、電磁気、波動、原子の各分野から出題されている。大問2のミュオニック水素原子や大問1のレンズとスリットの融合問題など、見慣れない設定に対しても、問題文の誘導を正確に読み取り、基本的な公式や近似式を適用する応用力が問われる。文字式計算が中心となるため、計算ミスに注意して手際よく処理する必要がある。 |
2015年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 70分(1科目) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 電磁気 | 磁場中を運動する導体棒 傾斜した平行な導線上を移動する導体棒に生じる誘導起電力、力のつりあい、および単位時間あたりに発生するジュール熱を導出する。 |
マーク | |
| 2 | 波動 | ドップラー効果と音波の反射 動く音源や観測者、および風が吹いている状況下における、反射板を用いた音波のドップラー効果の公式の適用とうなりの計算。 |
マーク | |
| 3 | 力学 | 剛体の重心と力のモーメント 内部がくり抜かれた円柱を粗い斜面上に置いたときの重心の位置、垂直抗力、摩擦力、および転倒し始める条件(力のモーメント)を考察する。 |
記述(空所補充) |
傾向と対策
| 大問1の電磁誘導や大問2のドップラー効果は標準的な設定であり、公式を正確に適用できれば確実に得点できる。大問3の重心と剛体のつりあいは、くり抜かれた図形の重心の求め方(質量の引き算)や、転倒条件(重力の作用線が接点を超える)といった基本事項を組み合わせて解く良問である。図を描いて力を正確に図示するプロセスが重要である。 |
2014年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 70分(1科目) |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 動く斜面台と小球の運動、ばねとの衝突 なめらかな水平面上を自由に動く斜面台に小球がのぼる際の相対運動や、台に固定されたばねとの衝突を、運動量保存則と力学的エネルギー保存則を用いて解析する。 |
記述 | |
| 2 | 波動 | 2つの音源からの音波の干渉と定常波 2つの音源から発生する音波の波長、うなりの計算、および同位相・逆位相で音波を発生させたときの線分上や外側における干渉条件(強め合い・弱め合いの位置)を考察する。 |
記述・マーク | |
| 3 | 電磁気 | 複数のコンデンサーを含む直流回路 3つのコンデンサーとスイッチを含む回路において、スイッチの切り替えに伴う電荷の移動、各コンデンサーの電位差、および静電エネルギーの変化を計算する。 |
マーク |
傾向と対策
| 理科1科目で70分の時間が与えられている。大問4が削除されているため、実質的に力学、波動、電磁気の3題構成となっている。大問1の「動く台上の小球の運動」は、運動量保存則とエネルギー保存則を組み合わせる頻出の応用問題であり、文字式を正確に立てる力が試される。大問2の音波の干渉は、定常波の腹と節の位置関係を図示して把握する幾何的なアプローチができると解答時間を短縮できる。大問3のコンデンサー回路は、スイッチ操作前後の孤立部分における電気量保存則をミスなく立式することが高得点への鍵となる。全体的に計算量が多く文字式の処理が中心となるため、日頃から途中式を整理して最後まで自力で計算を完遂する訓練が不可欠である。 |
2020年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 理論 | 分子間力と極性の問題。 | 計算 | 易 |
| 2 | 理論・無機 | 塩マグネシウムの結晶構造とその性質の問題。 | 計算 | 易 |
| 3 | 理論 | 溶存酸素濃度の測定問題。 | 計算 | やや易 |
| 4 | 理論 | 二酸化炭素と一酸化炭素の平衡の問題。 | 計算 | 易 |
| 5 | 理論・有機 | ナフサの熱分解生成物の反応問題 | 計算 | やや易 |
| 6 | 理論・有機 | 凝固点降下の問題。高機能性高分子の問題。 | 計算 | 易 |
傾向と対策
| 大問は5~7題で70分。マークシート形式の問題と記述式の併用で、記述は化学反応や構造式、化合物の名称や用語を書かせる。計算問題が頻出で、選択か解答のみを答える形となる。このとき有効数字は指定されることが多い。選択問題は有効数字が分かっていると概算して答えを出してよいことに気づけるものもあり、その差は大きい。難易度は年度によってばらつきがある。 理論が多く出題される。主に理論の計算が関わる分野が広く出される。無機の出題は少ないが、化学反応式、イオンの反応など計算に結びつきやすいものと、金属元素の定性問題がよく出る。有機は官能基の性質、構造決定、異性体の問題が出やすい。 標準的な問題が多く一部応用問題が出る。典型的な問題を素早く正確に解けるかがカギとなる。特に計算問題はすぐに検討が付けるように典型的な問題は十分解き慣れておくこと。無機と有機は基本的な事項を抜けがないようにしておきたい。 |
2019年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 理論・無機 | ケイ素の結晶構造とその性質の問題。 | 計算 | 易 |
| 2 | 理論・無機 | 塩素の製法と次亜塩素酸ナトリウムの平衡の問題。 | 計算 | やや易 |
| 3 | 理論 | 炭酸カルシウムの分解反応の平衡の問題。典型的な問題で完答したい。 | 計算 | やや易 |
| 4 | 理論 | 燃料電池の問題。 | 計算 | 易 |
| 5 | 理論・有機 | 芳香族化合物の反応問題 | 計算 | 易 |
| 6 | 理論・無機 | プロパンの燃焼熱の問題。イオン化傾向の問題。コロイドの問題。 | 計算 | やや易 |
傾向と対策
| 大問は5~7題で70分。マークシート形式の問題と記述式の併用で、記述は化学反応や構造式、化合物の名称や用語を書かせる。計算問題が頻出で、選択か解答のみを答える形となる。このとき有効数字は指定されることが多い。選択問題は有効数字が分かっていると概算して答えを出してよいことに気づけるものもあり、その差は大きい。難易度は年度によってばらつきがある。 理論が多く出題される。主に理論の計算が関わる分野が広く出される。無機の出題は少ないが、化学反応式、イオンの反応など計算に結びつきやすいものと、金属元素の定性問題がよく出る。有機は官能基の性質、構造決定、異性体の問題が出やすい。 標準的な問題が多く一部応用問題が出る。典型的な問題を素早く正確に解けるかがカギとなる。特に計算問題はすぐに検討が付けるように典型的な問題は十分解き慣れておくこと。無機と有機は基本的な事項を抜けがないようにしておきたい。 |
2018年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 理論無機 | ケイ素の結晶構造とその性質の問題銅の電解精錬についての問題。文章中の空欄についての問題。不純物を含む陽極についての計算問題と正しい文章を選ぶ問題がある。 | 補充選択 | 標準 |
| 2 | 理論 | 中和熱、溶解熱、生成熱についての問題。文章中の下線部に関して熱化学方程式を書く問題。生成熱と溶解熱の表があり小問の文章の反応で発生する熱量を計算する。 | 記述選択 | 標準 |
| 3 | 理論無機 | カルシウム化合物の性質と反応についての問題。文章の空欄に入る物質の性質について誤っているものを選ぶ。炭酸カルシウムについて文章の化学反応式を書く問題。問3の反応について、発生した二酸化炭素の物質量を求める問題。炭酸ナトリウムの性質について正しいものを選ぶ。中和反応の実験から炭酸水素ナトリウムの物質量を求める問題。 | 記述選択 | 標準 |
| 4 | 理論有機 | 芳香族化合物の合成反応、医薬品。元素分析を行い文章に適する化合物を選ぶ問題。サリチル酸の合成法について正しいものを選ぶ。性質にあう化合物の数の組み合わせを選ぶ。 化合物の薬物的作用を選ぶ問題。 |
記述選択 | 標準 |
| 5 | 理論有機 | 蛍石型結晶格子、密度、ビニロン合成反応が出されている。フッ化カルシウムについて結晶構造、その密度を選ぶ問題。フッ化水素の性質について選ぶ問題。ポリビニルアルコールの構造式と平均分子量を求める問題。 | 記述選択 | やや難 |
傾向と対策
| 問題は基本的な問題が多いが、問題数が多い上、計算問題が多いため時間内に解くという点では難易度は高めである。分野は理論分野を集中的に出題されており、有機や無機の分野でもそれに関連した理論的な計算をさせるので計算力、立式する能力をつけることが大事になる。 |
2017年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 理論・有機 | アルコール、エステル、油脂に関する問題。 問1は化学反応式を立式することができれば容易。問3は生じる物質の化学的な性質を構造から類推することが重要。問5は二重結合の数を考えて、付加するヨウ素の量を考える典型問題であり、正答したい。 |
マークシート | 標準 |
| 2 | 理論 | 塩化セシウムの結晶格子、ボルンハーバーサイクルについての問題。前者は教科書等にも頻出の事項であり、結晶格子のイメージが掴めていれば容易に回答できたであろう。後者も熱化学方程式を素直に整理していけばよい。 | マークシート | 標準 |
| 3 | 無機 | 気体の発生に関する出題。いずれの気体に関しても問われているのは基本的な知識ばかりである。代表的な化学反応式、各気体の色などはすらすらと言えるようにしておきたい。 | マークシート | 標準 |
| 4 | 理論 | 化学平衡、反応速度に関する出題。反応速度の式と平衡定数の関係などが問われる総合問題。どの物質量を未知数にとるかなどで計算量が大きく変化するため、類題などで経験を積み見通しの良い解答を心掛けたい。 | マークシート | 標準 |
| 5 | 理論・有機 | グリシン、ヘンリーの法則、溶解度積に関する出題。 溶解度積の問題は頻出であるが、その式が何を意味しているのかという本質的な理解まで及んでいない受験生が多くみられる。しっかりとその成り立ちまで理解していれば手に取るように現象を把握できるはずだ。 |
マークシート、記述 | 標準 |
傾向と対策
| 基本的な知識を問うた良問が多い。しかし70分という時間に比べると計算量の多い問題がある。スピード感をもって日頃の演習に取り組んでおきたい。 |
2020年度入試
| 科目 | 生物 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 進化・系統 | 原始地球の状態の問題。腎臓はたらきの問題。体液の濃度調節の問題。 | 論述 | 易 |
| 2 | 総合 | 筋収縮の問題。反射の問題。神経系の問題。視細胞の問題。血液凝固の問題。ホルモンと標的器官の問題。循環系の問題。ABO式血液型の問題。 | 計算 | やや易 |
| 3 | 動物の反応 | 骨格筋の構造の問題。筋収縮で消費するATP量の問題。 | 計算 | やや易 |
| 4 | 遺伝情報 | 遺伝子発現の調節領域決定の問題。 | 記述、選択 | 標準 |
| 5 | 生殖・発生、進化・系統 | 性染色体による性決定の問題。ベラの性決定と性転換の問題。クラミドモナスの生活環と性分化の問題。 | 論述 | やや易 |
傾向と対策
| 大問5題で問題形式は空所補充、論述問題、正誤問題、計算問題、描図問題、実験考察問題など。がん、臓器移植といった医学部的な問題となる遺伝情報、体内環境、代謝の出題が多い。2020年は遺伝子発現調節のしくみや性分化の問題がそれにあたる。それ以外は複合問題の出題もある。 基本から標準的な問題だが、考察力を見る問題が多い。論述は説明を求められることも多く、知識問題は教科書レベルを超えているものもあり、簡単な問題から解くといった臨機応変さが求められる。実験考察問題は念入りに演習をしたい。年度によって難易度のぶれがややある。解けそうなところから解いて時間配分に気を使うこと。 |
2019年度入試
| 科目 | 生物 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 体液循環 | 体液循環の問題。ホルモンの問題。 | 記述 | 易 |
| 2 | 生殖・発生 | スイートピーの遺伝の問題。組換え価の問題。自家受精の問題。 | 論述、計算 | やや易 |
| 3 | 生殖・発生、遺伝情報 | 単細胞生物と多細胞生物の問題。細胞群体の問題。 | 論述 | やや易 |
| 4 | 代謝 | ヒルの実験の問題。ベンソンの実験の問題。カルビン・ベンソンの実験の問題。 | 論述 | やや易 |
| 5 | 細胞 | グルコース輸送体の問題。ナトリウムポンプの問題。 | 論述 | やや易 |
傾向と対策
| 70分。大問5題で問題形式は空所補充、論述問題、正誤問題、計算問題、描図問題、実験考察問題など。がん、臓器移植といった医学部的な問題となる遺伝情報、体内環境、代謝の出題が多い。本年は小腸上皮細胞のグルコース輸送体の問題がそれにあたる。それ以外は複合問題の出題もある。 基本から標準的な問題だが、考察力を見る問題が多い。論述は説明を求められることも多く、知識問題は教科書レベルを超えているものもあり、簡単な問題から解くといった臨機応変さが求められる。実験考察問題は念入りに演習をしたい。年度によって難易度のぶれがややある。解けそうなところから解いて時間配分に気を使うこと。 |
2018年度入試
| 科目 | 生物 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 細胞内代謝 | 酵母の細胞内代謝に関する問題。基本的な知識を確認する空欄補充から、グラフや図を読み解いて解答する問題、また論述問題も多い。理解力と論理的思考力を要する。 | 空欄補充、記述 | やや難 |
| 2 | 酵素・代謝 | Ⅰは酵素に関する基礎的な問題。反応条件を変えた場合の変化など、暗記ではなく根本的な理解を問うている。 Ⅱはビタミンを中心に、やや細かい知識まで要求される。後半にはビタミンA,Cに関する論述があり、こちらも論理的な考えが必要。 |
空欄補充、選択、記述 | 標準 |
| 3 | 生理 | 胃を中心に消化管生理学を考える。 1は神経性調節から液性調節まで消化管の生理学に関する基本的な問題である。ホルモンに関する細かい知識が必要な問6は難しい。Ⅱ「心窩部の痛み」から胃に作用するホルモンの生理について。より臨床的な問であり、問10では治療まで考えさせる。 |
空欄補充、選択、記述 | 標準 |
| 4 | 動物の反応 | 近年、発展が目覚ましい神経生理学からの出題。古典的なテーマである「学習」について問うている。 Ⅰで学習に関する基礎的な知識を確認し、Ⅱでは学習行動に関する実験を扱う。実験の解釈について80字の論述があり、流れを読んで求められている答を適切に解答する力が必要。 |
空欄補充、選択、記述 | やや難 |
| 5 | 遺伝 | 遺伝についてマクロからミクロまでを一連の流れとして考える良問。 Ⅰは交配実験というマクロ(目に見える)の遺伝を扱う典型的な問題。 ⅡはⅠから発展し、より細かいミクロの遺伝、すなわちゲノムの塩基配列を扱う。Ⅲはさらに思考が発展し、遺伝子のクローニングについて。 |
空欄補充、選択、記述 | やや難 |
傾向と対策
| 幅広い分野からの出題があるが、医学、特に臨床につながる問題が多い。前半で基礎を確認し、後半では発展して実験や臨床的な事柄を考えさせる。単なる知識の暗記ではなく、つながりを意識した学習が必要。グラフや図から読み取る問題、長めの記述問題も多く、普段から読解力や論理的思考力を意識して身に付けたい。 |
2017年度入試
| 科目 | 生物 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 遺伝 | Ⅰ.遺伝情報に関する基本的な設問 Ⅱ.実験手法や制限酵素などやや細かな知識を問う。後半は遺伝学に関する正確な理解が無いと難しいか。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 人体の構造と機能 | 筋収縮の生理学についてやや踏み込んで、筋収縮の加算現象や細胞内イオン動態についても問われる。さらに、アクチンとミオシンによる筋収縮のすべり説に関する考察など、思考力が求められる。 | 空欄補充、選択、記述 | やや難 |
| 3 | 人体の構造と機能 | 肝臓という、人体のホメオスタシス維持に重要な臓器の正常構造と機能、つまり解剖生理学を問う問題。基本的な問題が多く、胆汁との関係などもしっかりと勉強しておれば容易に回答できる。 | 空欄補充、記述 | やや易 |
| 4 | 免疫 | アナフィラキシーを中心として、免疫反応やそれに関する周辺知識問う問題。実験結果から解答を導くなど、単なる知識にとどまらず思考力も問われる。血液細胞についての深い理解を要する難問。 | 選択肢、記述 | やや難 |
| 5 | 生態 | 生態に関する出題は珍しく、面食らった受験生も多いかもしれないが、注意深く問題文を読み個々の選択肢の意味を考えればそう難しくはない問題。 | 選択 | 標準 |
傾向と対策
| 生物という範囲の中で実験手法から生理、生態まで幅広い知識を要求する問題ではあるが、それぞれさほど踏み込んだ内容を求めている訳でもなく、きちんとまんべんなく学習しておればそう難しくもない問題である。医学に直結するというより、まずは正常な構造と機能についての理解を求めている。 |
2015年度入試
| 科目 | 生物 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 光合成 研究の歴史 |
記述式 | 標準 | |
| 2 | 動物の反応 視覚器の視細胞,暗順応 |
記述式 | 標準 | |
| 3 | 代謝 好気呼吸,能動輸送について |
記述式 | やや難 | |
| 4 | 遺伝情報 形質転換 |
記述式 | 難 | |
| 5 | 遺伝 三毛猫の毛色の遺伝 ライオニゼーション |
記述式 | 難 |
傾向と対策
| 出題は標準レベルのものもあるが,全体的に難易度が高い。 基本的な用語の穴埋めもあるが,実験考察や描画問題もあり,バランスの取れた学習を心がけること。 出題分野は「代謝」,「遺伝情報」,「体内環境」など医学と関係するものが多く見られる。が多い。 論述問題が毎年出題されるので,過去問,問題集等利用し,しっかり練習しておくこと。 |
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