藤田医科大学医学部の受験情報│入試問題の傾向と対策

藤田保健衛生大学

 

藤田医科大学概略

藤田医科大学は、1968(昭和43)年に藤田啓介博士によって愛知県豊明市に創設された大学を母体とし、1971年に医学部が設置されました。建学の理念として「独創一理(どくそういちり)」を掲げており、既成概念にとらわれず、自らの頭で考え、新しい道を切り拓くことができる創造性豊かな医療人の育成を最大の目標としています。

本学の最大の強みは、単一の医療施設としては日本最大規模の病床数(1,400床以上)を誇る「藤田医科大学病院」をキャンパス内に擁している点です。特定機能病院として最先端の医療を提供するこの巨大な臨床現場において、学生は圧倒的な数の症例に触れながら、高度な医療技術を実践的に学ぶことができます。

また、医学部だけでなく、医療科学部や保健衛生学部などの医療系学部を持つ総合大学としての強みを活かし、学部・学科の枠を越えて共に学ぶ独自の多職種連携教育「アセンブリ教育」を実践しています。これにより、現代医療に不可欠なチーム医療の精神を学生時代から深く身につけることができます。

2018年には大学名を「藤田保健衛生大学」から「藤田医科大学」へと変更し、ロボット手術などの最先端医療や高度な医学研究の拠点として、国内外から高い評価と注目を集め続けています。

藤田医科大学医学部の特徴

1.日本最大規模の大学病院での圧倒的な臨床実習

国内最多の病床数を誇る藤田医科大学病院での診療参加型臨床実習(クリニカル・クラークシップ)は、他大学にはない大きな魅力です。日常的な疾患から高度先進医療を要する難病まで、膨大な症例と向き合うことで、臨床医としての確かな実力と自信を養います。

2.独自のチーム医療教育「アセンブリ」

医学部、医療科学部、保健衛生学部の学生がグループを組み、共通のテーマについて討論・発表を行う「アセンブリ教育」を実施しています。他職種の専門性や役割を早期から理解し、コミュニケーション能力と協調性を備えたチーム医療のリーダーを育成します。

3.最先端の医療技術とロボット手術の拠点

手術支援ロボット(ダビンチやヒノトリなど)をはじめとする最新鋭の医療機器が導入されており、先進医療の拠点として世界をリードしています。学生時代から最先端のテクノロジーに触れることで、次世代の医療を開拓するイノベーション精神を刺激します。

4.「独創一理」に基づく問題解決能力の育成

建学の理念「独創一理」に基づき、単なる暗記ではなく、自ら課題を見つけ、科学的根拠に基づいて論理的に解決策を導き出す能力を重視しています。充実したアクティブ・ラーニングや研究室配属を通じて、生涯にわたり探求し続ける研究マインドを育てます。

教育理念と3つのポリシー

藤田医科大学医学部では、建学の理念「独創一理」を体現し、社会の期待に応える優れた医師・医学研究者を育成するために、明確な3つのポリシーを定めています。

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

医学を修めるために必要な高い基礎学力と、科学に対する旺盛な知的好奇心を持つ人物を求めています。また、建学の理念「独創一理」に共感し、生命に対する深い畏敬の念と高い倫理観、そして他者と協働して課題に取り組むための柔軟なコミュニケーション能力を備えていることを重視します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

基礎医学と臨床医学を効果的に統合したカリキュラムを編成しています。早期からの臨床体験や他学部との合同学習(アセンブリ)を通じてモチベーションと協調性を高め、日本最大規模の附属病院における長期間の臨床実習により、高度な臨床実践能力とプロフェッショナリズムを確実に育成します。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

医師として必要な専門的知識・技能・態度を修得し、患者中心の安全な医療を提供できる能力を備えていることが求められます。また、高い倫理観を持ち、チーム医療の中で自らの役割を果たせる協調性と、医学の進歩に対応して「独創一理」の精神で生涯学習を継続できる者に学位を授与します。

 

藤田医科大学ホームページ紹介

藤田医科大学

藤田医科大学_医学部

藤田医科大学_受験生サイト

アドミッション・ポリシー

 

基本情報

住所 愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1−98
初年度納入金額 5,196,000円
学納金6年間総額 22,126,000円
募集人数 一般 前期 ・愛知県地域枠:100名(地域枠10名以内、帰国生・国際バカロレア選抜を含む)
共通テスト利用:10名
ふじた未来入試 高3枠と高卒枠合わせて:12名
偏差値 67
主な就職先 藤田医科大学病院
男女比 68:32

入試情報

前期後期
出願期間 2025年12月8日(月)~2026年1月23日(金)
1次試験日 2月4日(水)
1次合格発表日 2月10日(火)
2次試験日 2月12日(木)または13日(金)または14日(土)
合格発表日 2月17日(火)
1次試験会場 【本学】※名古屋会場が収容定員を超えた場合に限る
【東京】有明TOCビル
【名古屋】TKPガーデンシティPREMIUM名古屋新幹線口
【大阪】コングレスクエア グラングリーン大阪
2次試験会場 【本学】2号館

1次試験

教科 科目 配点
外国語 コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 200点
数学 数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(数列),数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面) 200点
理科(2科目選択) 物理「物理基礎・物理」
化学「化学基礎・化学」
生物「生物基礎・生物」
200点

2次試験

教科 選考 配点
面接 5段階評価 40点
※内容には変更等の可能性もございます。必ず大学の「入学者選抜要項」「学生募集要項」やホームページなどで、ご確認をお願い致します。
出願期間 2025年1月21日(火)~2月25日(火)
1次試験日 3月3日(月)
1次合格発表日 3月7日(金)
2次試験日 3月14日(金)
合格発表日 3月15日(土)
1次試験会場 【東京】五反田TOCビル
【名古屋】名古屋コンベンションホール
2次試験会場 【本学】

1次試験

教科 科目 配点
外国語 コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 200点
数学 数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(数列),数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面) 200点
理科(2科目選択) 物理「物理基礎・物理」
化学「化学基礎・化学」
生物「生物基礎・生物」
200点

2次試験

教科 選考 配点
面接 5段階評価 40点
※内容には変更等の可能性もございます。必ず大学の「入学者選抜要項」「学生募集要項」やホームページなどで、ご確認をお願い致します。
※こちらの情報は令和7年度のもの

藤田医科大学 医師国家試験 合格率

回数(実施年) 受験者数 合格者数 合格率
第120回(2026年) 114人 108人 94.7%
第119回(2025年) 110人 107人 97.3%
第118回(2024年) 123人 119人 96.7%
第117回(2023年) 118人 114人 96.6%
第116回(2022年) 117人 112人 95.7%
第115回(2021年) 111人 107人 96.4%
第114回(2020年) 120人 113人 94.2%
第113回(2019年) 129人 121人 93.8%
第112回(2018年) 119人 105人 88.2%
第111回(2017年) 109人 97人 89.0%

藤田医科大学 医学部入試 傾向と対策

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藤田医科大学医学部の受験を検討している方は、大学別の特徴だけでなく、同エリアの私立医学部との違い、面接対策、推薦・総合型選抜対策まであわせて確認しておくと、志望校選びと受験戦略の精度が上がります。

愛知県内の私立医学部として、藤田医科大学と最も比較検討されやすい大学です。入試問題の傾向や難易度、カリキュラムの違いを把握することで、併願戦略や過去問演習の優先順位が明確になります。

中部・北陸エリアで医学部を検討する際、藤田医科大学と並んで併願候補に挙がりやすい一校です。出題形式の違いや問題の傾向を比較しながら、自身の得意科目に合った大学選びに役立ててください。

藤田医科大学を含め、医学部入試では二次試験の面接評価が合否に直結します。多面的な評価を意識したコミュニケーション能力のアピール方法や、医師志望理由の深掘りなど、実践的な対策を確認できます。

藤田医科大学の特徴的な総合型選抜(ふじた未来入試)や学校推薦型選抜を見据えるなら必読です。基礎学力テスト・小論文の書き方や、面接でのアピールなど、推薦・AO特有の対策をマンツーマンでどう進めるかの指針が得られます。

アクセス

監修者紹介
岩崎陽一

株式会社アクト代表。PMD医学部専門予備校をはじめ、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・心理師・獣医師向けの各専門予備校を運営。長年にわたり、医学部受験、医療系学部受験、医療系国家試験対策に携わってきました。

PMD医学部専門予備校では、従来型の大教室授業ではなく、マンツーマン指導、生成AIの実践的活用、最新のITによる学習管理を組み合わせた指導体制を重視。受験生一人ひとりの状況に応じた学習設計と、答案作成まで見据えたアウトプット中心の支援を行っています。

医学部受験においては、単に知識を教えるだけでなく、「わかる」から「解ける」へと変える指導こそが重要であるという立場から、受験情報、学習法、小論文・面接対策、推薦入試、通信制高校からの進学、海外医学部進学など幅広いテーマで発信を続けています。