愛知医科大学医学部│数学の傾向と対策

愛知医科大学医学部の傾向と対策(数学)を、年度ごとに掲載しております。過去から遡って確認する事により、より良い傾向を掴み対策を立てることが可能です。

 

※難易度・スピードの☆印は5段階評価になります。

2020年度入試

科目 数学 解答時間 80分
難易度 ☆☆☆ スピード ☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 小問8問 (1)対数
(2)データの分析
(3)複素数
(4)場合の数
(5)2次曲線
(6)極限
(7)数列
(8)定積分
答えのみ やや易
2 確率、対数 余事象の確率、対数の計算 記述式(問題用紙に書き込む形式) 標準
3 整数の性質 不等式を満たす整数の個数 記述式(問題用紙に書き込む形式) やや易
4 ベクトル 空間ベクトル、座標空間における平面と球面 記述式(問題用紙に書き込む形式) 標準

傾向と対策

大問4題で解答時間80分の試験である。出題数は2016,2017年度が4題、2018,2019年度が3題、2020年度が4題だった。2017年度以降、大問1が小問集合になっており、これは答えのみを解答する形式である。出題範囲は数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、B(数列・ベクトル)
で、頻出分野は微・積分法を中心に整数の性質、確率、数列、ベクトルである。難易度は標準レベルで教科書の章末問題以上のレベルの問題で基礎力を付けたい。

2019年度入試

科目 解答時間
難易度 ☆☆☆☆☆ スピード ☆☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1
2
3

傾向と対策


2018年度入試

科目 数学 解答時間 80分
微積分を中心に全分野から幅広く出題。計算もかなり慣れる必要がある。 微積分 確率
難易度 ☆☆☆☆ スピード ☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 小問 1)指数・対数 2)分数関数  3)絶対不等式 すべて、しっかりした計算力が必要である。 答えのみ記述 標準
2 整数 n進法の計算。どう計算するかを落ち着いて考えること。 記述 やや難
3 確率 確率漸化式・無限等比級数。落ち着いて文意をとってから計算すること。 記述 やや難
4 積分法 区分求積法。式は書いてある。後はミスなく計算すること。 記述 標準

傾向と対策

断片的な知識では、太刀打ちできない。見通しをもった計算が必要で、複雑な結果にも対応できる計算力がいる。過去問などを、時間を使って何度も解き、計算に慣れることが早道である。

2017年度入試

科目 数学 解答時間 80分
全範囲からの出題であるため、穴のない学習を心掛けたい。 整数 数列
難易度 ☆☆☆ スピード ☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 数Ⅰ・A 場合の数と整数の融合問題。題意を理解して、すべてのパターンを余すことなく書き出す正確性が問われている。 記述 標準
2 数Ⅱ・B
  1. 連立漸化式の応用問題。一般項を導き出す手順は標準的なものであり、正答したい。
  2. (1)と同様の発想で解くことができるが、(1)の結果を因数分解する手法に気づけたかが鍵。
記述 標準
3 数Ⅱ ・B
  1. 与えられた条件を丁寧に立式していく。座標を設定して条件式に表す方法は経験している受験生が多かっただろう。
  2. (1)で求めた式を用いながら、図形的な理解力も問うている良問である。作業量が少々多いため、試験場では時間との戦いになるであろう。
記述 標準
4 数Ⅲ
  1. 複素数の定義に従って、条件を立式する。基本的な問題であるため、ここは落とせない。
  2. 3点が一直線になる条件さえ把握できれば、解答のプロセスは見えやすい。だが、計算量が多く完答することは容易ではなかっただろう。
記述 標準

傾向と対策

問題を解く発想自体は教科書の標準的なレベルであるため、まずはそのような問題の理解を深めていくことが有効な対策となるであろう。また、計算量が多く試験場での解答に苦しむであろう問題も散見される。日頃からの計算練習を怠ることなく、真摯な態度での学習が求められている。

2016年度入試

科目 解答時間
難易度 ☆☆☆☆☆ スピード ☆☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度

傾向と対策


2015年度入試

科目 数学 解答時間 100分
難易度 ☆☆☆☆☆ スピード ☆☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 (1)

1 (2)

数学Ⅰ 整数 記述式 やや易

標準

2 (1)

1 (2)

数学A 確率 記述式

やや易

3 (1)

1 (2)

数学Ⅲ 微分法

積分法

記述式 標準

標準

4 (1)

1

(2)

数B ベクトル

数列

記述式 標準

やや難

5  (1)

1 (2)

数学A

数学Ⅲ

平面図形

積分法

記述式

やや難

傾向と対策

大問毎に難易度がはっきりとしている。標準レベルの問題が多いが、高度な思考力を要求される問題も出題されるので、解く順番にも留意して時間切れにならないように注意してほしい。

2014年度入試

傾向と対策

記述式のため解答をつくる練習を

標準的な問題が多いが、計算問題などで時間を取られるため、スピードを意識して練習を積んでおく必要がある。教科書レベルを超えた問題も出題されるため、基礎は完璧に理解しておかなくてはならない。独特な問題も出題されるため、過去問演習をしっかりと行っておかなくてはならない。