【通信制高校生】のための「基礎学力」の作り方〜医学部合格にはまず基礎固め!
PMD医学部専門予備校|通信制高校医学部コース
監修:岩崎 陽一(株式会社アクト 代表取締役)|執筆・編集:PMD医学部専門予備校 講師チーム|最終更新・情報確認:2026年11月4日
この記事の結論
通信制高校を卒業すれば、全日制と同じく大学入学資格の対象になり、医学部も受験できます。通信高校医学部受験対策では、①卒業に必要な単位・スクーリング、②志望校・選抜方式ごとの出願条件、③入試で得点するための学力を分けて整理し、現在の学力と受験までの期間に合う計画を作ることが出発点です。
ポイント
- 通信制の課程は学校教育法に定められた高等学校の正規の課程です。卒業すれば「高等学校を卒業した者」として大学入学資格の対象になります。
- 令和9年度入試(2027年4月入学)では、総合型選抜の出願受付が2026年9月1日以降、学校推薦型選抜が11月1日以降、共通テスト本試験が2027年1月16日・17日です。
- 国立大学の一般選抜は共通テスト「6教科8科目」が原則です。英語・数学・理科だけで計画を埋めないようにしましょう。
通信制高校から医学部を受験できる?
通信制の課程は、全日制・定時制と並んで学校教育法に定められた高等学校の課程です(第54条)。修業年限は3年以上とされ(第56条)、卒業すれば全日制と同じ「高等学校を卒業した者」になります。文部科学省は、大学入学資格を認める対象の最初に「高等学校又は中等教育学校を卒業した者(学校教育法第90条第1項)」を挙げており、通信制高校の卒業者もこれに含まれます。[1][2]
ただし、大学入学資格があることと、特定の大学・選抜方式に出願できることは別の問題です。学校推薦型選抜では評定や学校長の推薦、総合型選抜では志望理由書や活動の記録、地域枠では出身地や卒業後の勤務条件など、方式ごとに独自の出願条件があります。卒業見込みの時期、履修科目、卒業年度の条件も含め、志望校の最新の募集要項で確認してください。通信制高校の出身かどうかだけで合否を予測したり、面接での評価を決めつけたりすることはできません。
通信制高校から推薦入試で医学部へ進んだ例は、推薦入試での合格事例と成功のポイントでも紹介しています。
令和9年度入試(2027年4月入学)の主な日程
医学部入試の日程は、文部科学省が年度ごとに通知する「大学入学者選抜実施要項」で大枠が決まり、各大学がその範囲で日程を定めます。令和9年度入試の枠組みは次のとおりです。[3][4]
| 区分 | 出願・試験の時期 | 合否の発表 |
|---|---|---|
| 総合型選抜 | 出願受付は2026年9月1日以降 | 2026年11月1日以降 |
| 学校推薦型選抜 | 出願受付は2026年11月1日以降 | 2026年12月1日以降(一般選抜の試験期日の10日前まで) |
| 大学入学共通テスト | 本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)。出願は2026年9月15日〜10月2日で受付終了 | —(各大学が選抜で利用) |
| 一般選抜(個別試験) | 2027年2月1日〜3月25日の間で各大学が設定 | 大学ごとに設定 |
最初の相談で整理したい四つの情報
一つ目は、在籍校での卒業予定と未修得の単位です。二つ目は、英語・数学・理科について、未習の範囲と学習済みの範囲を分けた現状です。三つ目は、授業と自習に使える時間です。四つ目は、志望地域、学費、通学や生活上の条件です。これらをそろえると、希望と実行可能性を同じ資料で検討できます。
模試の総合偏差値だけでは、立て直す順番は決まりません。未習分野が原因で得点できなかったのか、学習済みでも解き方を取り出せないのか、時間が足りなかったのかを答案から分けます。成績表に加えて、途中式の残った答案を保管しておきましょう。
学校の卒業と医学部受験を二つの計画で管理する
レポート、スクーリング、単位認定試験は学校の予定表に沿って管理します。受験の学習は、志望校の科目と到達目標から組み立てます。学校課題に取り組んだ時間が、そのまま入試問題への対応力になるとは限りません。反対に、受験教材を進めても、卒業に必要な提出物や手続きの代わりにはなりません。
予定表は二つに分けても、時間の配分は一緒に考えます。スクーリングが集中する週は受験の新規学習を抑えて既習範囲の復習を残すなど、学校行事を前提に調整します。毎週同じ量をこなすことより、卒業と受験の両方を止めない設計が大切です。
国公立・私立を科目と費用から比較する
国立大学協会は、2025年度入試(2024年度実施)から、国立大学の一般選抜で共通テストの「6教科8科目」(国語、地理歴史・公民、数学、理科、外国語、情報)を課すことを原則としています。[5] 国公立医学部を検討するときは、共通テストで必要な教科・科目と、個別試験の科目・配点を別々に確認し、国語や地理歴史・公民、情報も計画に入れましょう。
私立医学部も、選抜方式ごとに必要科目、理科の選択条件、面接・小論文の扱いが異なります。大学別の科目・配点は、2027年度入試 国公立・私立大医学部全82校の入試情報で整理しています。
費用は受験料や授業料だけでなく、入学時の納付金、在学中の生活費、遠方受験の交通費・宿泊費まで見通します。学費面の条件と科目面の条件を早めに照らし合わせると、準備を進めた後で候補から外れる事態を減らせます。個別大学の要件は、その年度の公式資料を基準に判断してください。
学習段階に応じて教材と演習を変える
未習範囲が多い段階では、教科書で定義や基本事項を確認し、自力で解く時間を確保します。主要範囲を学んだら、単元をまたぐ問題と制限時間のある演習に進みます。過去問は入試の要求を知るためにも使えますが、通しで解く回数を増やす前に、解いた後の復習時間を取れるかを確認しましょう。
医学部という目標から逆算することと、最初から医学部の難問だけに取り組むことは同じではありません。必要な範囲を省かず、今のつまずきに合った課題を選び、次に進む条件をはっきりさせることが大切です。つまずきの見分け方と教材の選び方は、基礎学力を立て直す診断と教材の進め方で詳しく解説しています。
保護者と本人が共有するのは「次の一歩」
保護者は毎日の勉強時間を問い続けるより、次の面談で何を確かめるかを本人と合意しておくと、話し合う対象を絞れます。学校への連絡、費用の確認、受験に必要な書類の準備は家庭で支えられる領域です。一方、学習のつまずきは答案をもとに指導者と整理しましょう。
PMDの通信制高校医学部コースでは、通学(福岡校での1対1指導)と双方向のオンライン授業のどちらかを選べます。相談の際は、学校の年間予定、直近の模試や答案、使っている教材をお持ちください。まず卒業予定と学習状況を確認し、マンツーマンで取り組む内容を一緒に検討します。受験年度を含めて具体的な計画を相談することが、通信高校医学部受験対策の出発点になります。
よくある質問
Q.通信制高校に通っているだけで医学部の出願資格を失いますか?
A.失いません。通信制の課程を卒業すれば「高等学校を卒業した者」として大学入学資格の対象になります。ただし、推薦の評定条件や地域枠の要件など、大学・選抜方式ごとの出願条件は別に確認が必要です。
Q.医学部の推薦・総合型選抜はいつ始まりますか?
A.令和9年度入試では、総合型選抜の出願受付が2026年9月1日以降、学校推薦型選抜が2026年11月1日以降と定められています。校内選考や書類の準備はそれより前に進むため、高校2年生のうちに志望校の要項を確認しておくと安心です。
Q.高校1年生でも相談できますか?
A.相談できます。早い段階では志望校を固定するより、卒業までの予定と英語・数学・理科の未習範囲を整理することを優先しましょう。受講内容は現在の学習状況に合わせて決められます。
無料相談・無料体験授業
今の学習状況から、医学部受験の準備を始めませんか
学校の予定、現在の教材、模試や答案をもとに、マンツーマン指導で取り組む内容を無料で相談できます。
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