福岡大学医学部の受験情報│入試問題の傾向と対策

福岡大学概略
福岡大学は、昭和9年に福岡高等商業学校として創立され、その後、昭和31年に福岡大学と改称、さらに昭和47年には医学部が増設されました。九州を代表する総合大学の一つとして発展してきた歴史を持ち、医学部はその中でも、地域医療と高度医療の双方を支える重要な学部として位置付けられています。
建学の精神として掲げられているのは、「思想堅実」「穏健中正」「質実剛健」「積極進取」の四つです。これらの言葉は、単なる伝統的な標語ではなく、福岡大学が育てようとする人材像そのものを表しています。すなわち、堅実に物事を考え、偏りなくバランス感覚を持ち、粘り強く学び、主体的に前に進む人材の育成です。医学教育に置き換えれば、知識や技術だけでなく、倫理観・誠実さ・判断力・行動力を備えた医師を育てるという姿勢につながっています。
福岡大学医学部は、「人が人を治療する」という医療の原点を重視している点が大きな特徴です。医療技術が高度化し、AIやデジタル医療が広がる時代であっても、患者と向き合うのはあくまで人であり、そこには知識や技術だけではない、豊かな人間性や高い倫理観、そして相手を理解しようとする姿勢が欠かせません。福岡大学医学部は、その原点を教育の土台に据えながら、高度な医療技術と問題解決能力を持つ質の高い医師を育てることを目指しています。
また、単に国家試験合格を目指すだけではなく、臨床現場で必要とされる総合力の養成に力を入れている点も見逃せません。患者の話を丁寧に聞くコミュニケーション力、多職種と連携する協調性、複雑な病態に対応する論理的思考力、そして地域社会の課題を自分ごととして捉える視点まで含めて学ぶことで、福岡大学医学部は地域に根ざしながらも広い視野を持つ医師の育成を進めています。
福岡大学医学部の特徴
福岡大学医学部では、医療人として必要な高度な知識・技能の修得はもちろん、高い道徳性、倫理観、公正さ、そして患者に寄り添う姿勢を重視しています。医学は知識量だけで成り立つものではなく、患者の背景や不安を理解しながら、最適な医療を考える総合的な営みです。そのため、福岡大学医学部では、学力だけでは測れない医師としての資質の形成にも力を入れています。
福岡大学医学部医学科では、「FU-RIGHT」の精神のもと、1年次から基礎医学に加えて病棟実習なども取り入れながら、基礎と臨床をつなぐ“らせん状”のカリキュラムが組まれています。低学年のうちから医療現場を意識し、高学年では診療参加型実習へと段階的に進んでいくことで、知識の暗記に偏らず、臨床推論力や実践力を養いやすい構成になっています。
福岡大学医学部の大きな強みの一つは、附属病院群を背景にした豊富な臨床教育環境です。大学病院という高度医療の現場に触れながら学べることは、座学だけでは得られない大きな学びにつながります。救急、周産期、専門外来、チーム医療など、多様な医療現場に接することで、将来の進路を具体的に考えやすくなる点も魅力です。
福岡という地域性を生かしながら、地域医療への貢献を重視している点も福岡大学医学部の特色です。同時に、英語での医療面接や海外大学との交流などを通して、国際的な視野を持つ医療人の育成も意識されています。地域に根ざしつつ、より広い世界にも目を向けられる医師を育てようとしている点は、現代の医学教育において大きな意味があります。
建学の精神と3つのポリシー
福岡大学医学部を理解するうえでは、建学の精神だけでなく、「アドミッション・ポリシー」「カリキュラム・ポリシー」「ディプロマ・ポリシー」という3つのポリシーも重要です。これらは、どのような学生を受け入れ、どのような教育を行い、卒業時にどのような力を身につけていてほしいかを示すもので、大学の教育理念をより具体的に表現したものといえます。
福岡大学医学部医学科は、医療のプロフェッショナルとしての誇りと広い視野を持ち、患者に寄り添い、地域社会に貢献できる医師の育成を目標としています。そのため、受験生には学力だけでなく、医療人を志す明確な意志、他者への関心、コミュニケーション能力、論理的に考える姿勢などが求められます。面接が重視される背景にも、こうした人間面の適性を確認したいという大学の意図があります。
教育課程では、基礎医学と臨床医学を切り離さず、段階的かつ連続的に学べる仕組みが重視されています。低学年から医療現場への意識を育て、高学年になるにつれて診療参加型実習へとつなげることで、知識と実践を往復しながら理解を深める設計です。また、生命倫理、チーム医療、臨床推論、研究マインド、自律的学修力の育成なども重視されており、単なる知識詰め込み型とは異なる教育方針がうかがえます。
卒業時には、医師として必要な専門知識・技能だけでなく、倫理観、責任感、科学的探究心、自律的に学び続ける姿勢、高いコミュニケーション能力などを身につけていることが求められます。福岡大学医学部が目指すのは、試験に合格するだけの学生ではなく、卒業後も臨床・研究・地域医療の各場面で成長し続けられる医師です。こうした方針は、大学全体の建学の精神ともきれいにつながっています。
近年の附属病院整備と新病院計画
福岡大学医学部の魅力を語るうえで、近年の附属病院整備は非常に重要なポイントです。福岡大学病院では本館の建て替えが進められ、2024年春には新本館が開院しました。新本館は、救急医療や高度医療への対応力を高めるとともに、災害時や感染症対応も意識した施設整備が進められており、福岡大学が地域の中核的医療機関としての役割をさらに強化していることがうかがえます。
受験生目線で見ても、このような附属病院の整備は大きな意味を持ちます。大学病院が新しくなり、機能が拡充されることは、単に診療体制が充実するというだけでなく、医学部生が学ぶ臨床現場の質が高まることを意味するからです。より高度で、より実践的な医療の現場に触れられることは、将来医師になるうえで大きな財産になります。
さらに、福岡大学西新病院については、福岡市中央区唐人町のこども病院跡地への移転・新築が進められており、新病院の名称は「福岡大学ももち病院」と決定しています。新病院は、内科系診療科を中心とする急性期医療に加え、リハビリテーション機能の充実や在宅診療への移行支援など、地域に密着した医療提供を目指す計画です。
こうした動きから見えてくるのは、福岡大学が「伝統ある大学」であるだけでなく、「今も発展を続ける大学」であるという点です。歴史と理念に支えられた教育基盤の上に、附属病院の再整備や新たな医療拠点の創設が重なっており、教育・研究・診療の三位一体の基盤がより強固になっています。福岡大学医学部を志望する受験生にとっては、単に過去の実績だけでなく、これからの伸びしろまで含めて注目すべき医学部といえるでしょう。
福岡大学ホームページ紹介
・福岡大学
基本情報
| 住所 | 福岡県福岡市城南区七隈7-45-1 |
|---|---|
| 初年度納入金額 | 8,626,710円 |
| 学納金6年間総額 | 37,740,000円 |
| 募集人数 | 一般選抜(系統別日程):65名 一般選抜(共通テスト利用型Ⅲ期):5名 学校推薦型選抜(A方式):40名※地域枠推薦(10人)と附属校推薦(最大7人)を含む。 |
| 偏差値 | 64.7 |
| 国試合格率 | 89% |
| 主な就職先 | 福岡大学病院 |
| 男女比 | 62:38 |
2026年度 入試情報
| 出願期間 | 2025/12/20(土)~2026/1/13(火) |
|---|---|
| 1次試験日 | 2026/2/2(月) |
| 1次合格発表日 | 2026/2/9(月) |
| 2次試験日 | 2026/2/14(土) |
| 合格発表日 | 2026/2/21(土) |
| 1次試験会場 | 【本学】福岡大学 【東京】タイム24ビル 【名古屋】TKPガーデンシティPREMIUM名古屋新幹線口 【大阪】TKP新大阪カンファレンスセンター |
| 2次試験会場 | 【本学】福岡大学 |
1次試験
| 教科 | 科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 英語 | 英語コミュニケーション(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、論理・表現(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ) | 100点/70分 |
| 数学 | 数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ),数学(A(図形の性質、場合の数と確率)・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)) | 100点/90分 |
| 理科(2科目選択) | 物理(物理基礎・物理) 化学(化学基礎・化学) 生物(生物基礎・生物) |
200点(100点×2)/120分 |
| 小論文 | 面接評価に活用 | 50分 |
2次試験
| 教科 | 選考 | 配点 |
|---|---|---|
| 面接 | - | 50点 |
福岡大学医学部入試 一般選抜募集状況
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 正規合格者数 | 繰上合格者数 | 総合格者数 | 倍率 | 補欠到達順位の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 60 | 2,593 | 2,468 | 119 | 51 | 170 | 14.5 | 20番台前半まで確認 |
| 2024 | 65 | 2,071 | 1,905 | 131 | 14 | 145 | 13.1 | 非公表 |
| 2023 | 65 | 2,127 | 1,920 | 135 | 16 | 151 | 12.7 | 非公表 |
| 2022 | 65 | 2,135 | 1,991 | 125 | 65 | 190 | 10.5 | 非公表 |
| 2021 | 65 | 2,340 | 2,107 | 125 | 54 | 179 | 11.8 | 補欠候補者全体が繰り上がったとの外部情報あり |
| 2020 | 60 | 2,729 | 2,518 | 111 | 86 | 197 | 12.8 | 非公表 |
| 2019 | 70 | 2,916 | 2,543 | 127 | 80 | 207 | 12.3 | 73位まで確認 |
| 2018 | 70 | 2,873 | 2,608 | 125 | 19 | 144 | 18.1 | 非公表 |
| 2017 | 70 | 2,348 | 2,129 | 126 | 35 | 161 | 13.2 | 非公表 |
| 2016 | 70 | 2,243 | 2,014 | 126 | 48 | 174 | 11.6 | 非公表 |
福岡大学 医師国家試験 合格率
| 回数(実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第119回(2025年) | 112人 | 101人 | 90.2% |
| 第118回(2024年) | 126人 | 106人 | 84.1% |
| 第117回(2023年) | 118人 | 105人 | 89.0% |
| 第116回(2022年) | 101人 | 95人 | 94.1% |
| 第115回(2021年) | 118人 | 104人 | 88.1% |
| 第114回(2020年) | 138人 | 123人 | 89.1% |
| 第113回(2019年) | 139人 | 100人 | 71.9% |
| 第112回(2018年) | 112人 | 91人 | 81.3% |
| 第111回(2017年) | 108人 | 85人 | 78.7% |
| 第110回(2016年) | 120人 | 105人 | 87.5% |
福岡大学 医学部入試 傾向と対策
2025年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 下線部訳・読解 | 合理性の定義と知識の活用
スティーブン・ピンカーの著作を題材とした、合理性についての論説文の下線部和訳。 |
記述 | 標準 |
| 2 | 長文読解 | 共同生活(Communal Living)の現状と課題
BBCの記事に基づいた、孤独問題への解決策としての共同生活に関する内容一致問題。 |
選択 | 標準 |
| 3 | 文法・語彙 | 不適切な語句の選択((a)〜(h)計8問)
文中の空所に「入れるのに適していないもの」を選択する、福大特有の形式。 |
選択 | 標準 |
| 4 | 発音・アクセント | 母音の発音判別((a)〜(f)計6問)
提示された語と同じ母音を持つものを選択する問題。 |
選択 | 標準 |
| 5 | 語句整序 | 1語不要の和文英訳(A〜D計4問)
日本文に合うよう語句を並べ替える。各問に使わない語が1つ含まれる。 |
選択・記述 | 標準 |
傾向と対策
| 試験時間は70分で、大問5題構成である 。第I問の記述式和訳 、第III問の「適していない語」を選ぶ文法問題 、第V問の「1語不要な整序問題」 など、独自性の高い出題形式が維持されている。読解問題のトピックは「合理性」や「共同生活」といった、社会学的・抽象的なテーマが中心であった。 特筆すべきは第III問の形式であり、文法・語法の消去法的な知識だけでなく、文脈における適切な語の広範な理解が求められる。また、第V問の不要語を含む整序問題も、構文把握力を厳密に測定する内容となっている。対策としては、標準的な文法・語法を完璧にした上で、過去問を通じて「適していないものを選ぶ」といった特殊な設問形式に慣れる必要がある。記述式の和訳や整序問題については、構文の核を見抜く精読力を養うとともに、時間配分を意識した演習が合格への鍵となる。 |
2024年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 下線部訳・読解 | 19世紀における狩猟雑誌の興隆 | 記述 | 標準 |
| 2 | 長文読解 | イタリアの「ワインウィンドウ」の歴史と再利用 | 選択 | 標準 |
| 3 | 文法・語彙 | 不適切な語句の選択(8問) | 選択 | 標準 |
| 4 | 発音・アクセント | 母音の発音判別(6問) | 選択 | 標準 |
| 5 | 語句整序 | 1語不要の和文英訳(4問) | 選択・記述 | 標準 |
傾向と対策
| 2024年度は、読解のテーマとして「狩猟雑誌」や「ワインウィンドウ」といった歴史・文化的なトピックが選ばれた。第[III]問の「不適切なものを選ぶ」形式では、動詞の語法(特に自動詞・他動詞の区別)や前置詞の正確な知識が求められており、消去法が通用しにくい福大特有の難しさがある。第[V]問の整序問題では「迂回する(take a detour)」といった熟語の知識が鍵となった。対策としては、過去問を用いて「不適切な選択肢」を見抜く独特の視点を養うとともに、標準的な熟語や構文を「自分で書ける」レベルまで高めておくことが、記述式の英作文や和訳の得点源に繋がる。 |
2023年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 下線部訳・読解 | 「空腹の器官」としての脳のエネルギー消費 | 記述 | 標準 |
| 2 | 長文読解 | 洋上風力発電による水素エネルギーの生成 | 選択 | 標準 |
| 3 | 文法・語彙 | 短文空所補充(8問) | 選択 | 標準 |
| 4 | 発音・アクセント | 母音の発音判別(「異なる」ものを選択・6問) | 選択 | 標準 |
| 5 | 語句整序 | 1語不要の語句整序(4問) | 選択 | 標準 |
傾向と対策
2022年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 下線部訳・読解 | 「知恵(Wisdom)」と知識の違いについてv | 記述 | 標準 |
| 2 | 長文読解 | 自動化の進展とベーシックインカム(UBI) | 選択 | 標準 |
| 3 | 文法・語彙 | 短文空所補充(8問) | 選択 | 標準 |
| 4 | 発音・アクセント | 母音の発音判別(6問) | 選択 | 標準 |
| 5 | 語句整序 | 1語不要の語句整序(4問) | 選択 | 標準 |
傾向と対策
| 2022年度は「知恵の定義」や「労働の未来」といった社会・哲学的なテーマが中心であった。第[III]問の文法・語彙では、動詞の活用や仮定法などの基本事項が幅広く問われており、基礎を疎かにしない学習が求められる。第[V]問の整序問題では「〜したほうがよい(may as well)」といった構文知識が必要とされた。対策としては、標準的な英文法2500程度の問題集を完璧に仕上げることはもちろん、長文読解において「なぜこの選択肢が正解なのか」を論理的に説明できるまで読み込む訓練が、内容一致問題での失点を防ぐことに繋がる。 |
2021年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 下線部訳・読解 | 夢の想起と感情調節のメカニズム | 記述 | 標準 |
| 2 | 長文読解 | イルカの協力行動に関する科学実験 | 選択 | 標準 |
| 3 | 文法・語彙 | 不適切な語句の選択(8問) | 選択 | 標準 |
| 4 | 発音・アクセント | 母音の発音判別(6問) | 選択 | 標準 |
| 5 | 語句整序 | 1語不要の語句整序(4問) | 選択 | 標準 |
傾向と対策
| 2021年度も第[III]問に「適していないもの」を選ぶ福大独自の形式が登場した。この形式は、正解(適した語)が複数存在するため、消去法ではなく、文法的・語法的に明らかに誤っている1つを瞬時に特定する「攻めの知識」が必要とされる。読解では「脳科学」や「動物行動学」といった、医学部受験生が背景知識として持っておきたいテーマが出題された。対策としては、単なる和訳に留まらず、各パラグラフがどのような役割(導入、具体例、結論など)を果たしているかを意識して読むパラグラフ・リーディングを取り入れ、速読の精度を上げることが重要である。 |
2020年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 英文和訳 | 70~100語前後の英文の下線部を和訳する
「チェスプレーヤ」を具体例として用いて人間の哲学的なものの考え方を問ている。和訳の仕方としては無生物主語を使った構文で、且つ間接疑問文を使用しているので書かれている内容をいかに読みやすい日本語にするのが鍵となるであろうが、構造的には比較的普通の構文を用いている。 |
記述 | 標準 |
| 2 | 長文読解 | 長文を読んで内容が一致する英文を選ぶ。
内容は昆虫についてであり、人間の昆虫に対する嫌悪感を説明していく形で展開していく。単に感覚的な嫌悪感ではなく昆虫をみて嫌いだと思う人間の脳構造や昆虫の外見についての具体例をあげていく。 第三段落では人間が昆虫から得ている恩恵を書き記し具体的に「ハチ」の生態系や繁殖機能についても話を進めている。文法構造は難しい個所はないのでディスコースマーカーに印をいれて話の展開がつかめるようにしていけば読み落としにくいであろう。 |
選択 | 標準 |
| 3 | 文法 | 短文の空所補充
適していないものを選ぶパターン穴埋め8問。不定詞、動名詞のそれぞれを理解をしつつ分詞の形容詞的用法が読み取れるかどうかが鍵となる問題が多く出題されている。受け身や関係詞、時制などを組み合している個所もありますが、それぞれの基本を理解していたら苦労することもあまりないであろう |
選択 | 標準 |
| 4 | 発音 | アクセント
最も強く発音する音節の母音が同じ単語を4つから選ぶもの。 音節ルールを覚えて母音のパターンをおさえておけば基本的な問題といえる |
選択 | 標準 |
| 5 | 文法 | 語句整序
日本文の意味に合うように単語を並べ替える問題が4問。不要なが単語が一つ含まれていることとあまり日本語をそのままおこして英文を仕上げようと思わなければノーマルなレベルの問題である。 |
選択 | 標準 |
傾向と対策
| 文法が不適切なものを探せという設問のため苦手とする人もいるであろう、正解を選ぶよりは多少文法知識がないと解けないのも事実である。ただ基本的な受験単元としての学習ができていれば理解できない問題ではない。長文も生態系についてなので読みにくいこともない。対策としてはある程度のジャンルを日本語でも補完しておき、どのようなジャンルがでても理解していることが望ましい。 |
2019年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 英文和訳 | 60~100語前後の英文の下線部を和訳する
「批判」についての話。関係代名詞やandが何を並列しているかをしっかり確認しながら訳せば難しいものではない。 |
記述 | 標準 |
| 2 | 長文読解 | 長文を読んで内容が一致する英文を選ぶ。
使われている文法・単語ともに難易度の高いものはない、内容と合致するものを選択肢10つの中から4つ選択する。長文のストーリーは映画「十戒」にまつわる話で、難しい単語は出ていないが、文章の冒頭を少し読んでも話の内容がつかめず混乱するかもしれない。あまり返り読みをしなくても先に読み進めると、話がつながってくる。ストーリーの展開をつかむための読解力が求められる。長文問題はこれだけなので時間をかけてしっかり読むことが大事。 |
選択 | 標準 |
| 3 | 文法 | 短文の空所補充
穴埋め7問。文法・語法をしっかり練習していれば問題ない。標準レベルの問題である。 |
選択 | 標準 |
| 4 | 発音 | アクセント
最も強く発音する音節の母音が同じ単語を4つから選ぶもの。普段から単語の発音やアクセントをチェックしていれば比較的易しい問題。 |
選択 | 標準 |
| 5 | 文法 | 語句整序
日本文の意味に会うように単語を並べ替える問題が5問。不要な単語が1つ含まれているが、標準レベルの問題。 |
選択 | 標準 |
傾向と対策
| 文法語法の問題は標準的である。長文問題が1問・日本語和訳が1問あるが、専門用語等も見られないので、時間をかけて丁寧に取り組むことで得点につながる。 |
2018年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 英文和訳 | 60~100語前後の英文の下線部を和訳する
文構造や語彙は標準的ではあるが、無生物主語で訳しづらい。例年、訳しづらい英文をいかに自然な日本文にできるかという日本語の語彙力も問われているので、標準的な長文の英文和訳で訓練を積んでおきたい。 |
記述 | 標準 |
| 2 | 長文読解 | 長文を読んで内容が一致する英文を選ぶ。
標準的な難易度。ストーリーをきちんと取りながら、精読すること。例年評論系よりも物語やエッセイに近い内容が出題されるので、センター試験の過去問も利用して正確に読む練習をしておくこと。 |
選択 | 標準 |
| 3 | 文法 | 短文の空所補充
標準的な文法問題で取りこぼしがないようにしたい。内容よりも年度によって「適していないもの」を選ぶか「適したものを」を選ぶか変わるので、問題を必ずよく読む習慣を過去問演習でつけておきたい。 |
選択 | 標準 |
| 4 | 発音 | アクセント
最も強く発音する音節の母音が同じ単語を選ばせるというように、アクセントと発音の両方が問われる。それほど紛らわしい単語は出題されないので、迷う場合は消去法も有効。 |
選択 | 標準 |
| 5 | 文法 | 語句整序
文法よりも語法や話法を中心に問われる整序問題が多いので、即戦ゼミやネクステージなどで重要イディオムや重要構文を必ず頭に入れておくこと。 |
選択 | 標準 |
傾向と対策
| 出題パターンは毎年変わらない。難易度は極めて標準的で、特に医療系に特化した読解力や語彙力を問われることもないので、文法やイディオムの知識や和訳の際の語彙力のわずかな差で合否を分けると考えられる。解答時間にも余裕があるので取りこぼしがないようにしたい。 |
2017年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | 英文和訳問題。例年、構文、語彙の難易度は標準的で英文の骨格はつかみやすいが、日本語にまとめにくい文章である。下線部以外の前後の文章も把握しながら日本語にまとめる。日頃から標準的な和訳問題で日本語に上手にまとめる練習をしておきたい。 | 選択 | 標準 |
| 2 | 読解 | 500語程度の長文問題が1題出題。設問は10の選択肢の中から4つ選ぶ内容真偽問題である。内容は「旅と読書」に関して。医療系の単語は見当たらない。何となく意味を掴むのではなくしっかり構造を把握して精読できると選択肢は絞れる。 | 選択 | やや易 |
| 3 | 語彙、文法 | 問題数8問の文法問題。どれも基本問題ではあるが,選択肢が似ていてなかなか一つに絞れないかもしれない。センター試験と違い熟語や文法、語法の知識を総動員させて解いていく必要があり細かい点の相違で選択肢は絞れる。 | 選択 | 標準 |
| 4 | 発音 | 問題数は6問。最も強く発音する音節の母音が同じものの単語を選ぶ問題。センター試験レベルで難易度は高くない。基本的な発音の問題集を1冊しっかりこなせば対策には十分である。 | 選択 | やや易 |
| 5 | 語彙、文法 | 語句整序問題。問題数は4問。文法、語彙レベルは基本的である。この形式は時間を消費しやすいので注意する。余裕があれば形式は違うが英作文の演習でも対策になる。 | 選択 | 標準 |
傾向と対策
| 発音、文法、読解、和訳と標準的な問題で基礎力が問われる。医療系の知識や語彙は例年ほとんど要求されていない。形式や難易度も標準的なため特別な準備は必要ないが、読解問題や文法では選択肢が1つまで絞りにくいものがある。英文和訳問題で差がつくところであり、和訳の練習は積んでおきたい。高得点の争いが予想されるので解ける問題から確実に解いていく。 |
2016年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 読解 | 英文和訳問題。複雑な構文把握は出ず英文の骨格はつかみやすいが,適切な訳語を出すのに少々苦労する。本年ではvineという単語を知っている受験生は少ないと思うが,前後から類推可能である。またso thatの知識も文脈中で捉える必要がある。 | 選択、空欄補充、記述、並び替え | 標準 |
| 2 | 読解 | 500語程度の長文問題が1題出題。設問は10の選択肢の中から4つ選ぶ内容真偽問題である。正解は前半に2つ後半に2つあることが多いが,1つ紛らわしい選択肢があるのが特徴的である。ここを4つ完答でいけるかどうかが差につながるところなので,多くの英文で練習していきたい。 | 選択、空欄補充、記述、並び替え | やや易 |
| 3 | 文法 | 問題数は8問。文法・語法・決まり文句とまんべんなく出題されている。どれも基本問題ではあるが,意外にミスをしてしまう問題もある。例えば本年だと,形容詞句の問題で時制も注意して見なければならなかったことや,abroad/overseasは副詞なのでgo to overseasにはできないといった問題が出た。 | 選択、空欄補充、記述、並び替え | 標準 |
| 4 | 発音 | 問題数は6問。最も強く発音する音節の母音が同じものの単語を選ぶ問題。選択肢に登場する英単語自体は,どれも見たことのある単語であり,且つ紛らわしい発音も少ないので,特別な対策は不要。日頃から英単語帳で覚える際に発音記号も意識して目を通すようにしておこう。 | 選択、空欄補充、記述、並び替え | やや易 |
| 5 | 整序 | 問題数は4問。6つの空欄を埋めていくが,使わない語が各問に一つずつある。空欄は前半3つ,後半3つと分かれているのが特徴で,日本文を手掛かりに解答が可能である。使わない語は,まぎらわしい語・日本文だけを読むと使いそうな語なので注意が必要である。 | 選択、空欄補充、記述、並び替え | 標準 |
傾向と対策
| 大問Ⅰの英文和訳問題が受験生の中で差がつく問題である。時間的余裕はあるので,先に他の問題を解いてしまい,残りの時間をたっぷり使って満足のいく合格答案を書きあげたい。基本問題が中心ではあるが,クセのある問題やミスはしたくないということを考え,十分な過去問演習を積んでいきたい。 |
2015年度入試
| 科目 | 英語 | 解答時間 | 70分 |
| 難易度 | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 長文読解 | 短めの文章の下線部和訳 | 記述 | 標準 |
| 2 | 長文読解 | 内容一致 | 選択 | やや易 |
| 3 | 文法・語法 | 空所補充、もしくは誤り指摘 | 選択式 | 標準 |
| 4 | 発音・アクセント | 最も強く発音する音節の母音が同じものを選択 | 選択式 | 標準 |
| 5 | 文法・語法 | 整序問題 | 選択式 | 標準 |
傾向と対策
| 例年形式は固定されているため、大問ごとの対策を行っておく。 |
2014年度入試
傾向と対策
| 基礎的な問題。形式が固定されているため大問ごとの対策が効果的
大問1 → 下線部和訳 大問2 → 長文読解 大問3 → 文法・語彙問題 大問4 → 発音問題 大問5 → 整序問題 |
2025年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | (i) 確率 (ii) ベクトル (iii) 図形と方程式
(i)点の移動、(ii)四面体と平面の交点、(iii)放物線と直線の交点による面積。 |
空欄補充 | 標準 |
| 2 | 小門集合 | (i) 数列 (ii) データの分析
(i)和から一般項を求める数列計算、(ii)平均値・中央値の変化を扱う統計。 |
選択 | 標準 |
| 3 | 微積分法 | (記述) 曲線y=1/cosx と y=asinx の解析
共有点における接線の方程式、および曲線と軸で囲まれた部分の面積。 |
記述 | 標準 |
傾向と対策
| 大問3題構成であり、解答時間は90分である 。第I問・第II問が空欄補充形式の小問集合、第III問が記述問題という形式であった。出題分野は、確率、ベクトル、数列、データの分析、そして数学IIIの微積分と、医学部入試における重要項目が網羅されている。 特に第I問(ii)の空間ベクトルにおける平面と直線の交点や、第III問の三角関数を含む複雑な微積分計算などは、標準的な手法を素早く正確に適用する力が試されている 。データの分析が独立した設問として出題される点も特徴的である 。対策としては、網羅系問題集を用いて全範囲の典型的解法を定着させた上で、記述問題における論理的な答案作成能力と、制限時間内に計算を完遂するスピードを過去問演習で磨くことが不可欠である。 |
2024年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 三角関数、ベクトル演算、場合の数と確率 | 空所補充 | 標準 |
| 2 | 小問集合 | 三次方程式の解と係数の関係、データの分散 | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 微分積分 | 対数関数 | 記述 | 標準 |
傾向と対策
| 出題形式は例年通りである。大問1と2で全範囲から出題され大問3で微分積分の記述式問題が出される。
問題や計算の難易度は標準的であるが、計算の方法によっては作業量が少なくなる場合もあるためテンプレートとして型を身に着けておくと比較的楽に感じるかもしれない。 普段の演習では弱点を潰すことと、計算スピードに安定感をもたせることに心掛けるとよいだろう。 |
2023年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 二次関数の解と係数の関係、確率、極限 | 空所補充 | 標準 |
| 2 | 小問集合 | 三次方程式、不等式、空間座標とベクトル | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 微分積分 | 合成関数、変曲点 | 記述 | 標準 |
傾向と対策
| 例年通りの出題傾向と同じく小問集合と微分積分に関する記述式問題であった。いかに小問集合で分野の穴なく詰められるか、記述式問題で計算を正確に行えるかがカギである。 |
2022年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 複素数と方程式、空間座標とベクトル、確率 | 式の値、空間ベクトル、確率 | 空所補充 | 標準 |
| 2 | 式と曲線、対数関数 | 楕円と直線、対数不等式 | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 微分法の応用、積分法の応用 | 媒介変数で表された曲線、面積 | 記述 | 標準 |
傾向と対策
| 出題形式は例年通り、大問1、2が小問集合で、大問3のみ記述式。
小問集合は全範囲から出題されるが、今年度の出題単元に加えて、データの分析、整数、三角関数、数列、極限なども多い。記述式は例年通り、微分・積分法の応用であった。 難易度は基本から標準的な問題ばかりだが、計算などの作業が煩雑なものがある。時間配分を忘れないようにしたい。 教科書から入試標準レベルまでの問題をまんべんなく演習して、弱点を残らず解消する。短答式の問題が多く、中には記述式の問題よりも繁雑な計算を含むものも見られるので、計算の速さと正確さを常に心がけて演習に臨むとよい。また、微積分の問題は、数式は言うに及ばず、図表まで解答に至るプロセスのすべてを漏らさずかつ簡潔に記述できるようにしておきたい。 |
2021年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | ||||
| 2 | ||||
| 3 |
傾向と対策
2020年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問3問 | (i)複素数平面 (ii)素因数分解 (iii)3次方程式の解 | 空欄補充 | 標準 |
| 2 | 小問2問 | (i)分散、共分散 (ii)定積分 | 空欄補充 | 標準 |
| 3 | 微・積分法 | 媒介変数で表された関数と面積 | 記述 | 標準 |
傾向と対策
| 大問3題で構成され、大問1,2は空所補充形式の小問集合、大問3は記述式である。出題範囲は数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、B(数列・ベクトル)で、小問集合の頻出分野は三角比・三角関数、ベクトル、極限、数列、対数関数であり、大問3の頻出分野は微・積分法である。難易度は教科書の週末問題程度の基本・標準レベルが中心であり、解答時間も90分あるので考える時間の余裕もある。基礎力と計算力を身に着けることが試験までに必須である。 |
2019年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 素因数分解 N進法 データの分析 数列の和 | 空所補充 | 標準 |
| 2 | 小問集合 | 三角関数 楕円に外接する長方形の面積 | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 微分積分 | 極値を持たないための条件 面積 | 記述 | 標準 |
傾向と対策
| 標準レベルの問題が例年出題されている。近年は難化傾向にある。試験時間は90分で大問1問あたり30分使える計算になるが、計算ミスは許されない。 |
2018年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 数II 数A |
(1)(2)3次方程式の解と係数の関係。(3)(4)最小公倍数と最大公約数の性質。(5)(6)場合の数。重複組合せ。 | 空所補充 | やや易 |
| 2 | 数II | (1)(2)三角方程式の解の個数。(3)集合の要素の個数。連続する自然数の間に要素がいくつ存在するかを考える。(4)(3)の要素の総和。 | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 数IⅢ | (i)回転体の体積。(ii)関数の極限。eの定義式を利用する。 | 記述 | 標準 |
傾向と対策
| 大問3題の出題。例年、前半2つの大問は小問集合の空所補充形式で、幅広い分野から出題されている。記述式での解答となる大問3は、ここ7年ずっと微積からの出題。難易度はそれほど高くない。教科書レベルの基礎を固めることが重要となる。解答時間は90分あり、比較的余裕がある。 |
2017年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★☆☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 数学A 数学B 数学Ⅲ |
(ⅰ)約数のうち偶数であるものの個数、総和を求める1013の約数を考える (ⅱ)三次方程式の解と係数の関係、複素数平面の回転を考える (ⅲ)P の位置に関する問題、正確に図を書いて、ベクトルで立式する | 空欄補充 | 標準 |
| 2 | 数学A 数学Ⅱ |
(ⅰ)(1)指数不等式、置き換えを用いる (2)常用対数をとって考える (ⅱ)データの分析、平均値と中央値のとりうる範囲を求める | 空欄補充 | やや易 |
| 3 | 数学Ⅲ | (ⅰ)極致を求める、微分をして増減表を書いて考える(ⅱ)面積を求める、グラフを書いて定積分によって求める | 記述 | やや易 |
傾向と対策
| 全範囲からまんべんなく出題されるため、どの単元についてもしっかりと対策をしておきたい。時間に対する問題量は少なめであるので、じっくりと解けるであろう。手のつきにくい問題も散見されるので、解きやすい問題から解答していくのが良い。 |
2016年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★☆☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 数Ⅱ 数Ⅲ 数B |
(i)三角関数の値の範囲。2次関数に帰着して解く問題。
(ii)図形の極限。PQ=PRからr(t)を導く。極限は微分係数の定義より。 (iii)空間ベクトル。共面条件、垂直条件から。 |
空欄補充方式 | 易~標準 |
| 2 | 数Ⅱ 数A |
(i)対数の値。(1)指数部を計算。(2)は(1)の結果を用いた大小関係より求める。
(ii)組合せ。四角形の対角線の性質を考えて解く。(3)対角線は直径となる。(4)は余事象で求める。 |
空欄補充方式 | 標準~やや難 |
| 3 | 数Ⅲ 数Ⅲ |
(i)極値。対数の微分計算。
(ii)面積。曲線と直線の交点はyの値が等しくなるようxの値を探す。積分計算は無理関数と対数関数の積分。無理関数を置換する。 |
空欄補充方式 | 標準~やや難 |
傾向と対策
| 大問1と2は、ベクトル、極限、場合の数、三角比、三角関数、指数対数からの出題が多い。大問3は毎年、微分積分の問題が出題される。計算量は多い問題もあるが、時間に余裕があるので落ち着いて解いていける。過去問から傾向をつかんでの勉強が効率的である。 |
2015年度入試
| 科目 | 数学 | 解答時間 | 90分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 (i) 1 (ii) 1 (iii) |
対数関数 三角関数 場合の数 |
対数関数の二次関数への置き換え 最小をとる x の値 倍角の公式の利用など
4 桁の数字の並べ方 |
小問穴埋形式 | やや易 やや易 標準 |
| 2 (i) 1 (ii) |
ベクトル 数列 |
四面体上の長さと垂線の成分表示 3 桁の平方数とその和 | 小問穴埋形式 | 標準 標準 |
| 3 (i) 1 (ii) |
微分法 積分法 |
接線の条件から定数 a を求める問題 曲線と接線で囲まれる面積 | 記述形式 | やや易 標準 |
傾向と対策
| 難問はあまり出題されず、標準的な問題を落とさずに、きっちりと高得点を取れるかが 鍵となる。一問のミスで合否が分かれるので、正確な計算力と見直す力が必要である。 |
2014年度入試
傾向と対策
| 基礎的な問題。大問3の微積分を重点的に
大問1 大問2 大問3 |
2025年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 波動 | ドップラー効果(風がある場合、反射板)
音源の移動、風の影響、および動く反射板によるうなりの周期を順に導出する。 |
選択 | 標準 |
| 2 | 電磁気 | 磁場中を傾斜して動く導体棒の運動
電池を含む回路における導体棒の終端速度、誘導起電力、およびエネルギー収支を扱う。 |
選択 | 標準 |
| 3 | 力学 | 斜面への小球の衝突を繰り返す運動
水平投射された小球が斜面と衝突し、反発係数に基づいて跳ね返る過程の座標や時間を求める。 |
短答 | 標準~やや難 |
傾向と対策
| 例年通り大問3題構成であり、理科2科目120分のうち物理に割ける時間は実質60分程度である。2025年度は、[I]で波動(音波)、[II]で電磁気、[III]で力学が出題され、熱力学や原子からの出題は見られなかった。 [I]のドップラー効果は、風の影響や反射板との組み合わせといった典型的な設定であり、公式の成り立ちを正しく理解していれば確実に得点できる内容である 。[II]の導体棒の運動は、傾斜したレールという設定において、力のつり合いと回路方程式を正確に立てる力が問われている。電池の供給電力と抵抗での消費電力の差が、位置エネルギーの増加に等しいというエネルギーの視点も重要である 。[III]の斜面衝突の問題は、斜面に平行な成分と垂直な成分に分解して考える典型的な思考が求められるが、2回目の衝突まで追う必要があり、計算の正確性が試される 。 対策としては、まず教科書レベルの基本原理を盤石にすることが不可欠である。福岡大学の物理は標準的な設問が多いが、文字式の処理や数値計算の精度が合否に直結する。特に[I]や[II]のようなマーク選択式では、誘導の流れを読み解きながら、ケアレスミスを排して迅速に解答する練習が必要である。また、[III]のように思考力を要する力学の問題に対しては、図を活用して現象を可視化し、物理的な因果関係を論理的に追う訓練を積んでおくべきである。 |
2024年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 波動 | 気柱の共鳴 | 空所補充 | 標準 |
| 2 | 電磁気 | 2個の点電荷がつくる電場・電位と電荷をもつ小球の運動 | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 力学 | 摩擦力を及ぼし合う小物体と台の運動 | 短答式 | 標準 |
傾向と対策
| 出題形式は例年通り空所補充式が2題と短答式が1題。2024年度は力学・電磁気・熱力学・波動の中から熱力学以外の3つが出題された。
難易度は標準レベル。大問1,2は音と電気、目に見えないものの状態把握を問われるものであるため少し複雑に感じられるが、文章の流れに沿って丁寧に読み込んでいけばそう複雑なものではないとわかるため、落ち着いて解きたい。 大問3は力学の短答式問題で大問1,2のようなはっきりとした誘導がないため、1問1問着実に正解を積み重ねていかねばならない。確実かつテンポのとれた計算力を身に着けておこう。 |
2023年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 床に接した小球の円錐振り子運動 | 空所補充 | 標準 |
| 2 | 熱力学 | p-V図で表された気体の状態変化と熱機関の熱効率 | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 電磁気 | 直流回路における抵抗・コンデンサー・コイルのはたらきと交流回路 | 短答式 | 標準 |
傾向と対策
| 出題形式は例年通り空所補充式が2題と短答式が1題。また、力学・電磁気・熱力学・波動の中から3テーマが出題されるという傾向通り、波動以外の3つであった。
難易度は標準レベル。特段変わったような内容のものはなく、一度は見たことのあるような問題が出題されているため、いかに解法の把握と計算に時間を割かずに進められるかがカギである。演習をこなし、一度問題を読んだだけで解法の流れまである程度読み取れるような状態にしておくのが理想。 あとは計算のミスがないよう注意深く確認を怠らないようにしよう。 |
2022年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 電磁気 | 電気伝導の自由電子モデル | 空所補充 | 標準 |
| 2 | 熱力学 | 連結容器に密封された気体の状態変化 | 空所補充 | 標準 |
| 3 | 力学 | ばねでつながれた台上の物体の単振動 | 短答式 | 標準 |
傾向と対策
| 出題形式は例年通り、大問1、2が番号選択式で、大問3のみ記述式。
例年、大問3題中、力学と電磁気が1題ずつ、残りの1題は熱力学と波動のどちらかが出題されている。 難易度は全体で標準レベルであり、ひとつの大問の中で後半に向けて設問の難度が上がっていく。また、設問の総数が30ほどと多めなので、記述に十分な時間をとれるよう、選択式の問題を早めに切り上げられるようにしたい。 まず、教科書にある公式の導出や典型問題の解法はいつでも再現できるようになるまで練習する。これで大半の問題は解けるようになるので、後半の問題を解けるようになるために、標準レベルの入試問題を演習する。繁雑な計算や式変形の速さと正確さも身に付けたい。そのうえで、解答の選択肢から短時間で正解を絞り込めるように技術を磨こう。 |
2021年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | ||||
| 2 | ||||
| 3 |
傾向と対策
2020年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 波動:斜めに薄膜に入射する光の干渉の問題 | 状況の設定は典型的で、教科書や問題集によく載っている問題である。
(1)~(7)までは、斜めに入射した光と、それに平行に入射した光の干渉条件についてである。屈折率がnの媒質中では光の速度、波長が1/n倍になることや、スネルの法則といったことが問われている。入射した光は媒質中で反射し、位相がπ[rad]だけずれるため、平行に入射した光との強め合う条件は光路差が(mを0,1,2,…として)mλではなく(m+1/2)λとなることに注意する。(8)~(10)は、光が膜に対して垂直に入射する場合を考えて、光が同位相となる条件に実際に代入して、それを満たす波長の値を求めるという問題である。全体的に基本事項の確認であったり、単なる代入問題であったりするため、8割以上は正答したい大問であるといえる。 |
空欄補充(選択式) | 易 |
| 2 | 電磁気:電流計、電圧計、分流器、倍率器に関する問題 | (i)が電流計の問題、(ii)が分流器の問題、(iii)が電圧計の問題、(iV)が倍率器に関する問題である。電流計と電圧計はそれぞれ測定したい部分に直列、並列に接続することを問われている問題である。このことを知っていれば以降の設問も楽に解ける。分流器、倍率器に関しては、それぞれ電流計と電圧計にたいして並列と直列に接続するが、説明が丁寧なので知らなくても解けた受験生が多かったと思われる。
大問1と同様に、基本事項(ここではオームの法則など)が聞かれている問題が多いため、8割以上は正答したい大問であるといえる。 |
空欄補充(選択式) | 易 |
| 3 | 力学:三角台と小物体の運動 | (i)は三角台を床に固定した場合の少物体の運動を考える問題である。左右が逆になっているだけで、よくみる状況設定であるといえる。(1)と(2)は確実に正答したい問題である。
(ii)は三角台を固定せずに自由に動かせる場合の二物体の運動を考える問題である。(3)以降は台にのった座標系から考え、慣性力を考慮する方法が解きやすいと言える。(4)の立式さえできれば、以降は順に解いていくことが難しくないが、(4)の立式を間違えたり立式できなかったりした受験生が多かったのではないかと思われる。全体で5割以上は正答したい大問であるといえる。 |
記述 | 標準 |
傾向と対策
| 2020年の福岡大学医学部の物理の入試問題は、昨年、一昨年に比べると若干難化したといえる。特に問3の力学が、受験生にとっては慣性力を考慮した運動方程式を立式することが少し難易度が高いため、完答することが難しいといえる。
しかし、大問2のように、ある程度の基礎事項を覚えていれば、詳細を知らなくても完答できる可能性のある問題も出題されているため、本番ではそういった問題を見極めることも重要である。 |
2019年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 電磁気 | RLC並列回路
コンデンサ、コイルのリアクタンスや、各素子に流れる電流の位相の進み、遅れなどがわかっていれば完答できる問題である。 |
空欄補充 (選択式) |
易 |
| 2 | 波動 | くさびがたの干渉問題 全反射
前半は屈折の法則や全反射に関する問題である。 後半は経路差を求めて、明線の条件などを求める問題である。完答は難しい。 |
空欄補充 (選択式) |
標準 |
| 3 | 力学 | 電車の中で慣性力を受ける小球の問題 力学的エネルギー保存
(5)~(7)でかかる時間や速さや距離を求める際、どの加速度を用いて立式すればよいかの判断が少し難しい。 |
記述 | 標準 |
傾向と対策
| 例年大問は3つ出題され、力学、電磁気は必出。本年は熱力学ではなく波動が出題された。選択式の問題は、うまく誘導にのっていけるかが、完答できるかのポイントになっている。基礎事項の習得により、どんな問題でも対応できるようにしたい。 |
2018年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 単振動の問題 ⅰ基本事項の確認 ⅱエレベーター内で加速度が加わった時の単振動を考える。 運動方程式をたて、単振動の加速度の式「a=-w2x」を用いる。 |
空欄補充 (選択式) |
ⅰ易 ⅱ標準 |
| 2 | 熱力学 | 気体分子の状態変化と熱効率。
気体の状態方程式、熱力学第一法則を用いる。(12)は二原子分子理想気体のモル比熱を使う。 |
空欄補充 (選択式) |
標準 |
| 3 | 電磁気 | 電場と電位 2つの点電荷がつくる電場を理解する。電位はスカラー量、電場はベクトル量であることに注意する。 |
記述(図示) | 標準 |
傾向と対策
| 例年大問は3つ出題され、力学、電磁気は必出。電磁気が記述式となることが多い。また、過去3年は熱力学が出題されている。大問1,2は選択式で、過去問演習によって選択式に慣れておく必要がある。難易度は教科書レベルだがややスピードが必要かもしれない。 |
2017年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★☆☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | (ⅰ)重力中の単振動、力がつり合う位置が単振動の中心となる、周期は運動方程式から導出 (ⅱ)慣性力がかかった状態での単振動、運動方程式を立てて(ⅰ)と同様に解いていく | 空欄補充 | やや易 |
| 2 | 熱力学 | 気体の状態変化の問題、A→B とC→D は定圧変化、B→C とD→A は定積変化である。それぞれの変化において熱力学第1法則を用いて、熱量、仕事、内部エネルギー変化を求める。熱効率の計算では放熱量を式に入れないように注意する。 | 空欄補充 | やや易 |
| 3 | 電磁気 | (1)電場の強さを求める(2)(1)の電場の向きを答える(3)電位を求める(4)電位のグラフを作成(5)電位を求める(6)仕事を求める、小球のエネルギー変化を利用(7)静電気力による位置エネルギーの導出(8)小球の速さを求める、力学的エネルギー保存の利用 | 記述 | 易 |
傾向と対策
| 問題のレベルはやや易~標準がほとんどで、誘導もしっかりとしている。教科書レベルの問題集の演習積むことで十分解くことができるようになるだろう。誘導型の問題に慣れるために過去問を数年分解いておくと良い。どの範囲からも出題されているので、まんべんなく学習を行うことが大切である。 |
2016年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | ||||
| 2 | ||||
| 3 |
傾向と対策
2015年度入試
| 科目 | 物理 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 力学 | 非等速円運動・衝突現象 | 選択式 | 標準 |
| 2 | 熱力学 | 定圧プロセス(理想気体) | 選択式 | 易 |
| 3 | 電磁気学 | 分流器 | 選択式 | 易 |
傾向と対策
基礎的な問題。力学・電磁気は頻出で難易度も上がる |
2014年度入試
傾向と対策
| 基礎的な問題。力学・電磁気は頻出で難易度も上がる
力学と電磁気の問題を好んで出題する。ほかに熱力学の問題も出題される。いずれも基礎的な問題ではあるが、力学と電磁気はやや難しいため、こちらもしっかりとした演習が必要となる。 |
2025年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 陽イオンの沈殿生成、ルシャトリエの原理、芳香族カルボン酸の性質 | 選択 | 標準 |
| 2 | 理論化学 | 多段階滴定 | 短答、選択、計算 | やや難 |
| 3 | 理論化学 | 物質の状態、気体の状態方程式 | 短答、選択、計算 | 標準 |
| 4 | 有機化学 | アルケン・アルコールの性質 | 短答、選択、構造式 | 標準 |
傾向と対策
| 大問4題構成で、理科2科目で120分(実質60分)である。解答形式は記号選択が中心だが、短答記述や有効数字2桁の数値計算、構造式の描画なども含まれる。 全体的な難易度は標準レベルであるが、リン酸の多段階滴定における量的関係の把握や、ザイツェフ則を考慮したペンタノールの脱水生成物の推定など、深い理解と応用力が問われる問題が含まれる。 対策として、理論分野は中和滴定や状態図、気体の法則などの頻出テーマにおける計算パターンを習熟し、素早く正確に処理する力を養うこと。有機分野は、アルコールやアルケンの反応を中心に、構造異性体を漏れなく数え上げ、主生成物を正確に導き出す練習を積むことが重要である。 |
2024年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 酸化還元反応、水の状態変化、セロビオースの構造式 | 選択 | 標準 |
| 2 | 無機・理論化学 | アルカリ金属・アルカリ土類金属の性質、溶解度の計算問題、シュウ酸カルシウム水和物の熱分解 | 短答、選択、計算 | やや難 |
| 3 | 理論化学 | 弱酸の中和滴定、電離平衡 | 短答、選択、計算 | 標準 |
| 4 | 高分子化学 | 合成高分子化合物の性質 | 短答、選択、構造式 | 標準 |
傾向と対策
| 大問4題構成で、理科2科目で120分(実質60分)である。解答形式は記号選択が中心だが、電離平衡の文字式展開や、化学式、構造式の記述なども含まれる。 全体的な難易度は標準レベルであるが、シュウ酸カルシウムの熱質量測定グラフの読み取りや混合塩の溶解度計算、弱酸の滴定における近似を用いた文字式の計算など手応えのある問題が出題されたため、時間配分に注意が必要である。 対策として、理論分野は電離平衡やグラフ計算の典型パターンを習熟し、素早く正確に立式・処理する力を養うこと。有機・高分子分野は、ナイロン66の収量計算やフェノール樹脂の構造など合成高分子の深い理解が求められるため、実践的な演習を通して知識の穴をなくしておくことが重要である。 |
2023年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 無機反応の正誤、ヘンリーの法則、合成高分子の性質 | 選択 | 易 |
| 2 | 無機・理論化学 | ケイ素の性質、結晶格子 | 短答、選択、計算 | やや難 |
| 3 | 理論化学 | 熱化学、反応熱の測定実験 | 選択、計算 | 標準 |
| 4 | 有機化学 | 炭素数4のエステルの構造決定 | 短答、選択、構造式 | 標準 |
傾向と対策
| 例年通り大問4題構成で、理科2科目で120分(実質60分)である。解答形式は記号選択が中心だが、アボガドロ定数を文字式で導出させる問題や化学反応式・構造式の記述も含まれている。全体的な難易度は標準レベルであるが、2023年度はヘスの法則を用いた反応熱の計算・測定実験の考察や、炭素数4のエステル(ギ酸プロピルなど)の構造決定など、各分野の典型的な良問が揃っており、時間配分に注意して素早く解き進める必要がある。 対策として、理論分野は熱化学や結晶格子などの典型的な計算問題に多く取り組み、数値計算だけでなく文字式での立式パターンをつかんでおくこと。無機分野は、ケイ素などの頻出元素について細かい性質・製法(工業的製法を含む)を整理して覚えておくこと。有機分野は、銀鏡反応やヨードホルム反応などの条件から異性体を漏れなく絞り込む構造決定の実践演習を積み、構造式を素早く描けるようにしておくことが重要である。 |
2022年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 中和滴定、燃焼熱、芳香族化合物の異性体 | 選択 | 標準 |
| 2 | 無機・理論化学 | 銅の性質、溶解度積 | 短答、選択、計算 | 標準 |
| 3 | 理論化学 | 電離平衡 | 選択、計算 | 標準 |
| 4 | 有機化学 | アニリン、アゾ染料 | 短答、選択、構造式 | 標準 |
傾向と対策
| 大問4題構成で、理科2科目で120分(実質60分)である。解答形式は記号選択が中心だが、電離平衡の文字式の導出や、反応式の係数決定、一部構造式の記述も含まれる。 全体的な難易度は標準レベルであるが、2022年度は緩衝液に強酸を加えた際のpH変化の計算や、溶解度積を用いた沈殿生成の限界濃度の計算など、差がつきやすい応用的な計算問題が出題されたため、素早い立式と処理能力が必要である。 対策として、理論分野は酸と塩基の電離平衡や溶解度積などの頻出テーマにおいて、近似計算を含めた解法パターンを徹底的に習熟しておくこと。無機分野は遷移金属(銅など)の工業的製錬や錯イオン形成反応を整理すること。有機分野は芳香族アミンを中心とした反応経路(ジアゾ化・カップリング反応など)を正確に覚え、自力で構造式を導き出せるよう訓練しておくことが重要である。 |
2021年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 小問集合 | 合金の計算問題、ジメチルナフタレンの構造異性体の数、電気分解 | 選択 | 標準 |
| 2 | 無機化学 | 金箔、洋白、アルミ箔の成分分析、金属イオンの反応 | 短答、選択、計算 | 標準 |
| 3 | 理論化学 | 化学平衡、反応速度、エネルギー図 | 選択、計算 | 標準 |
| 4 | 有機・高分子化学 | アミノ酸・ペプチドの性質 | 短答、選択、構造式 | 標準 |
傾向と対策
| 大問4題構成で、理科2科目で120分(実質60分)である。全体的な難易度は標準レベルであるが、第2問における複数種の金属イオンの分離操作など、正確で網羅的な知識が要求される。 対策として、理論分野は反応速度や化学平衡に関する典型的な計算問題に多く取り組み、自力で素早く正確に立式・計算できる力を養うこと。無機分野は、合金の名称と成分(青銅や洋白など)や、各金属イオンの沈殿・錯イオン形成反応の色や条件を体系的に整理しておくこと。有機・高分子分野は、アミノ酸の性質やペプチド結合について深く学習し、異性体の数え上げや高分子の元素含有率の計算などの実践演習を積んでおくことが重要である。 |
2020年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 総合 | 炭素とケイ素の性質の問題。圧平衡定数の問題。生体高分子の問題。 | 選択、計算 | やや易 |
| 2 | 理論無機 | 実験器具に関する問題。沈殿の問題。錯イオンの問題。中和反応の問題。逆滴定の問題。配位数の問題。 | 選択、記述、計算 | やや難 |
| 3 | 理論 | ボルタの問題。ダニエル電池の問題。鉛蓄電池と濃度計算の問題。燃料電池と平衡移動の問題。銅とアルミニウムの精錬の問題。 | 選択、計算 | 標準 |
| 4 | 有機 | ベンゼンの性質の問題。塩化鉄反応の問題。芳香族化合物の構造決定の問題。工業的製法の問題。 | 選択、記述 | やや易 |
傾向と対策
| 例年大問は4題。選択式と物質名、化学反応式、化学式を書かせる記述式が併用されている。
例年理論と有機分野が中心で、無機に関しては融合問題として出る程度で問題は少ない。特に金属イオンの分離に関する知識を中心に問われている。年度によっては多少細かい知識が要求されているため、日ごろから教科書の備考など細かい点を確認しておくと良い。典型的な計算問題もよく出題され、時間的に比較的差が出やすい問題となっている。鉛蓄電池の濃度計算のように、典型だが時間のかかりやすい問題は差が出やすいため、勉強をする際は特に、問題を解く時間に気を付けた学習をしたい。 大学共通入学試験とは違った二次試験的な問題の中でも標準的な問題が多く出題されている。 『化学重要問題集』(数研出版)に入る前の問題集、例えば『化学基礎問題精講』(旺文社)当たりのレベルの問題集を徹底的にやる期間を設けることで高得点を狙うことができる。 他に気を付けることとしては、理論無機の融合問題に少し多めに演習をしておくと本番でも焦りにくくなるだろう。 |
2019年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 総合 | ハロゲンの性質。炭化水素の燃焼。芳香族化合物の構造異性体。基礎的な問題。 | 選択計算 | 易 |
| 2 | 理論
無機 |
金属元素の反応と性質。結晶格子。塩化ナトリウムの電気分解。やや二次試験を意識した問題内容となっている。問題の解く速度に差が出やすい問題が多い。 | 選択計算 | やや易 |
| 3 | 理論 | 沸点上昇。浸透圧の測定。分野として基本的な問題ではあるが、苦手としやすい人も多く、苦手な範囲を作らず、典型的な問題をきちんと解けるようにしておかないと危険。 | 選択計算 | 標準 |
| 4 | 有機
理論 |
機能性高分子化合物、陽イオン交換樹脂膜。二次試験として標準的な問題だが、演習が足りない人が多い分野。広く標準的な問題を解ける必要がある。 | 選択計算 | 標準 |
傾向と対策
| 例年大問は4題。選択式と物質名、化学反応式、化学式を書かせる記述式が併用されている。
例年理論と有機分野が中心で、無機に関しては融合問題として出る程度で問題は少ない。年度によっては多少細かい知識が要求されているため、日ごろから教科書の備考など細かい点を確認しておくと良い。典型的な計算問題もよく出題され、時間的に比較的差が出やすい問題となっている。そのため典型的な問題をいかに早く、正確に解けるようになるかが勝負の境目となる。勉強をする際は特に、問題を解く時間に気を付けた学習をしたい。 大学共通入学試験とは違った二次試験的な問題の中でも標準的な問題が多く出題されている。 『化学重要問題集』(数研出版)に入る前の問題集、例えば『化学基礎問題精講』(旺文社)当たりのレベルの問題集を徹底的にやる期間を設けることで高得点を狙うことができる。 |
2018年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 総合 | 還元剤を選ぶ問題。スクロースの燃焼熱を求める熱化学方程式を解く問題。糖類を基質とする酵素を選ぶ問題 | 選択計算 | 標準 |
| 2 | 無機・理論 | 空欄に合う語句を選ぶ問題。合金についての記述で正しい組み合わせを選ぶ問題。面心立方格子中の原子の半径を求める問題。錯イオンついての記述で正しいものを選ぶ問題。文章の化学反応を満たすような錯イオンと化学反応式を導く問題。 | 選択計算 | やや難 |
| 3 | 理論 | 平衡を移動させない要因を答える問題。水のイオン積の記述で正しいものを選ぶ問題。酢酸の濃度と電離度の関係のグラフを選ぶ問題。緩衝液のpHを答える問題。塩基性を示す塩を答える問題。滴定曲線で正しい記述と緩衝作用が見られる領域についての問題。 | 選択計算 | 標準 |
| 4 | 有機・理論 | 芳香族化合物の分離に関して実験を示した文章があり、それに関した問題が並ぶ。代わりに使える溶媒について答える問題。化学反応式を完成させる問題。化合物の名称、構造式を答える問題。安息香酸とフェノールを混合したのちに水酸化ナトリウムを加える反応を進めて生じる二酸化炭素の量を求める問題。 | 選択計算 | 標準 |
傾向と対策
| 大問数は例年4問であり選択式と物質名、化学反応式、化学式を書かせる記述式が併用されている。理論と有機分野が中心的であり、無機は比較的少ない。細かい丁寧な知識が要求される。計算問題も出ており、面倒であることがあるので日頃から計算問題を解いておき計算力を付けておくとよい。 |
2017年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★☆☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 理論 無機 有機 |
問 1 銅の電解精錬に関する問題 問 2 気体に関する問題、気体の状態方程式を用いて体積を比較する 問 3 有機化合物の構造に関する問題、シス・トランス異性体を持つものを選ぶ |
選択肢 | 問 1 やや易 問 2 やや易問 3 易 |
| 2 | 無機 理論 |
問 1 溶液を選ぶ、イオンの性質から考える 問 2 錯イオン生成の化学反応式を答える 問 3 溶解度積に関する問題、溶解平衡を考えながら解く |
記述・選択肢 | 問 1 やや難 問 2 標準 問 3 標準 |
| 3 | 理論 | 問 1 酸化還元に関する空欄補充 問 2 デンプンがヨウ素によって青紫色になる仕組み 問 3 反応速度の式を選択する 問 4 条件を変えたとき反応速度の変化 問 5 グラフの読み取り 問 6 グラフの読み取り 問 7 触媒に関する問題 |
記述・選択肢 | 問 1 易 問 2 易 問 3 やや易 問 4 標準 問 5 標準 問 6 やや難問 7 標準 |
| 4 | 有機 | 問 1 官能基を答える 問 2 陽イオン交換膜、陰イオン交換膜 に関する問題 問 3 芳香族化合物の構造を答える 問 4 重合 の計算問題、化学式から物質量の比を利用して解く 問 5pH の計算、イオン交換を考慮する 問 6 イオン交換後の再生 に用いる溶液を選択する |
空欄補充・選択肢・記述 | 問 1 易 問 2 易 問 3 易 問 4 標準 問 5 標準 問 6 標準 |
傾向と対策
| 問題数が多いので手際よく解いていきたい。計算問題に関してはやや複雑なものも出題されているため、しっかりと練習しておきたい。難易度は易しめであるので、教科書レベルの問題集を繰り返し演習し、ミスなく解けるようにしておくのが良い。 |
2016年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 総合 | 【無機知識・混合気体のモル分率・アルデヒドの性質】
混合気体のモル分率の計算問題は易しいが、正誤問題は選択肢の中にやや詳しい知識を必要とするものもある。 |
選択・計算 | 標準 |
| 2 | 無機理論 | 【酸化物の分類・二酸化炭素の生成・逆滴定】
酸化物の分類は化学式を選択するだけなので容易。pH計算・逆滴定の計算も基礎問題。 |
選択・計算 | 易 |
| 3 | 理論 | 【ダニエル電池・電気分解】
選択問題はイオン化傾向・酸化還元の理解ができていれば容易。電子の授受が計算に関係するので酸化還元式がかけることは必須。答えを数値ではなく文字式で表す問題もあるが、計算がない分むしろ解きやすい。 |
選択・計算 | 易 |
| 4 | 有機 | 【高分子化合物・PET・天然ゴム】
高分子化合物の立体構造と性質に関連した正誤問題・天然高分子の枝分かれ構造と網目状構造の選択問題は、しっかりとした知識がないと判断が難しい。高分子化合物の一般的知識に関する空欄補充と平均分子量の計算は易しい。 |
選択・計算 | 標準 |
傾向と対策
| 計算を含む問題・空欄に選択肢を当てはめる問題は、どの分野も基礎的な問題が多く得点しやすい。それには対して、知識に関する正誤問題は判断に手間取るものが多い。理科2科目120分の試験時間を考えると、正誤問題で時間を消費し、取れるはずの計算などを落とすことがないように、時間配分を考えて解くことが必要である。 |
2015年度入試
| 科目 | 化学 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 無機、平衡移動、有機 | 記述式 | やや易 | |
| 2 | 陽イオンの分離 | 記述式 | 標準 | |
| 3 | 希薄溶液 | 記述式 | 標準 | |
| 4 | 有機化学 | 記述式 | 標準 |
傾向と対策
| 標準レベルの出題になっている。基本的な内容を踏まえ応用させることで安定して解答を導くことができるようにする必要がある。 |
2014年度入試
傾向と対策
| 基礎的な問題。計算問題に要注意
大問1 大問2、3 大問4 |
2023年度入試
| 科目 | 生物 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 代謝 | タンパク質の立体構造、酵素(20字) | 論述 | やや易 |
| 2 | 体内環境、進化、系統 | 免疫、MHC分子、集団遺伝 | 計算 | やや易 |
| 3 | 体内環境 | 恒常性、自律神経、フィードバック | 標準 | |
| 4 | 動物の反応 | ニューロン、中枢神経、筋収縮 | 計算 | 標準 |
| 5 | —– | —– | — | — |
傾向と対策
| 大問は例年5題。記述式、選択式の併用、計算問題や論述問題も出題されている。出題範囲は「生物基礎、生物」。体内の環境、動物の反応、遺伝情報、生殖、発生からの出題が目立ち、その内容も幅広く、豊富。代謝・進化、系統からの出題も多い。実験結果、グラフ、図、表のデータを分析して解答する考察問題が多く出題されている。全体的には標準的な問題であり、全体を読解する力、文章やデータから推定する思考力が求められている。試験時間にあまり余裕はないと思われるので素早く解答したい。
対策として、教科書レベルの知識を確実に把握しておくこと、頻出の動物の反応、遺伝情報の出題にはやや内容の深いものがある。この分野を中心に生殖・発生、代謝、細胞を関連付けて学習する必要がある。実験結果、グラフ、図、表のデータを分析する設問に対しても正しく読みとり結果が何を表すかを読み取る練習をする必要がある。 |
2020年度入試
| 科目 | 生物 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★☆☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | ヒトの眼 | 目に関する生物用語を問う問題。反応の中枢の問題。神経伝達物質の問題。近くを見る仕組みの問題。視物質の問題。神経経路と視野の問題。 | 選択、記述 | 易 |
| 2 | 光合成 | C4植物の問題。カルビン・ベンソン回路の問題。炭素固定の問題。CAM植物の問題。C4植物の利点の問題。生態的地位(ニッチ)を問う問題。 | 選択、記述 | 易 |
| 3 | 遺伝情報 | クローニングの問題。形質転換の問題。プライマー設計の問題。PCRの仕組みの問題。変性の問題。 | 選択、記述 | 易 |
| 4 | 免疫 | リゾチームの問題。ナチュラルキラー細胞の問題。トル様受容体(TKR)の問題。樹状細胞の問題。サイトカインの問題。T細胞受容体(TCR)の問題。移植の法則の問題。 | 選択、記述 | やや易 |
| 5 | 生殖発生 | ウニの産卵期の問題。卵黄膜(卵膜)の問題。エキソサイトーシス(開口分泌)の問題。イオンと電位の問題。先体反応の問題。細胞骨格の問題。 | 選択、記述 | 易 |
傾向と対策
| 大問数は例年5問であり、選択式と記述式が併用されている。計算、論述が入ることもある。
体内環境と動物の反応からの出題が中心で、この分野について言えば問題も多様である。 その他生殖・発生、代謝、遺伝情報、細胞からの出題も多い医学部的な傾向にある。実験考察は慣れないとやや難な問題もある。 例年通りにやさしい問題が多く、基本的な知識の抜けは許されない。生物用語を教科書レベルで良いので、きちんと理解したうえで標準的な問題を解くのが良い。上記の頻出の分野については図説を利用してさらに深い理解をしておくことと、必ず似たような医学部的な問題を徹底して解いておくこと。実験考察に関しては多少トレーニングを積む必要がある。 文章の長さに惑わされないこと、問われていることは平易なものが多く、生物用語は早く解答し、やや時間のかかりやすい問題や化学に時間を使い、見直しを徹底した方が良い。 本年の生物は特に易しいがその分化学が多少詰まりやすい問題を採用している。簡単だからといって油断せず、正確で早い解答力を養いたい。具体的には9割は獲りたいし、時間も見直しを含めて50分を切る程度で解答したい。 |
2019年度入試
| 科目 | 生物 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 遺伝情報 | 遺伝の法則、ヒトのABO式血液型、補足遺伝子。遺伝の基本的な問題で簡単なだけに早く解きたく、落としなくないところ。 | 記述
計算 |
易 |
| 2 | 生殖発生 | ショウジョウバエの初期発生と卵形成。問われていることは基本的な生物用語のみであるため、落としたくなく、時間も書けたくない。 | 記述
計算 |
易 |
| 3 | 体内環境 | 自然免疫と獲得免疫。頻出の分野で他よりも知識の要求レベルがやや高い。医学部的な問題となるので、似たような過去問を多く解くことはしておきたい。差が出るとすればこの分野と動物の反応。 | 記述
計算 |
標準 |
| 4 | 動物の反応 | 脊椎動物の骨格筋の収縮。頻出の分野で他よりも知識の要求レベルがやや高い。計算問題にはこだわりたい。体内環境と同じく、演習は重点的に。 | 記述
計算 |
やや易 |
| 5 | 進化系統 | 生命の起源と進化。基本的な生物用語のみ。 | 記述 | 易 |
傾向と対策
| 大問数は例年5問であり、選択式と記述式が併用されている。計算、論述が入ることもある。
体内環境と動物の反応からの出題が中心で、この分野について言えば問題も多様である。 その他生殖・発生、代謝、遺伝情報、細胞からの出題も多い医学部的な傾向にある。実験考察は慣れないとやや難な問題もある。 基本的な知識の抜けは許されない。生物用語を教科書レベルで良いので、きちんと理解したうえで標準的な問題を解くのが良い。上記の頻出の分野については図説を利用してさらに深い理解をしておくことと、必ず似たような医学部的な問題を徹底して解いておくこと。実験考察に関しては多少トレーニングを積む必要がある。 文章の長さに惑わされないこと、問われていることは平易なものが多く、生物用語は早く解答し、やや時間のかかりやすい問題や化学に時間を使い、見直しを徹底した方が良い。 |
2018年度入試
| 科目 | 生物 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★★☆ | スピード | ★★★★☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 生理 | 中枢・末梢神経系の基本的な構造及び代謝内分泌に関する基本的な生理学の問題。下垂体と視床下部の位置は受験生にはやや難しいかもしれないが、他は人体の解剖生理学をきちんと理解しておれば優しい。 | 空欄補充・選択肢 | 標準 |
| 2 | 生化学 | 電子伝達系・発酵の行われる位置やATPの産生数など、細かい知識が問われる。問七の計算問題は落ち着いて考えれば容易。 | 空欄補充・選択肢・計算 | 標準 |
| 3 | 生殖・発生 | 受精に関するありきたりな問題。多くの受験生が一度は目にしたことのあるはずの典型的な問題であり、対立遺伝子の組み合わせなど、冷静に解答し確実に抑えたい。 | 空欄補充・選択肢 | やや易 |
| 4 | 神経生理 | アメフラシを題材に、反射の学習を考える問題。介在ニューロンの話など、受験生には見慣れない内容であろう。活動電位に関与するイオンを答えさせるなど、思考力が問われる。 | 選択肢 | やや難 |
| 5 | 生態 | 生態における窒素・炭素循環を問う問題。クロストリジウムなど細かな細菌の話から地球温暖化まで、つまりミクロからマクロまで有機代謝の観点から俯瞰する良問である。細菌学についての詳細な知識や地球環境に関する知識(こちらは常識)が無いと解答は難しい。 | 空欄補充・選択肢 | 難 |
傾向と対策
| 例年、遺伝と生理・生化から一問ずつ出題されており、今年も同様の傾向であった。傾向を押さえた学習で、問1から問4で合格点を目指したい。問5は基礎医学の中でもやや外れた実験的領域からの出題であった。生物学の領域は幅広く、普段から何事もよく観察し、単なる暗記に陥らず事象から論理的に考えるクセをつけたい。 |
2017年度入試
| 科目 | 生物 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆ | スピード | ★★★☆☆ |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 遺伝 | 大腸菌の長さ、バクテリオファージ、ハーシーとチェイスの実験、DNAからmRNAの配列に変換する問題、コドン表を使ったアミノ酸の決定、1塩基置換によって生じるアミノ酸を挙げる問題。 | 補充 | やや易 |
| 2 | 生殖発生 | 減数分裂の時期、染色体名称、卵・精子の形成、始原生殖細胞についての問題。 | 補充 | やや易 |
| 3 | 動物反応 | 感覚細胞で嗅細胞を選ばせる問題。受容器電位に関する問題。視細胞の種類、錐体細胞の数、音の振動数を聞き分けるしくみ。 | 補充 | やや易 |
| 4 | 動物反応 | ヒトの筋肉について、筋細胞の構造名称を答えさせる問題。実験問題は、神経の刺激から筋収縮までのじかんを計算させる。 | 計算補充 | やや易 |
| 5 | 進化系統 | 植物について、維管束、胞子体を持つようになった段階を答える問題。アブシシン酸を答える問題。植物の系統と組織に関連した選択問題。 | 補充 | やや易 |
傾向と対策
| 基本的に選択と語句解答だが、短い論述問題や計算問題が出題される年度もある。細胞、代謝、遺伝情報、生殖、発生の出題が主で、生態系の出題は見られない。基礎的な問題が多くあまりミスは許されない。計算問題や考察問題は基礎的な問題を中心に演習するとよい。 |
2016年度入試
| 科目 | 生物 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
傾向と対策
2015年度入試
| 科目 | 生物 | 解答時間 | 2科目120分 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | スピード |
設問別分析表
| 大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
| 1 | 細胞内の構造体と機能 | 記述式 | 易 | |
| 2 | カサノリの傘の再生 | 記述式 | 標準 | |
| 3 | 光合成 | 記述式 | 標準 | |
| 4 | 味覚の受容 | 記述式 | やや易 | |
| 5 | 生物の進化 | 記述式 | 標準 |
傾向と対策
| 基本的事項を問う問題が多い。今年度は特に難問といえるものがなく、これまでのものより全体的に易化した印象 |
2014年度入試
傾向と対策
| 標準的な問題。データ分析問題に要注意
問題は基礎的で基本的な内容が多いため、教科書、問題集などから基礎的な知識を確実に把握しておく。 動物の反応から多く出題され、中でも神経系・筋肉の分野からは近年五年出題が続いている。難易度がやや高いものもあるため、動物の反応の分野を中心に、ほかの分野も関連付けて学習しておくとよい。 グラフや図表のデータを分析する考察問題が出題されるため、問題の意図を即座に理解し、与えられた情報から解答を導き出す力が求められる。図説を用いて実験の内容確認と理解を深めておくこと。データ分析問題は解き方を身に着けるため、繰り返し訓練をする必要がある。教科書であまり扱われていないような内容の出題もあるが、資料集等で幅広い知識を得ておくとよい。 |
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